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弦楽器店ネタ
投稿日時:2004年10月22日 22:23
投稿者:株長者(ID:MEdGhTc)
弦楽器店ネタを語るスレッドです。
さて、日本国内の弦楽器店についてですが、国内で3本(あるいは5本)の指に入るような格式の高い弦楽器店はどこなのでしょうか?ストラディヴァリウスやガルネリ・デル・ジェスのような○億円の楽器を常時在庫しているお店というのはあるのでしょうか?自分がストラディヴァリウスを買うとしたら、絶対に偽物はつかまされたくないですし、買ってから好みが変わったりしたとしても、簡単に買い替えができるようなものではありませんので、何本かのストラディヴァリウスを見比べてみたいと思いますが、そういうお店は国内にはあるのでしょうか?
TV番組にベア商会とチャールズ・ベア(ビア)さんが映っているのを見たことがありますが、そのときは、店内に2本のストラディヴァリウスの在庫があって、1本は350万ドル、もう1本は200万ドルでした。そういう名器を見比べたり弾き比べたりできるお店が日本にあれば、ぜひ行ってみたいものです。
あと、東京の、ある個人の弦楽器製作工房(S氏、ヴィエニャフスキー弦楽器製作コンクール入賞者)に、ストラディヴァリウスが展示されているのをTVで見たことがありますが、ああいうストラディヴァリウスは、もう演奏楽器としては(健康状態や音の面で)ダメで、あくまでも展示専用の楽器なんでしょうか?日本の一介の個人の弦楽器製作者が、健康な(現役の)ストラディヴァリウスを買えるとは、とても思えないのですが・・・。
さて、日本国内の弦楽器店についてですが、国内で3本(あるいは5本)の指に入るような格式の高い弦楽器店はどこなのでしょうか?ストラディヴァリウスやガルネリ・デル・ジェスのような○億円の楽器を常時在庫しているお店というのはあるのでしょうか?自分がストラディヴァリウスを買うとしたら、絶対に偽物はつかまされたくないですし、買ってから好みが変わったりしたとしても、簡単に買い替えができるようなものではありませんので、何本かのストラディヴァリウスを見比べてみたいと思いますが、そういうお店は国内にはあるのでしょうか?
TV番組にベア商会とチャールズ・ベア(ビア)さんが映っているのを見たことがありますが、そのときは、店内に2本のストラディヴァリウスの在庫があって、1本は350万ドル、もう1本は200万ドルでした。そういう名器を見比べたり弾き比べたりできるお店が日本にあれば、ぜひ行ってみたいものです。
あと、東京の、ある個人の弦楽器製作工房(S氏、ヴィエニャフスキー弦楽器製作コンクール入賞者)に、ストラディヴァリウスが展示されているのをTVで見たことがありますが、ああいうストラディヴァリウスは、もう演奏楽器としては(健康状態や音の面で)ダメで、あくまでも展示専用の楽器なんでしょうか?日本の一介の個人の弦楽器製作者が、健康な(現役の)ストラディヴァリウスを買えるとは、とても思えないのですが・・・。
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【ご参考】
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Re: 弦楽器店ネタ
投稿日時:2004年12月08日 11:52
投稿者:rio(ID:I4ZAVUY)
こういうのもここで書いていいのでしょうか?
(その1)
都内の大手弦楽器専門店
友達のVn探しに同行。
楽器店は友達が「ここが良い」と思っているお店
一応、予約をして訪問
着くと、温和そうな50代後半の店長さんと
若手の調整師さんが対応してくれ
(定価ベースで)
弓20万、楽器20万
弓10万、楽器30万
の2種類を準備してくれていました
店:**様お待ちしておりました。
私:あれれ、この楽器、弦に対して思いっきり駒斜めになってますよ
調:あっすみません、いま直します。
私:Eのアジャスターのネジがないのですが…調弦は糸巻きでやるの?
調:あっすみません今アジャスター取り付けます
ん~この20万の楽器のほうが30万よりしっかりした音がしますね
店:確かにそうですね、おい**君、調整して。
調:はい店長、(30万の楽器の魂柱をコンコンたたき始める)
「ギ~コ、ギ~コ」よし、鳴る様になった
私:あっ鳴りますね、さっきと違いますね
調:ええ、調整すればよくなります、
どちらの楽器も今日入荷したばかりで
まったく調整していなかっのです。すみません。
私:20万の楽器も調整してもらえます?
店:いやいや必要ないです、十分鳴っていますから
私:…
(その2)
弦楽器フェアーで
イタリア在住の日本人の方の楽器を試したとき
私:このバイオリン弾いてみたいので、弓を貸してもらえますか
職:はいどうぞ
私:えっ これで弾くんですか(ビオラの弓を渡される)
職:そうです
私:この弓で…
職:いい弓ですよ
私:この弓とこの楽器相性が良いんですか?
職:ええ、
私:(弾く)
職:ねっ音が力強いでしょ
私:ヘビー級ですね、弓が重いです(苦笑)
職:いかがですか私の楽器
私:それより、この弓ビオラ用ではないですか?
職:えっ、(他の場所からバイオリンの弓を持ってきて比べてみる)
私:ねっ
職:(赤面)
(その1)
都内の大手弦楽器専門店
友達のVn探しに同行。
楽器店は友達が「ここが良い」と思っているお店
一応、予約をして訪問
着くと、温和そうな50代後半の店長さんと
若手の調整師さんが対応してくれ
(定価ベースで)
弓20万、楽器20万
弓10万、楽器30万
の2種類を準備してくれていました
店:**様お待ちしておりました。
私:あれれ、この楽器、弦に対して思いっきり駒斜めになってますよ
調:あっすみません、いま直します。
私:Eのアジャスターのネジがないのですが…調弦は糸巻きでやるの?
調:あっすみません今アジャスター取り付けます
ん~この20万の楽器のほうが30万よりしっかりした音がしますね
店:確かにそうですね、おい**君、調整して。
調:はい店長、(30万の楽器の魂柱をコンコンたたき始める)
「ギ~コ、ギ~コ」よし、鳴る様になった
私:あっ鳴りますね、さっきと違いますね
調:ええ、調整すればよくなります、
どちらの楽器も今日入荷したばかりで
まったく調整していなかっのです。すみません。
私:20万の楽器も調整してもらえます?
店:いやいや必要ないです、十分鳴っていますから
私:…
(その2)
弦楽器フェアーで
イタリア在住の日本人の方の楽器を試したとき
私:このバイオリン弾いてみたいので、弓を貸してもらえますか
職:はいどうぞ
私:えっ これで弾くんですか(ビオラの弓を渡される)
職:そうです
私:この弓で…
職:いい弓ですよ
私:この弓とこの楽器相性が良いんですか?
職:ええ、
私:(弾く)
職:ねっ音が力強いでしょ
私:ヘビー級ですね、弓が重いです(苦笑)
職:いかがですか私の楽器
私:それより、この弓ビオラ用ではないですか?
職:えっ、(他の場所からバイオリンの弓を持ってきて比べてみる)
私:ねっ
職:(赤面)
[17902]
Re: 弦楽器店ネタ
投稿日時:2004年12月08日 14:09
投稿者:てにぽん(ID:MCADlUg)
rioさんの投稿面白い。だからボクも書こ。
エピソードⅠ
ボクのヴァイオリンは、ラベルの上にポストイットをはってラベルが見えないようにしてあります。直射日光やかなり強い光を当てると、ポストイットを透かしてラベルがなんとか読めます。有名ではないけどスンゴイ名工だとボクが思ってる日本人製作者のヴァイオリンです。
高いヴァイオリンだと思ってもらえるように(というよりは楽器を守るためですが)、ムサフィアの超高級ケース(アッカルドモデル)に入れてます。
弦楽器店の展示会などに試奏に行くときは、必ず自分のヴァイオリンと弓を持って行きます。すると、たいてい店員が「どんな楽器をお持ちなんですか?」と話しかけてきます。そこで、ちょっともったいぶった雰囲気でケースを開くと「綺麗なヴァイオリンですね。」と言いながら、すぐにラベルを見ようとします。そしてたいてい「これはイタリアの楽器ですかね。誰の楽器でしょうか?」と聞いてきますので、「後でお答えします。」と言って、展示品の試奏を開始します。
たいした展示品が無い場合は、店員に「(ボクの)このヴァイオリンと同じくらい弾き易くていい音のするヴァイオリンを出して下さい。これは、と思う楽器が全然ありませんでした。」と言って、店員にボクのヴァイオリンを弾かせます。そうすると「これなんかいかがでしょうか?」とかなり高価なヴァイオリンを出してきます。そして、店員に3~5メートル離れたところで目をつぶって聴き比べさせます。たいてい、ボクの楽器の方が音が良いと言われます。店員にも弾き比べをさせて、ボクが目をつぶって聴き比べをしますが、やはり、たいていボクのヴァイオリンの方が音が良いです。
その段階になると、店員が「さて、このヴァイオリンは誰の作でしょうか?」と再度尋ねてくるので、日本ではほとんど流通していないアメリカ、チェコ、イギリスあたりの名工に作ってもらった特注品だと説明します。もちろん、国際的なヴァイオリン製作コンクールで上位入賞した実在の製作者の名前を言います。でも、たいてい店員は、彼らの名前を知らないですけどね。ちなみに違う店に行ったときは、違う製作者の名前を使うようにしています。
まぁ、結局のところ、弦楽器店の店員は楽器を「ラベル」でしか判断できない、ということが良くわかります。数千万円クラスのオールドイタリアン(クレモナ製)や1千万円前後のモダンイタリーは、値段に見合っているかどうかは別として、素晴らしいと思う楽器を見かけますが、最近のクレモナの新作楽器は、どれも似たり寄ったりでどんぐりの背比べと言ったところです。売れ残りを処分するためのガラクタ展示会と言いたくなるような展示会もありますね。クレモナの有名で人気のある製作者のラベルがついているのに、完成後3~4年が経過しても売れてない楽器は、たいていロクでもない楽器です。親方本人ではなく弟子の作った楽器だと思われます。
「これはスゴイ!」と唸らされるような新作楽器に出会ってみたいものです。そういう驚きのある出会いを求めて、弦楽器展示会に足しげく通う今日この頃です。
エピソードⅠ
ボクのヴァイオリンは、ラベルの上にポストイットをはってラベルが見えないようにしてあります。直射日光やかなり強い光を当てると、ポストイットを透かしてラベルがなんとか読めます。有名ではないけどスンゴイ名工だとボクが思ってる日本人製作者のヴァイオリンです。
高いヴァイオリンだと思ってもらえるように(というよりは楽器を守るためですが)、ムサフィアの超高級ケース(アッカルドモデル)に入れてます。
弦楽器店の展示会などに試奏に行くときは、必ず自分のヴァイオリンと弓を持って行きます。すると、たいてい店員が「どんな楽器をお持ちなんですか?」と話しかけてきます。そこで、ちょっともったいぶった雰囲気でケースを開くと「綺麗なヴァイオリンですね。」と言いながら、すぐにラベルを見ようとします。そしてたいてい「これはイタリアの楽器ですかね。誰の楽器でしょうか?」と聞いてきますので、「後でお答えします。」と言って、展示品の試奏を開始します。
たいした展示品が無い場合は、店員に「(ボクの)このヴァイオリンと同じくらい弾き易くていい音のするヴァイオリンを出して下さい。これは、と思う楽器が全然ありませんでした。」と言って、店員にボクのヴァイオリンを弾かせます。そうすると「これなんかいかがでしょうか?」とかなり高価なヴァイオリンを出してきます。そして、店員に3~5メートル離れたところで目をつぶって聴き比べさせます。たいてい、ボクの楽器の方が音が良いと言われます。店員にも弾き比べをさせて、ボクが目をつぶって聴き比べをしますが、やはり、たいていボクのヴァイオリンの方が音が良いです。
その段階になると、店員が「さて、このヴァイオリンは誰の作でしょうか?」と再度尋ねてくるので、日本ではほとんど流通していないアメリカ、チェコ、イギリスあたりの名工に作ってもらった特注品だと説明します。もちろん、国際的なヴァイオリン製作コンクールで上位入賞した実在の製作者の名前を言います。でも、たいてい店員は、彼らの名前を知らないですけどね。ちなみに違う店に行ったときは、違う製作者の名前を使うようにしています。
まぁ、結局のところ、弦楽器店の店員は楽器を「ラベル」でしか判断できない、ということが良くわかります。数千万円クラスのオールドイタリアン(クレモナ製)や1千万円前後のモダンイタリーは、値段に見合っているかどうかは別として、素晴らしいと思う楽器を見かけますが、最近のクレモナの新作楽器は、どれも似たり寄ったりでどんぐりの背比べと言ったところです。売れ残りを処分するためのガラクタ展示会と言いたくなるような展示会もありますね。クレモナの有名で人気のある製作者のラベルがついているのに、完成後3~4年が経過しても売れてない楽器は、たいていロクでもない楽器です。親方本人ではなく弟子の作った楽器だと思われます。
「これはスゴイ!」と唸らされるような新作楽器に出会ってみたいものです。そういう驚きのある出会いを求めて、弦楽器展示会に足しげく通う今日この頃です。
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てにぽんさん
投稿日時:2004年12月08日 14:56
投稿者:セーブル(ID:FFSBR0g)
ラベル隠しての体験談読ませていただきましたが、私は同じような反応をする楽器屋にも2通りあると思います 本当に楽器の良さや製作者が分からない店と、客に花を持たせる店です 同じ楽器でも売る業者の商売の方法によって値段は様々だと思います 例えラベルを見ずに楽器の価値が分かってもそのお客さんが底値で買ったのか高めに買ったのかを知る方法がない場合は高めに答えるほうがお客様の満足度を損ないません その上で「これよりよい楽器を!」と言われれば、最高値で入手した場合を想定してそれより1~2ランク上のものをお勧めするでしょう それが思いやりだと思います 嘘を言わずにその楽器のよい部分を褒めるのもまた接客業のテクニックではないでしょうか?店を信じて腹を割って付き合うのも、テストして評価するのも自由ですが私は嘘を言ってしまっては楽器店と本当の信頼関係はその先、生まれないように思います ここのBBSは私のような程度の者から想像を超えるプロの方まで書き込みやROMをされているのでこのような発言は恐れ多いのですけど
もし私が製作者を偽るなら500~800万くらいの楽器のラベルを剥がして、安物のひょうたんケースに入れて持ち歩きたいですね 嫌味ですかね
もし私が製作者を偽るなら500~800万くらいの楽器のラベルを剥がして、安物のひょうたんケースに入れて持ち歩きたいですね 嫌味ですかね
[17958]
Re: 弦楽器店ネタ
投稿日時:2004年12月09日 21:31
投稿者:てにぽん(ID:ODeIh4k)
ラベル隠して弦楽器店廻りをしていることの「真意」は、自分の愛器の性能の高さを自分自身で実感&再確認するためです。自分には安心して愛器の修理・調整を任せられる「主治医」とでも言うべき名職人さんがいます。だから、新しく付き合う工房を増やそうなどとは思っていません。何百万、何千万の楽器を試奏させてもらっていますが、いまだに、自分の愛器ほど弾き易く好きになれる楽器には出会っていません。これはボクの主観に基づく評価ですが、店員さんや友人に客観的に(目をつぶって)聴き比べしてもらった場合でも、自分の愛器よりずっと高価な楽器よりも、自分の愛器の方が「音の性能が優れている」と評価されることがよくあります。
家で愛器を弾き続けていると、愛器の音がいつの間にか自分にとっては「当たり前の音」になります。最初の頃は、「こんな素晴らしい音が出るなんて!」と驚嘆していたのに、いつの間にかそれが当たり前になり、時に不満さえ感じることがあります。そんなとき、ラベルを隠して弦楽器店廻りをすると、いかに自分の愛器の性能が優れているかを実感して、愛器がいとおしくなります。
弾き比べから帰ると、愛器を取り出し、「こんなに素晴らしい音を出してくれているのに、当たり前の音だなんて思ってほんとにゴメンネ。」と謝ったりしています。素晴らしさを当たり前に考えたりする自分の馬鹿さ加減に気づき、同時に、愛器がやたらいとおしくなって思わず涙が出そうになることがあります。
これくらい自分の愛器に惚れこんでいる人っていますか?
家で愛器を弾き続けていると、愛器の音がいつの間にか自分にとっては「当たり前の音」になります。最初の頃は、「こんな素晴らしい音が出るなんて!」と驚嘆していたのに、いつの間にかそれが当たり前になり、時に不満さえ感じることがあります。そんなとき、ラベルを隠して弦楽器店廻りをすると、いかに自分の愛器の性能が優れているかを実感して、愛器がいとおしくなります。
弾き比べから帰ると、愛器を取り出し、「こんなに素晴らしい音を出してくれているのに、当たり前の音だなんて思ってほんとにゴメンネ。」と謝ったりしています。素晴らしさを当たり前に考えたりする自分の馬鹿さ加減に気づき、同時に、愛器がやたらいとおしくなって思わず涙が出そうになることがあります。
これくらい自分の愛器に惚れこんでいる人っていますか?
[17961]
てにぽんさんどうも
投稿日時:2004年12月09日 22:02
投稿者:セーブル(ID:FFSBR0g)
私にとって楽器の優劣は、ある目的や条件に照らした時にその場合に限っての答えになると思っています ですから楽器を一列に順位付けることはありません 欠点の多いものもありますが、大抵はそれぞれに沢山の個性を持っていると思います
以前「ちっとも鳴らない」と思ったバイオリンは実は自分には鳴らすことが出来なかっただけなのでは?と考えたりするようになりました 次の1挺は鳴りにくい楽器が欲しいと思っています 人前で弾く時は絶対に使いたくないと思うくらい鳴らない楽器と弓を部屋の棚に隠し持ちたいです
お話から推測すると100万~の楽器で、数百万~数千万のものよりも素晴らしいと思うバイオリンをお持ちなんですね うらやましいです
以前「ちっとも鳴らない」と思ったバイオリンは実は自分には鳴らすことが出来なかっただけなのでは?と考えたりするようになりました 次の1挺は鳴りにくい楽器が欲しいと思っています 人前で弾く時は絶対に使いたくないと思うくらい鳴らない楽器と弓を部屋の棚に隠し持ちたいです
お話から推測すると100万~の楽器で、数百万~数千万のものよりも素晴らしいと思うバイオリンをお持ちなんですね うらやましいです
[17967]
Re: 弦楽器店ネタ
投稿日時:2004年12月10日 00:17
投稿者:てにぽん(ID:NFaHGXk)
もし自分の買える範囲内で自分の愛器よりも「自分にとって」優れていると思うヴァイオリンがあれば、喜んで買い換えると思います。それがたとえ自分の愛器よりも安い楽器であっても!
ストラド、デル・ジェスをすぐに用意してくれるような一流楽器にはまだ行ってませんが、その次のランクに位置する何店かのお店では百台以上のヴァイオリンを試奏してきました。効率良く試奏するため、その楽器店のイチオシの楽器から弾かせてもらいます。たいしたことのない楽器を出してくるようなお店では、ラベルを隠した自分の愛器が威力を発揮します。これを弾くと、必ず良い楽器を出してきてくれます。
ソリストが弾き比べしたら、自分とは違った結果が出るだろう、ということは織り込み済みです。プロでもアマでも演奏のレベルに関係なく、ヴァイオリン弾きにとって、自分に最適な楽器、自分にとって最愛の楽器、を入手(所有だけでなく貸与も含む)できることが最大の幸せだと思います。他のいろいろな楽器を弾いても、自分にはこれがベスト!と思える1台が手元にあるという幸せは、なかなか得がたいものだと思います。客観的に非常に高く評価されている数億円のストラドやデル・ジェスの名器を持っていて、その演奏を多くの人から賞賛されているのに、本人がその楽器に対して何かしら不満を感じているとすれば、あるいは、もっと他に(自分にとって)良い楽器はないだろうか、などと思っているとすれば、それは幸せな状態とは言えないように思います。
自分が満足していて、他人も満足してくれる楽器が持てたら最高ですね。演奏者との相性や演奏者の好みの問題があるので、すべてのヴァイオリン弾きにとって最高のヴァイオリンと言えるようなヴァイオリンは存在しないと思います。だからこそ、少なくとも自分にとっては最高(ベスト)だと思える1台を入手できたら、十分に幸せだと思うのです。自分がそういう稀有な幸せに恵まれたことを再確認するために、弦楽器展示会の多いこの時期は、いろんな弦楽器店の展示会にお邪魔します。
展示会場で、フラジョレットだけで奏されるパッセージ(例えば、パガニーニやヴィエニャフスキーなどの技巧的な曲の途中に出てくるパッセージ)と左手のピチカート(例えば、パガニーニやエルンスト)を好んで弾いている人がいたら、それは、ボク(てにぽん)かも知れません。フラジョレットやピチカートが綺麗に響かない楽器は弾く気が失せてきます。
ストラド、デル・ジェスをすぐに用意してくれるような一流楽器にはまだ行ってませんが、その次のランクに位置する何店かのお店では百台以上のヴァイオリンを試奏してきました。効率良く試奏するため、その楽器店のイチオシの楽器から弾かせてもらいます。たいしたことのない楽器を出してくるようなお店では、ラベルを隠した自分の愛器が威力を発揮します。これを弾くと、必ず良い楽器を出してきてくれます。
ソリストが弾き比べしたら、自分とは違った結果が出るだろう、ということは織り込み済みです。プロでもアマでも演奏のレベルに関係なく、ヴァイオリン弾きにとって、自分に最適な楽器、自分にとって最愛の楽器、を入手(所有だけでなく貸与も含む)できることが最大の幸せだと思います。他のいろいろな楽器を弾いても、自分にはこれがベスト!と思える1台が手元にあるという幸せは、なかなか得がたいものだと思います。客観的に非常に高く評価されている数億円のストラドやデル・ジェスの名器を持っていて、その演奏を多くの人から賞賛されているのに、本人がその楽器に対して何かしら不満を感じているとすれば、あるいは、もっと他に(自分にとって)良い楽器はないだろうか、などと思っているとすれば、それは幸せな状態とは言えないように思います。
自分が満足していて、他人も満足してくれる楽器が持てたら最高ですね。演奏者との相性や演奏者の好みの問題があるので、すべてのヴァイオリン弾きにとって最高のヴァイオリンと言えるようなヴァイオリンは存在しないと思います。だからこそ、少なくとも自分にとっては最高(ベスト)だと思える1台を入手できたら、十分に幸せだと思うのです。自分がそういう稀有な幸せに恵まれたことを再確認するために、弦楽器展示会の多いこの時期は、いろんな弦楽器店の展示会にお邪魔します。
展示会場で、フラジョレットだけで奏されるパッセージ(例えば、パガニーニやヴィエニャフスキーなどの技巧的な曲の途中に出てくるパッセージ)と左手のピチカート(例えば、パガニーニやエルンスト)を好んで弾いている人がいたら、それは、ボク(てにぽん)かも知れません。フラジョレットやピチカートが綺麗に響かない楽器は弾く気が失せてきます。
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