タップトーンで厚みを決める場合、その目標とする値が製作者によって違うという事でしょうか。参考に考えているのはおそらくハッチンスの研究の成果だと思うのですが、あれもオールドの名器を参考にしたのではなかったでしょうか?名器...
決められた目標厚みまで削るのではなく、板をタッピングしながらその音程がどうなのかを聞き取りながら削っていくのではないかとおもいます。つまり、木材の強度が重要なのではなく、弾性係数や比重が重要なのではないかと考えます。硬...
音の影響について定量的なことはなんとも言えませんが、経年数十年程度のスプルースと200年程度以上のスプルースが物理的に違うことは間違いないと思います。300年にもなると木材自体が痩せたり、部分的に削れたり、修復職人によって削...
弦の張力の影響を大きくうける表板の部位は主に駒の直下です。駒は2本足で表板に立っていて高音側の圧力は魂柱で受けます。低音側の圧力はバスバーで受けます。バロックバイオリンからの改造で、ネックとバスパーの交換されています。...
つまり、
ストラディヴァリが製作した当時は楽器にかかるテンションが低かったので薄くても大丈夫だったものが、だんだんとテンションが上がっていくに合わせて、材料自体がセルロースの結晶化によって強度が上がったため、バロック当時...
小原二郎氏はこう書かれています。ttp://www.wood.co.jp/kohara/nihonjintokinobunka/6-9.htm 木材が古くなるにつれて次第に弱くなっていくことは、以上の説明で 理解できる。だがいったん強くなるのはなぜであろうか。それは崩壊と 同...
いま私が認識している範囲ですが、木材の含水率が概ね15%に落ち着いた段階(切りだしてから、10年・20年単位)での強度と、300年経た木材の強度は、驚くほど違うことはないのではないかと思っています。また強度といっても、...
有名ですがヒノキの経年変化のデータです。ttp://habita-kakogawa.com/house200.html
>Xin様興味深いホームページを紹介いただきありがとうございます。じっくり見て楽しもうと思います。
湿度による変化と内部応力からの変化とは確かに違いますね。どの程度の期間でこのシーズニングというものが完了に近くなるのかも興味深いですし、それが板の厚みにどのように影響するのかも気になります。