[31536]
ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年02月16日 19:52
投稿者:catgut(ID:EAlId0M)
「ヴィブラートのかけ方について」のスレッドが長くなってきましたので、
新しいスレッドを作成しました。
今後はこちらでお願い致します。
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[31749]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年02月27日 22:07
投稿者:catgut(ID:GRMERWU)
wtnabeさま、
「ヴィブラートを確認できるフリーソフト」の[30698]
でも書きましたが、
「ヴィブラートを下にかける」というガラミアンの説が「教育上の方便」である
可能性もわずかながらあるとは思います。
ただ、しつこく私がヴィブラートの歴史について調べ、ここに書いているのは、ガラミアンが「ヴィブラートを下にかける」と言い出すまで誰もそのようなアイディアは持たず、「ヴィブラートを上下にかける」と考え、一般に手前に向けてかけていたことを確認するためです。
戦前に指導を受けた名ヴァイオリニストが現代の名ヴァイオリニストに劣るという評価はあまり聞きませんから、「ヴィブラートを下にかける」「下からかけはじめる」という考え方・指導は、
・特別な効果のための高等技術として
・下にかけるほうがかけやすい人に向けて
といった限定的なものであると思います。
「ヴィブラートを確認できるフリーソフト」の[30698]
[30698]
Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月12日 18:18
投稿者:catgut(ID:QVVpBIM)
ぴよ太さま、
ぴよ太さまの先生は大変良い先生ですね。
私もガラミアンらが「ヴィブラートを(基準音の)下にかける」と教えたのは、
「教育上の方便」の可能性が捨てきれないと思います。
つまり、物理的には(人間の耳に正しい音程が聞こえるようにするには)
ヴィブラートは基準音の上下にかける必要があるのですが「ヴィブラート
を下にかける」つもりでヴィブラートをかけたほうが彼らの生徒にとって
結果的に良い演奏になったのではないか、ということです。
ぴよ太さまの先生は大変良い先生ですね。
私もガラミアンらが「ヴィブラートを(基準音の)下にかける」と教えたのは、
「教育上の方便」の可能性が捨てきれないと思います。
つまり、物理的には(人間の耳に正しい音程が聞こえるようにするには)
ヴィブラートは基準音の上下にかける必要があるのですが「ヴィブラート
を下にかける」つもりでヴィブラートをかけたほうが彼らの生徒にとって
結果的に良い演奏になったのではないか、ということです。
「ヴィブラートを下にかける」というガラミアンの説が「教育上の方便」である
可能性もわずかながらあるとは思います。
ただ、しつこく私がヴィブラートの歴史について調べ、ここに書いているのは、ガラミアンが「ヴィブラートを下にかける」と言い出すまで誰もそのようなアイディアは持たず、「ヴィブラートを上下にかける」と考え、一般に手前に向けてかけていたことを確認するためです。
戦前に指導を受けた名ヴァイオリニストが現代の名ヴァイオリニストに劣るという評価はあまり聞きませんから、「ヴィブラートを下にかける」「下からかけはじめる」という考え方・指導は、
・特別な効果のための高等技術として
・下にかけるほうがかけやすい人に向けて
といった限定的なものであると思います。
[31755]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年02月28日 00:36
投稿者:catgut(ID:FHA2BDE)
"Vibrato on the Violin"の原書はドイツ語で、原書は1971年に出版されています。著者のWerner Hauckは1913年生まれのヴァイオリニストでKassel音楽アカデミーの教授です。
本書によるとヴィブラートのかけ方についてジェミニアーニは"move the Wrist in and out slowly and equally"つまり「手首を前と後ろにゆっくり等しく動かす」と書いており、レオポルド・モーツァルトは"forwards towards the bridge and backwards towards the scroll..."つまり「駒に向けて(手を)動かし、そしてスクロールに向けて動かす」と書いているとのことです。常識的に考えればジェミニアーニやレオポルド・モーツァルトは手前からかけると考えていたと捉えるのが自然でしょう。
本書によるとヴィブラートのかけ方についてジェミニアーニは"move the Wrist in and out slowly and equally"つまり「手首を前と後ろにゆっくり等しく動かす」と書いており、レオポルド・モーツァルトは"forwards towards the bridge and backwards towards the scroll..."つまり「駒に向けて(手を)動かし、そしてスクロールに向けて動かす」と書いているとのことです。常識的に考えればジェミニアーニやレオポルド・モーツァルトは手前からかけると考えていたと捉えるのが自然でしょう。
[31759]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年02月28日 10:00
投稿者:wtnabe(ID:GId0QEc)
catgutさんの調べた結果から言えるのは、
>>>
ガラミアンが「ヴィブラートを下にかける」と言い出すまで誰もそのようなアイディアは持たず、「ヴィブラートを上下にかける」と考え、一般に手前に向けてかけていたことを確認するためです。
>>>
までで、その後に続く
>という考え方・指導は、
>・特別な効果のための高等技術として
>・下にかけるほうがかけやすい人に向けて
>といった限定的なものであると思います。
は別のもので、これを一緒にしてしまうと混乱しますよ。
後半の部分を素直に読めば、指導法の良し悪しを評価しようとしていると考えられますから、指導や演奏の立場から意見が出るのが当然です。これに対しては指導や演奏のあり方という観点から返答すべきであって、過去の論文や、波形の分析結果は論拠とするのは短絡すぎます。
逆に、過去の論文や波形の分析結果を論拠とせざるを得ないなら、指導法の良し悪しを評価しようとするのは無理があります。
ストリング誌上の記事について、測定によって実証されていないから評価できないとしていますが、catgutさんの挙げた論文についても同じことがいえませんか。また以前にはBBSでの発言も引用されていましたが、これなどはもっと実証困難ですよね。
たとえば、ラジオやレコードの普及によって音楽が一般化し、くわえてハイフェッツの登場により安定した音程が好まれるようになったため、上下に幅の広いビブラートは敬遠されるようになった。これに伴い、上下にビブラートをかける指導法も衰退した。 なんていう理論も構築可能でしょう?
波形との関連でも、catgutさんが引用されるフロリダ州立大での論文で指導法と実験結果の相異に触れて、将来の研究を待つとして答えを留保していませんか?
[31761]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年02月28日 12:24
投稿者:catgut(ID:FHA2BDE)
wtnabeさま、
ていねいなコメントをありがとうございます。
ご指摘いただいた点こそ、本質的なテーマであると考えています。
>波形との関連でも、catgutさんが引用されるフロリダ州立大での
>論文で指導法と実験結果の相異に触れて、将来の研究を待つとして
>答えを留保していませんか?
このコメントを書いた時点では、ガラミアンの著書以前に「ヴィブラートを下にかける」という考え方がどの程度存在したのかはっきりしていませんでした。
しかしその後、以下が明らかになりました。
・バロックヴァイオリンで楽器をあごに挟まない場合はヴィブラートは基本的に手前にしかかけられない。
・「ヴィブラートを下にかける」という考え方はガラミアンの個人的なアイディアである。
タルティーニもモーツァルトもヴィブラートは「上下に」「上に向けて」かけていたことはほぼ間違いありません。ガラミアンの独創である「ヴィブラートを下にかける」という特異なアイディア(そうする理由の根拠が誤っており、本当に行ったら音程がずれる)を擁護するのであれば、よほど明確で具体的な理由を「下にかける」と考える人が説明する必要があります。
ちなみに"Vibrato on the Violin"でHAUCKは筋肉とヴィブラートの関係について後半で論じており、HAUCKは人間の筋肉にとっては手前にかけるほうが自然であると考えています。
ていねいなコメントをありがとうございます。
ご指摘いただいた点こそ、本質的なテーマであると考えています。
>波形との関連でも、catgutさんが引用されるフロリダ州立大での
>論文で指導法と実験結果の相異に触れて、将来の研究を待つとして
>答えを留保していませんか?
このコメントを書いた時点では、ガラミアンの著書以前に「ヴィブラートを下にかける」という考え方がどの程度存在したのかはっきりしていませんでした。
しかしその後、以下が明らかになりました。
・バロックヴァイオリンで楽器をあごに挟まない場合はヴィブラートは基本的に手前にしかかけられない。
・「ヴィブラートを下にかける」という考え方はガラミアンの個人的なアイディアである。
タルティーニもモーツァルトもヴィブラートは「上下に」「上に向けて」かけていたことはほぼ間違いありません。ガラミアンの独創である「ヴィブラートを下にかける」という特異なアイディア(そうする理由の根拠が誤っており、本当に行ったら音程がずれる)を擁護するのであれば、よほど明確で具体的な理由を「下にかける」と考える人が説明する必要があります。
ちなみに"Vibrato on the Violin"でHAUCKは筋肉とヴィブラートの関係について後半で論じており、HAUCKは人間の筋肉にとっては手前にかけるほうが自然であると考えています。
[31763]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年02月28日 12:32
投稿者:catgut(ID:FHA2BDE)
wtnabeさま、
>ストリング誌上の記事について、測定によって実証されていないから
>評価できないとしていますが、catgutさんの挙げた論文についても同
>じことがいえませんか。
とのご指摘ですが、「ヴィブラートを確認できるフリーソフト」スレッド[30781]
で紹介した以下の論文では、スペクトラムアナライザを使用し音程を確認したことが明記されています。
ttp://www.wellesley.edu/Physics/brown/pubs/vibPerF100P1728-P1735.pdf
Pitch center of stringed instrument vibrato tones
>ストリング誌上の記事について、測定によって実証されていないから
>評価できないとしていますが、catgutさんの挙げた論文についても同
>じことがいえませんか。
とのご指摘ですが、「ヴィブラートを確認できるフリーソフト」スレッド[30781]
[30781]
Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト
投稿日時:2006年12月19日 23:38
投稿者:catgut(ID:EmaUA5E)
浪速人さま、
例えば以下はMITメディアラボのメンバによる調査結果です。
"well-known concert violist"がこの調査に協力しているとのことです。
具体的な名前はあえて伏せられているようですが、恐らく日本でもよく
知られている方でしょう。
ttp://www.wellesley.edu/Physics/brown/pubs/vibPerF100P1728-P1735.pdf
Pitch center of stringed instrument vibrato tones
結果は以下の通りです。詳細は論文をお読みください。
The sounds without vibrato were then resampled to give frequencies from -15 to +21 cents with respect to the mean of the sound with vibrato.
先に示したヴィブラート研究に関する調査でも、相反する調査結果を出しているFletcherの論文1件以外には「ヴィブラートの上限の音程が聞こえる」という調査結果はなく、逆にそれを否定する調査結果は戦前から多数あります。
ttp://etd.lib.fsu.edu/theses/available/etd-05082006-134732/unrestricted/RBM_manuscript.pdf
もし、Fletcher以外に「ヴィブラートの上限の音程が聞こえる」という実証的な調査報告が存在するのであれば是非ご教示お願いします。
例えば以下はMITメディアラボのメンバによる調査結果です。
"well-known concert violist"がこの調査に協力しているとのことです。
具体的な名前はあえて伏せられているようですが、恐らく日本でもよく
知られている方でしょう。
ttp://www.wellesley.edu/Physics/brown/pubs/vibPerF100P1728-P1735.pdf
Pitch center of stringed instrument vibrato tones
結果は以下の通りです。詳細は論文をお読みください。
The sounds without vibrato were then resampled to give frequencies from -15 to +21 cents with respect to the mean of the sound with vibrato.
先に示したヴィブラート研究に関する調査でも、相反する調査結果を出しているFletcherの論文1件以外には「ヴィブラートの上限の音程が聞こえる」という調査結果はなく、逆にそれを否定する調査結果は戦前から多数あります。
ttp://etd.lib.fsu.edu/theses/available/etd-05082006-134732/unrestricted/RBM_manuscript.pdf
もし、Fletcher以外に「ヴィブラートの上限の音程が聞こえる」という実証的な調査報告が存在するのであれば是非ご教示お願いします。
で紹介した以下の論文では、スペクトラムアナライザを使用し音程を確認したことが明記されています。
ttp://www.wellesley.edu/Physics/brown/pubs/vibPerF100P1728-P1735.pdf
Pitch center of stringed instrument vibrato tones
[31764]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年02月28日 13:39
投稿者:catgut(ID:FHA2BDE)
[31761]
の補足です。
"Vibrato on the violin" P68-P69より引用します。
HAUCKは力を入れて手前に引き、力を抜くと戻るというイメージのようです。私の実感にも合っています。
The shortened muscles move forearm, wrist and hand in the direction
to the bridge, the extended muscles return them towards the saddle.
Like the shifting movement, contractions of the upper arm muscles
are a basic function of arm vibrato.
短くなった筋肉は駒の方向に前腕、手首、および手を動かし、
伸びた筋肉は上駒に向けてそれらを戻します。
シフティング動作と同じく、上腕の筋肉の収縮は腕のヴィブラート
の基本機能です。
[31761]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年02月28日 12:24
投稿者:catgut(ID:FHA2BDE)
wtnabeさま、
ていねいなコメントをありがとうございます。
ご指摘いただいた点こそ、本質的なテーマであると考えています。
>波形との関連でも、catgutさんが引用されるフロリダ州立大での
>論文で指導法と実験結果の相異に触れて、将来の研究を待つとして
>答えを留保していませんか?
このコメントを書いた時点では、ガラミアンの著書以前に「ヴィブラートを下にかける」という考え方がどの程度存在したのかはっきりしていませんでした。
しかしその後、以下が明らかになりました。
・バロックヴァイオリンで楽器をあごに挟まない場合はヴィブラートは基本的に手前にしかかけられない。
・「ヴィブラートを下にかける」という考え方はガラミアンの個人的なアイディアである。
タルティーニもモーツァルトもヴィブラートは「上下に」「上に向けて」かけていたことはほぼ間違いありません。ガラミアンの独創である「ヴィブラートを下にかける」という特異なアイディア(そうする理由の根拠が誤っており、本当に行ったら音程がずれる)を擁護するのであれば、よほど明確で具体的な理由を「下にかける」と考える人が説明する必要があります。
ちなみに"Vibrato on the Violin"でHAUCKは筋肉とヴィブラートの関係について後半で論じており、HAUCKは人間の筋肉にとっては手前にかけるほうが自然であると考えています。
ていねいなコメントをありがとうございます。
ご指摘いただいた点こそ、本質的なテーマであると考えています。
>波形との関連でも、catgutさんが引用されるフロリダ州立大での
>論文で指導法と実験結果の相異に触れて、将来の研究を待つとして
>答えを留保していませんか?
このコメントを書いた時点では、ガラミアンの著書以前に「ヴィブラートを下にかける」という考え方がどの程度存在したのかはっきりしていませんでした。
しかしその後、以下が明らかになりました。
・バロックヴァイオリンで楽器をあごに挟まない場合はヴィブラートは基本的に手前にしかかけられない。
・「ヴィブラートを下にかける」という考え方はガラミアンの個人的なアイディアである。
タルティーニもモーツァルトもヴィブラートは「上下に」「上に向けて」かけていたことはほぼ間違いありません。ガラミアンの独創である「ヴィブラートを下にかける」という特異なアイディア(そうする理由の根拠が誤っており、本当に行ったら音程がずれる)を擁護するのであれば、よほど明確で具体的な理由を「下にかける」と考える人が説明する必要があります。
ちなみに"Vibrato on the Violin"でHAUCKは筋肉とヴィブラートの関係について後半で論じており、HAUCKは人間の筋肉にとっては手前にかけるほうが自然であると考えています。
"Vibrato on the violin" P68-P69より引用します。
HAUCKは力を入れて手前に引き、力を抜くと戻るというイメージのようです。私の実感にも合っています。
The shortened muscles move forearm, wrist and hand in the direction
to the bridge, the extended muscles return them towards the saddle.
Like the shifting movement, contractions of the upper arm muscles
are a basic function of arm vibrato.
短くなった筋肉は駒の方向に前腕、手首、および手を動かし、
伸びた筋肉は上駒に向けてそれらを戻します。
シフティング動作と同じく、上腕の筋肉の収縮は腕のヴィブラート
の基本機能です。
[31774]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月01日 01:29
投稿者:catgut(ID:JmIYiXQ)
WERNER HAUCKの"Vibrato on the Vioin"にざっと目を通しましたが、
ヴィブラートについて実によく調べています。簡単に内容を紹介します。
英語版は比較的入手しやすいですが、日本語版がないのは残念です。
・ヴァイオリンのヴィブラートの歴史
ヴィブラートに対する考え方や使われ方の変遷について書かれて
います。ヴァイオリンの誕生以前からヴィブラート技術はあったそうです。
・重要なヴィブラートに関する文献の批判的考察
6種類のヴィブラートに関する文献について紹介と検討が行われ
ています。「弓のヴィブラート」についても触れられています。
・ヴィブラートのテクニック
多数の図で人体がどのようにヴィブラートをかけるか解説しています。
・ヴィブラートの練習のための提案
具体的なアドバイスが書かれています。
・参考文献
60種類の参考文献のリストです。
ヴィブラートについて実によく調べています。簡単に内容を紹介します。
英語版は比較的入手しやすいですが、日本語版がないのは残念です。
・ヴァイオリンのヴィブラートの歴史
ヴィブラートに対する考え方や使われ方の変遷について書かれて
います。ヴァイオリンの誕生以前からヴィブラート技術はあったそうです。
・重要なヴィブラートに関する文献の批判的考察
6種類のヴィブラートに関する文献について紹介と検討が行われ
ています。「弓のヴィブラート」についても触れられています。
・ヴィブラートのテクニック
多数の図で人体がどのようにヴィブラートをかけるか解説しています。
・ヴィブラートの練習のための提案
具体的なアドバイスが書かれています。
・参考文献
60種類の参考文献のリストです。
[31778]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月01日 10:29
投稿者:catgut(ID:JmIYiXQ)
アマチュアチェロ弾きさま、
チェロのヴィブラートの音程認識についての話題が以下にありますので
ご紹介します。 Pitch and Vibrato の部分です。
ttp://www.cello.org/Newsletter/marapr05.htm
チェロで「基準音の下にかける」という考え方がヴァイオリンほどではない
理由としては、巨匠カザルスが「下にかける」とは考えていなかったためか
マンテル(ドイツ語圏でよく読まれているチェロ指導書の著者だそうです)やChristopher Buntingといった有力なチェリストが「ヴィブラートは上下にかける」と述べていることも一因のようです。
上記のBobさんのガラミアン批判は手厳しいですね。
チェロのヴィブラートの音程認識についての話題が以下にありますので
ご紹介します。 Pitch and Vibrato の部分です。
ttp://www.cello.org/Newsletter/marapr05.htm
チェロで「基準音の下にかける」という考え方がヴァイオリンほどではない
理由としては、巨匠カザルスが「下にかける」とは考えていなかったためか
マンテル(ドイツ語圏でよく読まれているチェロ指導書の著者だそうです)やChristopher Buntingといった有力なチェリストが「ヴィブラートは上下にかける」と述べていることも一因のようです。
上記のBobさんのガラミアン批判は手厳しいですね。
[31779]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月01日 15:55
投稿者:ぷーた(ID:IJM1Jpc)
もう、ヴィブラートどちらにかけようか考えて弾くのはやめました。特に意識しなければ、僕はオーケストラの前に立つと勝手に上にヴィブラートをかけています。演奏中は気が付きません。特に、トゥッティの中から自分の音が抜け出るようにしたい時に顕著になるようです。pochiさんに聴いて頂いた演奏はもう3年以上前のものですが、ヴィブラートに関して、基本的には現在もほとんど変わっていません。無伴奏、ピアノ伴奏では上下にかかっています。もちろん一概には言えませんが。自分の演奏なのに無責任で申し訳ありません。
僕は確かに以前、ヴィブラートは下にかけるべきと考えていました。ガラミアンの著書からの影響ではありません。普段下にかけて弾いているつもりだったのでしょう。しかし、舞台に立つと自分がその音に必要だと思うヴィブラートを、その時々に上なり下なりかけているようです。だから、あれこれ考えるのはやめたのです。難しいことはわかりません。不勉強で申し訳ありません。ただ、演奏者の視点から見て、ヴィブラートをかける方向、幅、速さ、そもそもかけるかどうかさえ、たいした問題ではなく思っています。僕の考えは、演奏者としてあるまじきいい加減な態度なのかも知れませんが…大変失礼いたしました。
僕ももう18歳になりました。もうすぐpochiさんの年齢に追いつこうというところです。
僕は確かに以前、ヴィブラートは下にかけるべきと考えていました。ガラミアンの著書からの影響ではありません。普段下にかけて弾いているつもりだったのでしょう。しかし、舞台に立つと自分がその音に必要だと思うヴィブラートを、その時々に上なり下なりかけているようです。だから、あれこれ考えるのはやめたのです。難しいことはわかりません。不勉強で申し訳ありません。ただ、演奏者の視点から見て、ヴィブラートをかける方向、幅、速さ、そもそもかけるかどうかさえ、たいした問題ではなく思っています。僕の考えは、演奏者としてあるまじきいい加減な態度なのかも知れませんが…大変失礼いたしました。
僕ももう18歳になりました。もうすぐpochiさんの年齢に追いつこうというところです。
[31780]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月01日 16:26
投稿者:catgut(ID:JmIYiXQ)
ぶーたさま、
何の誇張もなく以下の考え方に感動致しました。
私がここで申し上げたいのは、まさにこのことなのです。
>演奏者の視点から見て、ヴィブラートをかける方向、幅、
>速さ、そもそもかけるかどうかさえ、たいした問題ではなく思っています。
「基準音から下にかけなければならない」「下に向けてかけはじめなければならない」という「制限」を白紙に戻して、その演奏者にとって最も自由で感情に合致したヴィブラートをかけることこそが大切だと思います。
何の誇張もなく以下の考え方に感動致しました。
私がここで申し上げたいのは、まさにこのことなのです。
>演奏者の視点から見て、ヴィブラートをかける方向、幅、
>速さ、そもそもかけるかどうかさえ、たいした問題ではなく思っています。
「基準音から下にかけなければならない」「下に向けてかけはじめなければならない」という「制限」を白紙に戻して、その演奏者にとって最も自由で感情に合致したヴィブラートをかけることこそが大切だと思います。
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