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調性感と絶対音感 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 3 Comments
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調性感と絶対音感

投稿日時:2004年06月11日 10:36
投稿者:ぺんぎん(ID:JgRgR1U)
はじめまして。ここには、大勢の有能な方が集っておられるので、長年の僕の疑問が解決するのでは?と思ってはじめて投稿いたします。
良く語られることですが、調には固有の個性を感じませんか?ハ長調=真っ白、ハ短調=悲劇的、へ長調=ほのぼの、それだけでなくフラット系の調には暖色系、シャープ系の調には寒色系の色彩感を感じます(以上はもちろん僕の主観です。違う感じ方の方はいらっしゃいませんか?)
どうして、この様な感じ方をしてしまうのでしょう?
古今の名曲を聴いた影響?いや、往時の作曲家自身も同様の調性感をもっていたのかも?
弦楽器の調弦(GDAE)の影響?では、管楽器や鍵盤楽器はどう説明する?
そもそも、バロックから古典期は、演奏ピッチが現代と比べて半音程度の隔たりがあったわけで、じゃあ、往時の音楽家・聴衆が感じていた調性感は、現代とは違うの?
絶対音感保持者には、同じ曲でもバロックピッチ演奏とモダンピッチ演奏では調性感が違って聞えるの?
疑問は、際限無く広がります…多くの方のご意見を伺えたらと存じます。
[13057]

Re: 調性感と絶対音感

投稿日時:2004年06月11日 12:38
投稿者:けいちゃん(ID:MTNGFIU)
同じようなことを感じている人は世間にたくさんおられるようです。昨年同じような話題のスレッド見かけました。ハ長調が白く感じられるのは、ピアノの白鍵だけで片づく認識があるから、という理由づけがあったようです。しかし、それだけでは済ませられないほどの共感覚が知られていて、現在もまだよくわかっていないようです。
知っておられるかもしれませんが、最相葉月の「絶対音感」(小学館)で関連した内容が書かれていますよ。
[13065]

Re: 調性感と絶対音感

投稿日時:2004年06月11日 16:11
投稿者:pochi(ID:E2hwEBU)
この掲示板には、多分、此の局所的領域での日本の権威で有ろうと思われる、
玉木宏樹先生
<archi@ma.rosenet.ne.jp>
がいらっしゃいました。

衆生に物事を教えても「豚に真珠」か、御忙しいのか、最近は出ていらっしゃる事が有りません。私が便所の落書きばかりして居るから、馬鹿らしくなったのかも知れません。もし、衆生に物事を教えても「豚に真珠」と考えて居るのなら、生意気至極なので、その内、御自宅に冷凍した猫の死骸でも送り付けます。私は「便所の落書き」とは云え、基本的に面白3分真面目7分で書き込んで居りますから、私の所為で書込みをしないと公言されるのなら、今書き込んで居る私と解らない様に音感で大恥をかかせて御覧に入れます。

ストリング誌のバックナンバーをかって来て、玉木先生のコラムを読むのが最も適した勉強の仕方だと思います。

http://fstrings.com/board/board.asp?id=5184
でも御参考に成さって下さい。

御健闘をお祈り致します。

それでは、、、。
[13111]

Re: 調性感と絶対音感

投稿日時:2004年06月12日 04:21
投稿者:kirin(ID:NDhzAlQ)
ムーヘ女史の「音楽理論」には、十二星座との対応が書かれています。牡羊座がC dur、牡牛座がG durというふうに5度ずつ上って行きます。私はこれについては何の説明もできませんが、夏から秋がシャープ系、冬から春がフラット系というのは、感覚的に納得できます。F durは当然春ですね。

ピッチとの関係については、時代につれて人間の聴感覚も変化してきます。平均律が現れる以前は平均律は音痴で平板な響きでしたが、現代では美しいと感じるようになってきています。これは個体発生は系統発生をたどると同様、自分の経験から導ける結論と思います。すなわち、ここに参加している人にみられるように、子供の頃、ピアノの音が音痴であると感じていたのに、今ではその響きに美しさを感じたりします。

しかし、平均律は、どちらかというと調性感は乏しい気が、個人的にはします。転調時の質的変化は純正調の方がはっきりしています。ですから、絶対音感と調正感は、対応がつけやすいだけで、絶対音感がなくても調性感は十分感じられると思います。
また、調性感の元となる周波数域は、テンポが心臓の鼓動と関係しているとすると、人間の骨の共振周波数に関連しているのではないかと思いますし、個人的な差があるので、脳で処理段階で、かなり幅を持ったものになるのだと思います。これが時代による変化を生み出しています。

私の、本当に個人的な意見で、ご参考にはならないかもしれませんが。

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