[13085]
スズキ君とピグミンちゃん
投稿日時:2004年06月11日 22:45
投稿者:天音のパパ(ID:WBNxRwA)
1/8の分数楽器の購入を検討しています。
私と妹がその昔、酷使(決して練習で酷使したわけではない)してぼろぼろになった1972年製のスズキの220が、一応あるので、楽器屋に出して調整してもらったのですが、ペグ等は、木がスカスカ状態になってまして、指板は、当然左手に黒い付着物のつくタイプの物ですから、見るも無残に塗装がはげて、木の色が出てきてます(笑)せっかく、大きくなるのにこんなボロでは、かわいそうなので、新しいのを買ってやろうかと思います。
楽器屋に足を運び、数少ない分数のオールドも見てますが、
いかんせん、このサイズは、値段的なバランスが、どうにも、こうにもです。
で、結局、量産品の勝負になったわけです。
ピグマリウスの
http://shop.fstrings.com/instrument.asp?id=111PD021
と、スズキの520
さあ、どっち?
yc管理人様、やはりピグでしょうか、、、、
私と妹がその昔、酷使(決して練習で酷使したわけではない)してぼろぼろになった1972年製のスズキの220が、一応あるので、楽器屋に出して調整してもらったのですが、ペグ等は、木がスカスカ状態になってまして、指板は、当然左手に黒い付着物のつくタイプの物ですから、見るも無残に塗装がはげて、木の色が出てきてます(笑)せっかく、大きくなるのにこんなボロでは、かわいそうなので、新しいのを買ってやろうかと思います。
楽器屋に足を運び、数少ない分数のオールドも見てますが、
いかんせん、このサイズは、値段的なバランスが、どうにも、こうにもです。
で、結局、量産品の勝負になったわけです。
ピグマリウスの
http://shop.fstrings.com/instrument.asp?id=111PD021
と、スズキの520
さあ、どっち?
yc管理人様、やはりピグでしょうか、、、、
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5 / 6 ページ [ 55コメント ]
【ご参考】
[16510]
Re: スズキ君とピグミンちゃん
投稿日時:2004年09月28日 21:43
投稿者:B氏(ID:KCaGc2A)
文京楽器がプロデュースしているヴァイオリン、すなわち、ピグマリウス、あるいは、ピグマリウス・ルビーノ、あるいは、リバース、の特別に高価なモデル(定価200万円、定価250万円など)を弾いた(見た)ことのある方はおらんかえ?300万円のモラッシー、300万円のビソロッティーの楽器がおもちゃ(玩具)に見えるほど素晴らしいぞえ。
千住真理子女史のストラディヴァリ「1716年製 デ・デュランティ」を精巧に模したリバースは150万円とは、予想外に安いのぉ。デ・デュランティは、新品に近いストラドなので、擬似オールド処理にあまり手間がかからんのかも知れぬ。手間がかからないから、普通のピグマリウスの最高級品と同じ値段なのじゃな。
パガニーニの愛器カノン砲のリバースの方が、手間がかかる分高いかも知れんのぉ。
昔見た超高級ピグマリウスは、作りが抜群に優れていたのはもちろんじゃが、使われている材料が見たこともないほど素晴らしかったものじゃ。あのような材料は、資金力も人脈も乏しい個人のヴァイオリン製作者には絶対に入手できんじゃろー。ため息が出るほど素晴らしい材料じゃった。材料に惚れる楽器というのは、新作では滅多に見れんものじゃ。
昔見た超高級ピグマリウスは、ピカピカの新作仕様じゃったが、もしちょっとだけアンティークフィニッシュ(擬似オールド処理)されていたら、モダンの名器と見間違えたかも知れん。
友人が250万円のピグマリウスを愛用していたが、イタリアのモダン楽器を購入する際に下取りに出してしまったそうじゃ。彼は、今になって、エライ後悔しておるそうじゃ。あんな立派な新作はもう2度と入手できん、と。モダンイタリアンの名器を所有しておるクセに、もう一度、あの楽器に会いたい、とかゆっちょる。よほどの名器だったのじゃろう。そこまで言われると、一度拝んでみたいものじゃ。
千住真理子女史のストラディヴァリ「1716年製 デ・デュランティ」を精巧に模したリバースは150万円とは、予想外に安いのぉ。デ・デュランティは、新品に近いストラドなので、擬似オールド処理にあまり手間がかからんのかも知れぬ。手間がかからないから、普通のピグマリウスの最高級品と同じ値段なのじゃな。
パガニーニの愛器カノン砲のリバースの方が、手間がかかる分高いかも知れんのぉ。
昔見た超高級ピグマリウスは、作りが抜群に優れていたのはもちろんじゃが、使われている材料が見たこともないほど素晴らしかったものじゃ。あのような材料は、資金力も人脈も乏しい個人のヴァイオリン製作者には絶対に入手できんじゃろー。ため息が出るほど素晴らしい材料じゃった。材料に惚れる楽器というのは、新作では滅多に見れんものじゃ。
昔見た超高級ピグマリウスは、ピカピカの新作仕様じゃったが、もしちょっとだけアンティークフィニッシュ(擬似オールド処理)されていたら、モダンの名器と見間違えたかも知れん。
友人が250万円のピグマリウスを愛用していたが、イタリアのモダン楽器を購入する際に下取りに出してしまったそうじゃ。彼は、今になって、エライ後悔しておるそうじゃ。あんな立派な新作はもう2度と入手できん、と。モダンイタリアンの名器を所有しておるクセに、もう一度、あの楽器に会いたい、とかゆっちょる。よほどの名器だったのじゃろう。そこまで言われると、一度拝んでみたいものじゃ。
[16511]
Re: スズキ君とピグミンちゃん
投稿日時:2004年09月28日 23:43
投稿者:うむー(ID:NCB3Yhg)
好批評もここまでくると逆効果になる気もしますが・・・
お腹いっぱい。
お腹いっぱい。
[16513]
Re: スズキ君とピグミンちゃん
投稿日時:2004年09月29日 00:24
投稿者:yc(ID:OHeGKEc)
私が言うのもなんですが同感です。
(万一好意で言って下さっているならすみませんが)
(万一好意で言って下さっているならすみませんが)
[16515]
Re: スズキ君とピグミンちゃん
投稿日時:2004年09月29日 00:38
投稿者:hikky(ID:KYGBSFQ)
そんなにすごいんですか?今度試奏してみます。
先日アルティーダを試奏したのですが、うーん、という感じでした。
よくできているとは思いましたが、100万近く出すにしては音に品格が
無いですね。特にG線。材質の問題なのか、個体差か、はたまた製作技術の
問題なのか分かりませんが、もう一頑張りして欲しいものです。
ピグマリウスは相当台数も出ていて、技術的にもこなれているのでしょうね。
先日アルティーダを試奏したのですが、うーん、という感じでした。
よくできているとは思いましたが、100万近く出すにしては音に品格が
無いですね。特にG線。材質の問題なのか、個体差か、はたまた製作技術の
問題なのか分かりませんが、もう一頑張りして欲しいものです。
ピグマリウスは相当台数も出ていて、技術的にもこなれているのでしょうね。
[16517]
Re: スズキ君とピグミンちゃん
投稿日時:2004年09月29日 01:13
投稿者:M吉の友(ID:QYZlF2c)
ところで我が友の後輩達の出来はどうでしょう?
先日ピグマリウスの中級モデル(銀座のYハにあるなかでは最高価。数十万)を試奏しました。
ボーンと大きな音が出ました。すごく弾き易い。
きっと我が友の新作時代(私はよく知らない)よりも明快で敏感でしょう。音色は無遠慮で少々粗い感じでしたが、新作だからね。
「弾き易い」のは我が友も一緒で、日本提琴の特徴なのかな? と失礼ながらもチョット思いました。
先日ピグマリウスの中級モデル(銀座のYハにあるなかでは最高価。数十万)を試奏しました。
ボーンと大きな音が出ました。すごく弾き易い。
きっと我が友の新作時代(私はよく知らない)よりも明快で敏感でしょう。音色は無遠慮で少々粗い感じでしたが、新作だからね。
「弾き易い」のは我が友も一緒で、日本提琴の特徴なのかな? と失礼ながらもチョット思いました。
[16520]
Re: スズキ君とピグミンちゃん
投稿日時:2004年09月29日 07:23
投稿者:初心者びおら(ID:MAcDF4M)
[16511]
、[16513]
に対して。
すみません。私が興奮しすぎましたね。
一応説明しておくと、自分としては決して好批評のつもりはないんです。メリットもデメリットもあると思っています。他の方々も多分、評価するのは弾いてみてからにしてくれと訴えたかったのだと思います。弾いてみたら好みや各自の考え方で評価は当然分かれると思います。
それに私が弾いたのはヴィオラだったので、もしかするとヴァイオリンではそれほど顕著な差はないのかもしれません。
私としては技量が不充分な現状のままピグマリウスオンリーにする度胸はありません。でも右手の腱鞘炎を軽減させるためには有効であるとも思います。
[16511]
Re: スズキ君とピグミンちゃん
投稿日時:2004年09月28日 23:43
投稿者:うむー(ID:NCB3Yhg)
好批評もここまでくると逆効果になる気もしますが・・・
お腹いっぱい。
お腹いっぱい。
[16513]
Re: スズキ君とピグミンちゃん
投稿日時:2004年09月29日 00:24
投稿者:yc(ID:OHeGKEc)
私が言うのもなんですが同感です。
(万一好意で言って下さっているならすみませんが)
(万一好意で言って下さっているならすみませんが)
すみません。私が興奮しすぎましたね。
一応説明しておくと、自分としては決して好批評のつもりはないんです。メリットもデメリットもあると思っています。他の方々も多分、評価するのは弾いてみてからにしてくれと訴えたかったのだと思います。弾いてみたら好みや各自の考え方で評価は当然分かれると思います。
それに私が弾いたのはヴィオラだったので、もしかするとヴァイオリンではそれほど顕著な差はないのかもしれません。
私としては技量が不充分な現状のままピグマリウスオンリーにする度胸はありません。でも右手の腱鞘炎を軽減させるためには有効であるとも思います。
[16522]
Re: スズキ君とピグミンちゃん
投稿日時:2004年09月29日 11:24
投稿者:suzuchin(ID:FZMBE1A)
リセールヴァリューのないファクトリーメードのヴァイオリンですから
価格が現在の三分の一なら妥当だと思います。
ピグマリウスはわたしが試奏したときのイメージでは パワーがなく 音色も悪かったんですが。
20年くらい経過したイタリアンを一台だけ置いてあり、イタリアンよりすばらしいですよと言うつもりのデモンストレーションだったんですが、この楽器が明るい音色で最も良い楽器でした。
しかしもう一度試奏してみる価値がありそうですね。
価格が現在の三分の一なら妥当だと思います。
ピグマリウスはわたしが試奏したときのイメージでは パワーがなく 音色も悪かったんですが。
20年くらい経過したイタリアンを一台だけ置いてあり、イタリアンよりすばらしいですよと言うつもりのデモンストレーションだったんですが、この楽器が明るい音色で最も良い楽器でした。
しかしもう一度試奏してみる価値がありそうですね。
[16523]
Re: スズキ君とピグミンちゃん
投稿日時:2004年09月29日 12:04
投稿者:#(ID:I5GAh0Y)
価格帯にもよると思うけど
スズキ君とピグミンちゃん = 中国製とチャイナ製ちゃんでしょ。
2000年以前のピグマリウスは楽器と呼べない物も
多かったのですが中国製のレベルがアップするとともに良くなって来ています。鈴木も同じくです。
スズキ君とピグミンちゃん = 中国製とチャイナ製ちゃんでしょ。
2000年以前のピグマリウスは楽器と呼べない物も
多かったのですが中国製のレベルがアップするとともに良くなって来ています。鈴木も同じくです。
[16530]
Re: スズキ君とピグミンちゃん
投稿日時:2004年09月29日 20:25
投稿者:ツカサ(ID:KWMHFHg)
これは、日本の某製作家(個人工房の経営者)から聞いた話ですが、世界最大のヴァイオリン製作会社 鈴木バイオリンや、国内最高レベルのヴァイオリンメーカー 文京楽器、といった「大手メーカー」の製作職人は、年間15~20台の手工ヴァイオリンを製作するそうです。(「大手メーカー」には、最大で年間25台作る多作の名人もいるとか)
弟子や手伝いのいない(日本の)個人の製作家だと、製作に専念しているタイプの職人でも年間8本が限度で、修理・調整・毛替えなどの仕事の多い人だと、(製作志向が強くても)年間3~5本程度しか作れないようです。
「大手メーカー」の職人は、材料の仕入れ、営業(販売)活動、修理・調整、その他事務的作業(伝票計算・納税計算など)にわずらわされることなく、ヴァイオリン製作に集中できるため、手工品でもこうした多作が可能だとのことです。
なお、個人の工房であれば、(弟子がいる場合)弟子に手伝わせてやらせるような材料の粗削りなどは、「大手メーカー」の工房では、超高精度の機械や、見習い工にやらせるそうです。人間と同じか機械の方が優れている工程については、機械化されているそうです。このように、荒削りの終わった状態から製作を始めるので、個人の工房の数倍の台数の楽器を製作できるわけです。
材料についても、「大手メーカー」は、大量一括購入できるので、良材を安価に入手できるメリットがありますね。また、大量に購入した材料を長期間保管する(寝かせておく)スペースもたっぷりとあります。
一方、個人工房の職人だと、大量の材料のストックを持つことは、資金面でもスペースの面でも容易ではありません。
また、大手メーカーは、ニスの調合や材料の選定に関する長年のノウハウや、製作上のデータや名器のデータなどの蓄積があります。
前述の某製作家は、これまでの約20年の職人生活の中で、約100台のヴァイオリンを製作してきたそうですが、100台くらい作ってようやくヴァイオリン製作のコツがわかり始めた、と言ってます。
その製作家のヴァイオリンは、約90万円とのことですが、同じような価格の大手メーカーのヴァイオリンに比べると、材料の質は明らかに劣っています。これは本人も認めていました。
そこで、その製作家に、「大手メーカーに入社して、良い材料を使わせてもらった方が、もっと良いヴァイオリンが作れるのでは?」と質問したところ、「大手メーカーでは、製作ムラ(当たり外れ)を減らすため、厳格な規格を守って製作することが求められる。同じスタイル、同じ規格のヴァイオリンばかり作り続けるのは、自分の性に合わないので、精神的な面で無理だ。」と言っていました。「大手メーカーで、年間にコンスタントに15台くらいのペースで20年くらい作り続けたら、かなりの名人になれるだろうと思う。」と言っていました。その製作家は、若い頃に、ある大手メーカーの工房(工場)を見学したそうですが、職人さん達のあまりの手際の良さに舌を巻いた。」と言っていました。
「大手メーカー」のヴァイオリンが、当たり外れが少なく質が高いところで安定しているのは、こうした製作台数の多さが影響していると思います。また、各職人が、各人の自由な発想や創意工夫に基づいて作ることは許されないので、大外れがないのは良いのですが、一方で大当たりもないという傾向があるように思います。
ただ、「大手メーカー」の職人の中にも、単なる熟練工の域を超えた「名工」と呼べるような人が時々いて、規格を逸脱しない範囲で、あるいは、微妙に規格を逸脱しながら、優れた楽器を製作していることがあります。「大手メーカー」の職人が、特別な目的で製作した楽器(特別モデル)は、職人の個性が適度に発露して、素晴らしい出来栄えを示していることがあります。
大手メーカーの150万円程度のヴァイオリンには、イタリア(クレモナ)の200~250万円の楽器に匹敵する美観と性能を有しているものがあります。予算の制約があって、あるいは、メンテナンスの容易さやトラブルの少なさを考慮して、どうしても「新作」ヴァイオリンを買おうと思っている人は、「大手メーカー」、特に日本の「大手メーカー」の楽器を、試奏してから購入を決断されることを強くお薦めします。日本の大手メーカーの最高級品よりも、明らかに優れた新作ヴァイオリンが見つかれば、それはまさに「買い」でしょう。ただ、なかなか日本の「大手メーカー」の楽器を、美観と音の面で「明らかに」上回るヴァイオリンというのは、200万円以内ではなかなか見つかりませんし、見つかったとしても、非常に高価で手が出ない場合が多いです。
試奏は無料(タダ)なのですから、新作楽器を購入する際には、ぜひ、日本の「大手メーカー」の最高級クラス(150~250万円)のヴァイオリンを(取り寄せを依頼するなどして)、楽器店で試奏してみて下さい。
弟子や手伝いのいない(日本の)個人の製作家だと、製作に専念しているタイプの職人でも年間8本が限度で、修理・調整・毛替えなどの仕事の多い人だと、(製作志向が強くても)年間3~5本程度しか作れないようです。
「大手メーカー」の職人は、材料の仕入れ、営業(販売)活動、修理・調整、その他事務的作業(伝票計算・納税計算など)にわずらわされることなく、ヴァイオリン製作に集中できるため、手工品でもこうした多作が可能だとのことです。
なお、個人の工房であれば、(弟子がいる場合)弟子に手伝わせてやらせるような材料の粗削りなどは、「大手メーカー」の工房では、超高精度の機械や、見習い工にやらせるそうです。人間と同じか機械の方が優れている工程については、機械化されているそうです。このように、荒削りの終わった状態から製作を始めるので、個人の工房の数倍の台数の楽器を製作できるわけです。
材料についても、「大手メーカー」は、大量一括購入できるので、良材を安価に入手できるメリットがありますね。また、大量に購入した材料を長期間保管する(寝かせておく)スペースもたっぷりとあります。
一方、個人工房の職人だと、大量の材料のストックを持つことは、資金面でもスペースの面でも容易ではありません。
また、大手メーカーは、ニスの調合や材料の選定に関する長年のノウハウや、製作上のデータや名器のデータなどの蓄積があります。
前述の某製作家は、これまでの約20年の職人生活の中で、約100台のヴァイオリンを製作してきたそうですが、100台くらい作ってようやくヴァイオリン製作のコツがわかり始めた、と言ってます。
その製作家のヴァイオリンは、約90万円とのことですが、同じような価格の大手メーカーのヴァイオリンに比べると、材料の質は明らかに劣っています。これは本人も認めていました。
そこで、その製作家に、「大手メーカーに入社して、良い材料を使わせてもらった方が、もっと良いヴァイオリンが作れるのでは?」と質問したところ、「大手メーカーでは、製作ムラ(当たり外れ)を減らすため、厳格な規格を守って製作することが求められる。同じスタイル、同じ規格のヴァイオリンばかり作り続けるのは、自分の性に合わないので、精神的な面で無理だ。」と言っていました。「大手メーカーで、年間にコンスタントに15台くらいのペースで20年くらい作り続けたら、かなりの名人になれるだろうと思う。」と言っていました。その製作家は、若い頃に、ある大手メーカーの工房(工場)を見学したそうですが、職人さん達のあまりの手際の良さに舌を巻いた。」と言っていました。
「大手メーカー」のヴァイオリンが、当たり外れが少なく質が高いところで安定しているのは、こうした製作台数の多さが影響していると思います。また、各職人が、各人の自由な発想や創意工夫に基づいて作ることは許されないので、大外れがないのは良いのですが、一方で大当たりもないという傾向があるように思います。
ただ、「大手メーカー」の職人の中にも、単なる熟練工の域を超えた「名工」と呼べるような人が時々いて、規格を逸脱しない範囲で、あるいは、微妙に規格を逸脱しながら、優れた楽器を製作していることがあります。「大手メーカー」の職人が、特別な目的で製作した楽器(特別モデル)は、職人の個性が適度に発露して、素晴らしい出来栄えを示していることがあります。
大手メーカーの150万円程度のヴァイオリンには、イタリア(クレモナ)の200~250万円の楽器に匹敵する美観と性能を有しているものがあります。予算の制約があって、あるいは、メンテナンスの容易さやトラブルの少なさを考慮して、どうしても「新作」ヴァイオリンを買おうと思っている人は、「大手メーカー」、特に日本の「大手メーカー」の楽器を、試奏してから購入を決断されることを強くお薦めします。日本の大手メーカーの最高級品よりも、明らかに優れた新作ヴァイオリンが見つかれば、それはまさに「買い」でしょう。ただ、なかなか日本の「大手メーカー」の楽器を、美観と音の面で「明らかに」上回るヴァイオリンというのは、200万円以内ではなかなか見つかりませんし、見つかったとしても、非常に高価で手が出ない場合が多いです。
試奏は無料(タダ)なのですから、新作楽器を購入する際には、ぜひ、日本の「大手メーカー」の最高級クラス(150~250万円)のヴァイオリンを(取り寄せを依頼するなどして)、楽器店で試奏してみて下さい。
[16535]
Re: スズキ君とピグミンちゃん
投稿日時:2004年09月29日 23:02
投稿者:#(ID:QBI5FFY)
ツカサ@ピグマ さん
素晴らしい!
さすが国内大手メーカさんは効率良く良い楽器を作っておられるのですね。
大変興味が沸いて来ました。それでは楽器を試奏、購入前に
是非、その製作職人に合って話がしたいしその工房を見学させて下さい。
私は中国ツアーでも喜んで参加致しますので。
素晴らしい!
さすが国内大手メーカさんは効率良く良い楽器を作っておられるのですね。
大変興味が沸いて来ました。それでは楽器を試奏、購入前に
是非、その製作職人に合って話がしたいしその工房を見学させて下さい。
私は中国ツアーでも喜んで参加致しますので。
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