録音には、フランスでVictoires de la Musique(1998・99年)を受賞したシャンドス・レーベル発売の、デュティユーのヴァイオリン協奏曲(ヤン・パスカル・トルテュリエ指揮BBC管弦楽団)、ロベルト・ジェラールのヴァイオリン協奏曲(マティアス・バー
メルト指揮BBC交響楽団)をはじめ、メンデルスゾーン(エラート)、サン・サーンス(仏EMI)らの協奏曲、ジャン・ユボーのピアノとの共演によるフランク、サン・サーンス、ピエルネ、ヴィエルヌらフランスの作曲家のヴァイオリンソナタ集(エラート)等がある。
オリヴィエ・シャルリエは、14歳でプルミエ・プリを取得しながら、引き続きパリ音楽院パリ国立高等音楽院にて、ヴァイオリンをピエール・ドゥーカンに、室内楽をジャン・ユボーに学んだ。早くから開花したその才能は、ナディア・ブーランジェ、ユーディ・メニューイン、ハインツ・シェリングらの注目を受けた。
コンクールでの活躍は、17歳でのミュンヘンに始まり、モントリオール、シベリウス、ジャック・ティボー、SACEMジョルジュ・エネスコ、28歳でのインディアナポリスとニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト・国際オーディションなど、数々の国際コンクールで受賞を果たしている。経験を重ねるとともに彼は、ジャック・ティボー、ジネット・ヌヴー、クリスチャン・フェラスら、フランス楽派のヴァイオリン奏者の系譜に連なるひとりとして認め られることになった。
これまでにソリストとして、フランス国立管弦楽団、パリ管弦楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、ハーグ・フィルハーモニック、ロンドン・フィルハーモニック、BBC管弦楽団、ハレ管弦楽団、ベルリン交響楽団、ザールブリュッケン放送交響楽団、ハンブルク放送交響楽団、ヴルテンベルク室内管弦楽団、モンテカルロ管弦楽団、プラハ 管弦楽団、ザグレブ管弦楽団、モントリオール交響楽団、読売日本交響楽団、シドニー交響楽団などと共演している。
録音には、フランスでVictoires de la Musique(1998・99年)を受賞したシャンドス・レーベル発売の、デュティユーのヴァイオリン協奏曲(ヤン・パスカル・トルテュリエ指揮BBC管弦楽団)、ロベルト・ジェラールのヴァイオリン協奏曲(マティアス・バー メルト指揮BBC交響楽団)をはじめ、メンデルスゾーン(エラート)、サン・サーンス(仏EMI)らの協奏曲、ジャン・ユボーのピアノとの共演によるフランク、サン・サーンス、ピエルネ、ヴィエルヌらフランスの作曲家のヴァイオリンソナタ集(エラート)等がある。
室内楽奏者としても、ピアニストのブリジット・アンジュレとしばしばリサイタルをおこない、シューマン、グリーグ・ベートーヴェン(7、8、9番「クロイツェル」)のソナタを録音している。
1992年以来、パリ音楽院でヴァイオリン科教授を務めている。
2007年08月24日 加藤ケイコ