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初見 | ヴァイオリン掲示板

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初見

投稿日時:2004年09月15日 13:18
投稿者:pochi(ID:OTAhdjg)
私は、譜読みは出来ますが、初見が出来ません。棒弾きなら弾けますが、、、。かなり練習したのですが、駄目なのです。何回も黙読して、弾いて見ないと曲想が構築出来ないのです。

本読みも同じです。黙読は出来ても、音読が出来ません。支え乍の棒読みに成ります。譜読みと同じく、何度も黙読して、音読を練習しないと駄目なのです。此れは、小学生の時からの病気です。本読みに関しても鈴木の副作用を疑って居ります。

「沢山初見の練習をするしか方法は無い」と他人は云いますが、音読が出来無い者に、初見で音楽的に弾ける筈も有りません。

私にとって、曲を聴いて、楽譜を書き起こすのは、其れ程難しい事では有りません。スコアを読むのも慣れました。

文字が読めないとか、数字がワカラナイとか、LDと云われる物が一時話題に成りましたが、初見/音読が出来ない病も有るんでしょうか?

専門家に御意見を賜りたい。

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ヴァイオリン弾きは、指に音がくっ付いて居ないと、正確な音程は取れません。耳で音程を修正する度合いが大きいと、音が粘って聞こえます。だから、指に音をくっ付ける為に、左手の練習の為のエチュードを行います。

運弓の練習は、
1)弓のどの部分をどれだけ使って、どれ位の圧力を掛けて、弦のどの部分を弾けば、どんな音が出るか?
2)弓の全ての位置、弦に接触する部分の違いで発音がどの様に違うか?
を体得する為にエチュード及び色々な曲を練習します。

私は、昔は1)が大切だと思って練習して居ましたが、最近は、2)の方が大切だと思います。
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話は戻って、初見では、運弓が全く駄目なのです。息継ぎが出来ないのに泳げと云われて居る様なものです。犬かきしか方法が無いのです。左手も上手だとは云えません。アマチュアと疑われるでしょう。オーディションを受けると、必ず最終選考段階で、全く知らない曲をイキナリ出されて弾かされます。譜面が手書きで汚かったりもします。全くのお手上げでした。

何か良い改善練習法が有れば、御教授下さい。

宜しくお願い致します。
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初見ができない病はあるようですが・・・

投稿日時:2004年09月16日 14:00
投稿者:ピアノざむらい(ID:MjMJgxU)
類似の事例を本で読んだことがあります。

ヨーゼフ・ホフマンも初見演奏を苦手としたそうです。周知の通り、ホフマンは神童中の神童として出発し、空前絶後、史上最大のピアニストという呼び声すら得た人です。耳から音楽を取り込むのはお手の物で、初めて聴いた曲をその直後に演奏会のアンコールで弾いてみせた、とか、シュトラウス/ゴドフスキーの「こうもり」(おそろしくポリフォニックで技術的困難山盛りの曲として名高い)を編曲者本人が練習しているの聴いただけで覚えて弾いた、とかいう逸話があります。そういう人が初見だけはまずかったのは、かえって奇とされてこれまた語り伝えられているのでした。

ひるがえってピアニストで史上最強の初見奏者は誰か、というとフランツ・リストというのが衆口の一致して唱えるところです。どんな難曲だろうと、オーケストラ・スコアだろうと、一回目を通しただけで、淀みなく遺漏なく、喋りながらでもばりばり弾いてのけたそうです。グリーグの協奏曲だけじゃなくて、いろんな曲で伝説になってます。

バイオリンのオーディションって、譜面全体に目を通すことは許されないんでしょうか? リストの場合は、いきなり弾き始めるんじゃなくて、必ず一回は最後まで読み通しているようです。指揮のコンクールの初見も、十五分くらいは準備時間が与えられるという話を読んだことがありますが。

何度か譜を読めば弾ける、と仰有るのだから、一回だけ読めばよいようにすればいいのではないでしょうか? 黙読音読の比喩で申せば、黙読の精度を上げるわけです。五回読まないと頭に入らないような難しい文章を四回で理解するつもりで読む。四回を三回にする。という具合で、それなら飛躍はないから反復訓練も可能ではないでしょうか。机上の空論かしら?

私は専門家じゃありませんが、返信が入らないようなので畏れ多いことですが書き込みました。ごめんなさい、失礼しました。
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Re: 初見

投稿日時:2004年09月16日 18:33
投稿者:yoritomo(ID:M1hZFXk)
曲の難易度によりますが、初見のコツは現在弾いている小節の先を、どれだけ読むことが出来るかです。極意は左目で現在の音符を、右目で先の小節を読む訓練をすれば割合と簡単に弾けるようになります。
特に室内楽を楽しむ時には初見力があると楽しいですね。
もっともヴァイオリン特に1stは音符の数が多いので初見は大変です。
こんな時、ヴィオラでニンマリしています。
もう一つ究極の極意(私の目指すこと)現代曲は別にして、初見曲を無くしてしまうことです。つまり1回体験しておけば初見でなくなります。
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Re: 初見

投稿日時:2004年09月19日 09:01
投稿者:万年初級者(ID:MAcDF4M)
私のようなシロートが書き込むのは恐れ多いのですが、音読は右脳、黙読は左脳に関わると聞いた事があります。
初見も譜面の先を一瞬で読み取るのですから、視覚イメージとして捉えるという点で右脳っぽいですね。
もしそうだと仮定すれば、右脳を鍛える方法そのものに音読訓練があるようです(毎日新聞を10分間とか)。囲碁や将棋もいいかも。

http://biz.nifty.com/relax/game/brain/index.jsp
「右脳派左脳派どっち」
単純なチェック項目なのでどれだけあてになるやら…。

最後に、素人の言うことですから真偽のほどはご自身でご判断ください。
無責任ですみません。

私、地雷踏んでます?
[16707]

Re: 初見

投稿日時:2004年10月08日 20:09
投稿者:Geiger1951(ID:iZADd4A)
友人で一番初見が利く人は、30歳台のピアニストです。ロマン派までなら一発でインテンポO.K.
現代曲オンリーのリサイタルをさり気無くやってしまう。
一番強烈だったのはあるパーティで大酒くらって初見大会。彼女は飲めば飲むほど初見の能力が向上し古典派のアレグロは平然とプレストの速さで一音も外さないと言いたいくらいのもんです。
しかし素面のときじっくり会話したのですが、人前で演奏するのと初見とは全く別物で、仕上げることは非常に難しい。本番は常に不安に苛まれ、非常に緊張するそうです。結局音楽の本質と初見能力は別だと言っていました。
ただし音源の全く無い現代の新作を弾く場合、初見能力はやはり重要だそうです。オーソドックスな曲の場合、初見能力はあまり本質的ではないようにも思います。
弦楽器ではプロオケの人はやはり初見が利きますね。
[16717]

Re: 初見

投稿日時:2004年10月10日 02:19
投稿者:pochi(ID:SEJpkgA)
皆様、有難う御座居ます。しかし、解決はしません。

私の知って居る最も譜読みの上手な人は、当時40代のユダヤ人、初見で弾け無い曲は無いと豪語して居ました。1950年代、ミュージカルでピアノのバイトをしていたので、どんな曲でも弾け無ければいけなかったのだそうです。曲を仕上げるのは退屈なのでキライなのだそうです。ヒンデミットのピアノ曲にヴァイオリンのメロディーを無理矢理載せるインプロを弾かされて苦しみました。そんな彼も今や草葉の陰です。

右脳か左脳かとの事ですが、私は、何方ともです。キーボードを打つのは当然左手の方が得意ですが、職業柄理屈を捏ねるので左脳が必要で有る様です。

プロオケの人でも初見が効かないと云って悩んで居る人も少なからず居ます。目が悪い人が多い様です。私も目に少なからず問題を抱えて居ります。

アタシ、19歳なのでお酒は飲めないのですが、生まれる前は浴びる程飲んで居た様に思います。火葬したら良く燃えると揶揄されて居りましたが、今や嗜む程度です。昔は指回りにお酒は関係無かったのですが、近年、お酒を飲むと極端に間違いが多くなるので、老化現象かといぶかしく思って居ります。

誰かさんみたいに高脂血症・糖尿病・高血圧・肝臓腎臓病等、消化器系、循環器系の疾患は一切無く、恥丘温暖化にも拘らず、ランゲルハンス島も水没して居ないのが救いですが、頭が狂って居るのが問題ですね。アインシュタインも譜読みは出来なかったので諦めましょうか?

失礼致しました。

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