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テディ・パパヴラミ(ヴァイオリニスト)
投稿日時:2007年02月02日 18:34
投稿者:森象(ID:IIEYEpc)
先日リリースされたばかりのテディ・パパヴラミのバッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲のCDを聞いてみたら凄かったのでご紹介します。
(最初にhを入れて検索して下さい)
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1421184
パパヴラミのヴァイオリン演奏は、和音の響きが純粋で美しく、また、音楽的な縦の線、横の線が明瞭に浮かんできます。どんなに難しい和音でもグシャと弾きつぶすようなことがなく、美しく和音が響き渡っています。
パパヴラミの和音のコントロールに関しては、自分が知る限り世界最高レベルではないかと思います。
音程のコントロールが絶妙で、明るいところと暗いところ、長調と短調などの対比が素晴らしく、非常に奥行きのある立体的な演奏に聞こえます。
バッハの無伴奏については、これまでシェリングやクレーメルの名盤を愛聴してきましたが、パパヴラミのCDはそれらを上回る凄い演奏だと思いました。隅ずみまで精密にコントロールされていて完璧なのに、何か余裕と言うか適度な遊びがある感じがします。やや難解なフーガーでさえ、楽しく聞けます。バッハの無伴奏を聴いて久々に本気で感動できました。
あと、パパヴラミには、もう1枚凄いCDがあるのでご紹介します。
パガニーニのカプリス全曲
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail/1838225
この難曲をただ弾きこなすだけでなく、1曲ごとに多彩な音色や表現で弾き分けていて、1曲目から24曲目までずっーと惹きこまれてしまいます。個人的には、パールマンやミンツの名盤を超えるCDだと思います。この難曲を楽しく(リラックスして)聴かせてくれる唯一のCDだと思います。
参考までにパパヴラミのホームページもご紹介します。CDの試聴ができます。
ttp://www.tedi-papavrami.com/accueuil.html
パパヴラミは日本ではあまり有名ではありませんが、発売されている数枚のCDを聞いた限りでは、多くの有名なヴァイオリニストを凌駕するような巨大な才能の持ち主ではないかと思われます。パパヴラミの今後の大活躍に期待しています。
(最初にhを入れて検索して下さい)
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1421184
パパヴラミのヴァイオリン演奏は、和音の響きが純粋で美しく、また、音楽的な縦の線、横の線が明瞭に浮かんできます。どんなに難しい和音でもグシャと弾きつぶすようなことがなく、美しく和音が響き渡っています。
パパヴラミの和音のコントロールに関しては、自分が知る限り世界最高レベルではないかと思います。
音程のコントロールが絶妙で、明るいところと暗いところ、長調と短調などの対比が素晴らしく、非常に奥行きのある立体的な演奏に聞こえます。
バッハの無伴奏については、これまでシェリングやクレーメルの名盤を愛聴してきましたが、パパヴラミのCDはそれらを上回る凄い演奏だと思いました。隅ずみまで精密にコントロールされていて完璧なのに、何か余裕と言うか適度な遊びがある感じがします。やや難解なフーガーでさえ、楽しく聞けます。バッハの無伴奏を聴いて久々に本気で感動できました。
あと、パパヴラミには、もう1枚凄いCDがあるのでご紹介します。
パガニーニのカプリス全曲
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail/1838225
この難曲をただ弾きこなすだけでなく、1曲ごとに多彩な音色や表現で弾き分けていて、1曲目から24曲目までずっーと惹きこまれてしまいます。個人的には、パールマンやミンツの名盤を超えるCDだと思います。この難曲を楽しく(リラックスして)聴かせてくれる唯一のCDだと思います。
参考までにパパヴラミのホームページもご紹介します。CDの試聴ができます。
ttp://www.tedi-papavrami.com/accueuil.html
パパヴラミは日本ではあまり有名ではありませんが、発売されている数枚のCDを聞いた限りでは、多くの有名なヴァイオリニストを凌駕するような巨大な才能の持ち主ではないかと思われます。パパヴラミの今後の大活躍に期待しています。
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[ 1コメント ]
【ご参考】
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Re: テディ・パパヴラミ(ヴァイオリニスト)
投稿日時:2007年03月03日 16:57
投稿者:森象(ID:Z2QGkwA)
ドメニコ・スカルラッティーが作曲したチェンバロ(あるいはピアノ)用のソナタをヴァイオリン(無伴奏)で弾く、という離れ業をやっている凄いCDがあるので、ご紹介します。
テディ・パパヴラミ本人が、ヴァイオリン用に編曲して弾いてます。メロディーは弓で弾きながら、左手のピチカートで伴奏したり、3重・4重の和音を駆使して、原曲に近い雰囲気を醸し出しています。
自分もその昔ピアノでスカルラッティーのソナタを練習(勉強)したことがありますが、この曲を4本しか弦が無いヴァイオリンで弾く、と聞いたときは、そんなのあり得ない!、と思ったのですが、CDを聞いてみたら、パパヴラミが楽しそうに弾いているので、ビックリさせられた次第です。
パパヴラミは、現在世界で一番ヴァイオリンでの「重音(和音)」奏法が上手いヴァイオリニストなのではないかと思います。「重音(和音)王」と名づけてしまいたいところです。
前作のバッハの無伴奏全曲も圧巻でしたが、このスカルラッティーも驚異的な演奏だと思います。
ちなみに、ヴァイオリンは2006年製の新作Christian Bayon、弓は19世紀のPersoit(ペルソア)を使用しているとのことです。2006年6月の録音とのことですので、出来立てホヤホヤの新作だったわけですが、あまりの演奏の素晴らしさに、楽器が新作ヴァイオリンだとは全然わかりませんでした。
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1199346
テディ・パパヴラミ本人が、ヴァイオリン用に編曲して弾いてます。メロディーは弓で弾きながら、左手のピチカートで伴奏したり、3重・4重の和音を駆使して、原曲に近い雰囲気を醸し出しています。
自分もその昔ピアノでスカルラッティーのソナタを練習(勉強)したことがありますが、この曲を4本しか弦が無いヴァイオリンで弾く、と聞いたときは、そんなのあり得ない!、と思ったのですが、CDを聞いてみたら、パパヴラミが楽しそうに弾いているので、ビックリさせられた次第です。
パパヴラミは、現在世界で一番ヴァイオリンでの「重音(和音)」奏法が上手いヴァイオリニストなのではないかと思います。「重音(和音)王」と名づけてしまいたいところです。
前作のバッハの無伴奏全曲も圧巻でしたが、このスカルラッティーも驚異的な演奏だと思います。
ちなみに、ヴァイオリンは2006年製の新作Christian Bayon、弓は19世紀のPersoit(ペルソア)を使用しているとのことです。2006年6月の録音とのことですので、出来立てホヤホヤの新作だったわけですが、あまりの演奏の素晴らしさに、楽器が新作ヴァイオリンだとは全然わかりませんでした。
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1199346
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