[31536]
ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年02月16日 19:52
投稿者:catgut(ID:EAlId0M)
「ヴィブラートのかけ方について」のスレッドが長くなってきましたので、
新しいスレッドを作成しました。
今後はこちらでお願い致します。
新しいスレッドを作成しました。
今後はこちらでお願い致します。
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12 / 15 ページ [ 145コメント ]
[31916]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月08日 12:49
投稿者:catgut(ID:IFOXV2E)
アマチュアチェロ弾きさま、
詳細な説明ありがとうございます。大変納得できる説明です。
続きを期待しています。
ちなみにSeashoreの"Psychology of Music"は公刊されており、現在
でも名著として 米amazonではわずか11.66ドルで新品が購入できます。
このような名著が存在するにもかかわらず、ガラミアンが「ヴィブ
ラートは音程の上限が聞える」と主張したことは不思議です。当然Hauck
のようなヴァイオリニスト・教育者によるガラミアン名指しの批判があり、
アメリカでは延々と伝統的な上下にかける派とガラミアンを支持する
下にかける派が論争を続けているわけです。
詳細な説明ありがとうございます。大変納得できる説明です。
続きを期待しています。
ちなみにSeashoreの"Psychology of Music"は公刊されており、現在
でも名著として 米amazonではわずか11.66ドルで新品が購入できます。
このような名著が存在するにもかかわらず、ガラミアンが「ヴィブ
ラートは音程の上限が聞える」と主張したことは不思議です。当然Hauck
のようなヴァイオリニスト・教育者によるガラミアン名指しの批判があり、
アメリカでは延々と伝統的な上下にかける派とガラミアンを支持する
下にかける派が論争を続けているわけです。
[31917]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月08日 13:05
投稿者:2階席(ID:ECMRaXI)
[31901]
CABINさんへ
計算ありがとうございます。
1. 人間の耳は、ビブラートがかかった音の周波数変動の上限と下限の中間値を、音の高さとして認識する。
2. よって、適切な音の高さが中間値になるようにビブラートをかけるべし。
3. この説に基づく方法論として、出したい音の高さから同じ周波数分だけ高低に揺らす為には、糸巻きの方向と駒の方向に均等な指の動きをするべきか?
というのが疑問でした。
CABINさんのコメントから推測したのは、
A.指を押さえた場所から糸巻き方向に対してやや大きめに指を動かす必要があるので、つまり指の動きが下向き(糸巻き方向)になるようにビブラートをかけた方がよいのではないか?
B. 逆に指の動き幅を完全に上下均一にすると、かかっているビブラートの音の高さの変動は、指を押さえた位置で出る音に対して上下対称にならず、上ずるのではないか?
ということでした。
CABINさんの計算結果によると、これは指の動きを意識するべきレベルの差ではなさそうです。
[31901]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月07日 17:39
投稿者:CABIN(ID:OVU5FkM)
2階席さま
1つだけ回答です
ザッとした計算上で,E線上の8ポジ3の指のA位置では,±30セントで±約2.1mmの移動量です。
すみません,実はご質問の意味がよくわかりませんでした。
1つだけ回答です
ザッとした計算上で,E線上の8ポジ3の指のA位置では,±30セントで±約2.1mmの移動量です。
すみません,実はご質問の意味がよくわかりませんでした。
計算ありがとうございます。
1. 人間の耳は、ビブラートがかかった音の周波数変動の上限と下限の中間値を、音の高さとして認識する。
2. よって、適切な音の高さが中間値になるようにビブラートをかけるべし。
3. この説に基づく方法論として、出したい音の高さから同じ周波数分だけ高低に揺らす為には、糸巻きの方向と駒の方向に均等な指の動きをするべきか?
というのが疑問でした。
CABINさんのコメントから推測したのは、
A.指を押さえた場所から糸巻き方向に対してやや大きめに指を動かす必要があるので、つまり指の動きが下向き(糸巻き方向)になるようにビブラートをかけた方がよいのではないか?
B. 逆に指の動き幅を完全に上下均一にすると、かかっているビブラートの音の高さの変動は、指を押さえた位置で出る音に対して上下対称にならず、上ずるのではないか?
ということでした。
CABINさんの計算結果によると、これは指の動きを意識するべきレベルの差ではなさそうです。
[31918]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月08日 13:21
投稿者:2階席(ID:ECMRaXI)
catgutさんの
[31876]
「ヴィブラートの最高音の音程を感じる」 は誤りである。
[31886]
「ヴィブラート幅の中間が音程として聞える」
等のコメントについてこれまでの投稿をざっと読み終わりましたが、以下の質問が思い浮かびました。
質問.1
周波数も音圧も時間に対して正弦波になるような波形を耳にすると、どのような音の高さに聞こえるのでしょう?
(x軸=時間, y軸=周波数, z軸=音圧とすると、正弦波を書いた卓上の紙の上をつまんで斜めにおこしたような形とでもいうべきか)
A. 上限と下限の中間値
B. 周波数の上限値
C. その他
質問.2
また、XY平面(周波数変動)かつXZ平面(音圧変動)が、
上限側が長い方形波
_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|
や、
台形波
/ ̄ ̄|/ ̄ ̄|/ ̄ ̄|/ ̄ ̄|
の場合にはどのような音の高さに聞こえるのでしょう?
A. 上限と下限の中間値
B. 周波数の上限値
C. 時間×音圧が最大となる周波数
D. その他
[31876]
[31876]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月06日 03:00
投稿者:catgut(ID:IkMIZ0g)
yasさま、コメントありがとうございます。
私が「最低限の共通認識」として頂きたいのは以下の2点です。
(1)「ヴィブラートの最高音の音程を感じる」 は誤りである。
(2)実際の演奏でヴィブラートは基準音の上下にかけられている。
何度も説明しておりますが、これらは客観的な手段で測定した結果が証明
していると考えております。万一誤りである根拠があるのであれば検証
しますのでどなたでもお知らせください。
なお、レオポルド・モーツァルトがより具体的にヴィブラートをかける
方向について述べていると考えられる部分がV章にありました。
A Treatise on the Fundamental Principles of Violin Playing
V章第5パラグラフ
In this first division in particular, as also in the following, the finger of the left hand should make a small slow movement which must not be sideways but forward and backward. That is, the finger must move forward towards the bridge and backward again towards the scroll: in soft tone quite slowly, but in loud rather faster.
左手の指は前方と後方に小さくゆっくり動かすべきです。つまり、指を
駒の側に向けて前方に動かし、スクロールの側に向けて再び後方に
動かします。柔らかい音ではゆっくり、強い音では早く動かします。
ドイツ語からの翻訳なので原文は分らないのですが、日本語の「前後」
は英語の普通の言い方では「back and forth」になると思います。そう
ではなくこれだけ明確に「前→後」(音程が)「高い→低い」の順に合
わせて英訳されているということはレオポルド・モーツァルトには手前が
先というイメージが明確にあったと思われます。
私が「最低限の共通認識」として頂きたいのは以下の2点です。
(1)「ヴィブラートの最高音の音程を感じる」 は誤りである。
(2)実際の演奏でヴィブラートは基準音の上下にかけられている。
何度も説明しておりますが、これらは客観的な手段で測定した結果が証明
していると考えております。万一誤りである根拠があるのであれば検証
しますのでどなたでもお知らせください。
なお、レオポルド・モーツァルトがより具体的にヴィブラートをかける
方向について述べていると考えられる部分がV章にありました。
A Treatise on the Fundamental Principles of Violin Playing
V章第5パラグラフ
In this first division in particular, as also in the following, the finger of the left hand should make a small slow movement which must not be sideways but forward and backward. That is, the finger must move forward towards the bridge and backward again towards the scroll: in soft tone quite slowly, but in loud rather faster.
左手の指は前方と後方に小さくゆっくり動かすべきです。つまり、指を
駒の側に向けて前方に動かし、スクロールの側に向けて再び後方に
動かします。柔らかい音ではゆっくり、強い音では早く動かします。
ドイツ語からの翻訳なので原文は分らないのですが、日本語の「前後」
は英語の普通の言い方では「back and forth」になると思います。そう
ではなくこれだけ明確に「前→後」(音程が)「高い→低い」の順に合
わせて英訳されているということはレオポルド・モーツァルトには手前が
先というイメージが明確にあったと思われます。
「ヴィブラートの最高音の音程を感じる」 は誤りである。
[31886]
[31886]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月06日 14:07
投稿者:catgut(ID:kBeHOXA)
wtnabeさま、
それはおかしな話ですね。
「ヴィブラート幅の上限が音程として聞える」という実証データこそが
まったくといっていいほど存在していないのです。ガラミアンはただそ
う言うだけで出典を明らかにしていませんし、「ヴィブラート幅の上限が
音程として聞える」という結果は「ヴィブラートの下限が音程として聞
える」という矛盾した結果も別に出しているFletcherの調査が存在する
だけです。
私は「ヴィブラートを確認できるフリーソフト」スレッドの[30685]でナー
ジャ・ソネンバーグのCDをtartiniで分析した結果を示していますし、
以下の論文にも音程認識の具体的な調査方法が記載されています。
電子音発生装置などで確認したことが書かれています。
ttp://etd.lib.fsu.edu/theses/available/etd-05082006-134732/unrestricted/RBM_manuscript.pdf
P26-P28
アマチュアチェロ弾きさまの分析データでも明らかに基準音の上下に
かけられています。そもそも、wtnabeさまご自身の演奏をtartiniで分析
すると「ヴィブラート幅の上限」が基準音と一致するのでしょうか?
これだけ「ヴィブラート幅の中間が音程として聞える」という実証データ
は存在するのですから、これを否定するのであれば「ヴィブラート幅の
上限が音程として聞える」という実証データを出していただく必要があ
ります。
それはおかしな話ですね。
「ヴィブラート幅の上限が音程として聞える」という実証データこそが
まったくといっていいほど存在していないのです。ガラミアンはただそ
う言うだけで出典を明らかにしていませんし、「ヴィブラート幅の上限が
音程として聞える」という結果は「ヴィブラートの下限が音程として聞
える」という矛盾した結果も別に出しているFletcherの調査が存在する
だけです。
私は「ヴィブラートを確認できるフリーソフト」スレッドの[30685]でナー
ジャ・ソネンバーグのCDをtartiniで分析した結果を示していますし、
以下の論文にも音程認識の具体的な調査方法が記載されています。
電子音発生装置などで確認したことが書かれています。
ttp://etd.lib.fsu.edu/theses/available/etd-05082006-134732/unrestricted/RBM_manuscript.pdf
P26-P28
アマチュアチェロ弾きさまの分析データでも明らかに基準音の上下に
かけられています。そもそも、wtnabeさまご自身の演奏をtartiniで分析
すると「ヴィブラート幅の上限」が基準音と一致するのでしょうか?
これだけ「ヴィブラート幅の中間が音程として聞える」という実証データ
は存在するのですから、これを否定するのであれば「ヴィブラート幅の
上限が音程として聞える」という実証データを出していただく必要があ
ります。
「ヴィブラート幅の中間が音程として聞える」
等のコメントについてこれまでの投稿をざっと読み終わりましたが、以下の質問が思い浮かびました。
質問.1
周波数も音圧も時間に対して正弦波になるような波形を耳にすると、どのような音の高さに聞こえるのでしょう?
(x軸=時間, y軸=周波数, z軸=音圧とすると、正弦波を書いた卓上の紙の上をつまんで斜めにおこしたような形とでもいうべきか)
A. 上限と下限の中間値
B. 周波数の上限値
C. その他
質問.2
また、XY平面(周波数変動)かつXZ平面(音圧変動)が、
上限側が長い方形波
_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|
や、
台形波
/ ̄ ̄|/ ̄ ̄|/ ̄ ̄|/ ̄ ̄|
の場合にはどのような音の高さに聞こえるのでしょう?
A. 上限と下限の中間値
B. 周波数の上限値
C. 時間×音圧が最大となる周波数
D. その他
[31921]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月08日 15:13
投稿者:catgut(ID:IFOXV2E)
2階席さま、
音響学者の多数見解としては、2階席さまが書かれているXY平面で
波の面積が大きいほう(鳴っている時間が長いほう)に偏るというもの
だと思います。私の想像では時間と音圧の合計が高いほうに偏るの
ではないかと思います。
残念ながらネット上で全文は読めないようですが、日本人音響学者に
よる以下の報告もありますのでご参考としてください。
ttp://www.kyushu-id.ac.jp/~iwamiya/ronbun/Abstract%20of%20Papers%20(Japanese).htm
Perceived principal pitch of vibrato tones
Shin-ichiro Iwamiya,Kyohei Kosugi, and Otoichi Kitamura
J. Acoust. Soc. Jpn. (E) 4, 2,73-82, 1983.
調整法により,ビブラート音の平均的高さを測定し,変調波が対称で
ある場合には,ビブラート音の平均的高さは,搬送周波数にほぼ一
致し,非対称である場合には,時間的に重みの大きい側へ推移する
傾向を示した。
音響学者の多数見解としては、2階席さまが書かれているXY平面で
波の面積が大きいほう(鳴っている時間が長いほう)に偏るというもの
だと思います。私の想像では時間と音圧の合計が高いほうに偏るの
ではないかと思います。
残念ながらネット上で全文は読めないようですが、日本人音響学者に
よる以下の報告もありますのでご参考としてください。
ttp://www.kyushu-id.ac.jp/~iwamiya/ronbun/Abstract%20of%20Papers%20(Japanese).htm
Perceived principal pitch of vibrato tones
Shin-ichiro Iwamiya,Kyohei Kosugi, and Otoichi Kitamura
J. Acoust. Soc. Jpn. (E) 4, 2,73-82, 1983.
調整法により,ビブラート音の平均的高さを測定し,変調波が対称で
ある場合には,ビブラート音の平均的高さは,搬送周波数にほぼ一
致し,非対称である場合には,時間的に重みの大きい側へ推移する
傾向を示した。
[31929]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月08日 19:17
投稿者:catgut(ID:IFOXV2E)
アマチュアチェロ弾きさまの分析データをご覧になっても「ヴィブラートを下にかける」動き自体に意義があると思われている方が多くいらっしゃると思います。それはよく理解できます。
信頼する先生に指導された方法でしょうし、また実際にその方法を練習して現に多くの方から賞賛される優れた演奏をされていることと思います。ですからその方法が「正しくない」と言われてもまったく信じられないことでしょうし、反発を感じることでしょう。
しかしこれまで寄せられた情報によりますと、ガラミアンは実際の指導の際に必ずしも「下にかける」ように指導されなかったようですし、門下の方も重視されていないということです。「ヴァイオリン奏法と指導の原理」の記述が一人歩きしている感が拭えません。ヴィブラートの指導の歴史でもガラミアン以外に「下にかける」という指導は存在しないのです。
ガラミアンはヨアヒム、アウアー、フレッシュなどに続いてカリスマ的なヴァイオリン指導者でしたから、ガラミアン説を信じたのは仕方ないことだと思いますが、ヨアヒムのドイツ式ボーイングと同様、あえて後世に伝える必要はないと思われます。「下にかける」べきと考えていた方も、ぜひこの機会にヴィブラートのかけ方と指導法について各自再考して頂きたいと思います。
信頼する先生に指導された方法でしょうし、また実際にその方法を練習して現に多くの方から賞賛される優れた演奏をされていることと思います。ですからその方法が「正しくない」と言われてもまったく信じられないことでしょうし、反発を感じることでしょう。
しかしこれまで寄せられた情報によりますと、ガラミアンは実際の指導の際に必ずしも「下にかける」ように指導されなかったようですし、門下の方も重視されていないということです。「ヴァイオリン奏法と指導の原理」の記述が一人歩きしている感が拭えません。ヴィブラートの指導の歴史でもガラミアン以外に「下にかける」という指導は存在しないのです。
ガラミアンはヨアヒム、アウアー、フレッシュなどに続いてカリスマ的なヴァイオリン指導者でしたから、ガラミアン説を信じたのは仕方ないことだと思いますが、ヨアヒムのドイツ式ボーイングと同様、あえて後世に伝える必要はないと思われます。「下にかける」べきと考えていた方も、ぜひこの機会にヴィブラートのかけ方と指導法について各自再考して頂きたいと思います。
[31932]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月08日 22:11
投稿者:セロ轢きのGosh(ID:ECgVaCg)
2階席様
[31899]
> 実際に弾いてみると、どのポジションであっても自分の耳に聞こえる音が正しい音程になるようなビブラートをかけていると思います。
それに尽きると思います。 速さや幅も、弾いていて(聴いていて)気持ち良いように調整します。
[31917]
> 1. 人間の耳は、ビブラートがかかった音の周波数変動の上限と下限の中間値を、音の高さとして認識する。
> 2. よって、適切な音の高さが中間値になるようにビブラートをかけるべし。
> 3. この説に基づく方法論として、・・・・、糸巻きの方向と駒の方向に均等な指の動きをするべきか?
1. 雑学としては面白いですね。「こりゃ一本取られたナ」って感じです。 シンセサイザみたいな数値制御の楽器には必要な知識でしょうね。
2. 1.が事実なら、「べし」と命令してくれなくても勝手にそのようになるでしょう。
3. ロボットにバヨリンを弾かせるプログラムでも書くなら考える必要があるかも。
冷静に考えてみると、「下にかける」と習ったかどうか定かでないです。 「最高音を認識する」云々は音楽仲間の雑談で仕入れた知識のような気もします。 そういうもんだ、と思い込んでいましたが。
練習でゆっくり大きく振るときは確かに最高音を意識します。 ビブラートというよりもポルタメントのように耳は認識しているのかも知れません。(実は演歌派だったりして・・・) 曲を弾くときは感性に任せて自然にかかるので、実はよく判りません。
ウチの子供たちに至っては、ビブラートは「横にかける」と習いました。 世の中、catgutさんが心配するほど教条的にできている訳ではなさそうですね。
[31899]
[31899]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月07日 15:06
投稿者:2階席(ID:ECMRaXI)
[31884] CABINさんの書き込みについて
同じことを例えばE線の8ポジ3の指のA(開放Aの2オクターブ上)でやったらどうなるのでしょう。
[31885] catgutさんの『(1)基準音を押え上下に均等にかける』では音程がどのように聴こえるのでしょう。
実際に弾いてみると、どのポジションであっても自分の耳に聞こえる音が正しい音程になるようなビブラートをかけていると思います。
みなさんはどう思われますか?
同じことを例えばE線の8ポジ3の指のA(開放Aの2オクターブ上)でやったらどうなるのでしょう。
[31885] catgutさんの『(1)基準音を押え上下に均等にかける』では音程がどのように聴こえるのでしょう。
実際に弾いてみると、どのポジションであっても自分の耳に聞こえる音が正しい音程になるようなビブラートをかけていると思います。
みなさんはどう思われますか?
> 実際に弾いてみると、どのポジションであっても自分の耳に聞こえる音が正しい音程になるようなビブラートをかけていると思います。
それに尽きると思います。 速さや幅も、弾いていて(聴いていて)気持ち良いように調整します。
[31917]
[31917]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月08日 13:05
投稿者:2階席(ID:ECMRaXI)
[31901] CABINさんへ
計算ありがとうございます。
1. 人間の耳は、ビブラートがかかった音の周波数変動の上限と下限の中間値を、音の高さとして認識する。
2. よって、適切な音の高さが中間値になるようにビブラートをかけるべし。
3. この説に基づく方法論として、出したい音の高さから同じ周波数分だけ高低に揺らす為には、糸巻きの方向と駒の方向に均等な指の動きをするべきか?
というのが疑問でした。
CABINさんのコメントから推測したのは、
A.指を押さえた場所から糸巻き方向に対してやや大きめに指を動かす必要があるので、つまり指の動きが下向き(糸巻き方向)になるようにビブラートをかけた方がよいのではないか?
B. 逆に指の動き幅を完全に上下均一にすると、かかっているビブラートの音の高さの変動は、指を押さえた位置で出る音に対して上下対称にならず、上ずるのではないか?
ということでした。
CABINさんの計算結果によると、これは指の動きを意識するべきレベルの差ではなさそうです。
計算ありがとうございます。
1. 人間の耳は、ビブラートがかかった音の周波数変動の上限と下限の中間値を、音の高さとして認識する。
2. よって、適切な音の高さが中間値になるようにビブラートをかけるべし。
3. この説に基づく方法論として、出したい音の高さから同じ周波数分だけ高低に揺らす為には、糸巻きの方向と駒の方向に均等な指の動きをするべきか?
というのが疑問でした。
CABINさんのコメントから推測したのは、
A.指を押さえた場所から糸巻き方向に対してやや大きめに指を動かす必要があるので、つまり指の動きが下向き(糸巻き方向)になるようにビブラートをかけた方がよいのではないか?
B. 逆に指の動き幅を完全に上下均一にすると、かかっているビブラートの音の高さの変動は、指を押さえた位置で出る音に対して上下対称にならず、上ずるのではないか?
ということでした。
CABINさんの計算結果によると、これは指の動きを意識するべきレベルの差ではなさそうです。
> 1. 人間の耳は、ビブラートがかかった音の周波数変動の上限と下限の中間値を、音の高さとして認識する。
> 2. よって、適切な音の高さが中間値になるようにビブラートをかけるべし。
> 3. この説に基づく方法論として、・・・・、糸巻きの方向と駒の方向に均等な指の動きをするべきか?
1. 雑学としては面白いですね。「こりゃ一本取られたナ」って感じです。 シンセサイザみたいな数値制御の楽器には必要な知識でしょうね。
2. 1.が事実なら、「べし」と命令してくれなくても勝手にそのようになるでしょう。
3. ロボットにバヨリンを弾かせるプログラムでも書くなら考える必要があるかも。
冷静に考えてみると、「下にかける」と習ったかどうか定かでないです。 「最高音を認識する」云々は音楽仲間の雑談で仕入れた知識のような気もします。 そういうもんだ、と思い込んでいましたが。
練習でゆっくり大きく振るときは確かに最高音を意識します。 ビブラートというよりもポルタメントのように耳は認識しているのかも知れません。(実は演歌派だったりして・・・) 曲を弾くときは感性に任せて自然にかかるので、実はよく判りません。
ウチの子供たちに至っては、ビブラートは「横にかける」と習いました。 世の中、catgutさんが心配するほど教条的にできている訳ではなさそうですね。
[31933]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月08日 23:05
投稿者:CABIN(ID:JGkxgyA)
2階席さま
[31917]
私も同じ疑問から計算をしたのでした。
[31918]
サウンド出力ではありますがデータを作ってみました。
質問1だけですが,参考になれば...振幅変調は無理でしたが
データ1
ttp://www.geocities.jp/cabin_vc/440to440VIBto447.wav
440Hzの正弦波に5Hzの周期で上下に±30セントでヴィブラートを掛けてます。
440Hzのノンヴィブラート5秒→440Hz±30セントヴィブラート5秒→440Hz+30セントノンヴィブラート5秒
最後の440Hz+30セントは蛇足です,上限周波数でとめました。
データ2
ttp://www.geocities.jp/cabin_vc/440to432VIBto440.wav
440Hzを上限とし下に60セントのビブラートをかけたものです。
※言い換えれば432Hzの正弦波に5Hzの周期で上下ヴィブラート,深さは±30セントです。
440Hzのノンヴィブラート5秒→440Hz-60セントヴィブラート5秒→440Hzノンヴィブラート5秒
ともに約2.5MBのWAVファイルです。tartiniでも確認できるでしょう。
[31917]
[31917]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月08日 13:05
投稿者:2階席(ID:ECMRaXI)
[31901] CABINさんへ
計算ありがとうございます。
1. 人間の耳は、ビブラートがかかった音の周波数変動の上限と下限の中間値を、音の高さとして認識する。
2. よって、適切な音の高さが中間値になるようにビブラートをかけるべし。
3. この説に基づく方法論として、出したい音の高さから同じ周波数分だけ高低に揺らす為には、糸巻きの方向と駒の方向に均等な指の動きをするべきか?
というのが疑問でした。
CABINさんのコメントから推測したのは、
A.指を押さえた場所から糸巻き方向に対してやや大きめに指を動かす必要があるので、つまり指の動きが下向き(糸巻き方向)になるようにビブラートをかけた方がよいのではないか?
B. 逆に指の動き幅を完全に上下均一にすると、かかっているビブラートの音の高さの変動は、指を押さえた位置で出る音に対して上下対称にならず、上ずるのではないか?
ということでした。
CABINさんの計算結果によると、これは指の動きを意識するべきレベルの差ではなさそうです。
計算ありがとうございます。
1. 人間の耳は、ビブラートがかかった音の周波数変動の上限と下限の中間値を、音の高さとして認識する。
2. よって、適切な音の高さが中間値になるようにビブラートをかけるべし。
3. この説に基づく方法論として、出したい音の高さから同じ周波数分だけ高低に揺らす為には、糸巻きの方向と駒の方向に均等な指の動きをするべきか?
というのが疑問でした。
CABINさんのコメントから推測したのは、
A.指を押さえた場所から糸巻き方向に対してやや大きめに指を動かす必要があるので、つまり指の動きが下向き(糸巻き方向)になるようにビブラートをかけた方がよいのではないか?
B. 逆に指の動き幅を完全に上下均一にすると、かかっているビブラートの音の高さの変動は、指を押さえた位置で出る音に対して上下対称にならず、上ずるのではないか?
ということでした。
CABINさんの計算結果によると、これは指の動きを意識するべきレベルの差ではなさそうです。
私も同じ疑問から計算をしたのでした。
[31918]
[31918]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月08日 13:21
投稿者:2階席(ID:ECMRaXI)
catgutさんの
[31876]
「ヴィブラートの最高音の音程を感じる」 は誤りである。
[31886]
「ヴィブラート幅の中間が音程として聞える」
等のコメントについてこれまでの投稿をざっと読み終わりましたが、以下の質問が思い浮かびました。
質問.1
周波数も音圧も時間に対して正弦波になるような波形を耳にすると、どのような音の高さに聞こえるのでしょう?
(x軸=時間, y軸=周波数, z軸=音圧とすると、正弦波を書いた卓上の紙の上をつまんで斜めにおこしたような形とでもいうべきか)
A. 上限と下限の中間値
B. 周波数の上限値
C. その他
質問.2
また、XY平面(周波数変動)かつXZ平面(音圧変動)が、
上限側が長い方形波
_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|
や、
台形波
/ ̄ ̄|/ ̄ ̄|/ ̄ ̄|/ ̄ ̄|
の場合にはどのような音の高さに聞こえるのでしょう?
A. 上限と下限の中間値
B. 周波数の上限値
C. 時間×音圧が最大となる周波数
D. その他
[31876]
「ヴィブラートの最高音の音程を感じる」 は誤りである。
[31886]
「ヴィブラート幅の中間が音程として聞える」
等のコメントについてこれまでの投稿をざっと読み終わりましたが、以下の質問が思い浮かびました。
質問.1
周波数も音圧も時間に対して正弦波になるような波形を耳にすると、どのような音の高さに聞こえるのでしょう?
(x軸=時間, y軸=周波数, z軸=音圧とすると、正弦波を書いた卓上の紙の上をつまんで斜めにおこしたような形とでもいうべきか)
A. 上限と下限の中間値
B. 周波数の上限値
C. その他
質問.2
また、XY平面(周波数変動)かつXZ平面(音圧変動)が、
上限側が長い方形波
_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|
や、
台形波
/ ̄ ̄|/ ̄ ̄|/ ̄ ̄|/ ̄ ̄|
の場合にはどのような音の高さに聞こえるのでしょう?
A. 上限と下限の中間値
B. 周波数の上限値
C. 時間×音圧が最大となる周波数
D. その他
サウンド出力ではありますがデータを作ってみました。
質問1だけですが,参考になれば...振幅変調は無理でしたが
データ1
ttp://www.geocities.jp/cabin_vc/440to440VIBto447.wav
440Hzの正弦波に5Hzの周期で上下に±30セントでヴィブラートを掛けてます。
440Hzのノンヴィブラート5秒→440Hz±30セントヴィブラート5秒→440Hz+30セントノンヴィブラート5秒
最後の440Hz+30セントは蛇足です,上限周波数でとめました。
データ2
ttp://www.geocities.jp/cabin_vc/440to432VIBto440.wav
440Hzを上限とし下に60セントのビブラートをかけたものです。
※言い換えれば432Hzの正弦波に5Hzの周期で上下ヴィブラート,深さは±30セントです。
440Hzのノンヴィブラート5秒→440Hz-60セントヴィブラート5秒→440Hzノンヴィブラート5秒
ともに約2.5MBのWAVファイルです。tartiniでも確認できるでしょう。
[31934]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月08日 23:34
投稿者:アマチュアチェロ弾き(ID:MFdyYyU)
CABINさん
Good Job です!!!
Good Job です!!!
[31935]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月08日 23:49
投稿者:アマチュアチェロ弾き(ID:MFdyYyU)
catgutさん
>米amazonではわずか11.66ドルで新品が購入できます。
そうだったんですか!? でも必要な箇所はすべて印刷させていただきました。とりあえず情報ありがとうございます。
>米amazonではわずか11.66ドルで新品が購入できます。
そうだったんですか!? でも必要な箇所はすべて印刷させていただきました。とりあえず情報ありがとうございます。
[31937]
Re: ヴィブラートのかけ方について その2
投稿日時:2007年03月09日 00:45
投稿者:catgut(ID:IFOXV2E)
CABINさま、
大変わかりやすいサンプルを作成して頂きありがとうございます。
さっそく手持ちのチューナーOT-120でスピーカーから再生される音の
音程を測定してみました。
ttp://www.geocities.jp/cabin_vc/440to440VIBto447.wav
440Hzの正弦波→440Hzで認識します
440Hz±30セントヴィブラート→440Hz±5セントの幅でメーターが揺れます
ttp://www.geocities.jp/cabin_vc/440to432VIBto440.wav
440Hzの正弦波→440Hzで認識します
440Hz-60セントヴィブラート→440Hz-20セントと-30セントの間でメーターが揺れます
セロ轢きのGoshさま、
そうですね。「ヴィブラートを基準音の下にかける」という文面が教条的に信じられているのでなければ、大変良いことです。しかし現実には信じている人もいるようですから、間違いは間違いとして指摘する必要があると思います。
大変わかりやすいサンプルを作成して頂きありがとうございます。
さっそく手持ちのチューナーOT-120でスピーカーから再生される音の
音程を測定してみました。
ttp://www.geocities.jp/cabin_vc/440to440VIBto447.wav
440Hzの正弦波→440Hzで認識します
440Hz±30セントヴィブラート→440Hz±5セントの幅でメーターが揺れます
ttp://www.geocities.jp/cabin_vc/440to432VIBto440.wav
440Hzの正弦波→440Hzで認識します
440Hz-60セントヴィブラート→440Hz-20セントと-30セントの間でメーターが揺れます
セロ轢きのGoshさま、
そうですね。「ヴィブラートを基準音の下にかける」という文面が教条的に信じられているのでなければ、大変良いことです。しかし現実には信じている人もいるようですから、間違いは間違いとして指摘する必要があると思います。
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