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子どもの才能!?って如何したら分かるの? | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 43 Comments
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子どもの才能!?って如何したら分かるの?

投稿日時:2002年09月10日 17:30
投稿者:mommy(ID:UnFDMHA)
以前のコメントで「10歳でメンデルスゾーンのコンチェルトが弾けなければ
日本ではものにならない」というようなことを読んだのですが、どのような練習を積んだら10歳でメンコンが弾けるようになるのでしょうか?それは、もう神童の域?練習したからといって半分近い子どもが弾けることはない?
しっかり練習したら弾けるようになる?いったい幼児、児童の頃の練習てどのようなものなのでしょうか?どう導いたらいいのでしょうか?
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Re: 子どもの才能!?って如何したら分かるの?

投稿日時:2002年09月11日 09:04
投稿者:pochi(ID:FDZxEwA)
10歳でメンデルスゾーンのコンチェルトが弾けなければ日本では話題にならないから、将来的に十分な収入を得ることは難しい」という意味です。

弾けるようになるのは、1000人に1人以下でしょう。かくいう私もメンデルスゾーンは中学生の時まで弾けませんでした。どんな練習をすれば弾けるようになるというものではありません。

西洋音楽の伝統の有る国々では、幼少の頃、話題性が無くても、食べてゆける可能性があります。また、日本では、そのような国々で名を上げて逆輸入されないと、例外はありますが、食べてはいけないのです。

才能の有無は多分に恣意的な物があります。一概には言えません。
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Re: 子どもの才能!?って如何したら分かるの?

投稿日時:2002年09月11日 12:43
投稿者:nobee(ID:U5IlGYA)
小学生の子供を習わせています。
バイオリンに興味を示さず、嫌々やってる感じです。

当初、才能とは「音楽の才能」と思っておりましたが、それは狭い意味での「才能」だと思えてきました。今は、少なくともウチの子の様な状態を見ていると、「練習の好きな事」、「頑張れる事」が「才能がある」という事、という思いが強いです。

才能とは、どの段階の子に対し、どの辺の目標に対しての才能か、でずいぶん違う様に思います。pochiさんのいうのは、我が家の様な初歩的な段階を容易にクリアした子に対するして求められる「才能」かな、とも思います。

いい先生に巡り会う運を持っていたことが「才能」であったことかもしれないし、いい先生を見つけることのできる親の元に生まれたことが、その子にとって「才能」であったかもしれないし。

めでたく米国のジュリアードに入学できた女の子が、ホームシックにかかり、渡米1週間で帰国してしまったという実話があるそうです。その子にとっては、ホームシックに耐えられなかった事が「才能がなかった」という事かもしれません。
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Re: 子どもの才能!?って如何したら分かるの?

投稿日時:2002年09月11日 22:58
投稿者:かいかい(ID:JVZgMGQ)
正直な話今の時点で難しいようであれば、その先はないと思う。というのは音大にはいてからまたはその先の方がつらく険しい道が待っている。音楽は楽しいだけじゃないと思い知ったのも、ちょうどその頃。まあ今はやはりこれしかないと悟ったけれどね。子供の頃、ビシビシと教育ママで育てられ、大学にいったら遊んでしまうなんて音楽だけではなくて他のことにも言えること。まあ音大にはいったから生徒でも教えればいいかあなんて思っている人にはバイオリンなんておしえて欲しくないね。それで迷惑している生徒も多いはず。まあきついようだけれど、まず、バイオリンに全てをかけられないような人はものにはならない。子供の才能なんて親が耐えられるかどうかにかかっているかも。かの五嶋みどりなんかも本人より親が天才だったんだろう。
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天才とその人生

投稿日時:2002年09月12日 15:59
投稿者:ハッピー(ID:FTgIiXI)
天才と呼ばれた偉大な作曲家や演奏家の生き様、死に様。
あまり幸せそうには見えないけど…。
チャイちゃん、モーちゃん、二コロちゃん。日本では茂夫君などなど。
国際コンクールの歴代優勝者の人生も波乱万丈だよね。

先人達の歴史の勉強も忘れずにね。
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Re: 子どもの才能!?って如何したら分かるの?

投稿日時:2002年09月12日 16:26
投稿者:ぱんだ(ID:J5B1AIk)
nobeeさんに共感
、、、いいことおっしゃる、、、、

mommyさん。10歳でメンコン弾けるか弾けないか、、、って、言われると気になりますが、ついている先生が、10歳の子にメンコンを弾かせるか弾かせないか、、、にもよります。とんでもない!!ていう方もいますよ。
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Re: 子どもの才能!?って如何したら分かるの?

投稿日時:2002年09月12日 19:50
投稿者:tama(ID:EXNxcEA)
mommyさん、こんにちは。最近こちらにお邪魔するようになったtamaと申します。お嬢様(男の子さんかしら?)のお悩み、お察しします。

まず、お子さんがヴァイオリンを始めた年齢、ついている先生にもよりますが、「10才までにメンコンが弾けないとものにはならない」ということはありません。断定的に書いていらっしゃる方がいますが、反対例はいくらでもあります。ただし「もの」の内容にもよります。ソリストだけで演奏家として活動できるかどうかは、お子さんが3,4才から楽器を習い初めているとすれば、確かに厳しいかもしれません。ただし、そういった「ほんの一握りの演奏家」だけが演奏家ではありません。

お子さんの年齢からすると、まだご自分でどのような将来があるか、どのような音楽家として生きていきたいか、というビジョンはないだろうと思います。もしお子さんがヴァイオリンを弾くことが好きで好きで仕方ないならば、最終的な結論を先に延ばすことは可能だと思います。

子どもは、環境・体型・頭の回転などによって、成長が一人一人違います。ヴァイオリンにしても、小学校低学年で飛び抜けて上手になる子もいますし、中学校でぐんぐん伸びる子もいます。逆に、小学生の頃学生コンクールで優勝してもものにならないこともあります。「何々が何歳までにできないとダメ」というようなものではないのです。

ただ一つ、気になることがあります。今ついていらっしゃる先生が「この子なら」とか「厳しいかも」とかおっしゃらないのですか?音楽を職業にしたお子さんを教えてきた方でしたら、ある程度の「目算」は立ててくださると思うのですが・・・

それから、学業のことですが、「どこをどのように目指すか」によって全く違います。芸大を出た子どもの中でも、「勉強は全然ダメ」という子はたくさんいます。(それじゃ困るんですけどね・・・)

それからもう一つ。親に音楽的素養がない芸大卒の楽器弾きだっています。必要なのは、理解と環境を整えていく意志と力です。

どうも、一つの考え方に凝り固まってそれを押しつけてしまう方がいらっしゃるのには、困ったものです。

メールアドレスをつけておきます。本当にお困りでしたら、ご相談下さい。
(メールで議論するつもりはありませんので、あしからず。)
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Re: 子どもの才能!?って如何したら分かるの?

投稿日時:2002年09月12日 19:57
投稿者:tama(ID:EXNxcEA)
mommyさん

一つ、言い忘れました。私がどんな人物かは、「調弦と音律」の項をお読み下さい。その上でご判断下さいませ。
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Re: 子どもの才能!?って如何したら分かるの?

投稿日時:2002年09月12日 20:29
投稿者:bibi(ID:EyeFA4Y)
こんにちは、mommy様。
私は現在ヨーロッパ在住で、11歳の子供がヴァイオリンを習っていますが、こちらの音楽教育は日本とはかなり違うようです。

うちの子供の先生(現地の方)がいつもおっしゃるのは、
『こどもは遊ぶことが一番大切。無理して(時間的、肉体的、精神的に)練習させると病気になる。ヴァイオリンが大好きで基礎があれば、今できなくても、本当にやる気になった時にいくらでも上達できる。』 ということです。

先生のお子さんも、始めたのは本人がやりたいと言った10歳頃だそうですが、今ではしっかりと音楽家への道を歩み始めています。
この他にも、10歳以降に始めてプロになった人を、何人か知っています。

勿論こちらの全ての音楽教師が同じとは言えませんが、他の先生の発表会などを見る限り、このような考え方が主流だと思います。

ちなみに、うちの子供は現在 「音階、セブシック、クロイツェル、曲」 を、集中して1時間で練習するようにいわれています。(実際には一時間半くらいかかりますが。) プロを目指すとしても、今のところはこれで充分だということです。

実は私も、日本で習わせていた7歳までは、今以上の時間(毎日2~3時間)練習させていました。本人の意思ではなく私の意志で、です。それこそ横に付きっきりでした。その勢いで続けていれば、もしかしたら10歳でメンコンも弾けるようになっていたかもしれません。
ですが、その代償として「ヴァイオリンが好き」という気持ちを無くしていたのではないかと思います。

10歳でメンコンが弾けるようになっても、本当に好きじゃなければ 「その先」なんて無いと思います。実際、学生音コンで入賞してもその後がさっぱりの人はたくさんいるみたいですよね。
いわゆる「天才児」の演奏を、間近で聴いたことがあります。上手には上手だったのですが、ちょっと「?」でした。別の機会に、その「天才児」が、「ヴァイオリンなんて好きじゃない。いつでもやめてやる。」 と言っているのを聞いて、「だからああいう演奏になるのね」 と、納得してしまいました。個人的には、その子のその後に 「?」 を感じました。
 
天才って、確かにいますよね。たとえばヨーヨー・マは、学童期に既にデビューして、今では巨匠の域に足を踏み入れつつあります。
ですがそういう方々は別として、普通の範囲の才能の子供たちだったら、才能の有る無しよりも、好きで続けていけることのほうが重要ではないでしょうか。

たしかにうちの子供は、日本で習っているお子さんと比べると、進度は遅いと思います。ですが、今は将来本気になったときのための準備期間と考えて、気長に、でも真面目に続けさせています。
本人が中学、高校と進んでいって「この道で生きて行きたい」 と本気で考えるようになった時、それまでゆっくり進んできた分の遅れは、十分取り戻せるはずだと思います。

mommyさん、えらそうなことを書いてごめんなさい。
このスレッドが立ち上がって以来とても気になっていて・・・
日本から離れて感じたことを、思い切って書いてみました。
[1788]

「子供の才能なんて親が耐えられるかどうかにかかっているかも。」

投稿日時:2002年09月12日 23:38
投稿者:nobee(ID:GXJkgjY)
ここまでの皆さんのお話の中で、かいかいさんの
「子供の才能なんて親が耐えられるかどうかにかかっているかも。」
がズーっと気になっていました。この言葉を否定したい気持と、「いや、結局それが現実だ。認めるしかない」という気持があったからです。 bibiのお話が、これに対する一石の様にも思い、少しお尋ねします。

実は、これは子供に習わせてるお母さん達のサイトでしばしば議論されていることですが、先生に「涙なくして上達した子はいない」といわれたとか、要はハードな自宅練習は当然という論が比較的多く、これができている親さんは「うちの子、頑張ってる!辛いんだろうけど...」という感じで、中には「この家は親子で泣きながら練習してるんだろうか?」と思わせるような内容もあります。

一方、時々、欧米在住のお母さんから現地でのレッスン風景が紹介されますが、先生からは「無理に練習をさせてはいけない」とか、「バイオリンを楽しませることが一番大事だ」と云われたとか、中には「練習をさせ過ぎてはいけない」と云われたという話しもききます。「泣いたらその日の練習は、そこで終わって下さい」とアドバイスされたとも。子供の年齢にもよるのでしょうが...。

もっとも欧米と一言でいっても、千差万別なんでしょうね。現にアメリカにも、ジュリアードママという言葉があるそうです。我が子を何が何でもジュリアード音楽院に入れるゾ、って頑張ってるお母さんの事だそうです。練習で「友達と遊べない!」と子供が言うと、だったら友達と遊ばなくていい、と云ったりするそうです。例えばの話しですけど。

でも総じて、日本は、「それなりのレベルを目指すのなら辛くても練習を強いるべき」と云う考えが流布し、欧米は楽しんでこそバイオリン、という考えが、日本よりは強いのかなって思います。「苦労すること自体に価値がある」という日本の思考風土が大きな原因の一つと私は思います。

辛い思いをせずとも上達できる、と云うことが日本人にはどうしても信じられない部分があるでは、という気がしますがどうでしょうか。無論、努力は必要でしょうが、「努力」と「苦労(悲痛な思い)」は別モノだと思います。欧米のことは詳しくないですが、日本の様な「苦労は買ってでもしろ」的な考えはないんじゃないですか?

bibiさんのお話を読んでると、ああやっぱり欧米ではこうした考えが(主流かどうかは兎も角として)、有る程度、普及しているんだなっと思いました。

国際コンクールでの日本人演奏への評価に、「技術的には問題ないが、音楽的な面に欠ける」的な内容の多いのも、こうした事に関係している様な気もしますがどうなんでしょうか。
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