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暗譜について | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 22 Comments
[19810]

暗譜について

投稿日時:2005年03月22日 12:46
投稿者:チョコ(ID:OFeXmBU)
私はヴァイオリンを教えている者です。
音大を目指したいと言っている、中学生の女生徒のことで悩んでいます。


(私は大学の教授でも、助手でもないです。私がこの受験生を教えているのは、この生徒だけです。それに、もう彼女は、音大の教授についています。私は”下見”です。)


彼女はどうしても、暗譜が苦手なんです。
音大の教授に相談しても、解決できません。(音大の教授は、暗譜で苦労した経験のある人がいません)

曲に沿った物語を作ったときもありました。でも非常に、感性に合わないようでした・・・

またあるときは、「文章だったらどうやって覚えてるの?」と聞いてみました。すると、この子は”丸暗記”ということがわかりました。文章も、長くなると曲と同じで、覚えられません。


「絵のようにして図形で目に記憶する」方法もやりましたし、短い曲でも練習しました。曲の構成も、頭では理解していますが・・・
バイオリンを持ってしまうと、もう覚えてないのです(笑)


指導者の方、バイオリンを学ばれている方・・・
どうかご経験をお話くださいませんでしょうか?
暗譜の苦手意識は、どのように克服できると思いますか?
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[19811]

Re: 暗譜について

投稿日時:2005年03月22日 13:41
投稿者:QB(ID:EiAyMmM)
あくまで一つの手段として。。。

ヴァイオリンを構えて、楽譜が本人の左上に来るように譜面台の位置と高さを調整してください。(もし生徒さんがもともと左利きであれば、右上に)
そして、その位置で楽譜を見ながら練習させてみてください。
高さは通常よりかなり高い位置になると思います。
また、(おそらくそうされると思いますが)いっぺんに暗譜させようとしないでフレーズ等の塊から初めて、広げていってください。

他にも色々な方からアドバイスが有ると思います。。
[19817]

Re: 暗譜について

投稿日時:2005年03月22日 16:48
投稿者:ねこまま(ID:ETZFBUA)
日頃から非常に細かい練習をする癖をつけてはどうでしょうか?

ざっと譜読みを仕上げた後、何となくダラダラ弾いていては暗譜は宝くじを当てるような物で、本番で緊張した時など、暗譜を失敗すると思います。

小節単位、音譜単位で細かい練習をし(この音譜は弓のどこを使うなど、この音のヴィブラートはどんなヴィブラートとか....)徐々につなげていくのです。転調や借用がでてきたらしめたもの。簡単な楽曲分析は無駄にならないと思います。それらの事を考えながら弾いたら、また楽しいとも思います。
[19822]

Re: 暗譜について

投稿日時:2005年03月22日 17:49
投稿者:*雪明り*(ID:JVYUmXc)
「暗譜」と言っても、歴史の年号を赤ペン・赤シートで覚える、などの方法でやるものではないと思います。つまりその生徒さんがが文章でする「丸暗記」です。

よく暗記をするときに「ひたすら声を出して読む」とか「ひたすら書く」などと言われますが、
これは暗譜の場合では結局「ひたすら聴く」「ひたすら弾く」になると思います。

譜面を見つめていてもなかなか覚えられるものではありませんよね。
1つに、その曲をCDなどで聴いていると、長い曲でもだんだん耳についてきて、自然と所々鼻歌が出るくらい…がいいですね、そうなってくると思います。
聴くだけでもいいですが、CDに合わせて歌えるといいですね。初めは譜面を目で追って、ドレミで歌います。これなら正確に歌えるでしょう。
次から譜面をはずして歌ってみます。出来たらドレミがいいですが、「た~らららん」でも「ふーんふふふん」でもいいです。途中止まっても、とりあえず最後まで流します。「あっこうだった」「ここはいつも間違える」と、何回もやっていると、CDに合わせるように自然に頑張れると思います。
鼻歌程度でOKです。

そしてやっぱりたくさん弾くことです。特に速いところ、CDで聴いても速くて音が覚えられないところは、何回も弾いているうちに指が覚える、ということもあります。基礎練ですがカイザーの1番も、私はそうです。

音大志望の生徒さんですから、練習量はあるとおもいます。ひたすら弾くということはそこそこやっていらっしゃると思うので、
とりあえずCDなどを「聴く」のを生徒さんに勧めてみてください。これは家で暇なときにでもできますね。
[19823]

Re: 暗譜について

投稿日時:2005年03月22日 18:25
投稿者:pochi(ID:NZeZkIQ)
曲を指で覚えるのは、暗譜とは云わないと思います。

暗譜は、
○譜面を脳のシワにこすりつける。
○音で覚える。
この二つだと思います。

練習方法として、
○楽器を弾かずに譜面を良く読む
○譜面をよく見て弾く
○録音して譜面との相違を確認する
これらの作業が効果的だと思います。

暗譜が全く出来ない人は存在します。其の様な人は、初見に優れて居る傾向が有る様に思います。
[19825]

Re: 暗譜について

投稿日時:2005年03月22日 18:38
投稿者:ヘンデルおばさん(ID:lCgEdUA)
音大をめざされているということなら、ピアノもなさっていることと思いますがピアノの暗譜も苦手なのでしょうか?私などは昨日食べたものも忘れるというのに、30年前に弾いた曲はスラスラでてきます。音でもでてくるし、「楽譜」のカタチでもイメージできます。「あのページのあの当たりに・・・」とか。
 子供に文章を覚えさせるとき、文字を書き写させると効果があるので、譜面を写譜されてみてはいかがでしょうか?1度だけでなく、2度、3度・・・いずれにしても忍耐のいる作業になりそうですが・・・。ご参考までに・・・。
[19826]

Re: 暗譜について

投稿日時:2005年03月22日 18:43
投稿者:pochi(ID:NZeZkIQ)
ヘンデルおばさん氏のおっしゃる通りですね。練習方法に写譜が抜けていました。コピーが無かった時代、青焼きは読みにくいので写譜を仕方なく行っていました。
[19833]

Re: 暗譜について

投稿日時:2005年03月22日 20:06
投稿者:ししふ(ID:E5JIhhE)

[19834]

Re: 暗譜について

投稿日時:2005年03月22日 20:29
投稿者:highmoon(ID:NYcjhWI)
バイオリンを指導している方がこうした掲示板でアドバイスを求めるのはとても勇気のいることだと思います。立派な先生がいらっしゃるものだと感動しました。
私はバイオリンの指導をしたことはありませんが、学習塾で中高生を教えていたことがあります。
暗譜するというのは、暗記のようで実は暗記だけではすまない(あるいは暗記だけで済まさない方が圧倒的に楽)、という意味で英語や歴史の勉強をするのとかなり似ていると思いましたので、塾講師をやっていたころの経験談をもとに書かせていただきます。

次のくだりが気になりました。

>またあるときは、「文章だったらどうやって覚えてるの?」と聞いてみました。
>すると、この子は”丸暗記”ということがわかりました。文章も、長くなると曲と同じで、
>覚えられません。

彼女は普段の勉強(音楽以外の、です)でも丸暗記をしていませんか? もしそうであれば、効率よく情報を整理するという発想がない、というのが暗譜する上で一番のネックとなっているのではないかと思います。したがって、普段の勉強の仕方から変えてもらうのが、遠回りのようで実は一番の近道なのではないでしょうか。
ポイントは、本人に覚える量を減らす工夫をしてもらう、ということです。

塾講師をしていた当時、私の担当の生徒に何人か、なんでもかんでも丸暗記をしようとする生徒がいました。はじめこそ優等生ですが、記憶力がついていかなくなった時点で進歩がぱたっと止まります。あるいはできていたはずのことも、ちょっと条件が変わっただけでまったくできなくなります。
どうやったら覚えやすいかを自分で考えさせてやると(ここで講師、生徒ともにひどく苦労します)、そのうち最低限覚えなければならないことと、その場で考えれば済むことを区別することを覚え、知っていることを材料にして答えを推論していけるようになってくれました(”結果として”歴史や英語の成績が大きく伸びました)。

暗譜の話に戻りましょう。
楽譜全体を見渡してみると、こことここは同じ、こことここはよく似てる、とかいう具合に実は覚えないといけないフレーズは割と少なくて、覚えたフレーズがどんな順に並ぶかに注意すればいい、ということが多々あると思います。そういうパターンがなんとなく見えるようになれば、覚える量が減って楽になります。また、そうして流れを覚えていくうちに、うろ覚えの曲でも音を探りながら「ああ、そういえば次の音はこれだった」と細部をつめていけるようになるのではないでしょうか。
手前味噌ですが、私はそういうやりかたで暗譜しています。
いわゆる文系科目の勉強法と同じだと思うのですが、いかがでしょうか?
[19840]

Re: 暗譜について

投稿日時:2005年03月22日 23:24
投稿者:(ID:I0ZIY4Q)
子供の頃、私も暗譜が苦手でしたが、
「歌うこと」が自分にはとても役立ちました。
声に出せる時はもちろんですが、
たとえば電車に乗っている時なども頭の中で歌います。
譜面を思い浮かべながら丁寧に。強弱などもちゃんとつけます。
おそらく音取りのために歌うのとは違う歌い方になっていると思います。
リピートが多い曲などは途中でわからなくなったりしますが、
そういう時のために常に楽譜を持ち歩いています。
最初はしょっちゅう楽譜を見るのですが、次第に楽譜を見る回数が減ります。

これを何日も繰り返すと、いつのまにか頭の中に
譜面が印刷されたような感じになるんです。
(というより、そうなるまで歌い続けるんですが)
暗譜で楽器を弾いている時、はっきり頭の中の譜面を
見ている意識はないのですが、ふと気付くと、
やはり頭の中に譜面があるのがわかります。

これは先生に習ったわけではなく、自分で考えたやり方ですし、
一般的な方法なのかどうかはわかりませんが、
私自身にはとても役立っています。
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