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ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月10日 09:49
投稿者:catgut(ID:QXJBQTg)
ヴァイオリンのヴィブラートを確認できるフリーソフトがあり
ましたのでご紹介します。wav形式のデータを用意するだけで、
自動的にヴィブラートがどのようにかかっているか分析してく
れます。その名も"tartini" です。
Windows/Mac OSX/Linux用があります。
ttp://miracle.otago.ac.nz/postgrads/tartini/
なお、あまり深いフォルダや日本語のファイル名は認識しない
場合があるようです(Windowsの場合)。この場合はデータをc:
ドライブ直下に1バイト系のファイル名に変更して置くと
認識するようです(下部にファイル読み込み中のプログレス
バーが表示されます)。
ましたのでご紹介します。wav形式のデータを用意するだけで、
自動的にヴィブラートがどのようにかかっているか分析してく
れます。その名も"tartini" です。
Windows/Mac OSX/Linux用があります。
ttp://miracle.otago.ac.nz/postgrads/tartini/
なお、あまり深いフォルダや日本語のファイル名は認識しない
場合があるようです(Windowsの場合)。この場合はデータをc:
ドライブ直下に1バイト系のファイル名に変更して置くと
認識するようです(下部にファイル読み込み中のプログレス
バーが表示されます)。
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Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月21日 18:28
投稿者:アマチュアチェロ弾き(ID:hZJZR4A)
catgutさん、ありがとうございます。
なるほど、教育現場でもいろいろ異なるわけですね。
なるほど、教育現場でもいろいろ異なるわけですね。
[30819]
Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月22日 01:23
投稿者:セロ轢きのGosh(ID:KVBZB2M)
夜中だというのにTartiniで遊んでしまいました。
やったことは単純で; D線上で(Tartiniに合わせて)Aをとり、そこからいろんな速さのビブラートを掛けてみて、最後にノンビブラートに戻る、ということを繰り返してみたのです。
結論: 小生は基準音から下にビブラートかけてます。
しかし、そんなことよりも良く判ったのは、自分の音程が如何に不安定か、ということです。
最初は基準音から下に振っていたビブラートが段々上にずれてきて、「あ、やっぱり基準音を中心に振っているというのは『科学的に』正しいのかな」と思っていたら、最後にノンビブに戻したところで見事に上ずってビブラートの最高音に収まってたりして・・・・。
うまく元に戻れたときの波形をみると、ちゃんと下に振っています。
素人なりに音程にはうるさいつもりだったのですが、今回は聊か自信喪失しました。 どなたかもっと上手い方、上記の追試をしていただけないでしょうか。
P.S.
アマチュアチェロ弾き様、
HNのこと、お気遣い痛み入ります。
やったことは単純で; D線上で(Tartiniに合わせて)Aをとり、そこからいろんな速さのビブラートを掛けてみて、最後にノンビブラートに戻る、ということを繰り返してみたのです。
結論: 小生は基準音から下にビブラートかけてます。
しかし、そんなことよりも良く判ったのは、自分の音程が如何に不安定か、ということです。
最初は基準音から下に振っていたビブラートが段々上にずれてきて、「あ、やっぱり基準音を中心に振っているというのは『科学的に』正しいのかな」と思っていたら、最後にノンビブに戻したところで見事に上ずってビブラートの最高音に収まってたりして・・・・。
うまく元に戻れたときの波形をみると、ちゃんと下に振っています。
素人なりに音程にはうるさいつもりだったのですが、今回は聊か自信喪失しました。 どなたかもっと上手い方、上記の追試をしていただけないでしょうか。
P.S.
アマチュアチェロ弾き様、
HNのこと、お気遣い痛み入ります。
[30825]
Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月23日 11:43
投稿者:アマチュアチェロ弾き(ID:hZJZR4A)
皆様へ
Tartiniですが、使ってみると良くわからないところが見えてきます。
VnコンチェルトとかVnソナタとかのCDをwavに変換してTartiniで観察しても、旋律がうまく見えてきません。伴奏にかき消されているのでしょうか? 例えば30804で浪速人さんが紹介されたサイトの、MasterClassesのMozartのVnConcertoでも、Vnのソロの場合は旋律が見えるのに、ピアノ伴奏が入ると、途端に旋律が途切れ途切れになってしまいます。(オクターブあるいは12度低く認識されているようです)。私だけでしょうか?どこかに調整用のパラメータがあるのかな?
私のチェロでやってみたところ、D線の開放弦を弾いて、すぐにA線の開放弦を弾くとAの音を全く認識してくれません。また、バッハの無伴奏チェロ組曲の1番のプレリュードを弾いても全くだめです。1音1音をゆっくり弾くと何とか認識できるようですが、少し早くなると難しいようです。私のやり方が悪いのでしょうか?(セロ轢きのGoshさん、追試お願い(^^; )
話は変わりますが、先ほどのサイトの先生ですが、確かに基準音から下にかけなさいと指示し、かつ練習の時には先生も生徒も実際に下にかけているのですが(Tartiniでも私のソフトでも確認しました)、曲の演奏になると上下にかけています。それに対し先生は「エクセレント!!!」とおっしゃっておられます。さて、これはいったい何を意味するのでしょうね。
Tartiniですが、使ってみると良くわからないところが見えてきます。
VnコンチェルトとかVnソナタとかのCDをwavに変換してTartiniで観察しても、旋律がうまく見えてきません。伴奏にかき消されているのでしょうか? 例えば30804で浪速人さんが紹介されたサイトの、MasterClassesのMozartのVnConcertoでも、Vnのソロの場合は旋律が見えるのに、ピアノ伴奏が入ると、途端に旋律が途切れ途切れになってしまいます。(オクターブあるいは12度低く認識されているようです)。私だけでしょうか?どこかに調整用のパラメータがあるのかな?
私のチェロでやってみたところ、D線の開放弦を弾いて、すぐにA線の開放弦を弾くとAの音を全く認識してくれません。また、バッハの無伴奏チェロ組曲の1番のプレリュードを弾いても全くだめです。1音1音をゆっくり弾くと何とか認識できるようですが、少し早くなると難しいようです。私のやり方が悪いのでしょうか?(セロ轢きのGoshさん、追試お願い(^^; )
話は変わりますが、先ほどのサイトの先生ですが、確かに基準音から下にかけなさいと指示し、かつ練習の時には先生も生徒も実際に下にかけているのですが(Tartiniでも私のソフトでも確認しました)、曲の演奏になると上下にかけています。それに対し先生は「エクセレント!!!」とおっしゃっておられます。さて、これはいったい何を意味するのでしょうね。
[30826]
Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月23日 11:59
投稿者:アマチュアチェロ弾き(ID:hZJZR4A)
セロ轢きのGoshさん
>素人なりに音程にはうるさいつもりだったのですが、今回は聊か自信喪失しました。
これは恐らく誰もが経験することだと思います。私もそうでした。「現状把握」は今後の飛躍の第一歩です。お互いがんばりましょう。
>素人なりに音程にはうるさいつもりだったのですが、今回は聊か自信喪失しました。
これは恐らく誰もが経験することだと思います。私もそうでした。「現状把握」は今後の飛躍の第一歩です。お互いがんばりましょう。
[30827]
Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月23日 12:07
投稿者:catgut(ID:NzcgJ5g)
アマチュアチェロ弾きさま、
tartiniが伴奏などを誤認識する件は私も気になりました。
ttp://www.music.mcgill.ca/~ich/research/misc/papers/cr1172.pdf
の論文でtartiniの技術が説明されていますが、ヴィブラート範囲を
自動認識して太線で示そうとするため、逆に無関係な音も誤認識して
しまうのではないかと思います。
tartiniが伴奏などを誤認識する件は私も気になりました。
ttp://www.music.mcgill.ca/~ich/research/misc/papers/cr1172.pdf
の論文でtartiniの技術が説明されていますが、ヴィブラート範囲を
自動認識して太線で示そうとするため、逆に無関係な音も誤認識して
しまうのではないかと思います。
[30828]
Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月23日 12:10
投稿者:catgut(ID:NzcgJ5g)
長くなってきたので簡単にまとめます。
・複数のスペクトラムアナライザ(tartini,千葉工業大学使用,アマチュアチェリストさん自作など)で測定した結果、有名ヴァイオリニスト、チェリストの大半はヴィブラートを(本人の意図とは無関係に)基準音の上下に均等にかけている。
・ガラミアンがヴィブラートを基準音より下にかける根拠とした「ヴィブラート範囲の上限の音程を人間の耳が認識する」というのは誤り。
・ヴァイオリニストのバイブルとまで言われたカール・フレッシュの「ヴァイオリン演奏の技法」には「ヴィブラートは基準音の上下にかける」と明記されている。
violinist.comの掲示板の書き込みによると、1970年代にはガラミアンの「ヴィブラートを下にかける」という主張を誤りであると指摘した本が出ているそうです。「ヴィブラートを下にかける」はガラミアンのアイディアである可能性が高そうです。
ttp://www.users.globalnet.co.uk/~leonid/book_list.htm
Vibrato on the Violin by Werner Hauk 1975年
violinist.comより(two-note vibrtoは下へかけるヴィブラートの意味)
I recently read a little book by Werner Hauk, Vibrato on the Violin, which appeared in German and English in the early seventies. It is worth looking at if only because he lists and summarises a huge amount of writing on the subject. He thought that Galamian had gone out on a limb with the idea of two-note vibrato, and it was simply wrong.
・複数のスペクトラムアナライザ(tartini,千葉工業大学使用,アマチュアチェリストさん自作など)で測定した結果、有名ヴァイオリニスト、チェリストの大半はヴィブラートを(本人の意図とは無関係に)基準音の上下に均等にかけている。
・ガラミアンがヴィブラートを基準音より下にかける根拠とした「ヴィブラート範囲の上限の音程を人間の耳が認識する」というのは誤り。
・ヴァイオリニストのバイブルとまで言われたカール・フレッシュの「ヴァイオリン演奏の技法」には「ヴィブラートは基準音の上下にかける」と明記されている。
violinist.comの掲示板の書き込みによると、1970年代にはガラミアンの「ヴィブラートを下にかける」という主張を誤りであると指摘した本が出ているそうです。「ヴィブラートを下にかける」はガラミアンのアイディアである可能性が高そうです。
ttp://www.users.globalnet.co.uk/~leonid/book_list.htm
Vibrato on the Violin by Werner Hauk 1975年
violinist.comより(two-note vibrtoは下へかけるヴィブラートの意味)
I recently read a little book by Werner Hauk, Vibrato on the Violin, which appeared in German and English in the early seventies. It is worth looking at if only because he lists and summarises a huge amount of writing on the subject. He thought that Galamian had gone out on a limb with the idea of two-note vibrato, and it was simply wrong.
[30830]
Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月23日 12:39
投稿者:うーん(ID:MJlZlng)
[30828]
>長くなってきたので簡単にまとめます。
「スレ主様の意見」のまとめということで諒解しました。
[30828]
Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月23日 12:10
投稿者:catgut(ID:NzcgJ5g)
長くなってきたので簡単にまとめます。
・複数のスペクトラムアナライザ(tartini,千葉工業大学使用,アマチュアチェリストさん自作など)で測定した結果、有名ヴァイオリニスト、チェリストの大半はヴィブラートを(本人の意図とは無関係に)基準音の上下に均等にかけている。
・ガラミアンがヴィブラートを基準音より下にかける根拠とした「ヴィブラート範囲の上限の音程を人間の耳が認識する」というのは誤り。
・ヴァイオリニストのバイブルとまで言われたカール・フレッシュの「ヴァイオリン演奏の技法」には「ヴィブラートは基準音の上下にかける」と明記されている。
violinist.comの掲示板の書き込みによると、1970年代にはガラミアンの「ヴィブラートを下にかける」という主張を誤りであると指摘した本が出ているそうです。「ヴィブラートを下にかける」はガラミアンのアイディアである可能性が高そうです。
ttp://www.users.globalnet.co.uk/~leonid/book_list.htm
Vibrato on the Violin by Werner Hauk 1975年
violinist.comより(two-note vibrtoは下へかけるヴィブラートの意味)
I recently read a little book by Werner Hauk, Vibrato on the Violin, which appeared in German and English in the early seventies. It is worth looking at if only because he lists and summarises a huge amount of writing on the subject. He thought that Galamian had gone out on a limb with the idea of two-note vibrato, and it was simply wrong.
・複数のスペクトラムアナライザ(tartini,千葉工業大学使用,アマチュアチェリストさん自作など)で測定した結果、有名ヴァイオリニスト、チェリストの大半はヴィブラートを(本人の意図とは無関係に)基準音の上下に均等にかけている。
・ガラミアンがヴィブラートを基準音より下にかける根拠とした「ヴィブラート範囲の上限の音程を人間の耳が認識する」というのは誤り。
・ヴァイオリニストのバイブルとまで言われたカール・フレッシュの「ヴァイオリン演奏の技法」には「ヴィブラートは基準音の上下にかける」と明記されている。
violinist.comの掲示板の書き込みによると、1970年代にはガラミアンの「ヴィブラートを下にかける」という主張を誤りであると指摘した本が出ているそうです。「ヴィブラートを下にかける」はガラミアンのアイディアである可能性が高そうです。
ttp://www.users.globalnet.co.uk/~leonid/book_list.htm
Vibrato on the Violin by Werner Hauk 1975年
violinist.comより(two-note vibrtoは下へかけるヴィブラートの意味)
I recently read a little book by Werner Hauk, Vibrato on the Violin, which appeared in German and English in the early seventies. It is worth looking at if only because he lists and summarises a huge amount of writing on the subject. He thought that Galamian had gone out on a limb with the idea of two-note vibrato, and it was simply wrong.
>長くなってきたので簡単にまとめます。
「スレ主様の意見」のまとめということで諒解しました。
[30831]
Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月23日 13:48
投稿者:セロ轢きのGosh(ID:ECgVaCg)
アマチュアチェロ弾き様、
> 「現状把握」は今後の飛躍の第一歩です。お互いがんばりましょう。
ありがとうございます。そうですね、前向きに考えましょう。
人間の耳(脳)が振れ幅の中心の音程を認識するのであれば、「下へ下へ」と意識してビブラートをかけることが、逆に音程が上ずる一因かも知れませんね。(誰も言ってくれないので自分で突っ込み)
> 練習の時には先生も生徒も実際に下にかけているのですが、
> 曲の演奏になると上下にかけています。
なるほど、そういうこともあるんですね。 先の小生の実験、気分は「ビブラートの練習」モードでした。
アマチュアチェロ弾きさんの追試になるかどうか判りませんが、もう少しいろいろ試してみようと思います。
> 「現状把握」は今後の飛躍の第一歩です。お互いがんばりましょう。
ありがとうございます。そうですね、前向きに考えましょう。
人間の耳(脳)が振れ幅の中心の音程を認識するのであれば、「下へ下へ」と意識してビブラートをかけることが、逆に音程が上ずる一因かも知れませんね。(誰も言ってくれないので自分で突っ込み)
> 練習の時には先生も生徒も実際に下にかけているのですが、
> 曲の演奏になると上下にかけています。
なるほど、そういうこともあるんですね。 先の小生の実験、気分は「ビブラートの練習」モードでした。
アマチュアチェロ弾きさんの追試になるかどうか判りませんが、もう少しいろいろ試してみようと思います。
[30832]
Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月23日 18:44
投稿者:catgut(ID:KSGHRAM)
tartiniが基準ピッチA=440Hz固定で音名の基準線を表示するのは
惜しいところですが、G線開放弦を使う曲であれば確実に基準ピッチ
がtartini上でわかります。
G線開放弦の音程をtartini上で確認し、どの程度基準線からずれているか確認してから他の音のヴィブラート範囲を確認してみてください。
惜しいところですが、G線開放弦を使う曲であれば確実に基準ピッチ
がtartini上でわかります。
G線開放弦の音程をtartini上で確認し、どの程度基準線からずれているか確認してから他の音のヴィブラート範囲を確認してみてください。
[30834]
Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月23日 22:49
投稿者:匿名希望X(ID:FlMlg0A)
問題を整理すると(爆)
ええっと。まず声楽におけるヴィブラートは基準音より下に掛けますよ。反論は不可能です。簡単に実験できますので各自よろしくお願いします。
弦楽器ですが…学習段階におけヴィブラートは「基準音から下にかける」ようにイメージする方が無難だと思います。反論歓迎します。
------
さて、有名独奏者のヴィブラートが云々ですが、音程の癖と分離できますか?独奏者の多くはオケより高め、ピアノより高めのピッチで演奏しています。それが独特な魅力を生みます。そうしたピッチの都合とヴィブラートの問題を分離できますか。
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波の頂点を認識しているか、真中を認識しているか、というのは有名ソリスト云々とは所詮、全く別個な問題だと思います。お分かりでしょう。
オイストラフがどうのハイフェッツがどうの、とは全然関係ありません。
ええっと。まず声楽におけるヴィブラートは基準音より下に掛けますよ。反論は不可能です。簡単に実験できますので各自よろしくお願いします。
弦楽器ですが…学習段階におけヴィブラートは「基準音から下にかける」ようにイメージする方が無難だと思います。反論歓迎します。
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さて、有名独奏者のヴィブラートが云々ですが、音程の癖と分離できますか?独奏者の多くはオケより高め、ピアノより高めのピッチで演奏しています。それが独特な魅力を生みます。そうしたピッチの都合とヴィブラートの問題を分離できますか。
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波の頂点を認識しているか、真中を認識しているか、というのは有名ソリスト云々とは所詮、全く別個な問題だと思います。お分かりでしょう。
オイストラフがどうのハイフェッツがどうの、とは全然関係ありません。
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