動画の状態の2本の楽器の差を、その場の腕ではどうにもできそうもないと思いました。調整などによって、どうにかなるかもしれない、ということですね。私が54201を書いた時の定義では、腕と楽器に2分した場合、調整などは楽器のほうに入れています。要するに、弦選びも含め、全てを検討して楽器をベストな状態にすることは大事なのですよね。
脇から さんいま見たので、詳しい考察ができませんが、一瞬で判断できることを書きます。前者は弦がどうこうの前に、すべてのパーツを見直す必要があると思います。松脂ではないし、弓毛の問題でもないですね。恐らく、テールピースの素材、その距離、顎当ての種類(ガルネリなのかサイドバインドのものか、黒檀か)、顎当ての装着の仕方(コルクの使い方)も感じます。あとは、D線がアルミかシルバーか、アジャスターの種類などを感じます。後者はおそらく、パーツがすべて決まっていて、優位な立場にある状態だと思いました。古い楽器の良さは、ある程度、鳴る音域が誰でもわかりやすいので、パーツ選びにしても、弦選びにしても時間がかからない。とはいえ、2年は必要かもしれません。それに比べ、モダンやコンテンポラリーは、変化していることもあるし、なかなか本性が見えにくいのが事実だと思います。辛抱強く付き合う必要があると思いますが、弦選びに関しては、1970〜90年代の弦が基準となると私は考えています。最近の弦の凄さは、提案力です。合えばとても良いが、合わなければ全くダメという感じです。無責任なコメントですみません。が、たぶん、最終的に前者の楽器が鳴ると思います。
腕95%.楽器5%は、いろんな人がそう言っているし、一般論として正しいのでしょう。しかし下の比較を聞くと、どうしようもないくらいの差を感じます。2:23あたりhttps://youtu.be/fI1N68FNTdc?t=1434:09あたりhttps://youtu.be/fI1N68FNTdc?t=249
横から さん私もそう思います。録音して、たいして音の大まかな感じは変わりません。(当然、腕に関しても)しかし、弾いている感じが全く違うので、音を保持したり、ビブラートを気にして遅めにかけたり、要は感情移入なんだと思いますが、道具により全く違います。セッテイングのなっていない楽器は5〜6分は我慢して弾けますが、30分のコンチェルトでは無理です。(少なくとも、私は無理です。)難しい技術の曲は、誤魔化せるポイントが多いのでいいとして、モーツアルトとかヘンデルのような曲は上手く楽器が響かない場合、響かせるために音量を落とすか、弓の速度を上げて(誤魔化す?)弾き方になるから、消化不良になります。潔く、そういうもんだ!とできる人と、そうでない人は分れると思います。
みもふたも無いけれど、腕95%.楽器5%です。弦を変えても変わりないですよ。
連続投稿すみません。。。ドミナントプロをはって数日しました。たぶん、安定した状態だと思います。話がそれますが、ペーターインフェルドが登場した時、(私は)正直あまり使える弦でないと思いました。感じない程度の化学調味料な味付けはしているし、張力を増せば響くと勘違いしているプレーヤーに向けたものだと思ったからがその理由です。これは、エヴァにも言えて、あまりにも低弦の張力が強すぎるんです。低弦の張力が増すと、全体の響きが得られるという商業的な錯覚に麻痺していると再確認しました。張力が増すとヴィブラートの幅が、小、中、大に使い分けられないんですよね。究極の弦などない。どんなに進化が進んでも、その答えなんだと思います。どこかで我慢して使って、日によりとてもよく響く日があったりで、演奏家は皆、そう感じながら弾いているんだとい思います。私が、ドミナントプロの評価をどうしてもしたいと思ったのは、ドミナントの進化版という点。インフェルド赤青があり、ペーターインフェルドが登場して、TIやRondoが出て、いよいよのドミナントへの回帰(チョコレートのエスコヤマみたい。)ピラストロ社よりもトマスティック社の方が弦楽器への愛情と誠実さを感じた。というのが理由です。弦の選択は、多くの人がいうドミナントとゴールドブラカットの0.26だけじゃない。もっと鳴りますよ。本当に。ということ。オリーブやオイドクサも使い方ですね。現在4つある一つにガットを張っているので、真剣に考えてしまいます。(弦の使い方はコーヒーのドリップに似ていますがコーヒーは弦の選択以上にあてになりません。)
手短に書きます。音の響き方が独特ですが、それは小さい話だと思います。この弦は、通常のドミナントとヴィジョンソロの間に位置する弦であると感じました。ドミナントの張力は、ガット系の弦に近いので、とても弾きやすいんですが演奏曲が難しくなると、楽器によっては思った通りに音が出ないことがあります。理由は様々考えられますが、一番の理由は張力が足りないためです。張力が足らないというよりも、4本全体の張力のバランスと言った方が正しいとおもいますが、ドミナントプロはその点を改善してあります。ドミナントプロはそのあたりは良く考えて作られたのか、非常に教科書通りの張力で、広く使えるものだと思います。ドミナントプロに限りませんが、セットで使い上手くいったらそれでよいと思います。が、他の弦を使っていて、たとえばA線だけ他の弦にしている人にも選択枠が一つ増えたなあと思います。決して悪い弦ではないと思います。感覚だけで書いては駄目と思いつつ、ドミナントA5.5kg,ドミナントプロA5.55kg,ヴィジョンソロA5.6kgみたいな感じの弾き心地です。ドミナントは好きだけど、もう少し音を太くしたいという方はばっちりの弦だと思います。現在あるトマスティックの弦で、これはいい弦だなあと思う弦は(価格も考慮し)ドミナントヴィジョンソロくらいだったので、もう少し時間をかけて判断したいと思いました。
ドミナントプロを試しました。まだ、考えがまとまっていないというか、明日どんな変化をしているかをみてから感想をしますね。ピラストロ社とトマスティック社の弦の差は、今から30年くらい前に戻りシノクサとドミナントの弦の差なんですよね。その後、インフェルド赤青が出てエヴァが出て、オブリガードが出て、その後色々出て、新しい弦が出てもそのうち買わなくなって。。。2社のどちらが良いか悪いか、合っている合っていないは各自判断することとして、シャープな作りはピラストロ社。幅を利かせた作りはトマスティック社なんです。そこで思うのは、弦は楽器全体の何%の影響を与えているかということなんですが、私は40%くらいかな?と感じます(多いともいえるし、少ないともいえる)。私は弦以外のパーツやセッテイングの方が影響力があるかな?と感じています。が、4本ある弦の内、1つの弦には楽器全体の甚大な影響を与える弦(EかAかDかG)があるとも思います。あまりに多い変数を感じ取りながら試行錯誤するのが弦楽器なんだと思います。
とてもいい企画ですね。すげーと思いました。どちらも良い音ですが、この映像の音だとエヴァの方がセッティングが合っていますので、弾きやすそうに感じました。音は、proの方が瞬発力があるようですね。ドミナント系らしい健康的な音で私はとても好きな発音です。エヴァは発音が実はあまり良くないと私は感じています。初速がもこもこしているんです。1mmの1/10くらいの隙間に空気が入っている感じです。たぶん、弓の力が弦に届く何かの隙間に、空白の物質があるような感じでそれが何なのかよくわかりませんが、とにかくそんな感じです。ガット系と同じのような発音が出来ますが、その空気の分、違和感を覚えます。映像のような単音だけでなく、連続する重音などの弾き比べをしていないので、聞いた感じの組成からはなんとも言えないなあ。が率直な感想です(なんとなくわかりますが)。
こちらのお姉さんが ドミナントプロ vs エバピラッチ緑 を弾き比べて公開されています。Iphone11にそこそこのマイクで録音されて違いはわかります。私はこれを聞くとドミナントプロが好きになりそうです。https://www.youtube.com/watch?v=Bo-X2-mJsjoご参考まで。
ThomastikからDominant Proという弦が新発売?されたようですが、どなたかもうお試しになった方はいらっしゃいますか?"ドミナント"プロというだけあってやはりドミナントに似ているのでしょうか?ドミナントの張りたてのジャリジャリ感と低寿命なところは似ていないのであれば是非試してみたいなと思いますが…流石にパッケージデザインを変えただけの限定デザイン!なドミナントだったりはしないですよね(笑)情報、感想等、未使用の方からも書き込みお待ちしております。
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