純正な音程には2種あるのです。旋律の場合と和音の場合です。旋律ではドとレの間の二度(長二度)は5度あがって4度下がる音程です。レとミの間も同じです。これをを大全音と呼んでいます。音階練習をするときはドレミ ソラシの間を大全音で弾きます。実際の旋律を弾く場合も同様です。ピタゴラス音階と言います。しかしバッハの無伴奏のように同時に複数の音を鳴らすときは「和声的純正音階」と言ってドとミを狭くしますから結果的に一部の全音が狭い場合があります(小全音)。弦楽四重奏でチェロがド、ヴィオラがミを弾く時にヴィオラがミを低く取ると綺麗なのも同じ理屈です。しかし、ヴィオラが一人でドレミの音階を弾く場合はミが高いと綺麗です。旋律はピタゴラス音階、和声は和声純正音階と区別するのです。ちなみに平均率では全音はかなり広めですすがピタゴラスより若干狭い筈です。
ycさんお返事ありがとうございます。「音の正確さ」スレッド読ませていただきました。確かに今の私もチューナーで確かめる、と同じことをしてるのでしょうか?私は音階練習をするときハーモニーディレクターで一音ずつ確かめたり(平均律)、根音を鳴らしている中で音階練習したりしてます。もちろん分散和音も。後者の方は多分自然に純正律でとっているのかもしてませんね。私は大学オケに入るまで楽器なんぞまったくやったことの無い人間でして。でも大学オケでは相当鍛えられました。2年目にしてベートーベンの7番、ワーグナーのマイスタージンガー、などなど様々な難曲を弾きましたし。というわけで幾らかの音程感はついてきたと思います。なかなか難しいラインです。効果的音階練習ってどんなものがあるのでしょうか?皆さんのやっている練習法聞いてみたいですね。
ラフマさん、こんにちは。純正律については少し前にチューナーから始まってすごく色々な意見が出ていたことがありました。「音の正確さ」というスレッドです。かなり参考になると思いますので、是非見てみて下さい。(私も楽しんで読ませてもらいました)
初めまして。私はとある大学オケでヴァイオリンを弾いています。最近切に思っていることがあります。それは音階練習です。私は大学からヴァイオリンを始めました。右手の技術はそれなりに上手くなったのですが、やはり左手の技術は難しくて・・・そこで、音階練習を沢山して修行を積もうと思っています!私のオケでは純正律で音をとっています。こういう場合、調によって各音の音程が変わるわけですが、音階練習をする上で全て純正律で練習するべきでしょうか?それとも平均律、純正律を交えて練習すべきでしょうか?それから音階練習をする上で何かアドバイスがあれば教えてください。よろしくお願いします。