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贋作・真作 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 22 Comments
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贋作・真作

投稿日時:2004年02月25日 10:01
投稿者:pochi(ID:hROThpA)
ヴァイオリン族で偽物のラベルが張ってある楽器に就いて、語り合うスレッドです。出来れば、学歴詐称には敷延しないで下さい。

音が良ければ良いではないか?と云う人と、贋作は絶対にダメだと云う人がいらっしゃると思います。大いに語り合って下さい。

私は、「どちらとも云えない」という立場を取っております。
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Re: 贋作・真作

投稿日時:2004年02月25日 14:51
投稿者:yc(ID:MJBoY2U)
ラベルについて語ってもあまり意味がないですよね…?
楽器の真贋とラベルの内容はまったく関係ありませんから。そんなことを言えば、19世紀後半からMirecourtで大量生産され始めた楽器なんてA.Stradivariラベルだらけです。

「絶対ダメ」なのは悪意の有無にかかわらず、楽器の価値以上の価格で取り引きすることだと思います。問題提起の真意は真作/贋作ではなく、音で価値が決まる/名前で価値が決まるということではありませんか?

しかし、この命題も歴史的に既に結論が出ています。「名前で価値が決まる」のです。大多数が評価し続け、求められ続けている楽器(=「歴史」によって良いと判断された楽器)が高いのは市場原理です。健康状態と音の良し悪しが値段に及ぼす影響は、大筋の価値の中での誤差範囲です。

これはわかって頂き難いかもしれませんが、「音こそが重要」という考え方は、逆に贋作を蔓延らせる皮肉な結果を生んでいます。第一に重要なのは「楽器の価値判断は正しいか?」という視点であり、それが正しいという前提の上で「音が良い(好み)か?」と判断することをお薦めします。

まあ、その「価値判断」が難しいわけで、イコール信頼できる楽器屋選びとならざるを得ないのですが。それを仕事としていない人が、どれだけ頑張って研究しても、年間数百本の楽器を見ている(誠実な)専門家より正しい価値判断をするのは困難と言わざるを得ないでしょう。
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Re: 贋作・真作

投稿日時:2004年02月25日 20:11
投稿者:天音のパパ(ID:gFgJhYA)
http://home9.highway.ne.jp/music/nikki036.htm
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(起)承転結

投稿日時:2004年02月25日 22:17
投稿者:pochi(ID:QZkWgHI)
筆が滑った。

これからは、管理人yc氏にも落ちが全く解らない様に投稿します。

全投稿の消去を御願い致します。申し訳有りません。
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興味深いリンクありがとうございます

投稿日時:2004年02月25日 22:29
投稿者:セーブル(ID:NQODNFM)
天音のパパさんのリンクにあった『3番・200万円 国産の高級品』って例えば誰の作品なんでしょうか? どなたかの予想が聞きたいです(スレの趣旨と外れて失礼しました)
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Re: 贋作・真作

投稿日時:2004年02月26日 00:10
投稿者:yam(ID:YUJwSVA)
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Re: 贋作・真作

投稿日時:2004年02月25日 20:11
投稿者:天音のパパ(ID:gFgJhYA)
http://home9.highway.ne.jp/music/nikki036.htm
Re: 贋作・真作
にて「天音のパパ」さんが紹介してくれた人って、 ストラディバリウスの破格の値段が美術品としての希少価値だっていうごく当たり前のことも知らないんですね。
無知にも程がある。
まあ、一般人のレベルはこんなものなのかもしれませんが。
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Re: 贋作・真作

投稿日時:2004年02月26日 00:30
投稿者:yc(ID:NjSTlEI)
pochiさん、ごめんなさい。何か意図があったようですね。私はpochiさんの問題提起にフォローしたりしない方が良いですか?このスレはこのスレで残して頂きたい気がしますが、如何でしょう。

天音のパパさんのリンク先、ごく限られた一面だけは当たっていなくもありませんが、Stradivariが何故、数百年間多くの人を魅了し続けているのか、考えてみようともしていませんね。価格云々はひとまずどうでも良いとしても、Stradivariの仕事の素晴らしさ、それに魅了された名演奏家達の歴史に畏怖の念すら感じる私にとっては、芸術に携わる人間の言葉とは信じられません。

セーブルさん、私知っていますよ。ここでは言いませんが、DM頂ければお教えします。
[10389]

Re: 贋作・真作

投稿日時:2004年02月26日 00:32
投稿者:情報提供者(ID:VlhyNgA)
バイオリンの弾き比べで、ストラディヴァリウスに勝った「3番・200万円 国産の高級品」は、ピグマリウスの上位機種と言われるリバースのストラディヴァリウスモデルです。これは、ストラディヴァリウスの1720年製のレプリカで、キズやニスの剥がれ具合なども忠実に再現されています。いわゆる擬似オールド処理が施されているわけです。

ピグマリウスのストラディヴァリウスモデル(擬似オールド処理なし)は150万円ですが、リバースとの50万円の違いは、大変手間のかかる擬似オールド仕上げ処理をするかどうかの違いによるものです。音色・音量などは、リバースとほとんど変わりません。新作らしい新作楽器が好みならピグマリウスをお薦めします。

ピグマリウスもリバースも日本人の優秀な職人さんが製作しています。

私がその番組をビデオにとって、家族や友人と一緒に見ましたが、最も音色の評価が高かったのは、文京楽器のリバースでした。私は、演奏された4台の中では、やはり本物のストラディヴァリウスの音色が一番良いと思いましたが、リバースの音もそれに劣らず大変良いと思いました。音の大きさはリバースの方が大きく聞こえました。

その番組のおかげで、日本人が日本で製作したヴァイオリンの優秀性を改めて認識した次第です。ピグマリウスもリバースも文句無く素晴らしい楽器であり、コンサートでの使用が可能ですが、他にも、日本には、個人の製作者で同様に素晴らしいバイオリンを作っている人が何人かいます。

我々日本人が、身近な日本人の優秀な製作家の楽器の優秀性をもっと強く認識すべきでしょう。
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Re: 贋作・真作

投稿日時:2004年02月26日 00:44
投稿者:yc(ID:NjSTlEI)
…。
[10391]

Re: 贋作・真作

投稿日時:2004年02月26日 00:55
投稿者:情報提供者(ID:VlhyNgA)
yc氏のストラディヴァリウスに関するご発言はまさしくそのとおりだと思います。バイオリンは単に良い音が出ればそれで良い、というものではなく、見た目や雰囲気など総合的な芸術性も価値を生み出します。リバースもピグマリウスも何百年も使用していく中でそうした総合的な芸術性を帯びていく可能性はあると思いますが、現時点では、300年の歴史を積み重ねた本物の名器であるストラディヴァリウスの総合的な芸術的な価値には、遠く及びません。

聴衆に聞こえる音という意味での、単なる音の大きさ、音色の良さだけであれば、ストラディヴァリウスに匹敵するような新作楽器は多数ありますが、弾き手の芸術的感性に訴える力、所有者を強く魅了する総合的な芸術性という点で、この数百年間、ストラディヴァリウスはダントツの評価を受けています。

実物を手にとって良く見て、そして、実際に演奏してみれば、ストラディヴァリウスの価値が良くわかるでしょう。そこまでするのが無理でも、一流ソリストが弾いているストラディヴァリウスを近くから見れば、見る目のある人であれば、十分に価値を認識するはずです。

私は寝室に1704年製ストラディヴァリウス「ベッツ」(超一級のストラディヴァリウスの名器)の原寸大ポスターを飾って毎日朝晩見てますが、5年以上毎日朝晩見ているにもかかわらず、全然見飽きないばかりか、ますます奥深い魅力を感じています。長く見ていると、なんとしても手に入れたい、1度でいいから触ってみたい、1度でいいから弾いてみたい、という欲求が高まってきます。

ポスターでさえこれほどの魅力を伝えてくれるのですから、実物の魅力はいかばかりでしょう。

たしかに数億円という値段に対してはいろんなご意見があろうかと思いますが、現存するストラディヴァリウスの名器の数に限りがある以上、価格は需要と供給の原理で決まります。あらゆる手を使って、なんとしてもストラディヴァリウスが欲しいとい言う大富豪のアマチュアバイオリニストが、1台のストラディヴァリウスを100億円で買うと言えば、その1台は100億円で売れてしまうわけです。

今の例は極端ですが、5億円とか10億円のストラディヴァリウスはあるわけで、それは、その値段を出す価値があると認めた人とその値段であれば売っても良いという人の合意による価格ですから、誰もその値段を変えることはできませんし、非難したところで、当人達には何の影響もありません。

バイオリンは音楽をするための道具としての楽器である、と言う人は、何億円も出さなくても、実用的な楽器が常識的な価格で買えます。先ほど述べた文京楽器のピグマリウスなどは典型的な例でしょう。(ピグマリウスは、単に実用的であるだけでなく、価格以上の美しさ・芸術性が感じられます。)

いずれにしても本物のストラディヴァリウスを見て(あるいは手にして)何も心を動かされないようなバイオリン弾きは、感性や魂が死んでいると言っても過言ではないでしょう。
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