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この説は本当? | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 37 Comments
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この説は本当?

投稿日時:2006年07月11日 21:49
投稿者:質問者(ID:JThmApM)
ヴァイオリンにまつわるいろんな「説(定説)」を検証するスレッドです。

ある弦楽器店で聞いた話なのですが、次の説は正しいのでしょうか?
「新作ヴァイオリンの木目や杢は、実際に使って年月が経過すると、徐々にハッキリとしてくる。(ヴァイオリンが古くなるにつれて、木目や杢が目立つようになってくる。)」

使っているうちにニスの厚みが薄くなったり色が薄くなることによって木目や杢が目立つようになるという感じもしますが、使っているうちにニスの透明感が減ってくすんだ色合いになると、木目や杢は目立たなくなるようにも思います。あるいは、ニスによる化学的な作用で年月の経過とともに木目や杢がハッキリして行くということもあり得るのでしょうか。
1台の新作ヴァイオリンを10年・20年と使い続ければ検証できるのでしょうけどなかなかそういう機会がないものですから、ご存知の方がいらしたら教えて下さい。
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Re: この説は本当?

投稿日時:2006年08月03日 03:21
投稿者:浪速人(ID:kDFlKWA)
便乗質問男さん、

私は建築関係は暗いのであまり無責任なことは言えないのですが、もし防音以外の諸条件でそこを気に入っておられるのなら購入されたらいかがでしょうか?上下左右からもし苦情が出たら防音室を導入するという前提で。追加投資はユニットの大きさや遮音性能にもよりますが150-200万円で済みますのでコスト/パフォーマンスは特注工事よりは良いですね。大きな店には実物が展示されていますので一度相談されたら良いと思います。(ヴァイオリンは天井の高いタイプがおススメ)

http://www.yamaha.co.jp/product/avitecs/index.html

一戸建ての2階に入れていますが、ヴァイオリンだと深夜でもほとんど聞こえません。ピアノやチェロ、ドラムなどの低音を含む楽器を入れられるのなら、床・天井を通しての伝導を考慮して1階か最上階を選ばれると良いと思います。防音室は練習専用です。音響空間が狭く残響が少ないので弾いていて楽しくないのが欠点です。
[28951]

あの…

投稿日時:2006年08月03日 07:49
投稿者:rio(ID:MGFpUHQ)
浪速人さんのご意見ごもっともです

防音室については
ただ、専門家は残響音についても
楽器の特性をつかみながら
設計しますので

あまり気にしなくてもよろしいと
私は思います

ただ、地方だと経験のある技術者が少なく
ただ単に、遮音・消音にのみ力点を置く設計をすると
確かに残響音などいいかげんな部屋になってしまいますね

既製品の防音室は、どうしても最大公約数を取るので
つまらなくなりがちですが、Y社は多少調整がきいたように思います
[28957]

Re: この説は本当?

投稿日時:2006年08月03日 13:24
投稿者:米米(ID:ITBSiBM)
私は住宅を購入する際、防音室を注文しました。設計段階から「真夜中でも周囲を気にせず弾ける部屋が欲しい」と設計者に嫌がられるほど強く言ったにもかかわらず、望んでいたレベルでの防音効果はありませんでした。完成後、第三者機関を通じて判定してもらいましたが、後の祭りです。rio様のおっしゃる通り、第三者の専門家診断していただく事をおすすめします。また浪速人様のおっしゃるように、割り切って、既成の防音室を入れるのも一つだと思います。
脅かすようで、ごめんなさい。でも大きな買い物ですのでくれぐれもお気を付けますように。
[28958]

Re: この説は本当?

投稿日時:2006年08月03日 18:39
投稿者:米米(ID:ITBSiBM)
連投失礼します。付け足します。

昼間は「音が音を消す」ということがあって、生活の雑音に消されて楽器の音は比較的目立ちません。夜は目立ちます。
[28959]

Re: この説は本当?

投稿日時:2006年08月03日 22:30
投稿者:うーん(ID:MJlZlng)
我が家(マンション)もY社の防音室を入れてますが、一戸建てならいざ知らず、生音は夜は厳しいですよ。
[28960]

Re: この説は本当?

投稿日時:2006年08月03日 23:04
投稿者:便乗質問男(ID:N4Fzc5I)
皆様、お返事ありがとうございます。皆様の書き込みを読んで、やはりマンション選びは慎重にしなければならん、と思いを新たにしたところです。
そこで、早速、マンション業者に電話して、いろいろ質問してみました。
①床スラブが280ミリのマンションが販売されてないかどうか聞いたところ、「首都圏ならそういうマンションもありますが、この地方では探しても見つからないと思いますよ。当社の2重床・2重天井採用のマンションでは、どこも床スラブは200ミリとなってます。」とのことでした。今売っているマンションの中で2重床・2重天井でないマンションもいくつかあるようですが、そういうマンションであれば、床スラブ220ミリとか230ミリの物件があるようです。どうやらうちの地方では、2重床・2重天井は、まだ標準とはなっておらず、先進的な扱いとなっているようです。
②2重天井・2重床のマンションの防音性能について質問したところ、「当社が販売した2重天井・2重床のマンションに、プロの(某交響楽団の)ヴァイオリニストと、別のマンションにプロのヴィオリストがお住まいですが、お二方とも特に防音工事とかはしてないようですよ。」とのことでした。
これは、別の業者が建設したマンションの話ですが、2重床・2重天井のマンションが出始めた最初の頃のタワーマンションに、地元のプロオケの第1ヴァイオリン奏者が住んでいる、という話を楽器屋さんを通じて聞いたことがあります。特に防音ルームを作ったりはしていないようだ、とのことでした。
こうした話と、皆様のお話には、非常に大きな落差がありますが、これは首都圏と地方の差なのかな~、という感じで、田舎は音に対して寛容なんだな~、と思ったりしています。
スラブ厚280ミリのマンションはこの地方には無いです、と断言されたときは、はっきり言ってショックでした。いくらお金を積んでも、無いもの無いのですから・・・。
私はスラブ厚160ミリの2重床・天井でないマンションで、たまに夜10時過ぎに弱音器をつけずに練習したりしていますが、一度もトラブルになったことはありません。
rio様の書き込みによると、松下電工さんの建材はグレード的には普通のレベルのようですが、私がいくつか見学したマンションの中では、松下電工さんの建材を使っている2重床・2重天井のマンションが、床材、ドア等の質感は一番優れているように感じました。業者さんも、ここは当社のマンションの中でもグレードの高い建材を使ってます、と自信たっぷりに話してました。実際、近隣のマンション相場と比べて、㎡単価が10~15%程度割高なので、高いのにはそれなりの理由があるのだな、と納得していたところだったのですが・・・。自分が買うかも知れない地区のことなので、高級住宅地と言うのは気恥ずかしいところもありますが、この地方では高級住宅街と認識されている地区のマンションです。また、そのマンションのモデルルームを見に来ていた方々の車が、メルセデス(EクラスとかSクラス)とかBMW(5とか7シリーズ)とかボルボとかポルシェとか妙に外車が多くて、身なりの立派な方が多かったので、自分のような庶民が住むのは場違いかな~、と感じたりしていたのですが、rio様の書き込みを読んでいて、自分の住む地方の高級マンションは、首都圏だとごく普通の(標準的な)クラスのマンションと言われてしまうのだな~、と知ってショックを受けているところです。やっぱ自分ってスゴイ田舎者なんだな~、と凹んでます。
このたびは、いろんな意味で大変勉強になりました。防音については、床下、天井裏にグラスウールとかロックウールを充填するのが、比較的安価な割りに効果が期待できるようなので、その方向も検討してみます。
[28961]

Re: この説は本当?

投稿日時:2006年08月04日 00:15
投稿者:rio(ID:MGFpUHQ)
首都圏でも、マンションのスラブ厚の主流は、180~200です。最薄部280mm平均320mmのスラブ厚は、国内最大のD京でも数えるほどしか作っていないはずです。

地方の高級マンションを選択する資金があり、単純に楽器を夜まで弾きたければ、佐藤秀のような上級志向の工務店に注文住宅を依頼するほうが良いのではと思います。

私のように、親の介護のために、車椅子での生活に支障がないように、バリアフリーのマンションを選択せざるを得なかったという場合以外では、一軒家のほうがトラブルは少ないと思います。
[28979]

Re: この説は本当?

投稿日時:2006年08月06日 13:43
投稿者:便乗質問男(ID:Q4JDQw)
rio様、再三のご回答ありがとうございます。「首都圏でも、マンションのスラブ厚の主流は、180~200です。最薄部280mm平均320mmのスラブ厚は、国内最大のD京でも数えるほどしか作っていないはずです。」とお聞きして、ひとまず安心したところです。首都圏と田舎ではこんなに水準が違うのか、と一瞬愕然としてましたが、それほど変らないようで安心した次第です。
私もマンションか一軒家か、どちらを選択するか、様々な角度から研究してみました。ただ、最後に決め手となったのは、マンションであれば街の中心=職場まで20~30分で行けるが、一軒家だと50~70分もかかってしまうという点です。仕事の合間をぬって少しでも長くヴァイオリンを弾きたいという思いがあるので、練習時間を確保するには通勤時間を最小化するしか無い、ということでマンションに決めました。職場まで20~30分で行ける場所に一軒家を建てるとなると、予算を30~50%アップしないと無理です。
馴染みの弦楽器店の店員さんから、2重床・2重天井のタワーマンションに住んでいるプロオケの第1ヴァイオリン奏者の話を聞きました。店員さんの話では、そのタワーマンションの10階にそのヴァイオリン奏者が住んでいるとのことですが、防音室は作っていないとのことです。演奏の方が忙しいので、生徒の数はあまり多くないようですが、音大を目指しているような生徒を何人か教えているようです。
そのタワーマンションは、うちの地元では比較的高級なマンションとして有名なところです。6年ほど前に建築された、某最大手の業者によるマンションです。私も当時そのマンションのチラシを見ましたが、2重床・2重天井とは凄いと思ったものです。
この話が本当だとすると、下手なアマチュアの私が弾くヴァイオリンの音は、上下階、あるいは同階の住人さんに聞こえずに済むのでは、と淡い期待をしてしまいます。
建物の基準は首都圏とそれほど変らないとしても、住人の耳の基準、つまり、うるさいと思う音のレベルが、首都圏とうちの地元ではだいぶ違うのかも知れません。
これからマンション業者と会うので、rio様に教えていただいたことをもとに、防音のことについていろいろ相談してみます。
[29008]

Re: この説は本当?

投稿日時:2006年08月09日 23:23
投稿者:便乗質問男(ID:Q4JDQw)
マンション業者と相談して、ヴァイオリンを弾く部屋の壁を2倍の厚さにしてその中にグラスウールを充填し、さらに、天井裏にグラスウールを入れてもらうことにしました。あと、フローリングの下にゴム製の防音マット(約3センチ厚)を入れてもらうことにしました。天井裏と床下の空気層が若干薄くなりますが、グラスウールと防音ゴムマットを入れれば、防音と吸音の効果が期待できるとのことでした。これらの作業にかかる経費は100万円近い金額になりますが、夜遅くまで気兼ねなくヴァイオリンを弾くために必要な経費だと割り切ろうと思います。
ただ、話合いの中で言われたのは、上下や隣の住戸への防音(遮音)は万全にできるが、同じ住戸内の防音効果はそれほど期待できない、ということでした。つまり、主寝室で弾いているヴァイオリンの音が居間まで聞こえるのを防ぐのは難しい、ということでした。24時間換気扇の換気口等を伝って音が漏れたり、壁やドアから音が漏れたりという具合で、1室を防音ドア付きの防音室にでもしない限りは、同じ住戸内の音漏れを防ぐのは難しいとのことでした。
これについては、すでに今住んでいるマンションでも実感していることで、テレビやラジオをつけてない居間に、自分が弾いているヴァイオリンの音が聞こえてしまっています。居間にいる家族がテレビでも見ていれば、それほど気にならないようですが、何もつけてないと何の曲を弾いているのか、あっ間違った、とかバレバレのようです。
最近、ニトムズという会社が出している「戸あたり消音テープ」を使って、ドアの隙間を減らしてみたところ、ドアから漏れる音を10~20%減少させることに成功しました。(ドアの下の隙間は換気のために必要なので、そこはいじっていません)あと、24時間換気扇の各部屋の換気口に3センチ程度のスポンジを入れたところ、これも多少音漏れを防ぐ効果が認められました。
こうした自分でできる防音作業も加えれば、住戸内の音漏れも多少は防げるのではないかと考えているところです。また、これが結果的に、隣の住戸等への音漏れを防ぐことに多少はつながるのではないかと思います。
みなさんからいろいろとアドヴァイスがいただけて、とても助かりました。どうもありがとうございました。
[29009]

Re: この説は本当?

投稿日時:2006年08月10日 07:31
投稿者:rio(ID:MGFpUHQ)
便乗質問男様

マンション業者の方が前向きにいろいろ提案してくれているようで、よかったですね。

単純な防音・遮音は簡単なのですが
楽器部屋の場合、部屋の中がどう聞こえるか
残響、反響なども早めに相談しておくことをお勧めします

単に、壁床天井に詰め物をして、壁床天井に吸音材を張ってしまうと、マットな音しか聞こえませんので…(最近それを解消するために、YAMAHAさんから残響音を作り出す装置まで出ているようで、これもひとつの選択肢ですね)

音漏れで見逃すのはコンセント部分やマルチメディアインターフェース部分です。、この部分もしっかり遮音しないとあれあれということになります。

24時間喚起は確かに音漏れの弱点です。多少でも緩和させるため全熱交換機を設置するところが多いようです。M菱電機は家庭用を廉価な価格で販売していますよ。
換気口にスポンジはよいアイデアなのですが、法定の流量(空気の流れ・換気能力)が確保されるのかどうか不安です。

特に、外気からの吸気口を不適当なフィルターなどでふさぐと、部屋の中が陰圧になったり、換気不十分によるさまざまな影響が出たりと健康被害のほうが心配になります。

ちなみにグラスウールも、空気層と考えて結構です。断熱にも効果があります。ただ、ものによって経年変化で痩せる(薄くなる)ので、ものによっては5~10年目にリプレースする必要があります。材料選定は十分にいたしましょう。

マンション業者さんとの打ち合わせには、建築・設計の専門家が入っていますか?

デベの営業やインテリアコーディネーターの方は、音に関してはは素人の方が多いので、何度も書きますが、マンション業者と便乗質問男さん以外に、第三者の専門家を入れたほうが良いと思います。

それでは、楽しい弦楽器ライフを!!
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