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弦をアルコールで拭くことの是非 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 5 Comments
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弦をアルコールで拭くことの是非

投稿日時:2004年11月06日 00:18
投稿者:バラード(ID:FgADFDI)
ヴァイオリンの弦のことですが、消毒用アルコールで濡らした脱脂綿でヴァイオリンの弦を拭いても問題ないのでしょうか?
「練習の後、時々アルコールで拭いてやると、汚れやサビが落ちて弦が長持ちする。」と言ってる人がいます。「弦を張り替える際に、新品の弦についている金属粉を除去するためにアルコールで拭いてやると音が良くなる。」と言う人もいます。
一方で「アルコールは弦の芯材を侵す危険性があるのでやめた方が良い。練習の後は、柔らかい布でカラ拭きするだけで十分。」と主張する人もいます。「弦を丁寧に拭き過ぎると巻き線がほつれ易くなるので、布で拭くときは、なるべく軽く拭いた方が良い。」とか「アルコールで拭いて良いのは、指板とあご当てだけ。」と言う人もいます。
どちらの主張もそれぞれ説得力があるのですが、今ひとつ決め手に欠けます。
どなたか、この件に関して明快な回答をいただけないでしょうか?よろしくお願いしまーす。
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Re: 弦をアルコールで拭くことの是非

投稿日時:2004年11月06日 00:41
投稿者:rio(ID:NUVxgRA)
以前この件について、ピラストロ社に問い合わせたことがあります。
「演奏後の弦についた、汗や松脂を取るのに、アルコールを使用していいですか?」と質問を出していたところ、ピラストロ社より以下の回答がありました

Dear Mr RIO,
Thank you for your mail.Please use our string cleaner to clean the strings.
Best regards
Pirastro GmbH Adrian Mueller Technical Director

また、PIRASTRO社のHPを良く見ると、松脂のところに以下の記述がありました
Please remove rosin from your strings, instrument and bow after your play using a soft and dry cloth. Carefully use your string cleaner - alcohol can damage your instrument's surface - and please put some string oil to cleaned plain gut strings to keep their elasticity for their life time.

私の調べた結論は、メーカー推奨は「やわらかい乾いた布で拭き取る」「専用のクリーナーで弦をきれいにする」でした
でも、HPの文章を裏読みすれば、アルコールでも楽器の表面につかなければ、大丈夫なのでは??と思いましたが…結局ピラストロ社のストリングクリーナーを使っています。なお、根拠はありませんがアルコールは無水アルコールの方が良いような気がします。
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Re: 弦をアルコールで拭くことの是非

投稿日時:2004年11月06日 00:45
投稿者:yas(ID:VzRVmDA)
弦に限って言えば、使っても使わなくてもいいんじゃないですか?アルコールを使えば松脂はきれいに取れますしね。どのみち弦は消耗品ですから、だめになっても最悪張り替えればいいだけのことです。
むしろ怖いのは、楽器自体にアルコールがつくこと。自分自身が一度やらかしてるんですよ。ニス、溶けちゃいます。その時はすぐ気付いたので、大事に至りませんでしたが、それでも楽器屋で一週間以上ドック入りしました。下手するとえらいことになります。使う場合にはよくよく気を付けませう。
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Re: 弦をアルコールで拭くことの是非

投稿日時:2004年11月06日 20:44
投稿者:(ID:KBRSAwU)
無水アルコールと言うと,別な物質になったと思いますが..

ナイロン系芯材であれば,アルコールは平気なはずです.また,スチールも同様.ガットはコラーゲンの類の変質しにくい蛋白質なので,問題はないとおもいますが,生物系素材にアルコールつけると固くなる場合があるので避けた方が良いでしょうね.

消毒用アルコールの30%は水なんです.濡らしすぎると,水分は乾きにくいでしょうから,スチール芯材,金属巻き線(特にアルミ)はさびの元でしょう.なので,90%以上のエタノールの方が乾燥しやすいという意味ではお勧めだと思います.ですが,お値段高いし,引火性も増しますので,充分ご注意を.(消毒用アルコールでも乾ききってないときに,ガスレンジのような炎を上げて燃えているものの傍へ行くと引火しますよん)

アルコール類はニスを溶かすので,楽器の上でやるのはお勧めしません.同様の理由で指板だの顎当てだの拭くのもお勧めしません.

知人で,弦の真上から布(柔らかかったけど)で押さえつけるようにごしごし拭く人がいます.巻き線が駄目になって,弦がつぶれて駒付近から切れていきます. 他の人より切る頻度は高いです,,

松脂をつけすぎなければ,きりたんぽみたいに弦にまとわりつくことはないと思うので,練習中に気になったら軽くはたいて落とすくらいが一番無難だと思いますよ.
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Re: 弦をアルコールで拭くことの是非

投稿日時:2004年11月06日 22:43
投稿者:バラード(ID:ICKGl1U)
rio様、yas様、杏様、早速のご回答ありがとうございます。前回質問する際に言葉が足りなかったのですが、松脂の除去だけでなく、手垢やサビなどの汚れの除去をするのに、アルコールで拭くのは有効かどうか、という点もお尋ねしようと思っていたのですが、皆さんのご意見によると、アルコールで拭くのは良くなさそうなので、柔らかい布で拭くだけにしておこうと思います。
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Re: 弦をアルコールで拭くことの是非

投稿日時:2004年11月06日 23:57
投稿者:pochi(ID:NBUJcoQ)
チェロの連中は、金属弦を使って居る事が多いし、楽器が大きいので、間違って楽器のニスを傷めて仕舞う事が殆ど無いので、絃を拭くのにアルコールを使う人も結構居ますね。

経験則ですが、ガット絃に無水アルコールは具合が悪く成った様に思います。普通の消毒用アルコールなら問題は有りませんでした。人工素材絃なら、何方とも問題は有りませんでした。

私見的結論、
1)注意深く拭く自信が有れば拭いても良い。
2)アルコールで拭かないとイケナイ程松脂を付けるべきではないし、毎日拭いて居ればアルコールで落とす必要も無い。
3)新しい絃の表面に付いた金属の粉落しは、靴磨き用のシリコンクロスが最も効果的。
4)新品の絃で強く拭いて絃の表面が傷む物は不良品だと思います。
5)古くなって来たガット絃を親の敵の様に拭くと、寄れて来た巻が揃って良く成る場合が有ります。
6)何事も経験なので、人に聞くのでは無く、自分で実際に行ってみるのが良いと思います。

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