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様式による弾き方の違い | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 12 Comments
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様式による弾き方の違い

投稿日時:2006年09月30日 12:05
投稿者:もも(ID:FDcjI3E)
バッハ、モーツァルト、シューマン、ブルッフ、と時代、様式において、ボウイングやヴィブラートの掛け方とか違いますよね。

今現在ついている先生からは何もその件において言われていませんが、
講習会に行った際、モーツァルトのコンチェルトにおいて色々と指導されました。

で、質問なのですが、現在中学生の息子、師事しいる先生からはそういったことを言われたことがないので、アーティキュレーションなどどの曲も同じような弾き方をしていますが、言われないという事はまだそのようなことを教えるレベルには達していない、ということでしょうか。
皆さん、どれ位の時期にそういったことを教えて頂いているのでしょうか。

親が音楽に無知なもので判りません。どうぞ、ご存知の方がいましたらよろしくお願いします。
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【ご参考】
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Re: 様式による弾き方の違い

投稿日時:2006年09月30日 19:45
投稿者:ヴァイオ(ID:I1F0hAM)
思うに・・・

 単に先生がそのようなことは、よくわからないで指導しているのでは?
そんな教師、たくさんたくさん見かけます。

わかっている先生でしたら、生徒に変なフレーズ感がついてしまうのが嫌なので、きちんと初めからアーティキュレーションを含めたレッスンをするはずです。

 なお、まず音をとる、次に強弱をつける、それができたらアーティキュレーションのことも考えて弾いてみる・・なんてやりかたは、あまりいいレッスンではないと私は考えます。毎回のレッスンで音を取るだけで精一杯なんていうレッスンでしたら、フレーズのことまでやってられないでしょうが、どうやらそんないいかげんなお子様でもなさそうですしね。

 率直に先生に、時代別的な様式感や、フレーズ、アーティキュレーションについてきいてみると良いと思います。
 そこでどんな返事が返ってくるかで、今後のお子様のレッスンの方針のはっきりとした答えがでるでしょう。
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Re: 様式による弾き方の違い

投稿日時:2006年10月01日 15:05
投稿者:ドット(ID:EhMEEEk)
私の先生は、曲の初めの段階から、その曲にふさわしい音をどう出すか、という指導をしてくれます。モーツアルトはこうだけど、ハイドンはこういう音がしないと、などと弾いて聞かせてくれます。最初は違いがわからなくても、だんだん聞き分けられるようになってきましたし、音楽が楽しくなります。できれば若いうちから、そういう指導が受けれるといいですね。何といっても音楽は表現することが大事ですから。

まずは、しっかり練習していって、先生にいろんな質問をしてみるといいのではないでしょうか。
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Re: 様式による弾き方の違い

投稿日時:2006年10月02日 04:04
投稿者:書いていいかしら(ID:WXF4CAA)
こんにちは。
これは面白い問題ですね。例えば、今までの先生にバッハはこう弾くのだと教えられ、次の先生で、それはバッハじゃないと言われたりとか、、、、。
アーティキュレーションがどれも同じというのは、問題あると思いますよ。ビバルディのようにバッハは弾けないし、モーツアルトのようにベートーベンは弾けない。そういのって、ボーイングやフィンガリングを決めるときにある程度決まってくるので、本当なら曲をはじめた時点で考えるべきなのでは?
かく言う私はプロトタイプ的優等生的演奏が嫌いでひねくれていたので、自分でちゃんと設計図を書いてそれが先生に伝われば、先生は困った顔をしながら、本当はこうなんだけどね、といってくれました。反抗期終わってから、そのことが大変生きてきたと思います。
しかし、モーツアルトを弾ける段階では、少なくとも自分なりのアナリーゼをやっていたと思います。設計図は、間違えていたかもしれないけれど、作る努力はしていました。いろんな人の曲や演奏を聴くといいですよ。解釈も本当にいろいろありますからね。知ってて弾くのと知らないで弾くのでは、ぜんぜんちがいます。このへんは先生だけを頼りにしてはいけなくて、自分で日常で努力できることだと思います。がんばってください。
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Re: 様式による弾き方の違い

投稿日時:2006年10月03日 08:59
投稿者:もも(ID:FAlSQ5A)
いろいろとご意見有難うございます。

息子も私もCDなどを聴いて研究はしているのですが、「知らない」のでどうしてこう弾くのか判らないのです。
講習会ではバッハの時代はヴァイオリンの弾き方はこうでした。
モーツァルトはこうです。だからトリルはこう、ヴィブラートはこう掛ける。(実演)
アーティキュレーションが間違ってます。(実は現在の先生がコピーしてくださったのをそのまま使っています。)
判って弾いて欲しいのよ、等色々と指導を受けました。

こういう踏み込んだことは僭越かと思って聞けないでいたのですが、思い切って質問してみようかと思います。
どうもありがとうございました。
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Re: 様式による弾き方の違い

投稿日時:2006年10月04日 00:47
投稿者:ジュード(ID:OIlAQxE)
書いていいかしらさんがおっしゃるところの
自分で曲の設計図(いい表現ですね)を描こうという姿勢は
成長に不可欠だと感じています。
音楽,芸術以外にも当てはまりますよね。
間違っても,それも成長の第一歩だと思います。
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Re: 様式による弾き方の違い

投稿日時:2006年10月05日 00:15
投稿者:とものすけ(ID:NkcWMxQ)
本題とは異なりますが、『アーティキュレーション』って言葉がたまに本にも出てきますが、どういった意味ですか?教えてください。
[29746]

Re: 様式による弾き方の違い

投稿日時:2006年10月05日 20:13
投稿者:書いていいかしら(ID:NmZ2AiM)
こんにちは。

演繹的
(名)スル
〔朱熹「中庸章句序」の「更互演繹、作為二此書一」より〕
(1)〔deduction〕諸前提から論理の規則にしたがって必然的に結論を導き出すこと。普通、一般的原理から特殊な原理や事実を導くことをいう。演繹的推理。
⇔帰納
(2)一つの事柄から、他の事柄に意義をおしひろめて述べること。
「他の事象にも―して述べる」

帰納的
(名)スル
(1)〔induction〕個々の特殊な事実や命題の集まりからそこに共通する性質や関係を取り出し、一般的な命題や法則を導き出すこと。
⇔演繹(えんえき)
(2)反切によって漢字の音を導き出すこと。

アーティキュレーション
(1)発音の明瞭度。歯切れ。
(2)音楽の演奏において、各音の切り方、あるいは次の音との続け方のこと。演奏上、フレーズ内部の分節を明確にする表現手段として重要。レガート・テヌート・スタッカートなど。

上記、三省堂提供「大辞林 第二版」より。gooのサイトで調べられます。

帰納的というと、量が問われる印象をもちますが、それがpochi様の仰ることと近いでしょうか。つまり「ある作曲家には、全体的にこういう技術をつかう(音を出す)傾向があるから、そう弾く」といった感じです。
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Re: 様式による弾き方の違い

投稿日時:2006年10月05日 20:29
投稿者:書いていいかしら(ID:NmZ2AiM)
あれ?pochiさま、私が書いている間にいなくなってしまいましたが。。。

pochi様の書き込みは、
「様式の勉強には、演繹的でなく機能的に学習することがよい」といったような内容だったと思います。
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Re: 様式による弾き方の違い

投稿日時:2006年10月05日 20:31
投稿者:pochi(ID:IzM5QwA)
ご免なさい。投稿の途中で電脳が凍っておかしくなりました。

様式を学習するという事は、演繹的ではなく、帰納的に学習することだと思います。しかし、音楽は、一つ一つの曲に対して学習し、演繹的に様式を解る様にするものだと思います。音楽の先生が曲の雰囲気を指導できないのであれば、無用の長物だと思います。また、技術的側面と曲の雰囲気は表裏一体なので、別けて指導するのは、時間の無駄だと思います。

極端な例えですが、カンツォーネの演歌、演歌のカンツォーネを、技術的側面から練習し、後で修正するのは、ナンセンスです。

私的アーティキュレーション及びフレーズィングの邦訳
アーティキュレーション:滑舌・活舌
フレーズィング:抑揚
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