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子供の才能の見極め方 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 12 Comments
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子供の才能の見極め方

投稿日時:2007年03月05日 07:04
投稿者:こあら(ID:QEBQAEg)
海外(ヨーロッパ)在住、10歳の子供のことで相談いたします。
6歳からバイオリンを始めました。昨年国内の小さなコンクールで賞を取り、その後人前で弾く機会が増えました。今年の春はオーケストラと一緒にソロで弾く機会を与えられ、またこの国の子供のコンクールとしてはもっとも有名なものにエントリーするため、練習の最中です。
実は子供の進路について、帰国して中学受験に備えるべきか悩んでいます。万が一コンクールで入賞などしてしまった場合、このまま残って音楽の道を模索すべきか・・・。中学受験するなら、この時期(夏には)に帰らなければ希望校は非常に難しいと思います。
娘は技術的にはまだまだですが、先生には表現力を高く評価されています。時々コンサートにも誘ってもらい、楽屋でプロのバイオリニストに会わせてくれたりしています。
親としては、音楽の世界でプロとして生きるよりは、あくまでも「趣味」として楽しんでもらいたいというのが本音なんです・・・。
もちろん、コンクールで何も起こらなければ、帰国するしかないですが。ただ、コンクールは6月なので、その後の帰国の決断となると、こちらの生活に馴染んでしまっている子供の精神状態に大きく影響しそうで、そちらも不安です。
内容にまとまりがなく恐縮ですが、コメントいただけると有難く存じます。
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【ご参考】
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Re: 子供の才能の見極め方

投稿日時:2007年03月05日 07:46
投稿者:父娘でVn始めました(ID:IokpUwg)
中学受験に焦る必要はないと思います。早稲田でも、東大でも、地元の普通の中学校から地元の普通の公立高校を出て普通に合格してくる人がたくさんいますし、いまどき帰国子女もたくさんいます。それよりも、ご当地で初等・中等教育をきちんと受けられることの方が大切ではないでしょうか。先々日本の高等教育を目指すにしても、音楽家を目指すにしても、ご当地で一般教養をきちんと身に付けておられることは将来必ず子どもさんの宝ものになるはずです。
親が子どもさんの将来について焦りの色を濃くすればするほど、子どもさんもつられてどんどん焦り出して、結局なにもかもがうまく行かなくなってしまうことがあります。その位の年齢でしたら、まだ子どもさんの将来の見極めがつくことはほとんどないでしょうから、親御さんがまずは焦らずに大きく構えて子どもさんを安心させてあげるような部分を大切にされてはどうでしょうか。

ここから先は全くの私見で、余談になってしまうかもしれませんが、音楽を趣味にするか、仕事にして苦労するかは、確かに深刻な問題ですし、音楽を趣味にしたとして、別のことを職業にしたとしても、結局その職業で同じように苦労するのだったら、音楽で苦労した方が良かったと後で思うかもしれません。最近では、大学を出たからと言ってそれだけで苦労なく高収入が得られる道と言うのは日本にはほとんどないように思いますし。
仮に趣味にしたとしても、人前で恥ずかしくない演奏をするためにはそれなりの準備もしなければいけませんし、演奏者としての音楽に対する責任、聴いていただく方々に対する責任は、ギャラを受け取るかどうかにかかわりありません。いずれにせよ音楽は決して楽をさせてくれないのだなあと最近思っています。でも楽しませてくれるからいいですが。
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Re: 子供の才能の見極め方

投稿日時:2007年03月05日 15:07
投稿者:まあ(ID:IpRWREQ)
先生に教えていただいたことを、その場で完璧になおす事のできる身体的能力と理解力がないと「才能がある」というレベルにはないと思います。
そして、日本には、そのような天才が何十人もいます。

お子さんが、給料だけでは「食べていけない」プロオケの団員や、趣味のバイオリンを指導をする先生をしながら自費でリサイタルをしたりして音楽をやっていきたい、と思うほどにヴァイオリンが好きなら、それは、人生です。

父娘でVn始めましたさんのご意見は、素晴らしいです。
というか、そこまで、子供の能力を信頼できるのは、本当に優秀なお子さんなのか、父娘でVn始めましたさんの強さですね。
私にはマネできません。
[31877]

Re: 子供の才能の見極め方

投稿日時:2007年03月06日 03:09
投稿者:父娘でVn始めました(ID:IokpUwg)
pochi さま
>御子息御息女の才能を信じるのが親御さんの仕事
まったく、おっしゃる通りと思います。

まあ さま
おほめにあずかりまして恐縮です。
うちの子にVnの才能があるかどうかはまだまだ全くの白紙です。ピアノは好きみたいですが、4歳でこのくらい弾ける子は日本中に多分山ほどいると思います。ちゃんと弾けるようになってからでなければ本当に才能があるかどうかなんてわかりません。演奏者として一流になれるかどうかと言う意味で才能と言う言葉を使うならばの話ですが。この子に才能があるとしたら、ピアノやバイオリンが大好きで、ほっとくといつも教わってないものを弾いて遊んでいることでしょうか。本人の意識では、クレヨンや色鉛筆で色々書いて遊んでいるのと大差ないようです。
質の良い調性感を身に付けるとか、一通り何でもきちんと弾ける技術を身に付けると言うことは、今では世界中でそういうことができる子どもがたくさんいるのは事実ですし、そういうものの育て方と言うのは方法論もある程度は確立されているのかもしれません。むしろ親が阻害要因になる場合が多い、と音楽教師の多くが愚痴ってます(自戒を込めて)。だから今どきのコンクールは世界中でちゃんと弾ける子がずらりと揃っていて、競争は激化の一途を。。。で、ジュニアのコンクールを通ったくらいでは才能があるかどうかなんて、全くわからない、全くの白紙だ、とよく言われるようになるわけです。
こういうものをクリアした後の演奏家としての一流になれるかどうかですが、これはもう特別な才能ですから、そう簡単にあるかどうかわかるものではありません。

こあら さま。
>昨年国内の小さなコンクールで賞を取り、その後人前で弾く機会が増えました。今年の春はオーケストラと一緒にソロで弾く機会を与えられ、またこの国の子供のコンクールとしてはもっとも有名なものにエントリーするため、練習の最中です。
>娘は技術的にはまだまだですが、先生には表現力を高く評価されています。時々コンサートにも誘ってもらい、楽屋でプロのバイオリニストに会わせてくれたりしています。
よい音楽の教師と言うものは、子どもの才能をコンクールだけで測ったりは、決して、しません。一つのバロメーターにはなるかも知れませんが。コンクールの結果って、技術では差がなくて、審査員の好みだけで結果が決まると言う世界である場合が多いと聞きますし、ま、そんなものだとしか思いません。むしろ、ご師匠が上記のようなことをして下さっているとしたら、それは子どもさんの才能を予感して、それを伸ばせる機会と環境を作りたいという意味にしか取れません。コンクールの結果よりも、そちらの方が、よほど大切だと思うのです。
娘のピアノの先生の受け売りなのですが、才能があるかないかなんて、中学卒業までに必要なことを全部教えて、技術も理論も音感もプロとして必要なものは全て身に付けた大勢の子たちの中で、特別な誰か一人にしかないようなものだから、きちんと育てた上でなければわからない。高校や大学を受験する時点で子ども自身が音楽の道を選びたかったら選べるようにしてあげるのが親と教師の責任で、それ以上でも以下でもないと思います。
[31887]

Re: 子供の才能の見極め方

投稿日時:2007年03月06日 18:13
投稿者:こあら(ID:QEBQAEg)
複数の方から親身なコメントをいただき、感謝しております。

まあ さま、
「才能」とはそういうものですよね。仰る通りと思います。私は楽器の経験がなく、その才能はいつどう判断するものか全く検討がつきませんでしたので、今回このような大それた?質問をいたしました。。。

pochi さま、
お返事書き込む前にコメントが一覧から消えてしまったようですが、削除されたのでしょうか。ご意見そのその通りですね。ただ「才能を信じて」サポートすることで今悩んでいることは、能天気であまり練習をしない娘にどうすべきかということです。

父娘でVn始めました さま、
2度にわたり素敵なコメントをくださり、肩の荷が少し下りた気がいたします。

娘はもうテキストに沿った技術などの課題練習はしておらず、先生が楽譜を持ってきて弾きこなすというようなレッスンをしています。(今はコンサートとコンクールの曲のみの練習ですが・・・)。レッスンでは上手くいかないと幼さから泣くこともありますが、泣いた後は冷静になってその日の課題はこなしているようです。楽譜をもらったその場で、その曲を大体弾きこなせるようにもなりました。
今後の進路で大きく悩んでいるのは、彼女を「日本人」として育てたいという親の気持ちがあるからです。今のままでは、「外見は日本人、中身は○○人」になります。まだ英語などのメジャー言語圏ならそれでもいいのかもしれませんが、そうでない場合、もし音楽で何か得るものがなければ、彼女の今後の人生の選択が確実に狭くなると思っているからです。その時、彼女の育ってきた環境や性格を考えると、私立中学受験をせざるを得ないと結論を出したわけなのです。
どういう手段であれバイオリンは続けてほしいと思っています。なにより、練習している娘を見ていると、それが練習であってもとても自然体・楽しそうに弾いているからです。
ヨーロッパなので当たり前かもしれませんが、クラシックはファンも多くとても身近で、バイオリンはじめ楽器を習っている子供はとても多いです。公立音楽学校も区ごとに1つあるくらい、楽器レンタルの仕組みも整っており、レッスン代も格安です。
日本と比べると、ゆっくり子供の能力を見ているような気がします。娘はいままでしかられたことがありません。まず「ほめ」て、「好き」になることを大前提としているようです。これはやはり「層の厚さ」ゆえできることなのかもしれません。コンクールの仕組みについても同様に感じます。
娘は本当に能天気です。音楽学校で今年度から特別コースになったというのに、将来の夢も「わかんない~」。こんな調子なので、練習も差し迫った感じなく・・・。万事がこれでは心配ですが、でもこれが彼女の持ち味、先生も「なりたかったらお医者さんでもなんにでもなっていいのよ。」と言ってくれます。それでいいと思っています。

内容が散漫になってしまいました。皆さんのご意見心にしっかり留め置いて、今後の進路を決めて生きたいと思います。
本当にありがとうございました。
[31903]

Re: 子供の才能の見極め方

投稿日時:2007年03月07日 18:51
投稿者:まあ(ID:IpRWREQ)
蛇足ですが、、、

才能にかんしてですが、もうひとつありました。ヴァイオリンが好きで好きで、一日何時間も弾いていられるという才能です。

当方は、ヨーロッパの事情は全く分かりません。こあらさんの先生のやり方が普通なのでしょうか? 日本人が留学すると「現地の学生は、イメージを語ったりするのはすごいけれど、演奏はへたくそが多い」ということを聞いたことがあります。
向こうでは、クラシック音楽の需要が日本より多いので、生活していけるのでしょうか?

日本人的考え方の将来の保険としての中学受験ですが……子供の能力に比して、どのクラスの学校をねらうかにもよりますが、当方の経験では、できれば小学校5年から、、、遅くとも受験日(1月下旬から2月上旬です)の1年くらい前から準備しないと、やらなければならないことが多すぎてたいへんです。
勉強する内容を見ていると、これだけのことを知っていれば、社会人としての常識以上の知識だ、と思ってしまいます。
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Re: 子供の才能の見極め方

投稿日時:2007年03月07日 20:28
投稿者:父娘でVn始めました(ID:IokpUwg)
まずお詫びを申し上げなければなりません。中学受験=大学進学と安易に結びつけてコメントしてしまいましたが、これは私の勝手な誤解だったと言うことがよくわかりました。失礼の談、お許しください。中学生から高校生のころ、日本語で書かれた良い児童文学を読み、そして大人と同じものを読むようになってくる時期ですよね。こういう時期に良い教育環境で良い教育者から良い影響を受けることは、日本人として良い教育をと考えれば学校を選ぶと言うことは大切なのかもしれません。園田先生は、生前、日本人として恥ずかしくない教養を身に付けなさいとおっしゃっておられたそうです。これも一流の音楽家には必要だと。
考えてみれば、私の子ども時代、自宅に児童向けの文学全集・歴史全集・百科事典をずらりとそろえてくれたのは両親ですし、子ども時代に何を教えられ、何を読み聞きし、何を考えて育つかと言うことについて、ちゃんとした環境を整えるのも、親や教師の責任のはずだと言うことを忘れてはいけません(自戒を込めて)。
[31906]

Re: 子供の才能の見極め方

投稿日時:2007年03月07日 22:05
投稿者:NON(ID:ZyA2YgA)
ヴァイオリンの事だけでなく、色々な側面から判断しなくてはならない事ですね。

>今後の進路で大きく悩んでいるのは、彼女を「日本人」として育てたいという親の気持ちがあるからです。

一番難しい問題ですよね。余所の国で暮らして、特に子供達が現地校にでも行くと、友達は現地人な訳ですから、習慣、考え方、言語さえも現地の方にとけ込んでしまいますよね。いくら補習校に入れたとしても、現地校に言っていれば自然と『日本人離れ』していく確率が高くなりますよね。(日本人学校に入れていらっしゃるのなら少し話は違うのですが。)帰国されて、受験を考えていらっしゃる方のお話を聞くと、日本に帰ってからこちらで過ごした数年間に抜け落ちてしまった語彙や知っているべき事を身に付けさせるだけでも大変な事だそうです。どこまで「『日本人』として育て」たいかという事にもよるのだと思います。それから日本での『受験』はとても大変だと友人から聞きました。帰国するならその辺りの事情も良くリサーチされる方が良いと思います。

私は、外国で暮らして行く中で、全ては手に入らないのかな~なんて最近思う様になりました。子供達は学ぶ事が多すぎて、二つの言語の読み書きさえすんなりとは入っていきませんよね。生活は勉強だけでなく友達と遊んだり、音楽やスポーツを習ったりと忙しいものです。大きくなればなる程、時間が足りないと強く思う様になりました。もっと上になると、もっと忙しいと聞きました。どこかで、何かを切り捨てなくてはならない時があるのかもしれません。

知り合いの知り合いの方は、娘さんが音楽の道に行く為に、駐在でいらしている間にこちらに残ると決めて、お家を買われて、旦那さん1人で任期後は日本に帰り、娘さんが10代後半でアメリカに1人で行くまで、お母様が一緒に暮らしていた方が居ました。(その後、お母様は日本に帰りました。)遠い知り合いなので詳細は知りませんが、単純に考えても2軒分の家賃、家族それぞれの生活費、学費などの諸々の経費、子供の教育(日本語も含め)のサポート、家族が別に暮らさなくてはならなかったことを思うと、本当に大変な事なんだと思いました。それでも娘さんの為にそこまで出来るなんて、素晴らしい事だと思いました。まさにpochi様の仰る
> 御子息御息女の才能を信じるのが親御さんの仕事です。
という事なのでしょう。

音楽を続けるか続けないか。(趣味組は別ですが)どこに住んでいても、普通に学校に行っていても、プロになれる可能性を持つ、才能のあるお子さんの親御さんなら悩む時が来るのでしょうね。10歳ではまだ本当にやりたい事は決められないと思います。親御さんの判断が大切ですよね。父娘でVn始めました様が仰っている
>子ども自身が音楽の道を選びたかったら選べるようにしてあげる
 という事が、一番大事なのでしょうね。(そして、それが簡単には出来ない、大変な事なのでしょうが)

お子様の将来の可能性に付いてどこに住むか選択するという事は、本当に大変な事ですよね。コンクールの結果も絡んでくるし、経済的にどれ位の事が出来るか(今の国でご主人の仕事がお子様の卒業まで続けられるのならさして問題ではないのかもしれませんが)という事なのでしょうが、何処の国に住むとしても(知り合いのお嬢さんの様に、結局別の国に勉強に行く場合だってありますよね。)こあら様のお嬢様の将来に有利な選択が出来ると良いですね。

とりとめの無い話で済みません。
[31911]

Re: 子供の才能の見極め方

投稿日時:2007年03月08日 02:48
投稿者:書きます(ID:FQk5N3g)
まあ 様
>日本人が留学すると「現地の学生は、イメージを語ったりするのはすごいけれど、演奏はへたくそが多い」ということを聞いたことがあります。
向こうでは、クラシック音楽の需要が日本より多いので、生活していけるのでしょうか?

どの意味で下手というのか分かりませんが、確かに音程やリズム感に関しては無頓着で、しっかり勉強した人でないと、育たないと思いますよ。でもそういう人ばかりではなく、きちんと教育している方も多いので、一概に、下手とは言えないですね。音色に関しては私はずっとこだわってきましたが、なんというか、アメリカ人が英語を喋るので日本人も喋れるようにがんばる、みたいな感じで、がんばってきました。
それから私のいる国の周辺はプロオケはたくさんあるし、ソリストもいっぱいいますが、クラシックに限らず音楽が日常に近いので(有名オケでも、1万円くらいでかなり良い席で聞ける、学生は2千円くらいで聞ける)、音楽家は多いです
生活していけるかというのも問題で、日本と同じく、プロオケの財政危機はつねに付きまとっていて、サラリーが同じなのに練習をたくさん入れられると、「バイトで来れない」とか言う人がいます。
でもそれは「そこそこ弾けてプロオケに入った人」であって、才能のあるこあらさんの娘さんであれば、もっと、大きく育つかもしれませんね。

なんにせよ、先の選択の幅を大きくして上げられるならば、良いのではないかと思います。
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Re: 子供の才能の見極め方

投稿日時:2007年03月08日 06:47
投稿者:こあら(ID:QEBQAEg)
皆様からの様々な視点からの書き込み、再度お礼申しあげます。

書きます さま、
同じ国もしくは近隣の国でがんばっていらっしゃるとのこと、興味深く読ませていただきました。。オケの財政事情など、私も知り合いのこの国のあるストリングスを率いるソリストから聞いた事があります。その時は日系企業でスポンサーを探してくれないかと頼まれました・・・。

まあ さま、
娘はバイオリンは好きです。が、他に同じくらい好きなこともあります(これもまた芸術系・・・)。前にも書きましたとおり、練習は、私が「今日はしないの~?」と言わなければ、そのまま寝てしまう日もあります(笑)。先生には言えませんが・・・。でも、やる時は時間も忘れて、習っていない曲まで自分でアレンジ?して弾いています。
中学受験の準備が大変なことは、最近ある受験サイトをのぞくようになってから、初めて知りました。それで、この夏帰国すべきか悩み始めたのでした。

父娘でVn始めました さま、
「子ども時代に何を教えられ、何を読み聞きし、何を考えて育つかと言うことについて、ちゃんとした環境を整えるのも、親や教師の責任のはずだと言うことを忘れてはいけません」この言葉、まさにその通りですね。

NON さま、
確かにバイオリンのことは、ただ一方からの視点であって、この悩みの根本は、本当は『どの程度「日本人」としてあるべきか、それが今後の彼女の人生にどういう影響を与えるのか・・・』ということなのかもしれません。

娘は公立の音楽学校に所属していますので、特別高名な先生についているわけではありません。レッスンは見たことはありませんが、娘が嫌がることは一度もなく、今は選曲など相談しながら楽しくやっているようなので、私は全面的に信頼しています。他の先生方も、外国人の娘に分け隔てなく接してくださり、本当に感謝しています。
今回のコンクールは、ソロではなくデュエットでの出場です(コンクール自体がそれのみの対象)。結果は相手との相性にも大きく左右されるでしょう。「コンクールで才能がすべてはかれるわけではない」とは分かっておりますが、主人とはこれで決めようと話してます。
現地校での勉強、日本(語)の勉強、英語、そしてバイオリン・・・本当に毎日があわただしく、加えて睡眠時間も多い子なので、時間が足りません。
駐在での海外暮らしではないので、主人の仕事次第では、柔軟に対応も出来ます(でも逆にすべてを自分たちの意思で決めなくてはならないのはつらいところです)。今回帰国することになって日本の学校に通うことになっても、海外に出るチャンスはあると思いますし、もちろんバイオリンも再開できるチャンスもあるかもしれませんし。
そのようにポジティブに考えて、今は帰国の準備は万全にしておき、あとは娘のがんばりを見守っていきたいと思っております。

またもやまとまりのない文章、ご容赦ください。
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