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予算50万での弓探し | ヴァイオリン掲示板

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楽器・付属品 13 Comments
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予算50万での弓探し

投稿日時:2006年12月28日 17:03
投稿者:あき(ID:EkE1aDU)
これまで20万円程度の弓を使用してきました。

もう少し軽めで操作性の良い弓が欲しくなってしまい、予算50万円で次の弓を探そうと思っています。私にとっては50万でも高額なので現段階では、これ以上予算を増やすことはできません。

ただ20万の弓でも50万の弓でも大差がないようであれば、今の購入を諦めて何年か貯金をして予算を増やしてから購入するという道もあってもよいかと思っています。

教えて頂きたいことは

Q1.20万円と50万円の弓だと大差がないのかどうか。
Q2.だいたい幾ら位の弓を買えば一生満足のいく演奏ができるのかどうか。
Q3.50万円の予算で今考えているのが「ローデリヒ・ペゾルト(50万円位)」か「アルシェ(40万円位)」か「リヒャルト・グリュンケ(30万円位)」です。この3つのメーカーについて使用されている方がいらっしゃいましたら使い心地等を教えて下さい。また上記のメーカーもしくは他のものであっても50万程度で買える(オールドは考えていません)お勧めのものがありましたら教えて下さい。

ちなみに私はアマチュアの奏者です。個人レッスンを子どもの頃から続けており、現在はアマオケでも弾いていて、今後も弾き続ける予定です。ヴァイオリンは100万強程度のある程度年数の経ったドイツ製です。
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【ご参考】
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Re: 予算50万での弓探し

投稿日時:2006年12月29日 00:19
投稿者:rio(ID:MGFpUHQ)
あきさん

私も、今月新しい楽器を手に入れ、その楽器に合わせた弓を、予算50万円ぐらいで年明けから捜したいと思っています。

弓は、個体差が結構あることから、私の場合、お世話になっている楽器屋さんに予算を伝え、程度の良い中古の弓も同時に捜してもらうつもりです。同時並行で先生にも、先生の知り合いの方で不要な弓を売りたいという方
がいないか聞く予定です。

町の楽器屋さんをうろうろしてみた限りでは

実売20万円ぐらいで ブラジルのアルコスの金黒檀は総じて室が良いと感じました。

アルシェも実売50万円ならば、かなり良い品質が期待できますね。プリマ楽器さんの営業の方が出入りしている楽器屋さんでしたら、取り寄せる時間をとれば、アルシェのカタログには載っていない、いろいろなアルシェの弓を見せてもらえると思います。

そのほか実売50万円なら、銀黒檀だとローラン、ギョーム、ペドレッティ。金黒檀ならヘルベルトヴァンカ、ドルフラー、パウルス、ハロルドヴォナー、オーディノット、ヴンダーリッヒなどがありますね。 
国産の、杉藤さん、河辺さん、陳さん、高橋さんというのも十分予算に入ると思います。最近中国のロンディマさんの弓をよく楽器屋さんで見かけます。普通に良い弓だと思います。

私の経験では
①20万円と50万円の弓は同じメーカーならば、明らかに差があると思います。
②際限ないと思います。自分であきらめないと…
③弾いた感じは、同じメーカーでもかなり個体差があるので、私は書くことができません。お勧めは上記のとおりです。個人的にはペゾルトのヴォナーの刻印の物が私は3つの中では一番万人にウケるのではないでしょうか。
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Re: 予算50万での弓探し

投稿日時:2006年12月29日 01:36
投稿者:セイジ(ID:QHdGmVA)
Q1.20万円と50万円の弓だと大差がないのかどうか。

200~300万クラスの弓と比較すると、この予算では五十歩百歩の感があります。


Q2.だいたい幾ら位の弓を買えば一生満足のいく演奏ができるのかどうか。

1本でオールマイティに使える弓はないので、複数の弓を持つことになるでしょう。とりあえず人気の高いサルトリあたりを弾いてみて、なぜそんなに高いのか理由を探ってみるとよろしいのではないでしょうか。

私は実売価格3万円台のベーシックなカーボン弓でも、満足できる性能のものがあると思っています。
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Re: 予算50万での弓探し

投稿日時:2006年12月29日 01:47
投稿者:pochi(ID:IzM5QwA)
セイジ氏に賛成します。

複数の楽器屋に予算を伝えて、それなりの弓が入ったら連絡して欲しいと伝えておきましょう。既に在庫が有るのなら、試奏させて貰いましょう。ホールでなくても大丈夫ですよ。弓も楽器と同じく試奏せずに買うのは危険です。試奏しても、毛替えによって大きく変りますから、善し悪しを判断するのは非常に難しいと思います。

購入の前に、現在お使いの弓を注意深く毛替えして貰いましょう。弓購入時のリファランスにします。

日本小売価格50万円クラスの弓なら、「楽器の裏板を掘る」様な感じのものがオススメです。
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補足です

投稿日時:2006年12月30日 02:29
投稿者:セイジ(ID:QHdGmVA)
弓を選ぶ場合、20万より50万の弓がいいに決まっているという先入観は持たないことが肝要です。50万出しても外れの新作弓はありますし、10万前後でも当たりの弓がたまにあります。

要は、買い手の側にいい弓とは何かの判断基準が明確に備わっているかどうかでず。多くの良質な弓を弾き比べる経験が少ない方の場合、値段に惑わされて並みの弓を高値で掴むおそれもあります。

別のBBSで似たようなご質問があった時にお勧めしたのは、コーダボウの最もベーシックな製品です。実売価格は3万6千円ぐらい。

音色はカーボンなので木の弓とは微妙に違いますが、軽めで操作性の良い弓をお探しのようですので、一度お試しになる価値はあると思います。この値段からは信じられないほどのパフォーマンスを発揮する弓ですよ。
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Re: 予算50万での弓探し

投稿日時:2006年12月31日 11:16
投稿者:ヤパ(ID:E3Z0ZQA)
セイジさん、横からすいません。
Coda Bow ですが、個体差は大きいですか? カーボンとはいえ、楽天とかで通販するのは、やはり駄目でしょうか?
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Re: 予算50万での弓探し

投稿日時:2006年12月31日 12:29
投稿者:セイジ(ID:QHdGmVA)
>ヤバさま
お茶の水のK楽器の店頭で在庫を何本か試した経験では、最も廉価な品と最上級の品との違いは見栄えで、操作性や音色は互角でした。このメーカーの場合、中間価格帯の弓よりもベーシックなものの方がお買得だと思います。個体差は気になるほどの違いはなかったですよ。

耳元で聞こえる音色は独特の華やぎがありますが(プラスティック製品の艶みたいな感じ)、客席にどういう音が届いているのかは判りません。それも好き好きで、私は結構気に入って愛用しています。軽くて腰が強く、発音が明瞭な使いやすい弓だと思います。フレンチオールドをオケの練習場などで使うのは怖いのですが、カーボンは落としても壊れないので安心です。
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Re: 予算50万での弓探し

投稿日時:2006年12月31日 14:45
投稿者:セカンドボウ(ID:FwhoaJg)
7万円で、中国製の弓を買いました。
さして期待していなかったのですが、使ってみるとこれがかなりいいんです。前から持っている弓よりもはるかに使い心地がいいです。軽いし操作性抜群で疲れません。楽器もそうですが、中国製は捜せば掘り出し物が見つかりますよ。
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Re: 予算50万での弓探し

投稿日時:2006年12月31日 20:21
投稿者:弓男(ID:NSJSEnE)
20万円台と50万円台の弓を、例えば、それぞれ10本ずつ弾き比べると明らかに差があるのがわかります。
例えばアルシェだと、定価63万円(税込み)のProクラスの弓は、アメリカヴァイオリン製作者協会(VSA)の弓製作コンペで入賞した職人さんが手作りしたハイレベルな弓ですが、こういう弓だと長期間満足に使えるのではないかと思います。
アルシェには大瀬さんと中西さんという2人の名工がいますが、両方の作品を弾き比べると、同じアルシェの弓でも作風や弾き心地がだいぶ違って面白いですよ。同じ価格、同じレベルの弓でも、製作者が違うと、演奏者との相性というか弾き心地がだいぶ違うものです。
大瀬さんの弓は精度が高くシャープで無駄がない質実剛健な作風、中西さんの弓は温かく柔らかい優美な作風、という具合で、正反対の作風です。
60万円の予算があれば、杉藤の最高級品やJSフィンケルの最高級品も入手できますね。
あと、アルシェの場合は、トルテ、ペカット、サルトリーの3つのモデルから選べるというメリットがありますね。
定価60万円の弓なら店によっては10~20%引きしてもらえる可能性がありますので、約50万円で入手できます。
まずは、いろいろなメーカーの弓を取り寄せしてもらっていろいろ弾き比べてみて、自分の好みや相性を実際に確かめるのが一番確実だと思います。
ご参考になれば。
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Re: 予算50万での弓探し

投稿日時:2007年01月01日 01:32
投稿者:nagano(ID:R2YmYQ)
こんな意見を申し上げると怒られるかも知れませんが。
アルシェの弓は「ちょっと高いんじゃないか」と思うことがあります。製作者どうこうではなく、協会入賞者は世界各国にいらっしゃるわけですし、そういう方の弓の価格と比較しても、「かなり高い」と感じます。日本は物価が高いから仕方ないのかも知れません。結局会社全体の経営でみると、高い価格をつけなければ「成り立たない」ということだと思います。(他の職人の人件費等)品質管理等しっかりされているんでしょうけど、今一つ価格設定に納得できません。中国人製作家に追い越される時代も間違いなく来るでしょうし、いつまでもこういう高い価格設定を続けると、そのうちユーザーから見放されるのではないでしょうか。
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