ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web
ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web

ヴァーシャ・プシホダ / Váša Příhoda | ヴァイオリン演奏家ライブラリ

ヴァイオリン好きのための情報サイト ヴァイオリン・ウェブ

ヴァーシャ・プシホダ / Váša Příhoda

1900年08月22日~1960年07月26日Czech
師匠:弟子:
  • なし/不明

ヴァーシャ・プシホダ(「プルシホダ」等と表記することもあり)は、1900年の8月22日ボドナニー(ポズナニ)で生まれる。彼の父アロイスもヴァイオリニストとして名声のあった人で、その父に3歳の頃よりヴァイオリンの手ほどきを受け、8歳の時に、ブラームスとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を弾きこなしたと言われている。

10歳でプラハ音楽院に入学し、ヤン・マラークに師事している。1919年にスイスやユーゴスラヴィア、イタリアで演奏するも、評判は芳しくなく、ミラノ市のカフェでアルバイトして日銭を稼がなくてはならなくなってしまった。しかし、このカフェで小さなリサイタルをひらいてもらったところ、聴衆の中にいたトスカニーニが「パガニーニでさえ、彼のようには弾けなかったはずだ。」と賞賛したことにより、イタリア各地で引っ張りだこになり、ジェノヴァ市立博物館からパガニーニの使っていたグァルネリ・デル・ジェズまで貸し与えられた。

1921年からは、南米,アメリカ,カナダを演奏旅行し、好評を博した。1931年には旧ソ連を訪問している。1940年代から、ザルツブルグやウィーン,ミュンヘンなどで後進の指導に当たった。

1960年7月27日心臓病のためウィーンで死去。

2001年10月06日 吉会芸術活動促進部主任代行