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どれくらいの低湿度まで大丈夫?
投稿日時:2005年01月02日 20:27
投稿者:ベッツ(ID:QVBiaEQ)
この時期は空気が乾燥してますね。さて、製作後5年以内の新作ヴァイオリンについてですが、どれくらいの低湿度まで大丈夫なのだろうかと思ってます。強烈に空気が乾燥した場合、表板が剥がれるなどのトラブルが起きるかと思いますが、湿度何%ぐらいまで大丈夫なのでしょうか?自分の部屋は、ここ数日湿度40%まで下がってますが、今のところトラブルは起きてません。空気の乾燥によるトラブルの経験のある方がいらしたら、ご回答下さい。
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[ 3コメント ]
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Re: どれくらいの低湿度まで大丈夫?
投稿日時:2005年01月03日 03:14
投稿者:北国の人(ID:OGB5gVc)
北国では、冬の晴れた日に窓を開けて空気の入れ換えをすると、部屋の湿度が20~30%になります。以前、練習の合間に、ヴァイオリンのケースを開けた状態で、窓を開けて換気したら湿度が20%になったことがありました。でも、一時的だったこともあり、特に問題は起きませんでした。
あと、弦楽器を置いているお店でも、冬場は、常時湿度が30~35%のところがあります。加湿器を置いたりして乾燥対策をしているようですが、それでも外気温がマイナス10℃くらいの晴れた日だと、店内の湿度はすぐに湿度30%ぐらいになってしまうようです。それでも楽器が壊れたりはしてないそうですが、湿度が35%を切ると、一部の楽器の糸巻きが緩むようです。さらに湿度30%になると、大半の楽器の糸巻きが緩んでしまうようです。
湿度が30%を切ると、音がちょっと詰まった感じになりますね。鼻をつまんだような感じ、とも言えますね。それでも、しばらくその状態で弾いていると、いつの間にかそういう詰まった音が解消して、良く鳴るようになります。
そんなわけで、私の経験上、湿度30%までは大丈夫だと思いますが、湿度20%でも大丈夫かどうかはわかりません。ヨーロッパやアメリカの内陸部だと湿度20%ぐらいの地域もあるような気がしますので、意外と大丈夫なのかも知れませんね。
表板が剥がれるのと指板が剥がれるのでは、どっちが先に剥がれるんでしょうね。
あと、逆に、高湿度は何%まで大丈夫なんでしょうね~?湿度80%とかになると、板が剥がれてくるんでしょうかね~?一時的に湿度70%までは経験したことがありますが、それ以上は未知の領域です。東南アジアなどでは、湿度80%とか余裕で行きそうですよね。
そういう意味では、世界中を演奏旅行で廻るソリストの楽器には、大きな負担がかかっているのでしょうね。そうだとすると、音が良いだけでなく、気候の変化に耐えるだけの丈夫さと気候変動に対する許容度の広さが必要だと言えますね。
あと、弦楽器を置いているお店でも、冬場は、常時湿度が30~35%のところがあります。加湿器を置いたりして乾燥対策をしているようですが、それでも外気温がマイナス10℃くらいの晴れた日だと、店内の湿度はすぐに湿度30%ぐらいになってしまうようです。それでも楽器が壊れたりはしてないそうですが、湿度が35%を切ると、一部の楽器の糸巻きが緩むようです。さらに湿度30%になると、大半の楽器の糸巻きが緩んでしまうようです。
湿度が30%を切ると、音がちょっと詰まった感じになりますね。鼻をつまんだような感じ、とも言えますね。それでも、しばらくその状態で弾いていると、いつの間にかそういう詰まった音が解消して、良く鳴るようになります。
そんなわけで、私の経験上、湿度30%までは大丈夫だと思いますが、湿度20%でも大丈夫かどうかはわかりません。ヨーロッパやアメリカの内陸部だと湿度20%ぐらいの地域もあるような気がしますので、意外と大丈夫なのかも知れませんね。
表板が剥がれるのと指板が剥がれるのでは、どっちが先に剥がれるんでしょうね。
あと、逆に、高湿度は何%まで大丈夫なんでしょうね~?湿度80%とかになると、板が剥がれてくるんでしょうかね~?一時的に湿度70%までは経験したことがありますが、それ以上は未知の領域です。東南アジアなどでは、湿度80%とか余裕で行きそうですよね。
そういう意味では、世界中を演奏旅行で廻るソリストの楽器には、大きな負担がかかっているのでしょうね。そうだとすると、音が良いだけでなく、気候の変化に耐えるだけの丈夫さと気候変動に対する許容度の広さが必要だと言えますね。
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Re: どれくらいの低湿度まで大丈夫?
投稿日時:2005年01月04日 10:05
投稿者:rio(ID:I4ZAVUY)
新作の手工品ではありませんが、1989年製のスズキ湿度20%台の前半、室温25度から30度という暖房をガンガンにいれた体育館でケースから出して、弾く準備をしていたときのことです。10数分経った時、「バキッ!」という音とともに、ペグが突然緩み、小さな音で「メキ」という音でスズキの裏板と側板の間がはがれ始めるという事態に陥ったことがあります。
乾燥すると鳴りは良くなるというメリットがあることは、経験上判っているのですが、極端な場合危険かもしれません。特に乾燥して暖かいというのは危ないかもと個人的に思っています。
大切な楽器であれば、ぜひとも冒険だけはしないでほしいと思います。
乾燥すると鳴りは良くなるというメリットがあることは、経験上判っているのですが、極端な場合危険かもしれません。特に乾燥して暖かいというのは危ないかもと個人的に思っています。
大切な楽器であれば、ぜひとも冒険だけはしないでほしいと思います。
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Re: どれくらいの低湿度まで大丈夫?
投稿日時:2005年01月04日 19:17
投稿者:ベッツ(ID:JJYxc5E)
北国の人さん、rioさん、ご回答ありがとうございます。おニ方のご意見からは、ヴァイオリン本体は湿度30%を切ると危険だという感じがいたします。大切な愛器を破損させないためにも、温度と湿度には気をつけたいと思います。
ところで、弓の方は、低湿度のときに割れたりすることはないのでしょうか?スティックもそうですが、フロッグの黒檀は湿度が低いと割れが生じることがある、と聞いたことがありますが、実際のところいかがでしょうか?
ところで、弓の方は、低湿度のときに割れたりすることはないのでしょうか?スティックもそうですが、フロッグの黒檀は湿度が低いと割れが生じることがある、と聞いたことがありますが、実際のところいかがでしょうか?
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