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楽器の委託販売と買い取り
投稿日時:2005年10月12日 05:55
投稿者:イイオヤジ(ID:I4mHWBk)
みなさん、こんにちは。
都内のある大手楽器店では、委託販売というシステムを古くから導入しています。客から楽器を預って売れたら販売価格の20%手数料を引いて客に支払うというものです。口頭ではそういう説明を受けていたのですが、伝票を見ると、委託ではなく、買い取り伝票になっているのです。実際には、希望価格より高く表示して店頭に出したりしています。なぜ、希望販売価格にしないかと尋ねると、この価格から値引きするというのです。通常、委託販売なら、伝票も委託用の伝票になり、販売価格、手数料、客に支払う金額等を記載しますよね。しかし、実際には買い取り伝票ですから、依頼者に支払う金額しか書かれていないのです。ですから、いくらで売られたかもわからないのです。ただ、高額なビンテージ楽器の場合は、20%プラス消費税を加えた金額をきちんと店頭表示しているケースもあります(400万なら500万プラス消費税)。いずれにしても、実体は、「売れたら買い取る」というシステムのようです。口頭では「委託販売」と称して手数料20%といいながら、実際には20%以上を利益として上げているやりかたは、法的には問題はないのでしょうか。
都内のある大手楽器店では、委託販売というシステムを古くから導入しています。客から楽器を預って売れたら販売価格の20%手数料を引いて客に支払うというものです。口頭ではそういう説明を受けていたのですが、伝票を見ると、委託ではなく、買い取り伝票になっているのです。実際には、希望価格より高く表示して店頭に出したりしています。なぜ、希望販売価格にしないかと尋ねると、この価格から値引きするというのです。通常、委託販売なら、伝票も委託用の伝票になり、販売価格、手数料、客に支払う金額等を記載しますよね。しかし、実際には買い取り伝票ですから、依頼者に支払う金額しか書かれていないのです。ですから、いくらで売られたかもわからないのです。ただ、高額なビンテージ楽器の場合は、20%プラス消費税を加えた金額をきちんと店頭表示しているケースもあります(400万なら500万プラス消費税)。いずれにしても、実体は、「売れたら買い取る」というシステムのようです。口頭では「委託販売」と称して手数料20%といいながら、実際には20%以上を利益として上げているやりかたは、法的には問題はないのでしょうか。
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【ご参考】
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Re: 楽器の委託販売と買い取り
投稿日時:2005年10月13日 07:19
投稿者:イイオヤジ(ID:N2mTYQA)
セイジがおっしゃるシステムも、結局は「売れたら買い取る」というシステムですよね。委託販売とは、売り主が販売価格を決めて、そのうちの何パーセントという金額を手数料としてお店に支払うもので、委託伝票にも金額の明細を書くのが普通です。中古カメラ店などでも、小額とはいえ、きちんと委託伝票に明細を記載し、店頭に並べた商品に希望販売価格を表示するのが普通です。売り主の希望価格が5万なのに、お店側が勝手に店頭価格を6万にすることはないでしょう。6万(プラス消費税)で売るつもりなら(売れるなら)、伝票を書き直せと文句をいうのではないでしょうか。
楽器店では、店頭には価格を表示しない場合もありますので、いくらで売ったかは実際にわからない場合が多いです(委託の場合は、やはり、表示すべきだと思う)。小さいお店なら、売り主も、「別にいくらで売ってもいいや」って気持ちになるわけですが、大手楽器店が組織ぐるみで、20%手数料の委託販売と称して、伝票は「委託伝票」ではなく、「買い取り伝票」(当然、手数料等の記載なし)で、表示も希望価格より高くするのは問題かと思うんですよね。売り主は、価格を決める際に、この価格なら1ヵ月で売れるかもしれないとか、計画を立てているわけですから、楽器店に勝ってに価格を上げられると困るんですよ。
私はこの楽器店にはギターの委託販売を依頼したことはあるのですが、バイオリンはまだ委託に出したことはないです。バイオリン部門の店員さんに聞いたら、やはり、委託販売をやっているということでしたので、ギターと同じシステムかと思います。
だったら、そこに委託出すの止めたら、って話しになるわけですが、問題は数十年そういうことをやってきたということと、現在もそういうやり方をしているということなんですよ(やり方が巧妙というかなんというか、、)。
楽器店では、店頭には価格を表示しない場合もありますので、いくらで売ったかは実際にわからない場合が多いです(委託の場合は、やはり、表示すべきだと思う)。小さいお店なら、売り主も、「別にいくらで売ってもいいや」って気持ちになるわけですが、大手楽器店が組織ぐるみで、20%手数料の委託販売と称して、伝票は「委託伝票」ではなく、「買い取り伝票」(当然、手数料等の記載なし)で、表示も希望価格より高くするのは問題かと思うんですよね。売り主は、価格を決める際に、この価格なら1ヵ月で売れるかもしれないとか、計画を立てているわけですから、楽器店に勝ってに価格を上げられると困るんですよ。
私はこの楽器店にはギターの委託販売を依頼したことはあるのですが、バイオリンはまだ委託に出したことはないです。バイオリン部門の店員さんに聞いたら、やはり、委託販売をやっているということでしたので、ギターと同じシステムかと思います。
だったら、そこに委託出すの止めたら、って話しになるわけですが、問題は数十年そういうことをやってきたということと、現在もそういうやり方をしているということなんですよ(やり方が巧妙というかなんというか、、)。
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Re: 楽器の委託販売と買い取り
投稿日時:2005年10月13日 12:52
投稿者:カモ(ID:OJCEhVM)
希望価格で委託できるだけ良心的だと思います。
買取をしない楽器屋さんや、3割程度の買取額
になる楽器屋さんがほとんどです。
買取をしない楽器屋さんや、3割程度の買取額
になる楽器屋さんがほとんどです。
[23758]
Re: 楽器の委託販売と買い取り
投稿日時:2005年10月13日 12:52
投稿者:rio(ID:EhkHAgY)
委託販売だと、売上高は委託手数料のみ。
買取販売だと、所有権はお店に移るので、売上高は楽器販売価格。
一般の企業だと売上も重視されるので、慣習として委託といいながらも、委託とほぼ同じですよ、という表現で預かって、売れることがわかってから、買取販売をする例は楽器業界に限らずあると思います。
イイオヤジさんのコメントはわからなくもないですが、説明と契約書の内容が違った。そういう説明だとは思わなかったという例はよく聞くところです。
契約書どおりに履行するのが原則ですので、履行されなければ法的に問題あり。履行されれば問題なしですね。
ご自身の性格にあわせ、契約をするとき、口約束でOKするか、契約書を締結するか使い分けてはいかがでしょうか?きちんと契約書を締結すれば今お持ちの疑問はわきません。また、希望通りの契約書を取り交わすのを相手が拒否すれば、契約にいたらなかっただけのことです。
私はどう思うか?
委託販売するとき、私は手許にいくらほしいという金額を伝えます。相手がいくら手数料を取ろうとも、約束された金額さえ期限内に手にすることができれば文句は言いません。1円でも高く売りたいのなら、委託販売よりはオークションの方が適当ではないかと考えます。
買取販売だと、所有権はお店に移るので、売上高は楽器販売価格。
一般の企業だと売上も重視されるので、慣習として委託といいながらも、委託とほぼ同じですよ、という表現で預かって、売れることがわかってから、買取販売をする例は楽器業界に限らずあると思います。
イイオヤジさんのコメントはわからなくもないですが、説明と契約書の内容が違った。そういう説明だとは思わなかったという例はよく聞くところです。
契約書どおりに履行するのが原則ですので、履行されなければ法的に問題あり。履行されれば問題なしですね。
ご自身の性格にあわせ、契約をするとき、口約束でOKするか、契約書を締結するか使い分けてはいかがでしょうか?きちんと契約書を締結すれば今お持ちの疑問はわきません。また、希望通りの契約書を取り交わすのを相手が拒否すれば、契約にいたらなかっただけのことです。
私はどう思うか?
委託販売するとき、私は手許にいくらほしいという金額を伝えます。相手がいくら手数料を取ろうとも、約束された金額さえ期限内に手にすることができれば文句は言いません。1円でも高く売りたいのなら、委託販売よりはオークションの方が適当ではないかと考えます。
[23814]
Re: 楽器の委託販売と買い取り
投稿日時:2005年10月14日 06:18
投稿者:イイオヤジ(ID:MxlgeWA)
下限さえ払ってもらえばいいという考えは確かにあると思いますし、それはそうでいいと思いますよ。
まずはですね。
委託販売として楽器を楽器店に預ける場合、「買い取り伝票」の控えを売り主に渡す自体がおかしいわけです。その場で買い取ってるわけではないですから。委託伝票は、楽器の預かり証としての役目を果たすわけです。楽器店としては、「買い取り伝票」を渡しておけば、あとで高く売ったとクレームを付けられても、伝票が「買い取り」だから、と逃げられるわけです。ただし、実質的は買い取りのようなもので、支払う時期を遅らせているだけなのです(売れたときに売り主に支払う)。
で、伝票を委託伝票にした場合、販売価格、手数料、売り主の受け取り金額の明細を記載するわけですが、販売価格は通常は売り主が決めます(楽器店と相談することが多いですが)。ですから、店頭表示価格も売り主の希望販売価格に表示しなければいけないと思うのですよ。希望価格より高く表示したら、契約違反になりますよね。これについては中古カメラ店の例を挙げました。もちろん、販売価格より値下げする場合は、別に売り主と相談するとか、何か手続きが必要と思いますが。
ギターは相場というのがだいたい決まっていて、希望価格の表示にすることは多いですが、バイオリンはこの辺がだいぶ違ってくるかもしれませんね。
たとえば、古いドイツ製を委託に出したいと申し出て、楽器店側が「この辺のむかしの量産品はせいぜい高くても10万ぐらいですね」と言われ、委託手数料の20%(2万円)を引いた8万円の買い取り伝票を渡すとしますね。それで、実際には店頭に30万の表示をしたら、売り主は怒こりますよね。でも実際は、多くの売り主は、二束三文の買い取りよりは8万だったらいいかぁ、ってガマンしているわけですよ。で、伝票をよく見ると「買い取り伝票」になっている。この辺が皆さん、ごまかされてるんですよ。もっとも、このようなケースは実際にはあまりないかもしれません。委託販売システム自体知らない人も多いようですし、地方の方(売り主)は利用できませんし。
ただ、バイオリンの専門店はどういうシステムかはよくわかりませんけど。
まずはですね。
委託販売として楽器を楽器店に預ける場合、「買い取り伝票」の控えを売り主に渡す自体がおかしいわけです。その場で買い取ってるわけではないですから。委託伝票は、楽器の預かり証としての役目を果たすわけです。楽器店としては、「買い取り伝票」を渡しておけば、あとで高く売ったとクレームを付けられても、伝票が「買い取り」だから、と逃げられるわけです。ただし、実質的は買い取りのようなもので、支払う時期を遅らせているだけなのです(売れたときに売り主に支払う)。
で、伝票を委託伝票にした場合、販売価格、手数料、売り主の受け取り金額の明細を記載するわけですが、販売価格は通常は売り主が決めます(楽器店と相談することが多いですが)。ですから、店頭表示価格も売り主の希望販売価格に表示しなければいけないと思うのですよ。希望価格より高く表示したら、契約違反になりますよね。これについては中古カメラ店の例を挙げました。もちろん、販売価格より値下げする場合は、別に売り主と相談するとか、何か手続きが必要と思いますが。
ギターは相場というのがだいたい決まっていて、希望価格の表示にすることは多いですが、バイオリンはこの辺がだいぶ違ってくるかもしれませんね。
たとえば、古いドイツ製を委託に出したいと申し出て、楽器店側が「この辺のむかしの量産品はせいぜい高くても10万ぐらいですね」と言われ、委託手数料の20%(2万円)を引いた8万円の買い取り伝票を渡すとしますね。それで、実際には店頭に30万の表示をしたら、売り主は怒こりますよね。でも実際は、多くの売り主は、二束三文の買い取りよりは8万だったらいいかぁ、ってガマンしているわけですよ。で、伝票をよく見ると「買い取り伝票」になっている。この辺が皆さん、ごまかされてるんですよ。もっとも、このようなケースは実際にはあまりないかもしれません。委託販売システム自体知らない人も多いようですし、地方の方(売り主)は利用できませんし。
ただ、バイオリンの専門店はどういうシステムかはよくわかりませんけど。
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Re: 楽器の委託販売と買い取り
投稿日時:2005年10月14日 06:39
投稿者:イイオヤジ(ID:MxlgeWA)
それとですね、下限を払ってもらえば、いくらで売ってもいいというお話しがありましたが、たとえば、専門店でオールドバイオリンを委託に出して売れたから、下限の100万を受け取り、楽器店で300万で実際には売ったとしますよね(売り主にはわからないとして)。楽器店の利益は200万です。仲介しただけで、200万ですよ。本来ならば(手数料が20%として)、売り主は240万受け取れるわけです。楽器店は60万ですが、それでも十分な金額ですよね。
不動産取引きの場合、500万の土地でも、不動産屋さんは、売り手と買い手から3%ずつ、計6%しか仲介手数料が入りません。利益は30万のみです。
不動産取引きの場合、500万の土地でも、不動産屋さんは、売り手と買い手から3%ずつ、計6%しか仲介手数料が入りません。利益は30万のみです。
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Re: 楽器の委託販売と買い取り
投稿日時:2005年10月14日 18:20
投稿者:pochi(ID:FokFWXU)
楽器の
「委託販売に関して、法的な規制が有るかどうか」
と云う問題と、
「販売する楽器の原価率が幾らか」
と云う問題を分けて議論しましょう。
「委託販売に関して、法的な規制が有るかどうか」
と云う問題と、
「販売する楽器の原価率が幾らか」
と云う問題を分けて議論しましょう。
[23842]
Re: 楽器の委託販売と買い取り
投稿日時:2005年10月15日 04:51
投稿者:pochi(ID:EHMASYE)
取りあえず、こちらに問い合せてみては、如何でしょうか?
問い合わせ先
〇経済産業省商務情報政策局消費経済政策課
電話 03―3501―1511(代)
〇国民生活センター消費者情報部
電話 03―3443―8666
問い合わせ先
〇経済産業省商務情報政策局消費経済政策課
電話 03―3501―1511(代)
〇国民生活センター消費者情報部
電話 03―3443―8666
[23853]
Re: 楽器の委託販売と買い取り
投稿日時:2005年10月15日 14:25
投稿者:イイオヤジ(ID:JYAWaWA)
>仕入れ値の10倍で売ろうが100倍で売ろうが店側の自由です。
そういうことを問題にしているのではないですよ。委託販売の話しですから。私はきちんと書いているのですから、きちんと読んでから発言してほしいものです。
だいたい、売り主がそういう態度だから、楽器店はつけ上がるのですよ。
そういうことを問題にしているのではないですよ。委託販売の話しですから。私はきちんと書いているのですから、きちんと読んでから発言してほしいものです。
だいたい、売り主がそういう態度だから、楽器店はつけ上がるのですよ。
[23855]
Re: 楽器の委託販売と買い取り
投稿日時:2005年10月15日 15:34
投稿者:rio(ID:N5FikA)
イイオヤジさんの例なのですが
伝票には、「買い取り伝票」という記載がありますが
その前に、委託販売契約書とか委託販売に係る覚書など販売方法を明確に表した書面はあるのでしょうか?
本件、私はこの部分に判断の糸口があるように思います。
伝票には、「買い取り伝票」という記載がありますが
その前に、委託販売契約書とか委託販売に係る覚書など販売方法を明確に表した書面はあるのでしょうか?
本件、私はこの部分に判断の糸口があるように思います。
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