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スズキ君とピグミンちゃん | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 55 Comments
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スズキ君とピグミンちゃん

投稿日時:2004年06月11日 22:45
投稿者:天音のパパ(ID:WBNxRwA)
1/8の分数楽器の購入を検討しています。
私と妹がその昔、酷使(決して練習で酷使したわけではない)してぼろぼろになった1972年製のスズキの220が、一応あるので、楽器屋に出して調整してもらったのですが、ペグ等は、木がスカスカ状態になってまして、指板は、当然左手に黒い付着物のつくタイプの物ですから、見るも無残に塗装がはげて、木の色が出てきてます(笑)せっかく、大きくなるのにこんなボロでは、かわいそうなので、新しいのを買ってやろうかと思います。
楽器屋に足を運び、数少ない分数のオールドも見てますが、
いかんせん、このサイズは、値段的なバランスが、どうにも、こうにもです。
で、結局、量産品の勝負になったわけです。
ピグマリウスの
http://shop.fstrings.com/instrument.asp?id=111PD021
と、スズキの520
さあ、どっち?

yc管理人様、やはりピグでしょうか、、、、
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【ご参考】
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Re: スズキ君とピグミンちゃん

投稿日時:2004年10月02日 20:30
投稿者:(ID:EzFzZSM)
Suzukiの100万円のバイオリンを持っている者です。外国製、特にイタリア製のヴァイオリンには偽物が多い、とか、中国で作ってラベルだけイタリアの工房のラベルを貼っている、とか良くない噂を周りから聞かされてたので、日本製の新作ヴァイオリンに的を絞って選定しました。予算も130万円が限度だったので、外国製の新作を買うにはちょっと無理があったという現実もあります。試奏の段階では、自分の予算額以上の外国製のヴァイオリンもたくさん弾かせてもらいましたが、偽物と本物の見分けがつかないし、割高な感じがしたので、日本製を買うことに決めました。日本製にも、個人工房のものと、Suzukiなどのメーカー製のものがありますが、100万円以下のレベルでは、どちらも、リセールヴァリュー(下取りに出す際の価格)は大して変わらないようなので、音色・音量などの性能本位で決めました。Suzukiの100万円の楽器は、ここがスゴイ、とか、ここが素晴らしい、といった目立った特徴はなくて、全体的に整っていてバランスが良いところが気に入りました。Suzukiの100万円の楽器を3台と、日本の個人工房製の楽器を5台、見比べて、弾き比べた結果、Suzukiの100万円の楽器が、総合的なバランスが良かったので決めました。落ち着いた雰囲気で見た目のインパクトには欠けますが、細部の作りは精巧ですし、材料もいいものが使われています。Suzukiの職人さんの製作技術はかなり高度だと思います。外国製の150万円くらいの楽器と比べても、あるいは、日本の個人工房の100万円前後の楽器と比べても、全く見劣りしません。弾き易さや音に関しては、自分の予算の範囲では、Suzukiの100万円の楽器がベストだと思いました。自分がSuzukiの100万円の楽器を買ったのは、ずっと前のことで、その頃はまだピグマリウスの存在を知りませんでしたので試してませんが、国内のメーカー製のヴァイオリンは、個人工房の楽器と同等以上の性能を持つ楽器だと言えると思います。
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Re: スズキ君とピグミンちゃん

投稿日時:2004年10月02日 23:32
投稿者:スズキ君と佐藤君(ID:NFAzMRk)
何年か前にフェアーでスズキの100万って弾きました。口は悪いですけれど、こんなの100万もだして買う人いるのかなあと友達と言ってました。イタリアの出来の悪い80万の楽器の方が数倍音が通りましたし。ただ耳もとでの音しか聞けない素人はもしかしたら買うのかもなんて思っていましたっけ。でも最近は違うのかな?
[16596]

Re: スズキ君とピグミンちゃん

投稿日時:2004年10月03日 05:58
投稿者:#(ID:GDkhRnI)
@さん曰く:
> 中国で作ってラベルだけイタリアの工房のラベルを貼っている

イタリア好き(ブランド好き)で実態が
見抜けない日本人には最適な商品かと。
でも下手なイタリア職人製よりは性能が
良いからきっと満足出来るでしょう。

ちなみに鈴木VNも中国で作ってラベルだけ
鈴木のラベルを貼って売られているのが多いです。
で、こっちも悲観しなくて良いです。
現在は日本で工場運営するよりも確実に
より安くて良い楽器が生まれてますから。

前、鈴木バイオリンの2000年モデル(現物)をある中国の職人に渡して
「同じ物を作る自信がある?」と聞いたら、
※アホか?という顔をされて無言で鈴木バイオリンの
設計図面を逆に渡されてしまいました。
赤面するばかりでかえす言葉無し状態でした。

※(アホ!誰が作ってると思ってるんだよ。)という意味。


なので100%とは言わないけれど
鈴ちゃん=ピグちゃん=実態は外国製
=今の日本の工場で作るよりは安くて良い、なんよ。

で、海外に流出した技術の機密が守られると思う?

Ans. 
中国:「ごちそうさま。もう日本の大手メーカさんの援助は不要です。」

今はそのレベルに達してます。
大手だけでは無く、個人製作家の平均レベルも遥かに日本のレベルより上です。
幾多の国際コンクールの成績表みて確かめてみて!
世界が中国をそうさせてしまいました。

ここでバカとバカが世間知らずの話している間に中国では
有人ロケットが空を飛び、
バイオリン製作のインフラそのものを牛耳られ、
しかも下も上も押さえられ、
電気自動車が日本に先んじて量産化され、
・・・

どんどん日本が色褪せて行く。
[16597]

Re: スズキ君とピグミンちゃん

投稿日時:2004年10月03日 09:12
投稿者:よが(ID:MTeTV5M)
おはようございます.

実際,ヤフオクとかでも人気があるのは中国製のような気がしますので,この先どうやって差別化していくのはは気になるところです. 今は「初心者~中級者にはコストパフォーマンスの良い中国製がおすすめ」という程度だと思いますが,そのうち名実ともに中国製(中国製作家)のほうが主流になっていくでしょう.

技術の輸入でブランドを(再度)確立した前例としてクレモナがありますが日本のメーカー・製作家がそうした高付加価値のブランドを確立するのはかなり難しいように思います.

そうしたなかでも アルシェはよい評価を得ているようですし,ピグマリウスの高価格帯も比較的よいイメージ・評価が浸透しているように思います. ちなみに,私はピグマリウス・SUZUKIの100万円以上の現物をじっくり見たり他と比較したことがないので私自身の楽器そのものに対する印象としてはなんともいえません.
[16604]

Re: スズキ君とピグミンちゃん

投稿日時:2004年10月03日 21:12
投稿者:(ID:JWk3Zg)
Suzukiの100万円のバイオリンは、Suzukiバイオリンがたくさん展示されている東京のSバイオリンサービスで購入しました。今は地方に住んでいるので、地元の個人工房で調整をしてもらっています。こちらに来た最初の頃、工房見学を兼ねてこちらの地方の個人工房を、自分のSuzukiを持参していくつか回ってみました。
リセールヴァリューとかそういう観点ではなく、演奏する道具である楽器として率直に評価してもらいましたが、使われている材料、製作精度について、高い評価をもらえました。個々の工房ごとに評価の分かれる項目(音質、美観)もありましたが、共通した好評価として、材料、作り(精度)、音量、健康状態などの項目が挙げられました。
長期間使用していますが、楽器にまつわるトラブルは皆無ですし、音に関しても、わずかずつですが年々良くなっていると思います。引越しして気候が変わると調子が悪くなる楽器もあるようですが、自分のSuzukiはノントラブルでいたって健康です。
見た目は、やや渋めですが、長く使っても見飽きないので、長期間使用した今となっては、ちょうど良いと思ってます。
こちらの地方では、Suzukiの100万円のバイオリンを見たことがない人が多いようですが、自分のを見せてあげると「いい楽器ですね~。」と褒められることが多いです。
[16675]

Re: スズキ君とピグミンちゃん

投稿日時:2004年10月05日 21:51
投稿者:グリーン(ID:IIhwEyQ)
先日、スズキバイオリンのガルネリ型のヴァイオリンを見かけました。スズキの一番高いヴァイオリンは定価150万円ですが、通常そのクラスのヴァイオリンはストラド型です。私はこれまで、スズキヴァイオリンはもっぱらストラド型しか見たことがなかったので、ガルネリ型のを見たときは、一瞬驚きました。1730年代のガルネリ・デル・ジェスを模したヴァイオリンで、アーチがフラットで、いかにもガルネリ型という感じでした。他のメーカーのガルネリモデル以上に、アーチのフラットさを強調(誇張)しているように見えました。
スズキのヴァイオリンは、高級なモデルでも多少無骨で素朴な雰囲気がありますが、ガルネリ型ではその特徴が非常に有利に作用しているように感じました。ストラド型の楽器には、どうしても優美さ・繊細さ・上品さを求めたくなりますが、ガルネリ型であれば、豪快で無骨な方がよりガルネリらしく見えて良いわけです。
さてガルネリ型のスズキヴァイオリン(150万円)の音ですが、とにかく、音量が大きく、ストレートに良く鳴るという感じです。レスポンスも良かったです。音は少し暗めな感じでしたが、たくさん出回っているストラドモデルの中にあっては、大変個性的で魅力的に感じられました。同じ店に展示されていたファビオ・ダラ・コスタ(クレモナ 160万円)、ラファエル・ディ・ビアジオ(クレモナ 190万円)と比較してみましたが、音量では20~30%ぐらい上回っているように思いました。音色に関しても、スズキのガルネリ型は少し暗めではあるものの、線の太い温かい音ですし、高音はキラキラとした音ではなく、透明感のある太い音(ちょっと不思議な感じの音)で、これはこれでいいな、と思えます。
スズキの一番高価な150万円の楽器を見たことのある方は少ないと思いますが、まして、それのガルネリ型を見たことのある方はほとんどいないでしょうね。ガルネリらしく、かなりパワフルで面白い楽器だと思うので、見かけたらぜひ弾いてみて下さい。意外な驚きがあると思います。
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