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スレッド記事一覧

[52918]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 モデルY [17/07/16 21:17:29]

僕は、弓の毛替え作業は一度もやったことがありませんし、選毛作業ですら、やったことはありません。
腕の良い職人さんを全面的に信用(信頼)しているからこそ、職人的な作業に関して素人の僕は、楽器や弓の調整・修理やクリーニングに関しては、僕自身は一切やらずに、職人さんに全てお任せしています。
僕が毛替えをお願いしている工房(2か所)の職人さんは、暇さえあれば(作業と作業の合間に)、いつも選毛作業をしています。職人さんが選毛作業に集中していて、お客さんが来ているのに気付かない、なんてことはザラにあります。
毛替えの料金は、2か所とも9,000〜12,000円のレンジに収まります。
毛替え後は、毛が落ち着くまでしばらく待ってから松脂を塗った方が良いという意見があることは承知してますが、工房まで片道1時間以上の時間とそれなりの交通費がかかるため、毛替え後、弓を受け取ったらすぐにその場で松脂を塗って、毛の状態を「妥協せず」入念にチェックしている次第です。
毛替えに関しては、演奏者によって、仕上がりに対する要求度や好みに差があるので、「こういう仕上がりとなるようお願いしたい。」と依頼して、本当にその通り仕上がっているか、きちんとチェックすることが大切だと思います。
信頼関係があるからこそ、お互いに遠慮なく意見交換できるわけですし、仕上がりをチェックしたときに、ダメなものはダメとハッキリ指摘することが大事だと思います。

[52917]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 たく [17/07/16 9:28:46]

<pochiさんのご発言>
1日経つと毛がポヨヨ〜ンと出てくる事もありますが、その時には、もう一度出向きます。
それを避ける為に、預かり、という職人もいます。←←←「ボヨヨ〜ン」という言葉を使われるのが面白い。

さて、「ボヨヨ〜ン」とならないようにきつく固定することもできますが、弓・半月リング・フロッグは痛んで割れてしまうことが有ります。
楔の中に若干伸びの余裕を持って毛束を収めるのが普通だと教わりました。丁寧な仕事です。

でも、「ボヨヨ〜ン」となっただけで、文句をつけ挙句なはて、「あの職人はヘタだ」と吹聴し職人さんを困らせる人が結構いると聞いたことがあります。弓に良かれと判断し、弓に優しい張替をしたのに、文句の挙句それを宣伝しまくる変な人がいるそうです。その職人さんを理由を聞いても自分勝手に判断して。何も解っていないのにね!

それと、弦に当たる側の弓毛の張力を反対側より強くすることを進めているところもあります。そうすると、どうなんでしょうか。完全にゆるめると、馬毛の長さが微妙に違うはずだと思いますので、綺麗なリボン状にはならない。ただし、ネジで有る程度馬毛を張れば見た目は綺麗なリボン状になりますが、馬毛を触ると張り具合が違うことが解ります。
このような状態でもOKということは、数本馬毛を切る程度で、弓の性能に大きく影響するのでしょうか?そこのところが私には解りません。

私は、プロの方が羨むほどのフレンチオールドを使っています。しかしながら、5・6本切ると確かに弾き味は変わりますが、それほど演奏に影響はありません。しばらくすると、それに慣れてしまいます。まあ、私程度の技術レベルではそのような微妙なことは、関係のないお話しなのかもしれませんね。

<モデルYさん>
馬毛束から、良質な馬毛のみを選定したことがおありでしょうか。1本1本丁寧に選別する時間は、大変な時間がかかりますよ。5分や10分ではできません。
弓毛に何本(5本以上でしょうか?)かを切断することで、その張替をやり直しさせるのは、非常に酷だなと思いました。厳しい目で判断することは良いとしても、張替の値段はおいくらなんでしょうか。普通は7〜8千円、高いところでは1万5千円くらいなのかな?もっと高いところがあるかもしれませんが。
私が、自分の弓に使用する毛束を1本あたり15秒程度、150本で2250秒=37.5分。ただ選定するだけでは、バラバラになるので、私の場合は両面テープを作業台に5cm程度の長さで貼り付け、選別した馬毛をその両面テープに綺麗に先端部がそろうように、貼り付けます。まあ、大変な仕事です。色々な作業を勘案して私の場合は概ね1時間はかかります。それでも完全にはなりません。安物の使い捨ての弓に張ってある、化繊(?代用品)ならほぼ同じ規格になると思いますが、1本1本まったくな同じ規格の天然馬毛をそろえることは、いくらお金を積まれても不可能です。概ねでOKという感覚でないと、精神的にもまいっちゃいますよ。適当(≒適切)も大事だと思います。

弓の張り替えの値段はこのような作業も含まれているわけです。個人的なことですが、私がどこかの講習会で講師で赴くと、1万5千/時間程度です。馬毛を選別するのに私だったらいくら掛かるかなのですが!
馬毛を選別するだけで1万5千円/時間×1時間=1万5千円です。これに馬毛の値段、チップの製作費、敷かい方の悪い方の弓ですと、松脂がこびりつきその清掃、フロッグ金属部の汚れ等の作業および諸経費を考えると、弓毛の張り替え値段はサービスみたいなものだと思います。

ところで、おいくら支払われているのでしょうか?ご参考程度にお教えください。

[52916]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 pochi [17/07/15 8:20:18]

[52915]モデルY氏、

職人との信頼関係があるから毛替えその他を頼むのであって、信頼関係が無いと頼みません。

職人を教育するなんて、烏滸がましいと思います。

毛替えは張り替えてから1日位立たないと落ち着きませんから、その場で試奏は、あんまり良いとは思いません。

1日経つと毛がポヨヨ〜ンと出てくる事もありますが、その時には、もう一度出向きます。

それを避ける為に、預かり、という職人もいます。

私が頼んでいる職人は、革巻きやチップが勝手に変わっていたりします。貝飾りが減っていたのが変わっていた事もあります。鮑減ってたから変えといたよ、って感じです。毛替えの値段が変わったりしません。前所有者が解っているオールドフレンチの名弓です。
[52915]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 モデルY [17/07/15 0:24:34]

>pochiさんの書き込みに関して、
自分の演奏技術を向上させる事で、職人にプレッシャーを与える方が良い、と私は思います。
については賛成します。毛替え直後に松脂を塗って職人の前で僕が試奏したときに、美しい音と優れた技巧で圧倒することができるのなら、それはとても理想的なことだと思います。

一方で、
>良かれ、と思って行った職人(プロ)の仕事に対して、文句を付けるのは、あんまり良い事だとは思いません。
に関しては同意できません。
質の高い毛替え(精度の高い毛替え)と質の悪い毛替え(精度の低い毛替え)では、音量、音色、弾き心地に大きな差があります。
毛替えの仕上がりに納得できない点があれば、プロの職人に対して、その場できちんと抗議した方が、お互いにとって良いと思います。
問題点を具体的に説明するというフィードバックによって、職人の自覚と技術が改善され磨かれて行くのだと僕は信じています。
[52914]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 pochi [17/07/14 1:14:27]

[52913]モデルY氏、

良かれ、と思って行った職人(プロ)の仕事に対して、文句を付けるのは、あんまり良い事だとは思いません。

自分の演奏技術を向上させる事で、職人にプレッシャーを与える方が良い、と私は思います。
[52913]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 モデルY [17/07/13 20:24:26]

pochiさんは、
>いくら毛を選別しても、張ってみたら具合の悪い毛が残ります。
だから、弓の毛替えは、少し多めに張って、丁度良い様に、余分を切るんですよ。当たり前です。
職人の腕によって、余分の本数が違います。
と書かれていますが、きちんと選毛(せんもう)した上で毛替えした場合に、毛替えが終わった直後に切る毛の本数が、
◎0〜2本:腕の良い職人
〇3〜4本:普通レベルの職人
△5〜6本:腕の良くない職人
×7本以上:論外
だと、僕は考えています。
毛を張った後に切る毛の本数は、出来る限り少ない方が望ましいので、毛を張る前の「選毛」の時点で、ダメな毛をキッチリと除外しておいてもらいたいと思います。
ちなみに、僕は、毛替え直後に松脂を塗って音を出して仕上がりをチェックしますが、切る毛(=切除すべきダメな毛)の本数が4本を超えたときは、その場で、毛替えのやり直しをしてもらっています。
毛替えのやり直しをさせると、職人もプレッシャーを感じるのか、必ず、仕上がりのレベル(精度)が1ランク上がります。
待つ僕の方も時間がもったいないので、一発でOKとなるように、職人には、もっと精度の高い毛替えをしてもらいたいものだと常に願っています。
[52911]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 pochi [17/07/12 19:22:56]

[52909]匿名で氏、

毛替えの時には、毛に水分が含まれているので、瞬間接着剤はあっという間に固まります。

乾燥していると瞬間接着剤は固化するのに時間が掛かります。

だから、手法として、結構ポピュラーなのですよ。

当然、糸で縛ってから、瞬間接着剤です。
[52909]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 匿名で [17/07/12 19:04:09]

>本来は糸で縛ってから、両端に松脂を付けて火で炙って固めるのですが、瞬間接着剤を使う人も多いと思います。効果に違いはありません。

私は、瞬間接着剤を使用する工房は、あまり信用できません。瞬間接着剤が完全に乾燥する前に楔を打ち込み、弓と楔が接着されてしまう事があります。瞬間接着剤の表面が乾燥していても内部が乾燥していない場合に起こる現象のようです。店舗に出張して弓毛の張り替えを行う方は瞬間接着剤を使用される方が多いようですね。
昔ながらの糸で縛り松脂で固めるやり方が安全だと思います。

私は、依頼主の前で弓毛の張り替えを行ってくれる工房でないと信頼できません。
楔を再利用する所もあるぐらいですし・・・
[52906]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 pochi [17/07/12 9:49:36]

いくら毛を選別しても、張ってみたら具合の悪い毛が残ります。

だから、弓の毛替えは、少し多めに張って、丁度良い様に、余分を切るんですよ。当たり前です。

職人の腕によって、余分の本数が違います。

弓は真っ直ぐとは限らないので、毛で調整する事もありますし、ヴァイオリンは右、チェロは左曲がりに対して強く木取りをしてあるので、その分も勘案して張ります。

大音量で太いを出す時には、弓を垂直近くにしますから、両端が切れるとは限りません。フェルールの近くの中央部分が切れる事もあります。

ドライヤーで乾かしますが、温風ではなく、冷風で乾かす人もいます。温風で行う時には、毛と竿の間に厚紙を挟んで、竿に熱が掛からない様にします。

マッチや楊枝を折って、毛を半分に分けて竿の逆側に挿んで、最終的な乾燥をさせます。

本来は糸で縛ってから、両端に松脂を付けて火で炙って固めるのですが、瞬間接着剤を使う人も多いと思います。効果に違いはありません。

季節によって、毛の張り方は変えます。

これらはすべて、毛替えの講習会に行くと習います。

私は、弾き味試し要員として参加させて貰い、毛替えの講習として、一応自分でも張れます。習熟していないのであんまり上手ではありません。

/////

毛が多過ぎる弓として有名なのは、Coda Bowで、強過ぎる毛や、ボサボサ(ガサガサ)の毛が残っていて、3重になっている部分があります。8〜10本位切った方が良い、と思います。オルファのカッターナイフで簡単です。

オルファのカッターナイフは刃が柔らかく、砥ごうと思えば砥げます。

私は安全性の為に、わざと1mm程度残して切ります。
youtu.be/StBe3m4gI2g
[52903]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 たく [17/07/12 6:49:25]

モデルYさん

弓の張り替えについては、モデルYさんのお考えに非常に近い感覚を持っていることを認識しました。さらに、勉強していこうと思っております。まだまだ解らないことがあり、例えば楔に使用する材料ですが、私の場合、ヴァイオリンを製作した残りのメイプル(裏板とネックの余り)で製作しているのですが、鑿で形状を整えるときもう少し気持ちよく切断できないのかなと思っています。どうも、木目が深い材料は楔には合わないように思います。実用上は問題がないのですが、等色々考えるわけです。
まあ、弓にしろ楽器にしろ演奏技術に関しても奥が深くて、諦めずに探究し続ける以外はないように思います。
[52902]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 モデルY [17/07/12 1:39:35]

たくさん、ご説明ありがとうございます。
たくさんの考え方に賛同します。
僕のオールド弓の毛替えをしてくれている腕の良い職人さんは、工房の湿度を夏は55〜60%程度、冬は45〜50%程度に保っています。このため、自宅に持ち帰った後でも、毛の長さが大きく変動しないで済みますし、季節的な湿度の変動にも対応できます。

なお、先日ご紹介した動画
www.youtube.com/watch?v=TXk7bcVeD64
の毛替えの仕上がりについて、改めて厳しい目でチェックしてみたところ、2〜3本気になる毛(切りたくなる毛)が見つかりました。11:28〜11:32あたりをスロー再生で見ると、ほんの少しだけ「よれているような毛」や「リボン状になりきれていない毛」が2〜3本あるように見えます。
僕は、弓を受け取ったらその場で松脂を塗って音を出して毛の仕上がりをチェックしますが、その段階で、1〜2本切ってもらう場合が多いです。
もちろん、1本も切らずに済むこともたまにありますが、どうしても1〜2本は気になる毛が見つかってしまいます。

このたびは、たくさんと意見交換させていただいて、毛替えは奥が深いなと改めて感じました。
[52898]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 たく [17/07/11 12:38:14]

モデルYさん

ご返事ありがとうございます。
-------------------

映像の隠れたところを想像して発言しましたの、違っていたらすみません。

---------------------
弓の張り替加減は、同じ考えです。

一番緩めた状態で、リボン状になるのが良いと思います。ただし、弓によっては少し緩んでいる状態のほうがバランスがとれるものあるかと思います。また、弓毛は湿度が変化すると当然長くなったり短くなったりしますので、どんな状況でもきれいなリボン状にならないのは良くご存知かと思います。その時はネジを回してリボン状になるように調整してから仕舞います。
できるだけその誤差を減らすために私の環境では、室内を50〜55%程度に保ってから、張替作業を行います。私の今の環境での湿度計での計測は、概ね25から80%程度になっているからです。そうすると、50%〜55%程度の湿度で保った状態で、馬毛を馴染ませておけば、乾燥時や雨天時などの天候に対する影響は少なくすみます。
まあ、私の場合は3か月程度で張り替えます。ですので、湿度変化に対して影響が少なく、いつもきれいなリボン状に保つことができています。まあ、たまには急激な天候の変化で、緩んだり、張り過ぎたりすることがあり、張り過ぎた場合は、フロックを外しておきます。

ほぼ、モデルYさんと同じ考えではないのでしょうか!
[52892]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 モデルY [17/07/09 21:27:02]

たくさん、弓の毛替えについて詳しく説明していただきまして、ありがとうございます。ご自分で毛替えされているということで、さすがお詳しいなと思いました。
毛替えに要する時間については、たくさんのおっしゃるとおりだと思います。動画の甲斐幹久氏も、工程の最初の最初から時間をカウントすれば、さすがに10分で毛替えするのは無理でしょうから、20分程度はかかるだろうと思います。とは言え、毛をドライヤーで乾かす時間を含めて20分程度であれば、十分に早いと言えるでしょう。しかも、毛替えの仕上がりが美しく精度が高いのですから、なおさら素晴らしいと思います。
しかしながら、1点だけ、たくさんの意見に反論させていただきますと、
>また、弓毛の乾燥が終了し、ケースに収める直前で、映像では映っていませんが、フロッグのネジを何回か回して、弓毛は竿に接しない程度にセッティングされているのが解りますか?これで、美しいリボン状になります。
に関してですが、動画の11:31あたりでは、
・毛替え直後の弓(ヴァイオリンケースに収納した状態)を見ると、フロッグが巻き皮に接触している。⇒ネジが完全に緩められた状態である。
ということがわかります。
僕は、ネジを完全に緩めた状態にしても適度に毛が張った状態で、毛がリボン状になっているのが理想的だと思っています。
この動画の甲斐幹久氏の仕上がりは、そういう意味で理想的だと思います。
毛替え直後のこの動画の状態では、毛が短過ぎると感じる人も居ると思いますが、毛に松脂を塗って、しばらく演奏したら、「ごくわずかに」毛が伸びて、ちょうど良い毛の長さになるだろうと思います。
この程度の毛の長さ(短さ)であれば、弓に過剰な負荷がかかることはありません。

最期に、
>一部の映像だけ見てそれが全てであるような表現はやめましょうね。皆さんの書き込みを読む限り、そうように私は受け止めました。もし、間違っていたらごめんないね。でも、書き込みされるなら、可能な限り正確に、またその書き込みの意図する範囲等しっかりすれば、誤解が少なくなると思います。それは私にも言えることですが。皆で気を付けましょう。
については、僕もそのように思います。誤解を招く表現をしないように気を付けたいと思います。
[52891]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 たく [17/07/09 10:04:46]

ちょっと気になるので私が知りうる範囲でお話しします。
件の映像は良く知っております。また、映像の職人さんのこともよく知っております。その職人さんの手法の批判でも、皆さんのご意見の批判でもありませんので、そのつもりでお読みくださいね。

気になる1点目は、「毛替えが10分」でできているとおっしゃっていることです。映像の時間は確かに「概ね10分」ですね。半月リングに装着した楔を削るところから、ケースに仕舞うまでですね。弓毛を張り替える作業には、その他の作業が沢山あることをご存知だと思うのですが。映像だけの作業ですと「10分」は特に早いと思えません。これらの作業は全ての準備がすんでからなので、どんな職人さんでもその程度かと思われます。価格の安い弓の場合、楔を固定するため接着剤を用いている場合が多く、その取り除き作業など大変な時間を要します。弓を傷つけないためです。それから、半月リングの幅(弓により微妙に異なります)などを考慮して、弓毛の本数は初めから束ねたものを使うのでなく、1本1本丁寧に馬毛を選別し整理します。弓により強い馬毛とうまくバランスがとれるもの、細目がいいもの、奏者の好み等バラバラですよ。それを選別する時間は?また、楔は、3つ必要であることはご存知ですね。その楔が使用できない場合、新たに製作するわけですが、その時間は?かなり時間を要しますよ。
等など、弓の張り替えには準備が必要で、映像の時間はそれらが全て完了してからの映像だと思うのです。ですので「弓の張り替えが10分」とういうことで、「早業」というような評価はどうも馴染めません。

2点目は、「弓毛を切っていない」とおっしゃっていますが、ドライヤーで丹念に4分ほどでしょうか、弓毛に温風を当てて乾かしているでしょう。これにより濡れて長くなった弓毛を短く整えることができ、綺麗なリボン状にまとめ上げ易くなります。ご自分の髪の毛を洗ったあとでドラーヤーでととのえるでしょう!ただし、やりすぎると頭髪を痛めますので、中には自然に乾かす人もいるでしょう!馬毛も同じです。これを嫌う職人さんも結構おられて、自然に乾燥させるのが良いとおっしゃる方もおられます。なぜなら、水で濡らし、音風で早急に乾かすと多少弓毛が痛み弱くなるということだそうです。ということで、弓を預けてくださいとおっしゃる職人さんは多いです。ヘタとうことではなく、丁寧な対応であると思います。映像の職人さんの批判ではありません、職人さんにより色んな考えがあるということです。
水で濡らさずに張替えされる職人さんもおられます。それは弓毛を痛めるからだとおっしゃっています。そうすると、弓毛は多少乱れるので、数本切る場合もあります。全てではありません。そのような場合もあるということです。
私は、水を使用しません。

B3点目は映像でよく解らないのですが、弓の長さを決めハサミで切断し、その後弓毛を糸で結んでいますね。その時の映像をよく見てください、束ねた中央から左右にで弓毛が緩んでいるように見えませんか?表現がうまくできませんが、要するに可能な限り均一に仕上げようとしますが、完全には物理的に不可能だということです。でも最終的には均一に見えるように仕上げます。

また、弓毛の乾燥が終了し、ケースに収める直前で、映像では映っていませんが、フロッグのネジを何回か回して、弓毛は竿に接しない程度にセッティングされているのが解りますか?これで、美しいリボン状になります。

一部の映像だけ見てそれが全てであるような表現はやめましょうね。皆さんの書き込みを読む限り、そうように私は受け止めました。もし、間違っていたらごめんないね。でも、書き込みされるなら、可能な限り正確に、またその書き込みの意図する範囲等しっかりすれば、誤解が少なくなると思います。それは私にも言えることですが。皆で気を付けましょう。            
[52889]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 マグロ丼 [17/07/08 21:33:09]

モデルY様が紹介されている動画の甲斐幹久氏がヤマハのお店に来て、毛替えしていたところを見たことがあります。
わずか10分で毛替えできるとは、すごい早業だと思いますが、とても早いのに仕上がりがすごく良いですね。しかも、この動画では、毛替えの完了後、1本も毛を切っていませんね。1本も毛を切らずに、毛の長さが適切で、美しい仕上がりなのはサスガだと思います。
自分の行きつけのお店の職人だと、朝預けて夕方受け取りということで、半日待たされますが、仕上がりの精度は、動画の甲斐幹久氏と同じくらいです。
甲斐幹久氏のように早くて精度の高い毛替えができる職人が、もっともっと増えてくれたらいいのに、と思います。若手の職人の奮起に期待したいと思います。
[52883]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 モデルY [17/07/06 19:50:30]

まずは、この動画を見て下さい。
ttps://www.youtube.com/watch?v=TXk7bcVeD64
毛替えの動画ですが、毛の長さが完全に均一に揃っており、仕上がりがとても美しいと思います。まるで1本のリボンのように見えるという意味で、毛の長さについても左右のバランスについても理想的な仕上がりだと思います。
しかも、わずか10分ほどで手際よく毛替えを終えており、非常に腕の良い職人さんだと思います。
たくさんは、
>張替後に数本切るのは当たり前だと思います。職人さんの技術を左右するものではないと思います。百本以上の弓毛を1本たりとも同じような規格で揃えることは、不可能です。
と書かれていますが、僕がいつも毛替えしをお願いしている工房のベテラン職人さんは、この動画の職人さんと同じかそれ以上に素晴らしい仕上がりです。
ただし、僕が毛替えの仕上がりに対して神経質なため、その場で松脂を塗って音を出して、「あら探し」をするかのようにじっくりと厳しくチェックすると、たまに1〜2本の毛に問題が見つかり、その場で職人さんに問題点を指摘して、問題のある毛を切除してもらうことがあります。
毛の切り方に関しても、上手い職人さんと下手な職人では、仕上がりが全然違います。
下手な職人が切った場合、じっくりチェックすると「あっ、ここの毛を切ったな。」ということがわかってしまいます。
僕はカッターナイフを使って毛を切りますが、下手な職人よりも上手に切ることができますが、上手な職人さんに良く切れるナイフで切ってもらった方が仕上がりが美しいので、毛替え直後のチェックの段階で、ほんの少しでも気になる(気に障る)毛が見つかったら、切除してもらっています。
弓に毛を張る前の「選毛」の段階で、ダメな毛を完全に除去すれば、腕の良い職人さんは、最初にご紹介した動画のように、見るからに美しい毛替えができるものだと思っています。少なくとも、僕は、この動画の職人さんと同じかそれ以上のレベルで毛替えしてくれる職人さんにしか、毛替えは依頼しません。
毛替えのレベルが低いと、せっかくのオールド弓が実力を発揮できませんからね。
参考になれば幸いです。
[52882]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 たく [17/07/06 7:29:18]

私は職人ではないのですが、張替後に数本切るのは当たり前だと思います。職人さんの技術を左右するものではないと思います。百本以上の弓毛を1本たりとも同じような規格で揃えることは、不可能です。いくらお金をかけても無理です。また、弓の上下とも、糸で結んでしまうのですが、その断面形状はほぼ円形になります。それを楔を使って、私たちが見える範囲では、約8mm程度の幅(弓により異なります)の帯状に整えます。どう考えても、弓毛の緊張は1本1本一定でありませんし、材質もことなります。従って、張替後緩んでしまっている数本は切ります。どんな名人が行っても何本かは綺麗に切断したり、加熱して長さを整えます。張替後数本切断するのは、問題があるないのではなく、そのようにすれば見栄えが良いからなのだと思います。数本が弛んでいたから問題があるとはどうなんでしょうか。だって演奏中、数本弓毛を切ってしまう演奏家は沢山いらしゃいますが、弓を持ち替えて演奏されますか?その切れた弓毛のままの演奏家の音がおかしいでしょうか?ということは、数本きれただけ(切ってしまうことも含めて)では問題はないと思っています。張替後、見栄えを整えるための単純な作業です。職人さんが綺麗に切られ切れた場所が解らないと驚かれていますが、その作業は簡単ですよ。何度か練習すればだれにでもできる作業です。だって、ハサミできるだけですよ!私は自分で張替をするアマチュアですが、張替は確かに難しい作業だとおもいますが、慎重に丁寧にそして慣れればビックリするほどのことではないと思っています。でも、ちょっと手先が器用でないとできないかな?
[52881]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 モデルY [17/07/05 21:31:56]

弓の毛替えが終わって弓を受け取ったとき、僕は、その場ですぐ松脂を塗って、自分のヴァイオリンで音を出して、毛替えの仕上がりをチェックします。
たいていは、問題無し(OK )ですが、たまに1〜2本の毛に問題が見つかり、その場で職人さんに問題点を指摘して、問題のある毛を切除してもらうことがあります。
問題のある毛を自分で切除するのは面倒ですし、職人さんのように上手に切除するのは難しいので、毛替えの直後にその場で松脂を塗って音出しして、問題点が無いかどうか検証するのは、効果的だと思っています。参考になれば幸いです。

[52873]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 マグロ丼 [17/07/03 19:50:42]

いつも毛替えをお願いしている工房のベテラン職人さんは、毛替え作業が終わった後、入念に毛の状態を最終チェックしてくれるのですが、最終チェックの段階で、少ないときでも1本、多いときだと3本くらい、状態の良くない毛を、切れ味鋭いナイフでカットしています。
最初の馬毛の選別の段階で、状態の良くない毛は捨てているのですが、それでも実際に弓に張った後に、状態の良くない毛(職人さん曰く、納得のいかない毛)が見つかってしまうようで、切れ味の鋭いナイフで、1〜3本くらいカットしています。
根元から丁寧にカットされているため、どのあたりの毛を切ったのか、目で見ても全くわかりません。
[52872]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 モデルY [17/07/03 19:04:37]

僕は、弓の毛の本数というのは数えたことがなかったです。たく様のレスを読んで、今度毛替えするときに、今張っている弓毛をもらって、数えてみようとと思いました。
[52871]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 たく [17/07/03 12:03:40]

弓の毛が何本かを数えたいのであれば、フロックを外せば、簡単に数えることができます。ただし、手垢やアブラが付くと、元に戻したとき都合が悪いことになるかもしれません。ですので、どうしても気になるのなら、弓毛の張り替え時に、張り替える前の毛を、職人さんからもらえば、どうせ捨てるものですので、汚れてもかまいませんし、数えるのも簡単です。ぜひ職人さんにお願いしてみたらいいと思います。拒否されることはないと思います。本数は概ねです。弓毛の太さによりかなり本数はことなります。
[52870]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 マグロ丼 [17/07/02 23:25:08]

pochi様とモデルY様、ご回答いただきましてありがとうございました。
pochi様の書き込みを拝見して、自分の弓に何本の毛が張られているのか数えてみようとしましたが、毛が細過ぎて、しかも2重に張られているため、数えるのに難儀してしまい、結局断念してしまいました。
「150本は下らないだろう。」と思いますが、正確なところはわかりません。
お陰様で、自分の感覚は常識的なところなのだとわかり、安心しました。ありがとうございました。
[52869]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 モデルY [17/07/02 20:10:23]

僕はオールド弓に少な目の毛を張ってもらっているんですが、例えば、同じサイドの端の方だけが3本切れると違和感があります。
一方で、真ん中とか端っことか色んな箇所の毛がランダムに4本切れても、あまり違和感はありません。
僕は10本切れるまで我慢して使ったことはありませんが、僕の場合は5本か6本切れたら限界かな〜と思います。参考になれば幸いです。
[52868]

Re: 弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 pochi [17/07/02 19:27:51]

弓の毛は切れる事を想定して、2重プラス両端に2〜4本張るのが標準です。従って、4〜8本迄を想定しているのだと思われます。

一方、毛の本数の5%という説もあります。150本程度(120〜165本)ですから、やはり6〜8本で、弾き味が明らかに変わる、という事になります。(フェルールが丸型の弓だと120本程度の事もあります)

量産人工素材弓は多めに張ってある事が多く、両端以外2重以上の部分を注意深く切った方が良いと思います。

私は19歳のジョシダイセイですが、昔は良く弓の毛(弦も)を切っていました。今は切らないで弾ける様になりました。

弦はフェルールに引っ掛けなくても意識的に切ろうと思えば切れます。毛は竿に付かなくても切ろうと思えば切れます。

私が頼んでいる楽器職人は、両端に2本ずつで毛替えしているみたいです。従って、4本を想定していると思われます。
[52867]

弓の毛が切れるのを何本まで許容できますか?

[雑談・その他]
 マグロ丼 [17/07/02 14:59:36]

バイオリン弓の毛に関して、皆さんは、何本くらいまで切れることを許容できますか?
自分は、標準的な毛の量で毛替えしてもらっており、4本までは切れてもなんとか許容できますが、5本以上切れると明らかに弾き心地の悪化が感じられるので、毛替えに行きます。
「10本くらいまでは切れても大丈夫。」という人も居ますが、自分から見ると、きっと手先が鈍感な人なのだろう、とか思ってしまいます。
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