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どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか
投稿日時:2007年02月14日 13:35
投稿者:いちご(ID:IpCWVhk)
新品の楽器は音が鳴らない、これからどんどん弾きこんでいくことによって
鳴り始めるとのことをよく聞きますが、どういった原理に基づいているのでしょうか?
またどれぐらいの期間、頻度で引き込むと新品状態が改善されていくのでしょうか?
鳴り始めるとのことをよく聞きますが、どういった原理に基づいているのでしょうか?
またどれぐらいの期間、頻度で引き込むと新品状態が改善されていくのでしょうか?
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Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか
投稿日時:2007年02月14日 21:59
投稿者:檸檬(ID:QQZgMIY)
弾きこむことによって繊維が整列する→音の通りが良くなる、といった意味のことをどっかで読んだ気がしました。
経年だけではなく弾きこまなければ駄目とか、
練習始めて数分~数時間経つと音が良くなった気がするとか、
上記の理由なら納得できるかも、と認識していますが実際どうなんでしょう。
経年だけではなく弾きこまなければ駄目とか、
練習始めて数分~数時間経つと音が良くなった気がするとか、
上記の理由なら納得できるかも、と認識していますが実際どうなんでしょう。
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Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか
投稿日時:2007年02月15日 00:29
投稿者:mink(ID:JTGSWHA)
生まれたばかり、だからではないでしょうか?
振動することも初めて。弦の張力を掛けられることも初めて。
木もまだ乾く余地がある。
楽器にとっては、楽器らしい扱い(弾かれる)を受けるのが初めてですもの。
よく弾きこまれた先輩楽器とは、当然差があるのではないでしょうか?
振動することも初めて。弦の張力を掛けられることも初めて。
木もまだ乾く余地がある。
楽器にとっては、楽器らしい扱い(弾かれる)を受けるのが初めてですもの。
よく弾きこまれた先輩楽器とは、当然差があるのではないでしょうか?
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Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか
投稿日時:2007年02月15日 20:08
投稿者:通りすがり(ID:FINJlSk)
眉唾ものとして聞いてください。
確かライアルワトソンの著書のどれかだったと記憶していますが、
①木材が経年変化する際に、微細な結晶が形成される。
②結晶が形成される際に一定の振動を与えると結晶の方向性や大きさがそろう。
③故に弾き続けることで良く鳴る様になる。
という趣旨のことが書かれていました。
尤も、
①経年変化による結晶構造とは何か
②振動が結晶構造に本当に影響を与えるのか
③振動の強度は?
④結晶が形成される際に加わる振動は24時間365日連続したものでなくても良いのか。
⑤上記が全て真実であったとして、「理想的な」結晶構造が音に影響するのか
⑥それは「良い」音なのか
といった突っ込みどころが満載の説ですが、興味深い説でもあります。
確かライアルワトソンの著書のどれかだったと記憶していますが、
①木材が経年変化する際に、微細な結晶が形成される。
②結晶が形成される際に一定の振動を与えると結晶の方向性や大きさがそろう。
③故に弾き続けることで良く鳴る様になる。
という趣旨のことが書かれていました。
尤も、
①経年変化による結晶構造とは何か
②振動が結晶構造に本当に影響を与えるのか
③振動の強度は?
④結晶が形成される際に加わる振動は24時間365日連続したものでなくても良いのか。
⑤上記が全て真実であったとして、「理想的な」結晶構造が音に影響するのか
⑥それは「良い」音なのか
といった突っ込みどころが満載の説ですが、興味深い説でもあります。
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Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか
投稿日時:2007年02月15日 22:04
投稿者:セロ轢きのGosh(ID:ECgVaCg)
子供の分数楽器を含めて6丁の新品を身近に見てきましたが、最初は鳴らなくて弾き込むと鳴る楽器になった、という感覚は全くありません。
「原理」以前に、そもそも弾き込みでホントに音は変わるのでしょうか?
楽器自体の変化として、「セルロースの結晶化」はよく聞きますがこれは百年単位の現象ですよね。 ニスは確かに数ヶ月~数年で変わりますが、音への影響はよく判りません。 その他のミクロな変化については話としては面白いのですが反論も検証も難しそうですね。
小生は、殆どは弾く側の問題(分~時間単位ではウォーミングアップ・楽器への慣れ・音への慣れ、月~年単位では技量の変化、など)だと思っています。
「上手い人に弾いてもらうと鳴るようになった」という経験談もよく聞きますが、実態は「自分の楽器のポテンシャルに気付かされた」、「『いい音』の具体的なイメージが持てた」といったところではないでしょうか。 上手い人にちょっと弾いて貰って「結構鳴るじゃん」なんて言われた日には楽器が生まれ変わったように鳴りますよね。(大抵、翌日には元に戻っている T_T)
「新品の楽器は弾きこんでいくことによって鳴り始める」というのは、好意的に解釈すれば「ブドウ畑の兄弟」に向けた親父の遺言みたいなもんでしょう。
ちなみに上記は庶民の持つ安い楽器での話です。 本気で高級な楽器は触ったことがないので判りません。
想像ですが、高い楽器と意識を持った方はこまめにメンテして、その度に職人さんにフィードバックしてセッティングを煮詰めていくのでしょうから、新品に手探りでセッティングしたときよりは数ヶ月・数年後の方がいい状態になっていても驚くには当たらないと思います。 こういうのも「弾き込み」に含めるのでしょうか?
「原理」以前に、そもそも弾き込みでホントに音は変わるのでしょうか?
楽器自体の変化として、「セルロースの結晶化」はよく聞きますがこれは百年単位の現象ですよね。 ニスは確かに数ヶ月~数年で変わりますが、音への影響はよく判りません。 その他のミクロな変化については話としては面白いのですが反論も検証も難しそうですね。
小生は、殆どは弾く側の問題(分~時間単位ではウォーミングアップ・楽器への慣れ・音への慣れ、月~年単位では技量の変化、など)だと思っています。
「上手い人に弾いてもらうと鳴るようになった」という経験談もよく聞きますが、実態は「自分の楽器のポテンシャルに気付かされた」、「『いい音』の具体的なイメージが持てた」といったところではないでしょうか。 上手い人にちょっと弾いて貰って「結構鳴るじゃん」なんて言われた日には楽器が生まれ変わったように鳴りますよね。(大抵、翌日には元に戻っている T_T)
「新品の楽器は弾きこんでいくことによって鳴り始める」というのは、好意的に解釈すれば「ブドウ畑の兄弟」に向けた親父の遺言みたいなもんでしょう。
ちなみに上記は庶民の持つ安い楽器での話です。 本気で高級な楽器は触ったことがないので判りません。
想像ですが、高い楽器と意識を持った方はこまめにメンテして、その度に職人さんにフィードバックしてセッティングを煮詰めていくのでしょうから、新品に手探りでセッティングしたときよりは数ヶ月・数年後の方がいい状態になっていても驚くには当たらないと思います。 こういうのも「弾き込み」に含めるのでしょうか?
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Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか
投稿日時:2007年02月16日 12:59
投稿者:アマチュアチェロ弾き(ID:MFdyYyU)
ちょっと覗いてみました。
セロ轢きのGoshさん、すばらしいです。私の思っていることをすべてきれいにまとめていただきました。私の分も少し残しておいてほしかった(^^;
要は、楽器の物理的変化よりもメンタルな要素のほうが遥かに大きいということでしょうね。検証は難しいですが。
セロ轢きのGoshさん、すばらしいです。私の思っていることをすべてきれいにまとめていただきました。私の分も少し残しておいてほしかった(^^;
要は、楽器の物理的変化よりもメンタルな要素のほうが遥かに大きいということでしょうね。検証は難しいですが。
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Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか
投稿日時:2007年02月16日 13:52
投稿者:セロ轢きのGosh(ID:ECgVaCg)
アマチュアチェロ弾き 様、
袋叩き覚悟で書いてみたのですが賛同して頂けて先ずは良かったです。
楽器かメンタルか、の検証については別の掲示板で実験方法を提案したことはあるのですが、実行するような暇人はなかなかいないでしょうね。
小生自身もわざわざやってみようとは思いませんし・・・・ ^_^;
袋叩き覚悟で書いてみたのですが賛同して頂けて先ずは良かったです。
楽器かメンタルか、の検証については別の掲示板で実験方法を提案したことはあるのですが、実行するような暇人はなかなかいないでしょうね。
小生自身もわざわざやってみようとは思いませんし・・・・ ^_^;
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Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか
投稿日時:2007年02月16日 19:25
投稿者:Amat(ID:F3EwYZk)
なんか、過去に何度もこの掲示板で議論されているように思いますが。。。
五分から数十分の弾き込みによる楽器の変化は経験している人からすれば議論する以前の明らかな現象だと思います。
良く鳴るようになる場合もあれば、逆に楽器が声枯れしてしまう場合もあります。あまり変化しない楽器もあります。例え随分しっかりと弾き込んだとしても、元の人が弾いていると(あるいは弾いていないと)数日で元通りになります。
このような、音質の時間スケールの短い変化は、駒や魂柱、弦とサドルの接触面などの可動部の「当たり」の変化ではないかと思っていますが、よくわかりませんね。管楽器でも同じような現象はみられます。
新作楽器が 「これからどんどん弾き込んで鳴り始める」 は売るためのはったりです。材質自体の変化による音質の変化は100年単位の時間がかかります。
以前テレビで千住さんが、ストラドが鳴ってくれるまで2年かかったとおっしゃっていましたが、これは本人の弾き方の変化だと理解しています。
五分から数十分の弾き込みによる楽器の変化は経験している人からすれば議論する以前の明らかな現象だと思います。
良く鳴るようになる場合もあれば、逆に楽器が声枯れしてしまう場合もあります。あまり変化しない楽器もあります。例え随分しっかりと弾き込んだとしても、元の人が弾いていると(あるいは弾いていないと)数日で元通りになります。
このような、音質の時間スケールの短い変化は、駒や魂柱、弦とサドルの接触面などの可動部の「当たり」の変化ではないかと思っていますが、よくわかりませんね。管楽器でも同じような現象はみられます。
新作楽器が 「これからどんどん弾き込んで鳴り始める」 は売るためのはったりです。材質自体の変化による音質の変化は100年単位の時間がかかります。
以前テレビで千住さんが、ストラドが鳴ってくれるまで2年かかったとおっしゃっていましたが、これは本人の弾き方の変化だと理解しています。
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Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか
投稿日時:2007年02月16日 21:58
投稿者:セイジ(ID:QHdGmVA)
>ストラドが鳴ってくれるまで2年かかったとおっしゃっていましたが、これは本人の弾き方の変化だと理解しています。
ご明察です。要するに弾き方を会得するのに2年かかったというだけですよね。
新作でも鳴る楽器は鳴るものです。板が薄いとかというレベルの話ではなくて。
ご明察です。要するに弾き方を会得するのに2年かかったというだけですよね。
新作でも鳴る楽器は鳴るものです。板が薄いとかというレベルの話ではなくて。
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Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか
投稿日時:2007年02月17日 00:37
投稿者:いちご(ID:IpCWVhk)
なるほど…そういう事だったんですね。何となく分かってきました。
皆さんありがとうございます。
私もメンタル面が大きく関係していると思います。
ただ、先日知人がオールドバイオリン仕上げの新品の楽器を
持って教室に行き先生に弾いてもらったところ、何も言ってないのに一発で
「これはオールドじゃないね、新品だよね。まあそのうち鳴り出すでしょう」
みたいな事を言われたらしいのです。私も現物を見たのですが、よくもここまで枯れた風合いを出したもんだと関心したほどでした。(あくまでもぱっと見の外見上)
先生は何でその楽器が本当のオールド楽器じゃないと見抜いたのでしょう?ほんの数秒しか楽器も見てなかったし穴の中を覗かれた感じもなかったので外見上新しそうな部分を発見でもされた感じもなかったらしいんです。
皆さんありがとうございます。
私もメンタル面が大きく関係していると思います。
ただ、先日知人がオールドバイオリン仕上げの新品の楽器を
持って教室に行き先生に弾いてもらったところ、何も言ってないのに一発で
「これはオールドじゃないね、新品だよね。まあそのうち鳴り出すでしょう」
みたいな事を言われたらしいのです。私も現物を見たのですが、よくもここまで枯れた風合いを出したもんだと関心したほどでした。(あくまでもぱっと見の外見上)
先生は何でその楽器が本当のオールド楽器じゃないと見抜いたのでしょう?ほんの数秒しか楽器も見てなかったし穴の中を覗かれた感じもなかったので外見上新しそうな部分を発見でもされた感じもなかったらしいんです。
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