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ガット弦と奏者について
投稿日時:2001年06月25日 03:13
投稿者:すとらでぃーん(ID:ZYhodoA)
初めてお伺いします。
全く聴くほう専門なのですが、弦楽器はすべて好きです。
ところで弦には金属とガットの二つが使われているようですが、
モダン仕様の奏者でガット弦を使っている有名な奏者といったら
どのような人がいるのでしょうか?
(CDを出している人ならかなり古くても構いません。)
たしかチェロのイッサーリスなんかはガットにこだわっていると
聞いておりますが、ヴァイオリンやヴィオラ、チェロの著名な
他の奏者でもいるのでしょうか?
高い、不安定などとどこかで読んだことがありますが、弾けないので
詳しいことは分かりません。ほかにどんな違いがあるのでしょうか?
どなたか教えてくださいませ。
全く聴くほう専門なのですが、弦楽器はすべて好きです。
ところで弦には金属とガットの二つが使われているようですが、
モダン仕様の奏者でガット弦を使っている有名な奏者といったら
どのような人がいるのでしょうか?
(CDを出している人ならかなり古くても構いません。)
たしかチェロのイッサーリスなんかはガットにこだわっていると
聞いておりますが、ヴァイオリンやヴィオラ、チェロの著名な
他の奏者でもいるのでしょうか?
高い、不安定などとどこかで読んだことがありますが、弾けないので
詳しいことは分かりません。ほかにどんな違いがあるのでしょうか?
どなたか教えてくださいませ。
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[ 4コメント ]
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Re: ガット弦と奏者について
投稿日時:2001年06月25日 12:55
投稿者:yc(ID:MHVRYXg)
すとらでぃーんさん、こんにちは。
ハイフェッツは一部ガット弦を張っていたという話を読んだことがあります。
わざわざ話題にするくらいだから、金属巻きではなく、裸弦だったのだろう
と思いましたが、明記はされてなかったので定かではありません。
ガットの裸弦と金属巻き弦の違いとしては、まず音色が違うこと、
そしてとにかく切れやすいこと、強い張力に耐えられないこと
(つまり音量が小さくなる)が一般に言われています。強い張力に
耐えられないから、少ない張力で同じ音程が出せるよう、昔はネックが
短かったということらしいです(というか実際は逆で、張力を強くしたかった
からネックを延長したんですけどね)。
ただ最近では製造技術が進歩して、高い張力にも耐えうる裸弦が
開発されたので、モダンなネックを持つ楽器でも使用できるように
なったとか。
以上、体験ではなく知識の範囲ですが…。ちなみに裸弦は弾いたことは
もちろん、見たこともありません!
ハイフェッツは一部ガット弦を張っていたという話を読んだことがあります。
わざわざ話題にするくらいだから、金属巻きではなく、裸弦だったのだろう
と思いましたが、明記はされてなかったので定かではありません。
ガットの裸弦と金属巻き弦の違いとしては、まず音色が違うこと、
そしてとにかく切れやすいこと、強い張力に耐えられないこと
(つまり音量が小さくなる)が一般に言われています。強い張力に
耐えられないから、少ない張力で同じ音程が出せるよう、昔はネックが
短かったということらしいです(というか実際は逆で、張力を強くしたかった
からネックを延長したんですけどね)。
ただ最近では製造技術が進歩して、高い張力にも耐えうる裸弦が
開発されたので、モダンなネックを持つ楽器でも使用できるように
なったとか。
以上、体験ではなく知識の範囲ですが…。ちなみに裸弦は弾いたことは
もちろん、見たこともありません!
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Re: ガット弦と奏者について
投稿日時:2001年06月26日 04:47
投稿者:すとらでぃーん(ID:JjiAkDI)
早速のお返事有難うございます。
ハイフェッツですか・・意外です。
どこかでカザルスもそうだったとか読んだ覚えがあるんですが、
違いましたっけ?
ただ有名な奏者でも中にはまさしくメタリックな音を感じてしまう人も
少なくないですね。
最近よくそんなことを感じるようになったので、
弦の違いで奏者を聞いてみようと思ったわけです。
楽器の質もあるのでしょうが、こればかりは簡単に変えられませんものね。
弾く方の立場ならスチール弦の方がきっとメンテナンスも
楽なんでしょうね。
オリジナル楽器は当然ガット弦なのでしょうが、それ以外の
モダン楽器奏者は皆スチール弦がほとんどだと考えるべき
なのでしょうか。
大きなホールでは響かない、途中で切れたら不都合など
悪いことづくめにも思えますが、もっとヒューマンな音というか
倍音を多く含んだ金属的でない音に惹かれる聞き手も少なくないと
思うのですが・・。
ハイフェッツですか・・意外です。
どこかでカザルスもそうだったとか読んだ覚えがあるんですが、
違いましたっけ?
ただ有名な奏者でも中にはまさしくメタリックな音を感じてしまう人も
少なくないですね。
最近よくそんなことを感じるようになったので、
弦の違いで奏者を聞いてみようと思ったわけです。
楽器の質もあるのでしょうが、こればかりは簡単に変えられませんものね。
弾く方の立場ならスチール弦の方がきっとメンテナンスも
楽なんでしょうね。
オリジナル楽器は当然ガット弦なのでしょうが、それ以外の
モダン楽器奏者は皆スチール弦がほとんどだと考えるべき
なのでしょうか。
大きなホールでは響かない、途中で切れたら不都合など
悪いことづくめにも思えますが、もっとヒューマンな音というか
倍音を多く含んだ金属的でない音に惹かれる聞き手も少なくないと
思うのですが・・。
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Re: ガット弦と奏者について
投稿日時:2001年06月26日 21:40
投稿者:yc(ID:MzJJWDg)
カザルスについてはちょっと知らないのですが…、
広義のガット弦ということでしたら、おそらく殆どの(モダン)奏者は
ガット弦(アルミ巻きの)を使用しているのではないかと思われます。
E線(一番高い弦)は殆どスチールですけど…金属的というのは
特にE線にお感じになるのかもしれません。E線もガットとなると、
ほとんどバロック奏者しかいないような気がします。
弦の違いで聴いてみる、というのは楽しそうですね。ただ、誰が何の
弦を使っている、というのはなかなか謎に包まれていますが…。
パールマンがナイロン系のドミナントという弦を愛用しているのは
結構有名ですけどね。私が知っているのはその位です…。
ナイロンはガットの代用として生まれ、昔は安物のイメージが
強かったですが、最近は品質・種類ともに向上して広く使われている
らしいです。
広義のガット弦ということでしたら、おそらく殆どの(モダン)奏者は
ガット弦(アルミ巻きの)を使用しているのではないかと思われます。
E線(一番高い弦)は殆どスチールですけど…金属的というのは
特にE線にお感じになるのかもしれません。E線もガットとなると、
ほとんどバロック奏者しかいないような気がします。
弦の違いで聴いてみる、というのは楽しそうですね。ただ、誰が何の
弦を使っている、というのはなかなか謎に包まれていますが…。
パールマンがナイロン系のドミナントという弦を愛用しているのは
結構有名ですけどね。私が知っているのはその位です…。
ナイロンはガットの代用として生まれ、昔は安物のイメージが
強かったですが、最近は品質・種類ともに向上して広く使われている
らしいです。
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Re: ガット弦と奏者について
投稿日時:2001年08月09日 00:06
投稿者:N.M.(ID:MFNTBjk)
ミルシテインはG線だけガット弦を使っていたそうです。レコードを聴くとよく分かります。
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