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予算100万で一生ものの楽器 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 104 Comments
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予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月23日 23:47
投稿者:matatabi(ID:GUN3A1k)
こんにちは。幼少時に習っていたヴァイオリンを昨年から20ウン年ぶりに再開した者です。もう一度楽器の持ち方から始めて、やっとヴィヴァルディa-molまでたどり着きました。

今は家に転がっていた鈴木の楽器を使っているのですが、ヴァイオリンが楽しくて、これからもずっと弾いていきたいと思っているので、そろそろ一生ものの楽器を購入したいと考えています。予算は自分としてはかなり頑張って100万です。

そこでご相談なのですが、超初級アマチュア(今の私)が上級アマチュア(未来の私?)になっても、物足りなくならずずっと使い続けられるような予算100万の楽器として、どんなものが考えられるでしょうか?

楽器として優れていれば国籍、年代にはこだわらないつもりです。
大手メーカーのものは、今が鈴木なのであまり気が進まないのですが、各メーカーの上級ラインのものなどは100万くらいしますよね。こういうのは実際どうなのかというのも気になるところです。

そのレベルならまだ購入しないほうがいいよ、というご意見でも結構です。幅広いアドヴァイスをよろしくお願いします。
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Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月24日 00:29
投稿者:rio(ID:JoJZWAg)
私も予算100万ぐらいで楽器を探し始め、結局今の楽器(イタリーのMario Gaddaという製作家の作品)に出会いました。私の私見としては、たくさんの楽器を弾いて、自分の好きな音色、楽器のサイズ(私の場合ネックの太さやスクロールの顎の位置が気になり、その部分は特に気をつけました)をはっきりさせてから楽器を探しをしたほうがいいと思います。特に楽器として優れているものをお探しならば、まず、先生やプロの方の楽器を弾かせてもらい、良い楽器とはどんなものかを再確認した方が良いと思います。楽器店の楽器やアマチュアの楽器は、時にはコンディションが悪いことがあるので、なるべく職業演奏家の方の楽器が良いと思います。
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Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月24日 00:46
投稿者:pochi(ID:FgIDFkI)
Mario Gaddaの真作は、100万円では買えません。

こんな質問に真正面から解答を書けるのは、私だけなので、書き込みます。

あなたが日本に御住まいで、日本に永住する御心算で有るのなら、

鈴木郁子師
〒569-0086 大阪府高槻市松原町6-3 バイオリン工房 クレモナ 
Tel.0726-75-9871 Fax.0726-75-9871
e-mail:ikuko-suzuki@kcc.zaq.ne.jp
の最新作を御勧め致します。

見れば見る程、美しい楽器で、弾けば弾く程愛情が湧くと思います。この人は、今日の所、日本では、手を抜いて作品を造る事は絶対に出来無い立場に有ります。値段は、100万円です。御買い得間違い無しです。明日の事は知りません。

私は、ビソロッティ・モラッシ・スコラリ・コニア依りも好きです。非常に繊細で密度感の濃い音が出ます。音量・弾き易さは中位です。ストラディ型に近いオリジナルの作風です。アーチが独特です。非常に良い材料を使って居ます。引きこなすのに2000時間程掛かるでしょう。現在生きている人が死ぬ迄に、弾き潰す事は、略不可能でしょう。

こんな事を書き込んだら、値段が跳ね上がるのでは無いかと恐れて居ります。

清水の舞台から飛び降りた投稿でした。でも私は天狗だから、死な無いのです。

楽器には当たり外れが有る事も忘れずに、、、
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Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月24日 01:16
投稿者:アドヴァイザー(ID:JFmTaYg)
定価のある楽器はたいてい10から20%OFFで買えるので、予算が100万円程度ということであれば、定価150万円までの楽器が「圏内」であると思います。

ということで、定価150万円までであれば、ピグマリウス・ルビーノやリバースが断然お薦めです。150万円のピグマリウス・ルビーノの最高級モデルは、200から300万円程度のクレモナ製新作バイオリンと同等以上の性能(音だけでなく見た目も含む)があります。

千住真理子さんは定価150万円のピグマリウス(特別品ではなく普通の市販品)をコンサートホールで使用しているように、ピグマリウスは、ソリストが本番で使用できるような楽器なのです。トッププロ奏者が本番で使えるのですから、上級アマチュアであれば、本人が一生楽しめるのみならず、孫の代まで満足して使い続けることができるでしょう。

「ピグマリウス」というスレッドに、ピグマリウスのことが詳しく書かれてますので、ぜひご覧下さい。

ちなみに鈴木の最高級品も150万円でこれも大層立派な楽器ですが、ピグマリウスにはあと一歩及ばないように思います。

matatabi さんは「楽器として優れていれば国籍、年代にはこだわらないつもりです。」とおっしゃっていながら、同時に「大手メーカーのものは、今が鈴木なのであまり気が進まないのですが」とすごく矛盾したことをおっしゃっていますね。実際、そういう矛盾した人が日本にはすごく多いのです。

弾きやすさ、音の出しやすさ、音色の良さ、音量の大きさ、遠達性、見た目の美しさ、故障・トラブルの少なさ、といった性能本位で選ぶことのできる人であれば、ピグマリウスやリバースがいかに優れた楽器であるかに気づくはずです。

クレモナとかイタリーとか、GBモ○ッシーとかFビソ○ッ×ィーとか、製作地や製作者といったブランド的な要素に惑わされているうちは、楽器の購入は差し控えた方が良いでしょう。

とにかく、たくさんの楽器を試奏して、性能本位で楽器を選べるようになってから買った方が絶対にいいですよ。やたら高いだけで性能的にはカラッポの外国製バイオリンを買うという愚行だけは避けて下さい。

日本の個人の製作者の中にも、150万円以内で購入できる優秀な楽器を作っている人が何人かいますが、残念なことに、ピグマリウスのように一般のお店には流通していないので、見ること、試奏することはおろか、入手は困難です。

ピグマリウスと弾き比べて、ピグマリウスよりも性能的に上回っている楽器があればそれを買うのが良いと思いますが、そういう楽器はたいていピグマリウスの2~3倍程度の値札がついています。

とにかくブランド志向を捨てて性能本位で楽器を見る訓練をするのが先決です。
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Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月24日 01:38
投稿者:pochi(ID:FgIDFkI)
私が紹介した楽器は、「ピグマリウス」依りも確実に高級品です。楽器の出来(格)が違います。

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Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月24日 00:46
投稿者:pochi(ID:FgIDFkI)
Mario Gaddaの真作は、100万円では買えません。

こんな質問に真正面から解答を書けるのは、私だけなので、書き込みます。

あなたが日本に御住まいで、日本に永住する御心算で有るのなら、

鈴木郁子師
〒569-0086 大阪府高槻市松原町6-3 バイオリン工房 クレモナ 
Tel.0726-75-9871 Fax.0726-75-9871
e-mail:ikuko-suzuki@kcc.zaq.ne.jp
の最新作を御勧め致します。

見れば見る程、美しい楽器で、弾けば弾く程愛情が湧くと思います。この人は、今日の所、日本では、手を抜いて作品を造る事は絶対に出来無い立場に有ります。値段は、100万円です。御買い得間違い無しです。明日の事は知りません。

私は、ビソロッティ・モラッシ・スコラリ・コニア依りも好きです。非常に繊細で密度感の濃い音が出ます。音量・弾き易さは中位です。ストラディ型に近いオリジナルの作風です。アーチが独特です。非常に良い材料を使って居ます。引きこなすのに2000時間程掛かるでしょう。現在生きている人が死ぬ迄に、弾き潰す事は、略不可能でしょう。

こんな事を書き込んだら、値段が跳ね上がるのでは無いかと恐れて居ります。

清水の舞台から飛び降りた投稿でした。でも私は天狗だから、死な無いのです。

楽器には当たり外れが有る事も忘れずに、、、
に反論出来る人は、世界中に誰一人居ません。私なら、反論は出来ますが、しません。今日は、最新作に成って居ないかも知れません。「イツァーク・パールマン」・「江藤俊也」でも反論不可能です。彼等は無知だからです。

念の為、彼女と利害関係は一切有りません。宣伝でも有りません。私は様々な理由で買いません。無料なら、少し位は弾いてあげても良いかなと思いますが、面倒なので致しません。

全く参考に出来無い投稿ですね。ド素人の19歳の小娘の投稿ですから。

失礼致しました。
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Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月24日 03:57
投稿者:rio(ID:NYJgJzM)
>Mario Gaddaの真作は、100万円では買えません。

Pochiさん、そのとおりです。説明不足でしたすみません。

私の場合、好きな音、弾きやすさを求めると最終的に購入予算は300万円を少し超えました。また直接MarioGadda本人から買ったわけではなく、楽器屋さんから買いましたので真作がどうかはわかりません。
また私には真贋を見分けるだけの見識もありません。製作家を選んで買ったのではなく、アマチュアが長く使う楽器として選択したので、真贋はどうでもいい問題です。予算の許す範囲で購入しただけです。

楽器には当たり外れもあるし、弾き手との相性もあるので(それは演奏技術の問題であったり、演奏家の感性の問題であったりしますが…)、純粋に良い楽器がほしいならばpochiさんのお勧めの大阪クレモナの鈴木さんの作品も数ある候補の中のひとつとして、幅広い選択肢の中から探したほうがいいと思います。

また、弾き手自身のスタイルが確立されていない時には、相性の良い楽器は変わってゆくこともあるので(お金に余裕のある方は別ですが)急いで買うよりは、しっかり技術を磨いてからの方がよろしいかと思います。
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Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月24日 04:15
投稿者:pochi(ID:FgIDFkI)
Mario Gaddaは、贋作を造る名人です。Mario Gaddaが造ったであろう有名なモダンは、真作依りも高値で取引されています。何れにせよ200万円~の楽器です。従って、matatabiの要求するものとは違います。

私の投稿は、あくまでも今、100万円で日本国内に永住する条件で最も良い楽器を提示した心算です。

>また、弾き手自身のスタイルが確立されていない時には、相性の良い楽器は変わってゆくこともあるので(お金に余裕のある方は別ですが)急いで買うよりは、しっかり技術を磨いてからの方がよろしいかと思います。
++++++
これも正論ですが、今、御予算内で買えて、一生後悔しない楽器を提示しました。楽器購入で弾き手のスタイルが確立する事も稀ではありません。

それでは
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Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月24日 11:05
投稿者:Mr Z(ID:kkQzRoA)
ブランドに惑わされるなとは言っても、ピグマリウスも一種のブランドですよね?中国製の100万円の素晴らしい楽器があったとして、買うのはやはり勇気がいると思います。素人の場合ちょっと試奏したくらいではなかなか良し悪しは分からないのでどうしてもそういう情報というのは無視できないと思います。

日本人製作者の場合、オリジナルで作ってもらうという手もありますね。仕様や好みなどを注文することもある程度可能でしょうから、既存品とはまた別の楽しみがあると思います。リスクも多少ありますが信頼できる製作者であれば大きな当たり外れはないでしょう。100万円で製作者から直接買えばアマチュアには十二分な質のモノが買えると思います。弓の予算も確保しなくてはいけないので、80万を楽器、20万を弓でも十分かと思います。もちろん上を見ればキリがありませんが。

私自身日本人の新作を20年近く愛用していますが、楽器の限界性能を引き出すには到底至っていません。上手くなるにしたがって確実に音もよくなっています。
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Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月24日 12:10
投稿者:ヨゼフ(ID:Qlc0gZM)
私の楽器にはラベルが貼ってありません。
そういう楽器がドイツなどで教材用(?)と
して製作されていた時期があったとか何と
か聞きました。音は気にいってます。
70万でした(20年前のお値段ですが)。
『しっかりとした作りだから、紙が貼ってあれ
ば120万だよ』といわれました。
私はまだまだ楽器の能力を使いこなしてい
ないし(師匠が弾くと判ります)私が死ぬま
でには潰れそうに有りません。
[11321]

Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月24日 12:50
投稿者:アドヴァイザー(ID:J3VCA5Y)
pochi氏ご推薦の鈴木郁子女史の80万円のヴァイオリンを2台試奏したことがあります。pochi氏の褒め方は、褒め殺しのようでいただけませんが、大変丁寧に作られているので、コストパフォーマンスに優れた良い楽器だと思います。

ピグマリウス・ルビーノには定価80万円のモデルがありませんので、ここでは60万円のモデルと比較しますが、80万円の鈴木郁子女史の楽器と60万円のピグマリウス・ルビーノは、音色・見た目の好き嫌いを度外視すれば、ほぼ同等の性能だと思います。

150万円のピグマリウスと鈴木郁子女史の楽器を同時に弾き比べたことがありますが、1音弾いただけでも性能の差は歴然としていました。価格が2倍違うのだから当たり前とも言えますが、200万円の本場クレモナ製でも鈴木郁子女史の楽器に及ばないものもありますので、楽器の値段というのは全く当てになりません。

鈴木郁子女史のように日本には優れたヴァイオリン製作者が何人かいるのは事実です。ただ、残念ながら、彼らの優れた作品を見る機会はなかなかありません。年に1度秋に東京で開催される弦楽器フェアが唯一の機会と言っても過言ではありません。

自分の知り合いで弦楽器フェアに行った人は、みな一様に日本の優秀製作者の作品やピグマリウスなど日本製のヴァイオリンを褒めます。でも彼らが実際に使っている楽器、実際に買う楽器は、外国製です。

250万円もするクレモナの巨匠のヴァイオリンを持っている知人が、「弦楽器フェアで弾いた130万円の園○さんの楽器には負けたー。」と言うのを聞いたことがあります。

日本製ヴァイオリンの優秀性に日本人がもっと注目すべきなのですが・・・。弦楽器に関する日本人の(馬鹿馬鹿しい)舶来志向が是正されるのはいつになるのやら・・・。
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