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遠鳴り音の判別について | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 11 Comments
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遠鳴り音の判別について

投稿日時:2012年04月06日 05:59
投稿者:reina(ID:QHZWUkg)
疑問なのですが、ホールの最後尾まで音が届く楽器=芯の強い楽器ということでしょうか?

また、ホールで確認できれば一番良いのでしょうが、野外で確認する方法も有効なのでは?と思いましたが如何でしょうか。

(もちろん楽器の安全は確保していますので、その点についての注意はご遠慮ください)

以前、どなたかが、防音室の外で聞いても確認可能と仰っていましたが、生徒さんの楽器選びの際試してみたところ、音量に関してはよく分かりませんでした。

大ホールでは違いがよく分かるのですが・・。
最近傍でカンカン鳴る楽器が多く困っております。
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Re: 遠鳴り音の判別について

投稿日時:2012年04月06日 10:01
投稿者:ちょいちゃか(ID:JEiXJ4Q)
なかなか難しいみたいですよね。
楽器屋に話しを聞いても、結構な一流奏者でも選んじゃいけない楽器を持ち込んできて相談にのってくれ、って来るようですよ。
だから、みんな演奏家は楽器を借りて、ホールで試してから決断するんでしょうね。
わかる人もいるのかなあ?ってのは、上の話しからすると何とも言えませんね。
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Re: 遠鳴り音の判別について

投稿日時:2012年04月06日 10:06
投稿者:ちょいちゃか(ID:JEiXJ4Q)
一ついえるのは、こういうアコースティックな楽器は空間の反響を利用して鳴らすものですから、野外というのは微妙かもしれませんね。
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Re: 遠鳴り音の判別について

投稿日時:2012年04月06日 12:47
投稿者:reina(ID:mIYyAUA)
お返事ありがとうございます。
空間も含めて楽器というのは納得させられました。
職人の方は楽器の鳴り方で判別しておられますが、人により逆の意見を頂くこともあるので、難しいのだなと感じます。
私も楽器が好きでいろいろ研究してはいるのですが、分かったようなつもりになってしまってはいないか不安です。
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Re: 遠鳴り音の判別について

投稿日時:2012年04月06日 17:07
投稿者:ちょいちゃか(ID:JEiXJ4Q)
職人と演奏家別かもしれませんけどね。
何だかんだ言っても、内部構造を理解している人には、感覚だけでモノを言ってる人は勝てませんよね・・・。
しかも、演奏家は主観が強いものでしょうし。
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Re: 遠鳴り音の判別について

投稿日時:2012年04月18日 07:58
投稿者:よね(ID:UYMWRVA)
しっかり演奏できる専門家に弾き比べしてもらい、自分は同じ部屋、別の部屋、別の階、と離れて行きます。遠鳴りする楽器は離れても、音の厚みや響きが減りにくいです。そうでない楽器は、離れるほどに単なる音程くらいしか伝わらなくなります。
狭い楽器屋で、自分で弾いていてもなかなかわかりません。試奏室ではニュアンスの反応の良さや、ピアニッシモの音の響きかたなどを見るか、指ならしをする場くらいに考えるほうが無難です。

試奏室でしか弾かせてもらえない所や狭い楽器屋なら、借り出してホールなどに行くべきと思います。断わられるような所と付き合うべきではありません。
たとえ楽器屋が言うとおり遠鳴りする楽器に出会ったとしても自分の耳で遠鳴りするかどうかを確認していないので、心に疑念が残り、スランプに入るたびに楽器のせいにしたくなるものです。
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Re: 遠鳴り音の判別について

投稿日時:2012年04月19日 01:03
投稿者:pochi(ID:EyRIKDA)
野外は音が散るので却って解りにくいと思います。

結局はホールで弾いて他人に聴いてもらうしか方法はないのですが、大体は解ります。

普通の部屋での確認方法としては、
●Z音と呼ばれるズズズズズという雑音と、基音が分離して聞こえる。
●シー若しくはヒーというノイズが分離して聞こえる。
●基音が大きい。
これらを満たすと、ホールで弾いても遠鳴りする傾向があります。良心的な楽器屋は上記を聴いて発言していると思います。また、これらの特徴を有している楽器は、新作には無く、非常に高価です。

楽器屋の話は営業トークが入るので、話半分です。

もっと低いレベルで簡単な判別法としては、
★フラジオを使う方法があります。すべての弦で7倍音のフラジオが鳴る楽器は鳴ります。
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[13217]

Re: ガキゴキ ギコギコ♪

投稿日時:2004年06月17日 15:50
投稿者:pochi(ID:NAliaQA)
http://fstrings.com/board/board.asp?id=11303
[11335] 段寝具オール無い!こーとばにすれば♪
pochi [04/03/25 18:31:16]
を御参照下さい。

魂柱等の調整位では直りません。弾き潰して仕舞った楽器の復活方法は解りません。多分、分解して全ての木を休ませたら良く成るのでは無いかと思います。

http://fstrings.com/board/board.asp?id=12551
[12551] 楽器自慢2
pochi [04/05/16 4:08:28]で紹介した
Dante Fulvio Lazzari は、日本市場素人向けに薄めに削った楽器も作って居ます。そうで無い物も有りますが、日本の楽器商の要請に応えたのでしょう。Marcello Iveもその傾向が有りますが、薄めに造るのは少しだけ控えて居ると思います。

Dante Fulvio Lazzariに限らず、今世紀作で、引き込まれて居ない場合、直ぐに綺麗な音が鳴る物は、板が薄過ぎると考えて、略、間違い無いと思います。優しく弾くか、100年程保存して、木が締って硬くなった頃に弾かないとイケナイと思います。例外は、100年程寝かされた材を使って造った場合ですが、新興材木卸問屋であるモラッシがそんな木を沢山持って居るとは、考え難く、日本の素人向けに造る楽器に造る楽器にそんな木を使う可能性は極めて低いので、日本市場素人向けのクレモナ新作には、無いと思います。クレモナでは無い地方の代々続いて居る楽器職人の家には、古い材を隠し持って居る可能性も有りますから、余り弾き込ま無いでも鳴る楽器も製作可能だと思います。此れは、あくまでも私の推論です。モラッシが古い材を買い占めた可能性も有ります。

モラッシの様に30年後と云われると、ホーミー奏法で6ヶ月で鳴らし込むのも良いと思いますが、鳴らし込みが出来て居る楽器や、板の薄い楽器にホーミー奏法を沢山すると、音がガラガラ声に成って仕舞いますので、呉々も御注意を。

ホーミー奏法は、楽器にとって、鳴らし込みの劇薬ですから、少しだけお使い下さい。私の楽器は、表板に細かいハーゼが沢山飛んで居て、物凄く頑丈に出来て居りますので、ホーミー奏法をかなり行っても大丈夫です。誰も弾き込む事が出来なかったから、私のトコロに来て、ホーミー奏法その他物凄い弾き方で鳴る様に成ったのでしょう。100年以上経っても重い楽器なのですから、新しい材で余程分厚く造ったのでしょう。普通の人には弾けません。

御参考になれば、、、。

ttp://fstrings.com/board/index.asp?id=795&t=2004
ホーミー奏法(サブハーモニクス)がよく鳴る楽器は遠鳴りします。
ttp://www.marikimura.com/Site_2/subharmonics.html
marikimuraが行うずっとずっと以前から遊んでいました。弦によっては鳴らないし、運弓の技術も、ある程度必要です。
[45051]

Re: 遠鳴り音の判別について

投稿日時:2012年08月23日 01:47
投稿者:Mature(ID:IEVWlYk)
バイオリンの音は、ニスによってだいたいきまります。弾くにつれて、ニスの粒子はクラドニ図形に沿って動きます。よく響くホールできちんとした奏者が弾き続けると、遠鳴りするようになります。やはり、時間が必要ですので、若い楽器はなかなかむずかしいのでは。
しかし、そういう新しい楽器もホールで数時間弾き続けれると楽器の音は変わってきます。そのまま今度は狭いリハーサル室で弾くと、思わず、ずっこけるような音になります。(経験談)耳も慣れていなかったのかもしれませんが。
[45052]

Re: 遠鳴り音の判別について

投稿日時:2012年08月23日 08:01
投稿者:父娘Vn(ID:KZF1MgI)
広くない所で弾くときにも、広いホールで弾いたらどんな音になるかを想定しながら練習しなさいと、若い人にはよく教えていました。それは、舞台で弾いた経験が沢山ないとなかなか感覚がつかめないかも、知れませんね。ですから舞台経験はやはり大切です。野外では、どんな音かつかめないので、まず無理ですね。
自分の演奏を録音して聴いていても、こういう感覚は決して身に付きませんね。当然ですが。
[45053]

Re: 遠鳴り音の判別について

投稿日時:2012年08月23日 12:17
投稿者:匿名ヴァイオリン(ID:ExiIWRA)
>バイオリンの音は、ニスによってだいたいきまります。弾くにつれて、ニスの粒子はクラドニ図形に沿って動きます。

クラドニ図形において動くのは砂です。ヴァイオリンのニスは被膜ですから動きませんが、砂が動くのと同様な方向に動こうとするのは確かでしょう。でも、「ニスの粒子」とは何を指していらっしゃるのでしょう。
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