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銘器にはドミナントやエヴァピラティ? | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 5 Comments
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銘器にはドミナントやエヴァピラティ?

投稿日時:2020年12月23日 15:32
投稿者:(ID:J2YlglM)
ストラド、ガルネルなどで使用している演奏家の方が楽器にドミナントやエヴァピラティなどのナイロン弦を貼っているのをよくみかけます。
なんとなく思い込みでオールドイタリアンの銘器にはオリーブなどガット弦を使うものだと思っていました。
やはり会場ではナイロン弦が大きく鳴るのでしょうか?
【ご参考】
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Re: 銘器にはドミナントやエヴァピラティ?

投稿日時:2020年12月30日 00:41
投稿者:あい(ID:F0VYJ5Q)
単純に、弦の安定性です。安定性とは環境変化に強いという側面と
無難に良く鳴る(音量がある)のがナイロン弦なんです。
実際、無難だろという考えでチョイスされている奏者が殆どだと私は考えています。
(ナイロン弦のほうが簡単に音量があるというか、弾きやすいんです。)

会場では、ガットもナイロンも同じような音量で鳴ります。
ただ、余韻が全く違います。それは弦の余韻ではなく、弾き方が微妙に変わる
ので、響かせ方の違いからのものだと私は考えます。
ガットのほうが優しい余韻になります。それは弱弱しいものでななく、
自然に消え、目の前で漂っているような響きです。
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Re: 銘器にはドミナントやエヴァピラティ?

投稿日時:2021年01月07日 15:41
投稿者:pochi(ID:GYFFQIk)
弦(絃)には弓の毛を当てた時に「初期的伸び」が有ります。

一般に「伸び」の大きさは、
「ガット」>「人工素材」>「金属」
芯弦(絃)に成って居ます。

速いパッセージを弾くのにはこの「伸び」が小さい方が弾き易いのは自明です。しかし「伸び」を上手に「跳ね返り」使って弾くと「伸び」が大きくても寧ろ「ハッキリした発音」に成ります。「アルテュール・グリュミオー」の弾き方がその代表です。

物質には固有振動数が有るので芯材に依って音質が変化するのは当然です。

「ドミナントやエヴァピラティ」は「伸び」が比較的小さく発音が俊敏で大音量、温度や湿度に音程が左右されない特徴が有ります。「エヴァピラティ」は「伸び」が「ドミナント」依も若干大きいのですが張力が高いが為「伸び」を感じにくい、同じ弾き方なら「音量が大きい」のです。

人工素材弦でも「伸び」が小さい弦(絃)も有ります。
【Corelli Alliance Vivace】
https://i-love-strings.com/?pid=13724191
「伸び」が小さいので「弦の自由振動」に任せないと「シャリシャリ」した音に成り勝ちですが上手く弾けば大音量で発音が俊敏、耐久性にも優れています。釣糸の素材である「呉羽工業」の「フロロカーボン」芯材です。

「残響」に関しては「伸び」が大きいと楽器の「胴鳴」、「伸び」が小さいと「弦自体」に成ります。「金属弦」が最も弦(絃)自体の残響が大きく成って居ます。

弦(絃)が傷んで来ると残響は小さく成って行きます。

ヴァイオリンは音が高いので金属弦(絃)は耳障りなのであまり好まれませんが、チェロでは音が低いので金属弦(絃)が主流です。

ヴァイオリンでも金属芯材を細く数を多くして柔らかくした弦(絃)も有ります。
【Helicore】
https://i-love-strings.com/?pid=13724003
ヴィオラでは愛用者が多いのですが、ヴァイオリンでは「音が単調」なのであまり好まれません。
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Re: 銘器にはドミナントやエヴァピラティ?

投稿日時:2021年01月12日 13:53
投稿者:(ID:OHFnJjA)
Pochiさま

「物質には固有振動数が有るので芯材に依って音質が変化するのは当然です。」とありますが、その意味がよくわかりません。物理学専行のジョシダイセーに理解できるようにご説明いただけないでしょうか。
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Re: 銘器にはドミナントやエヴァピラティ?

投稿日時:2021年01月12日 15:54
投稿者:pochi(ID:GYFFQIk)
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Re: 銘器にはドミナントやエヴァピラティ?

投稿日時:2021年01月12日 13:53
投稿者:(ID:OHFnJjA)
Pochiさま

「物質には固有振動数が有るので芯材に依って音質が変化するのは当然です。」とありますが、その意味がよくわかりません。物理学専行のジョシダイセーに理解できるようにご説明いただけないでしょうか。

牛氏、

例えば、
「同じ張力・調弦でも、金属芯弦とガット芯弦なら物質の固有振動数が異なるから音色が違って当たり前」
という意味です。

振動した時「音色」=「倍音列」が異なって来ます。
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Re: 銘器にはドミナントやエヴァピラティ?

投稿日時:2021年01月12日 21:39
投稿者:E43(ID:lGJUQxA)
銘器にはガット弦で決まりや!
あのハイフェッツが愛用していたトリコロール・ガット、それを現在、完璧に再現している米国Gamut社のトリコロール・ガットを銘器に張ると、ナイロン弦では出せない本当に素晴らしい音が出せる。耐久性や安定性も優れていて、ここ日本でも半年以上使えるので、超お薦めや!

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