[20076]
著作権?
投稿日時:2005年04月13日 09:13
投稿者:pochi(ID:EHeJVmk)
http://fstrings.com/board/index.asp?id=20046
は関係ないスレッドになったので、、、。
○楽譜は自分で買いましょう。良い想い出になりますよ。
○買わない場合は手書きで写譜しましょう。写経と同じ様に御利益があるかも知れません。
著作権に関するスレッドなので、著作権協会について等、何でも投稿してみて下さい。
は関係ないスレッドになったので、、、。
○楽譜は自分で買いましょう。良い想い出になりますよ。
○買わない場合は手書きで写譜しましょう。写経と同じ様に御利益があるかも知れません。
著作権に関するスレッドなので、著作権協会について等、何でも投稿してみて下さい。
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3 / 4 ページ [ 33コメント ]
[20132]
Re: 著作権?
投稿日時:2005年04月16日 21:14
投稿者:Geiger1951(ID:MSeFeAk)
このスレの寿命も、管理人様のご判断で。
余命幾許も無いかと存じ上げ奉ります
余命幾許も無いかと存じ上げ奉ります
[20133]
Re: 著作権?
投稿日時:2005年04月16日 21:49
投稿者:yam(ID:QEEkRkA)
私も、例えば吹奏楽業界で合唱業界で楽譜の違法コピーが横行しているであれば、確かに問題であると思いますし、作曲家の権利や生活は守られるべきだと思います。
しかし、だからといってとっくの昔に著作権が切れた楽譜のコピーや室内楽演奏のための私的コピーなど、あきらかに法的に合法な楽譜コピーまで杓子定規にすべて否定するのはいくらなんでも行き過ぎだと思います。そんなことが正当化されるなら、次は楽譜を古本屋に売ったり古本屋で買ったりすることも否定されるようになるかもしれませんし、楽譜の貸借も否定されるようになるかもしれません。私にはそういう風に規制を強めていくことがクラシック音楽文化の普及につながるとは思えません。
しかし、だからといってとっくの昔に著作権が切れた楽譜のコピーや室内楽演奏のための私的コピーなど、あきらかに法的に合法な楽譜コピーまで杓子定規にすべて否定するのはいくらなんでも行き過ぎだと思います。そんなことが正当化されるなら、次は楽譜を古本屋に売ったり古本屋で買ったりすることも否定されるようになるかもしれませんし、楽譜の貸借も否定されるようになるかもしれません。私にはそういう風に規制を強めていくことがクラシック音楽文化の普及につながるとは思えません。
[20135]
Re: 著作権?
投稿日時:2005年04月16日 22:43
投稿者:Geiger1951(ID:MSeFeAk)
yamさま
合唱業界で「コピーが横行」はしていないと存じますよ。
まともに公開演奏をしている市民合唱団などは、コピー譜を指揮者の先生が許しません。自分の汚点になって、以後の指揮活動が難しくなるからです。
確かに吹奏楽の指導者の一部に不見識な人がいるとは言われます。
++++
yamさまが問題提起してくださった。
>> 古典作品に勝手なスラーや表情記号を書き加えたり、
>> あまつさえ音符の改変や恣意的なカットまで行った
>> 「ロマン派的解釈」満載の楽譜
とは反対の「原典に忠実な」新しい楽譜は、ロマン的解釈譜より数十年は新しい訳で、こういう譜がどんどん出版されることを、われわれは大いに歓迎すべきです。そういう貴重な出版活動を妨げる「コピー譜の横行」はまさしく愚かしい極みだとお思いになりませんか。
合唱業界で「コピーが横行」はしていないと存じますよ。
まともに公開演奏をしている市民合唱団などは、コピー譜を指揮者の先生が許しません。自分の汚点になって、以後の指揮活動が難しくなるからです。
確かに吹奏楽の指導者の一部に不見識な人がいるとは言われます。
++++
yamさまが問題提起してくださった。
>> 古典作品に勝手なスラーや表情記号を書き加えたり、
>> あまつさえ音符の改変や恣意的なカットまで行った
>> 「ロマン派的解釈」満載の楽譜
とは反対の「原典に忠実な」新しい楽譜は、ロマン的解釈譜より数十年は新しい訳で、こういう譜がどんどん出版されることを、われわれは大いに歓迎すべきです。そういう貴重な出版活動を妨げる「コピー譜の横行」はまさしく愚かしい極みだとお思いになりませんか。
[20136]
Re: 著作権?
投稿日時:2005年04月16日 23:40
投稿者:auxo(ID:NQgpESc)
趣旨から外れるかも知れませんが、一言。
出版者の人には申し訳ありませんが、
労力を費やしているわりには使いにくい楽譜が多いとおもいます。
譜めくりのことを考えない編集(ページの都合?)が特にですが、
演奏者がコピーを貼り付けないと演奏に使用できないような楽譜を
完成品として売りつけるのはどうでしょうか?
ソロであれば暗譜しますが、合奏では演奏の妨げになることもあるように思います。
結果としてコピーを自分の都合の良いように編集するか、
あるいはあきらめて譜めくりに専念するかといった事情が起きるのも
出版社の怠慢ととられても仕方がない気がします。
僕自身は大抵市販の譜面を買いますが、学生ですので
楽章の抜粋しかやらない時などは、全集等であまりにも高いと感じる場合はスコアから切り貼りしますよ。
そのときはレイアウトを考えて、弾きやすいように考慮します。
(もちろん著作権の切れているものばかりですが。)
あと、買った楽譜でも書き込んで汚くなったら、またやるときに支障が
出るからという理由でコピー譜を練習用として利用することもあります。
なにせ弦を換えたり、弓の毛を張り替えるのにも金の無さに我慢する
くらい金ないので(爆)
出版者の人には申し訳ありませんが、
労力を費やしているわりには使いにくい楽譜が多いとおもいます。
譜めくりのことを考えない編集(ページの都合?)が特にですが、
演奏者がコピーを貼り付けないと演奏に使用できないような楽譜を
完成品として売りつけるのはどうでしょうか?
ソロであれば暗譜しますが、合奏では演奏の妨げになることもあるように思います。
結果としてコピーを自分の都合の良いように編集するか、
あるいはあきらめて譜めくりに専念するかといった事情が起きるのも
出版社の怠慢ととられても仕方がない気がします。
僕自身は大抵市販の譜面を買いますが、学生ですので
楽章の抜粋しかやらない時などは、全集等であまりにも高いと感じる場合はスコアから切り貼りしますよ。
そのときはレイアウトを考えて、弾きやすいように考慮します。
(もちろん著作権の切れているものばかりですが。)
あと、買った楽譜でも書き込んで汚くなったら、またやるときに支障が
出るからという理由でコピー譜を練習用として利用することもあります。
なにせ弦を換えたり、弓の毛を張り替えるのにも金の無さに我慢する
くらい金ないので(爆)
[20137]
Re: 著作権?
投稿日時:2005年04月17日 00:52
投稿者:yc(ID:mXJVJQA)
Geiger1951さん
> このスレの寿命も、管理人様のご判断で。
> 余命幾許も無いかと存じ上げ奉ります
いや、そこで振らないで下さい。(^^;)
特定対象を誹謗中傷するのでなければ、
議論することは無価値ではないと私は思います。
出版社の努力不足という見解自体は誹謗中傷ではないと
思いますし、ひとつの意見としてお互いに議論するのも
悪くないと思います。
ちなみに、議論の過程からGeiger1951さんの下記の
コメントを拝見し、個人的には大変共感致しました。↓
> 楽譜ほど廉価な文化遺産は地球上で探すことが難しいと、
> 私は確信しています。
> 愛する作品の譜は繰り返し購入し、感謝しながら使っています。
他者への想像力、他者の尊重は、とても大切なことだと
私は思っています。
> このスレの寿命も、管理人様のご判断で。
> 余命幾許も無いかと存じ上げ奉ります
いや、そこで振らないで下さい。(^^;)
特定対象を誹謗中傷するのでなければ、
議論することは無価値ではないと私は思います。
出版社の努力不足という見解自体は誹謗中傷ではないと
思いますし、ひとつの意見としてお互いに議論するのも
悪くないと思います。
ちなみに、議論の過程からGeiger1951さんの下記の
コメントを拝見し、個人的には大変共感致しました。↓
> 楽譜ほど廉価な文化遺産は地球上で探すことが難しいと、
> 私は確信しています。
> 愛する作品の譜は繰り返し購入し、感謝しながら使っています。
他者への想像力、他者の尊重は、とても大切なことだと
私は思っています。
[20138]
Re: 著作権?
投稿日時:2005年04月17日 01:52
投稿者:yam(ID:QEEkRkA)
基本的には、著作権が切れた文学、音楽、美術等は人類全体の文化遺産、共通財産(パブリックドメイン)ですから、そのような公共財ができる限り低廉なコストで一般消費者に広く流通することは人類全体の利益に適っており、望ましいことです。実際に、インターネット上の無料ダウンロード可能な楽譜などはそのような思想に基づいて公開されているわけです。
経済学的に言って、その際どういう流通手段が選択されるかは、市場原理によって消費者の自由な選択に任せるべきです。なぜなら、市場原理のほうが、なんらかの法的規制や強制より社会的コストが低く、ベターな結果をもたらすということは繰り返し歴史的に立証されてきたからです。
経済学的に言って、その際どういう流通手段が選択されるかは、市場原理によって消費者の自由な選択に任せるべきです。なぜなら、市場原理のほうが、なんらかの法的規制や強制より社会的コストが低く、ベターな結果をもたらすということは繰り返し歴史的に立証されてきたからです。
[20139]
Re: 著作権?
投稿日時:2005年04月17日 10:04
投稿者:Geiger1951(ID:MSeFeAk)
==>ycさま
>> いや、そこで振らないで下さい。(^^;)
いっやー、年甲斐も無くふざけすぎました。暴言多謝。
共感して頂いて汗顔の至りです。
==>yamさま
貴殿の理想はよく解りました。
熱烈に共感、と申し上げたい所です。
確かに西洋音楽は世界のものであり、就中、古典やロマン派の偉大な作品は人類の共有財産です。
日本文学の世界において有名なのは例の「青空文庫」ですね。
それ以外にも、例えば聖書には
http://www.cozoh.org/denmo/
とか
http://homepage1.nifty.com/bible/
などがあります。
何れも篤志家による価値あるプロジェクトです。(合掌…)
「青空文庫」など、1998年頃数人で始まり、いまでは500人以上のみなさんが志を一つにして努力しておられる事実に敬服します。
+++++++
楽譜に関して、まだまだ例は少ないのですが:
ラフマニノフ作品 パブリック・ドメイン入り
http://www.flowerlounge.com/archives/000239.html
という例を見かけました。
楽譜のパブリックドメイン版は理想的には楽譜TEXなどの再配布可能な形態が欲しいですね。
ジフやJPEGでもいいですが、頁編集が不可能です。
(旧バッハ全集の画像は、鮮明さに欠ける恨みがあります)
ユーザーで楽譜の間違いを発見できる人があれば、修正して公開できますし。
また、「青空文庫」では間違いがないように誠実に入力はされているはずですし、入力元のソースも明示されていますから、研究者がそれを訂正することが比較的容易です。
楽譜の場合、手稿譜(ファクシミリ版)から入力すべきでしょう。
版権を出版社が放棄することを表明した譜面があったとしても「ロマン派的解釈譜」だったり、スラーや発想記号が恣意的だったり問題が多すぎます。
すると高額なファクシミリ版を揃えるためかなりの費用が掛かります。
また入力の為の人件費(楽譜TEXを扱える人が限定されますので)も必要で、S財団やN音楽財団(一日壱膳だっけ)のサポートが必要です。
しかし私共の演奏に必要な全ての楽譜についてパブリックドメイン版の楽譜が勢ぞろいする為には、篤志家が何千人も必要かも知れず、悠久なる未来に期待を寄せるしかないのも悔しいです。
ですから理想は理想として、現実的には今ある出版された形態の楽譜を、有償で利用する選択肢しか我々には無いのかも知れません。
>> いや、そこで振らないで下さい。(^^;)
いっやー、年甲斐も無くふざけすぎました。暴言多謝。
共感して頂いて汗顔の至りです。
==>yamさま
貴殿の理想はよく解りました。
熱烈に共感、と申し上げたい所です。
確かに西洋音楽は世界のものであり、就中、古典やロマン派の偉大な作品は人類の共有財産です。
日本文学の世界において有名なのは例の「青空文庫」ですね。
それ以外にも、例えば聖書には
http://www.cozoh.org/denmo/
とか
http://homepage1.nifty.com/bible/
などがあります。
何れも篤志家による価値あるプロジェクトです。(合掌…)
「青空文庫」など、1998年頃数人で始まり、いまでは500人以上のみなさんが志を一つにして努力しておられる事実に敬服します。
+++++++
楽譜に関して、まだまだ例は少ないのですが:
ラフマニノフ作品 パブリック・ドメイン入り
http://www.flowerlounge.com/archives/000239.html
という例を見かけました。
楽譜のパブリックドメイン版は理想的には楽譜TEXなどの再配布可能な形態が欲しいですね。
ジフやJPEGでもいいですが、頁編集が不可能です。
(旧バッハ全集の画像は、鮮明さに欠ける恨みがあります)
ユーザーで楽譜の間違いを発見できる人があれば、修正して公開できますし。
また、「青空文庫」では間違いがないように誠実に入力はされているはずですし、入力元のソースも明示されていますから、研究者がそれを訂正することが比較的容易です。
楽譜の場合、手稿譜(ファクシミリ版)から入力すべきでしょう。
版権を出版社が放棄することを表明した譜面があったとしても「ロマン派的解釈譜」だったり、スラーや発想記号が恣意的だったり問題が多すぎます。
すると高額なファクシミリ版を揃えるためかなりの費用が掛かります。
また入力の為の人件費(楽譜TEXを扱える人が限定されますので)も必要で、S財団やN音楽財団(一日壱膳だっけ)のサポートが必要です。
しかし私共の演奏に必要な全ての楽譜についてパブリックドメイン版の楽譜が勢ぞろいする為には、篤志家が何千人も必要かも知れず、悠久なる未来に期待を寄せるしかないのも悔しいです。
ですから理想は理想として、現実的には今ある出版された形態の楽譜を、有償で利用する選択肢しか我々には無いのかも知れません。
[20140]
Re: 著作権?
投稿日時:2005年04月17日 10:51
投稿者:よが(ID:MTeTV5M)
こんにちは. ご参考.
日本には現在,版面権はないので,元ネタの著作権が切れれば譜面は Public domain になると思います(個人的見解です)が,譜面は譜面で公表から50年間の保護期間を儲けようという動きがかなり具体的になってきているように見えます.
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20050331ur21.htm
http://www1.ocn.ne.jp/~miyoko/menu02-63.htm
http://stella.cocolog-nifty.com/starchartlog/2005/04/post_7647.html
日本には現在,版面権はないので,元ネタの著作権が切れれば譜面は Public domain になると思います(個人的見解です)が,譜面は譜面で公表から50年間の保護期間を儲けようという動きがかなり具体的になってきているように見えます.
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20050331ur21.htm
http://www1.ocn.ne.jp/~miyoko/menu02-63.htm
http://stella.cocolog-nifty.com/starchartlog/2005/04/post_7647.html
[20141]
Re: 著作権?
投稿日時:2005年04月17日 11:39
投稿者:Geiger1951(ID:MSeFeAk)
ベートーヴェンやブラームスの現行印刷譜がパブリックドメインだとは初耳なのですが、だとしたらNHK交響楽団も読売日本交響楽団もヘンレー社の譜を一部購入して数十倍にコピーする筈ですね。
そうでないと監査のとき無駄遣いだと指弾されます。
専門の製本業者(格安)も出現するでしょう。
そうなったら素敵とは思いますが。楽譜産業が消滅して、バロック時代の状況に戻ってしまうか、神のみぞ知る。
+++
ええっ?尼オケならコピーは合法?
だったらプロ指揮者は絶対指導に来なくなるよなー。
+++
議論が出尽くしたかも?
そうでないと監査のとき無駄遣いだと指弾されます。
専門の製本業者(格安)も出現するでしょう。
そうなったら素敵とは思いますが。楽譜産業が消滅して、バロック時代の状況に戻ってしまうか、神のみぞ知る。
+++
ええっ?尼オケならコピーは合法?
だったらプロ指揮者は絶対指導に来なくなるよなー。
+++
議論が出尽くしたかも?
[20142]
Re: 著作権?
投稿日時:2005年04月17日 13:01
投稿者:よが(ID:MTeTV5M)
[20089]
にあるとおり,印刷譜のコピー禁止の法律上の根拠は著作権法だけでそこにも版面については明記されていないので,権利の切れたものをコピーするのは違法ではないと言えると思っています.
ただ,それがすなわちコピーして経費削減といえるところまで一般的に認められた行為かというとグレーです. 特に商売の邪魔をされたなどということで訴訟をされた場合にどういう判決がでるかはわかりません.
逆に,版面権の創設などを国会で議論しているという事実は,現在は違法でないということを出版社側も実はわかっていて,一般的な行為として定着してしまうとまずいと思っているということの裏返しとは思いませんか.
コピーして使うかどうかは,各自の判断と責任で行うことであり,それは各自の自由です. 私個人は,(著作権が切れていても)出版社から楽譜を買うことが常に善であり,コピーは常に悪であるという考えには賛同しません. 場合によってはインターネット上の public domain の楽譜も利用しています.かといってコピー行為を特に推奨しているわけでもありません.
[20089]
Re: 著作権?
投稿日時:2005年04月13日 23:33
投稿者:yam(ID:FUVmkVk)
著作権について法的な立場からコメントします。楽譜のコピーについて考えるときに重要なことは著作権が生きている曲か切れている曲かをきちんと分けて考えることです。結論から言うと、
1、著作権が切れていない曲の楽譜コピーは違法行為です。
2、著作権が切れている楽曲の楽譜コピーは合法行為です。
3、ただし国によっては楽譜のレイアウトを「版面権」として著作隣接権を認めている国もあります(日本では認められていない)。そういう国では版面権が切れていない楽譜のコピーは違法になります。
4、楽譜校訂者に著作権を認めるかどうかはグレーゾーンですが、原則としてはその校訂に創作性が認められるかどうかが判断基準になります。単なる印刷ミスの訂正程度で創作性が認められるとは考えにくいし、バロックの曲の通奏低音の場合のように実質的に創作と認められるような場合なら著作権を主張できる可能性もあります。
「展覧会の絵」について言えば、曲の著作権が切れている以上、楽譜のコピーは合法となります。
尚、楽譜はコピーするよりも自分で写譜したほうが勉強になるから手で写譜するほうがよいという意見は、その通りと思います。学生なら時間もあるんだから、勉強のためにも写譜しましょう。
1、著作権が切れていない曲の楽譜コピーは違法行為です。
2、著作権が切れている楽曲の楽譜コピーは合法行為です。
3、ただし国によっては楽譜のレイアウトを「版面権」として著作隣接権を認めている国もあります(日本では認められていない)。そういう国では版面権が切れていない楽譜のコピーは違法になります。
4、楽譜校訂者に著作権を認めるかどうかはグレーゾーンですが、原則としてはその校訂に創作性が認められるかどうかが判断基準になります。単なる印刷ミスの訂正程度で創作性が認められるとは考えにくいし、バロックの曲の通奏低音の場合のように実質的に創作と認められるような場合なら著作権を主張できる可能性もあります。
「展覧会の絵」について言えば、曲の著作権が切れている以上、楽譜のコピーは合法となります。
尚、楽譜はコピーするよりも自分で写譜したほうが勉強になるから手で写譜するほうがよいという意見は、その通りと思います。学生なら時間もあるんだから、勉強のためにも写譜しましょう。
ただ,それがすなわちコピーして経費削減といえるところまで一般的に認められた行為かというとグレーです. 特に商売の邪魔をされたなどということで訴訟をされた場合にどういう判決がでるかはわかりません.
逆に,版面権の創設などを国会で議論しているという事実は,現在は違法でないということを出版社側も実はわかっていて,一般的な行為として定着してしまうとまずいと思っているということの裏返しとは思いませんか.
コピーして使うかどうかは,各自の判断と責任で行うことであり,それは各自の自由です. 私個人は,(著作権が切れていても)出版社から楽譜を買うことが常に善であり,コピーは常に悪であるという考えには賛同しません. 場合によってはインターネット上の public domain の楽譜も利用しています.かといってコピー行為を特に推奨しているわけでもありません.
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