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右手のヴィブラート | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 12 Comments
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右手のヴィブラート

投稿日時:2006年12月12日 00:22
投稿者:魚丸(ID:RZWHYhA)
右手のヴィブラートってありますか?
以前、この掲示板上で、この単語をチラリと目にしたことがあると思います。そのときは目の錯覚くらいにしか思わず追求しませんでしたが…。
記憶違いでバカなこと言ってたら、ゴメンナサイ。
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Re: 右手のヴィブラート

投稿日時:2006年12月12日 12:02
投稿者:QB(ID:NZEkdZM)
20年近く前ですが、とあるチェロの先生が、右手をうねうね波打たせたボウイングをしていのて(常に!)、、
どうやら酒臭くもないので、「どうしてそうしてるんですか?」と聞いたら「右手でかけるヴィブラートだ」という答えが返ってきました。

そのときは、冗談だと思っていたんですが、あれが本当にそうだったのか?
と、今思います。

ちなみに、その先生が学ばれた学校は上野方面だったはずですが、どなたに師事されていたかまでは覚えていません。
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Re: 右手のヴィブラート

投稿日時:2006年12月12日 12:36
投稿者:CABIN(ID:OVU5FkM)
チェロなんですが,弓の圧力を変えながらビブラート(音量というか強さの変化)を掛けるのを教えてもらった事があります。右手の人差し指と親指で圧力を調整します。 私はしませんけど....
この奏法が本当に右手のビブラートなのかは分からないのですが....
同じ原理ですが左手で開放弦にビブラートを掛けるってのも有ります。
こっちの方が簡単です,チェロのとある教本には載ってます。
[30701]

Re: 右手のヴィブラート

投稿日時:2006年12月12日 22:36
投稿者:魚丸(ID:mAk5U1A)
QB様、CABIN様、コメント有難うございます。
チェロにはどうも『ある』感じですね。

私はヴァイオリンなのでヴァイオリンについてなのですが、お二人の描写から類推するチェロの右手ヴィブラートは、ゆらゆら、くらいな感じの理解でいいですか?私のイメージするヴァイオリンの…はですね、 私、もうダメ…ヨヨヨ…←な位の感じです。このとき、弓は平行くらいに張っています(なのでちょっと前の時事ネタ)。そんなの弾くの不可能じゃん!と思うのですが。

まぁぶっちゃけ、そういう弾く姿を見たわけなのですが、あまりに奏者とレベル…というより次元が違いすぎて何をしているのかさっぱり分かりませんでした。音はどう違うの?っていうのも自分でも良く考えたのですが…よく分からないのですが、泣きが入る感じ?ヨヨヨ…なんですよ。音が震えてガタガタになるわけではありません。初心者によるビビラートとは全然違うのです。むー。やはり自分でもよく分かっていないことは質問しようもありませんね。失礼しました。

とこで、CABINさんおっしゃる左手でも同じ原理で開放弦にも、ってのは、開放弦と同音を押さえてウニウニさせる技ですか?押さえなければ左手ではかけようもない気がします。そちらも興味がありますので、よろしければざっと教えて下さい。
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Re: 右手のヴィブラート

投稿日時:2006年12月13日 12:19
投稿者:ヴァイオ(ID:GCUoEZU)

クラシックのとき・・オケなんかでは、やりませんが(やってしまうと右手が震えてるモウロクした人と思われるので・・)

 クラシック以外の、ジプシー、タンゴその他の時には私はよく右手のヴィブラートを使いますよ。曲の終わりや途中の伸ばす音のときなどには隣の弦に触らない程度にヨレヨレと動かします。特に開放弦のときには有効ですね。
 また長時間弾いていて左手が疲れているときもちょっとズルして右手でやっちゃいます。

 しかし、これは聴いている人には左手でヴィブラートをかけているように聴こえるようにしたほうがいいでしょう。

 ポイントは簡単です。左手でかけるときには、当然、音楽のテンポや音量によってヴィブラートのスピードは決まってきますが(意外にこれができない人が多い。常に同じチリメンVibとかはX) 弓でやるときもそのことをきちんと考え、音楽のテンポ、拍に合った弓のVibをかけることです。

 私はVnやVaを弾きますが、弓Vibは特に誰かに教わったわけではなく(そんなの教えてくれる人はきっと居ないし、やってる人も密かに自己流で温存してると思われる・・) 自身で勝手に覚えました。

 もちろん、弓の動かし方の練習で、一弓で強弱をつけながら動かす(人差し指で力の掛け具合を調整しながら)練習がありますので、その発展型かもしれないですね。

 あとは、ブラームスの演奏でよく使う、ソミソミソミ ミドミドミドみたいなので、ハイポジションではなく、1stでわざと移弦してひく方法がありますが、(シンフォニー1番の4楽章の序奏の部分でホルンが朗々と吹いているところのvnのパートの演奏法等) 問題なのがG線だけのときに(ドソドソドソ)この「ウネウネ」した音を出すために弓を揺らしながら弾くという方法を使うのです。 
 しかし最近のオケでは、この奏法をやらない人も多いので、廃れてきたのかもしれないです。ある程度の年齢以上の奏者は昔の演奏家の言いつけを守り実践していますが。この波打つような響きはストリングス全員でやったときは不思議な豊かな響きがします。ですがこれを嫌う指揮者もいるので、ウネウネ奏法は、やらない人もいます。こだわりの無い指揮者または、それを知らない指揮者は、ウネウネやってる人、やらない人、混じっていても何も言いません。また混在するのが良いという人もいるので、一概に指揮者を馬鹿にしてはいけませんが・・。

 よって、弓Vibは「長い一弓の人差し指」と、「ブラームスの同弦ウネウネ」の複合型の、、ようなもの、、と思っていただければいいでしょうか。。

 留意点は弓は縦に動かし横にはすべらせないように弾いたほうがよいです。しかし、これも上級になると少しだけ横滑りさせ、わずかにかすれた音を使い悲哀を込めた(すすり泣きのような)音を出すというようなワザもできます。滑らしすぎると不快な音になりますのでご注意あれ。

 みなさんも色々研究してみてください。

 大変長くなり失礼いたしました。
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Re: 右手のヴィブラート

投稿日時:2006年12月13日 12:33
投稿者:CABIN(ID:OVU5FkM)
上ナットの空中で,ビブラートのマネをします(普通より強くというか大きくかける)。
空中でなく上ナット付近を押さえてもよい。
要は,楽器を揺らして,弓と弦の圧力を変化させ,音量ビブラートが掛かるということですね。
弓をヨヨヨとさせるよりはコントロールしやすいでしょうか。
ちなみに,これは最低音の開放Cのみに云えることです。
C線開放を弾きながらでG線Cを押さえてビブラートでも良いのですが,音色の好みでしょうね。
まあ,私はいずれもしてませんね,やれと云われればこんな手があるということで...
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Re: 右手のヴィブラート

投稿日時:2006年12月13日 21:40
投稿者:魚丸(ID:JHRCcJc)
ヴァイオ様、有難うございます。ナルホド。
やっぱり企業秘密っぽい匂いが…詳しく解説してくださって有難うございます。自分にできるかと言ったら…百年後くらいになりそうですけど音色の作り方って豊富ですね!それだけ追求しているということでしょうけど。凄いの一言です。

ちなみに曲はポップス系でした。バリバリのクラシックも聞いたのですが、そのときは席が遠くてせいぜい表情が見える程度の距離でした。
『弓Vib』のほうがぴったりくる名称かもしれません。やはりまだしばらくは、音響云々生意気なことを言わずに、かぶりつきの席を選ばなくてはと思います。しかし全部丸見えなのに真似できない…原理も分からない…やはりプロは凄い。こーやるのよーって言われたくらいでできるもんではないですね。でも、密かに研究してみたいと思います。有難うございます。

CABIN様、有難うございます。
弦を押さえなくてもかかるのですね!吃驚です。
チェロ弾きさんのことも機会があればよくよく観察してみようと思います。
(といってもいわゆる正統派の弾き方というわけでもなさそうですね)

今回思い切って質問してみてヨカッタです。有難うございました。
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Re: 右手のヴィブラート

投稿日時:2006年12月13日 23:54
投稿者:ヴァイオ(ID:NFMplZY)
魚丸さま

 別に企業秘密ではないですよ。

ただ、みなさんあまりそういった事に関心が無く(教わったことも無い特殊奏法に) だれも聞いてこないし、私が右手をプルプルさせてても、「またなんか変な弾き方してるな」ぐらいにしか思っていないのでしょう。

 でも、ワールドミュージックの演奏者には、クラシックでは考えられないような面白い奏法をする人たちがいっぱいいます。真似をする必要もないでしょうが、ある種の完成されたもので、廃れていっていまいそうな物は本当に沢山あります。

もしかすると、弓Vibもこういった絶滅危惧種なのかもしれません。以前はブラームスは確かに移弦をしながら弾いてましたし。ソナタの1番や3番にも頻繁に出てきます。ソナタは移弦でやるのが当たり前ですが、最近はシンフォニーは3rdポジション使ったりして「楽な弾き方」でやっちゃっています。

 こうやって奏法や語り口、そして言葉までもが時代とともに変わっていってしまうのですかねぇ・・。
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Re: 右手のヴィブラート

投稿日時:2006年12月14日 11:19
投稿者:市井のアマ1(ID:FUUXInk)
おそわりましたよ。バナナボーイングと一緒にね。
バナナが得意な演奏家は右ヴィブラートだって使えるでしょう。
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Re: 右手のヴィブラート

投稿日時:2006年12月14日 22:16
投稿者:魚丸(ID:MpZIZoY)
ヴァイオ様。私の場合、どうもそういうことに気が付くだけの目がないのですよ(「なかった」と言いたいけど、たぶん全然ないと思うくらいで丁度でしょう…)。以前ついていた先生は、聴いたCDからおそらくこのような原理でこういう音を出しているということを分析・説明して実践させて下さいましたので、有難かったな…と思います。勉強の仕方といいますか。当時は何言ってるんだ?! という感じでしたが。やはり自分でまぐれででも実現できるレベルにならないと分からないのかもしれません。果てしない道です。。
音楽=瞬間芸術と考えれば、残ってしまう録音の位置付けは微妙なところですが、後進にとっては得がたい手掛かりとなりうると思います。分かるだけの目が欲しいです。あ!耳か。いや理解力か。。。

しかし、このように色々教えていただけるというのはとても有難いことです。
『場』は本当に最近よく思うのですが、貴重ですね。感謝です。

という訳で、市井のアマ1 様、有難うございます!
またまた新しい技が?! 寡聞にして存じませぬ。

下記の質問にも差し支えの無い範囲でお答え下されば幸いです。
1. バナナボーイングとは何?(どういう効果狙い・方法・使用例など)
2. ご自身のハンドル変更の理由は?

えぇ、2は関係ないですね。脱線です。でも、できれば知りたいので…。
よろしくお願いします。
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