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指導上ヴィブラートを下に掛ける事は優位性があるのか? | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 42 Comments
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指導上ヴィブラートを下に掛ける事は優位性があるのか?

投稿日時:2007年03月21日 03:49
投稿者:pochi(ID:SBdYcmA)
見様見真似で習得したから下に掛けろとは言われた事がない。ガラミアンの受け売りで下に掛けると信じている人に対しては、音痴だと決め付けていた。

先生方に質問です。指導上優位性はあるんでしょうか?なんか、有りそうな気もします。
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【ご参考】
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Re: 指導上ヴィブラートを下に掛ける事は優位性があるのか?

投稿日時:2007年03月25日 00:50
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
先生ではありませんが,またまた登場~じゃじゃ~ん♪


下にかけることでの指導上優位性は、ヴィブラート自体ではなく、
音楽性上のことでもなく、楽器を正しく構えることの重要さだと
思います。下にかけるとき、楽器が下がっていると下に上手くヴィブラートを
かけることが困難です。上にヴィブラートをかけるのなら、どんな
構えでもビブラートかかりますが、下にかけるのは結構難しいです。

つまり、下にかけることがいいとか、悪いとかでなく、演奏上の
あらゆる可能性を楽器を構えることで言い換えても過言ではない
と思います。

ただし、プロフェッショナルな演奏者で、いかにも変な構えをしている
人がいますが、学習上、それらを真似るのはあまりいいとはいえま
せんね。はじめてビブラートを学ぼうとしえいる方は、どなたの構え
がいいのでしょうか。
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Re: 指導上ヴィブラートを下に掛ける事は優位性があるのか?

投稿日時:2007年03月25日 00:58
投稿者:wtnabe(ID:GId0QEc)
私は、自分の意見を言う人が大好きです。
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Re: 指導上ヴィブラートを下に掛ける事は優位性があるのか?

投稿日時:2007年03月25日 01:32
投稿者:pochi(ID:SBdYcmA)
あい氏のおっしゃるとおり、試してみました。確かに楽器が下がると、下へのヴィブラートは掛りにくいですね。説得力絶大です。きちんと構える事が前提だったので、目から鱗です。

ハイフェッツの物真似から入ったらよいのではないでしょうか?ビー玉を弦の間に置くなんていう古典的方法もありますね。
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Re: 指導上ヴィブラートを下に掛ける事は優位性があるのか?

投稿日時:2007年03月25日 02:51
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
>ビー玉を弦の間に置くなんていう古典的方法もありますね。

初耳です。どの辺りに置くのですか?
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Re: 指導上ヴィブラートを下に掛ける事は優位性があるのか?

投稿日時:2007年03月25日 03:34
投稿者:pochi(ID:SBdYcmA)
小さいビー玉をGとDの間に置いて、転がらないようにAを弾きます。結構難しいですよ。
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Re: 指導上ヴィブラートを下に掛ける事は優位性があるのか?

投稿日時:2007年03月25日 10:43
投稿者:catgut(ID:IjRRNkc)
参考までにバロック期は基本的にスクロールを下げて楽器を保持していましたから下にはかけられなかったそうです。
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Re: 指導上ヴィブラートを下に掛ける事は優位性があるのか?

投稿日時:2007年03月25日 18:06
投稿者:pochi(ID:SBdYcmA)
手でネックを保持していてもヴィブラートを下に掛ける事は可能です。少し難しいだけです。バロック時代には下に掛けなかった根拠はありません。
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Re: 指導上ヴィブラートを下に掛ける事は優位性があるのか?

投稿日時:2007年03月26日 00:30
投稿者:カルボナーレ(ID:FRY5lEk)
別のスレッドでは残念ながらスレ主に理解されませんでしたが、下記でのビブラート習得のための反復練習方法はそれなりに効果があり、指導法としては十分あり得ると思いました。(実際の演奏の中でそのように弾かねばならない、ということではなく、あくまでも練習方法、練習の指導方法としての話です。)
ttp://violinmasterclass.com/vibrato.php

ポイントは、
- 基準音をまず押さえ、正しい音程からスタートすること。
- 下向きにかけるので、最初に押さえたその正しい音程を耳が忘れにくく、正しい音程からの音程変化を耳で追いやすいこと
- 普通に押さえた指の形からは下向きの方が可動域が大きいので、振り幅を1/4音、1/2音といった具合にある程度大きな具体的な幅をターゲットにして、練習ができること
のように見えました。

そのような練習によって、一旦振り幅とスピードのコントロールがマスターできさえすれば、正しい音が理解できている学習者・演奏者であれば聴こえのフィードバックにより、ビブラートのスピードや振り方の時間的な変化に応じて自分で振りの上限をコントロールして正しい音程を弾くのは自然なことであり、雑作ないことでしょう。
同じ事を上向きに置き換えてやってみようと試みましたが、普通に押さえた状態からそこを起点に1/2音振る事はできず、私の場合はこの訓練は上向きには適用できません。
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Re: 指導上ヴィブラートを下に掛ける事は優位性があるのか?

投稿日時:2007年03月26日 05:28
投稿者:pochi(ID:SBdYcmA)
violinmasterclass.com
は、解りやすいですね。

実際にどの様にヴィブラートが掛っているのか、という問題と、どの様に指導すれば、上手になるのかは、別問題なので、下に掛けるのも、良いのではないかと、かねがね思っておりました。

人差し指のヴィブラートは、他の指で、オイデオイデと仰ぐなんていう人もいますね。

ガラミアンの問題点は、「ヴィブラートの音高の上を音程として感じる」という部分です。他人は知りませんが、私はその様に感じません。
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Re: 指導上ヴィブラートを下に掛ける事は優位性があるのか?

投稿日時:2007年03月26日 09:36
投稿者:catgut(ID:IjRRNkc)
何度か書いているのですが、一部の方に誤解があるようなので私の立場を念のため明記しておきます。

私は「必ず下に向けてかけなければならない(基準音の下にかけなければ
ならないという誤りに由来)」という説を批判していますが、「必ず上に
向けてかけなければならない」と主張しているわけではありません。

ヴィブラートは基本的に基準音の上下にかけると理解した上で、下に向けてかける練習をしてみるのは意味のあることでしょう。無理に指を立てることもないでしょうし、個々人の肉体的な特性や状況によって「下に向けてかける」ほうがよいケースもあるでしょう。

ただ鷲見三郎が指摘しているように「下に向けてかける」弊害も考えられますし、ガラミアン系以外のヴィブラート指導書はすべて「上に向けてかける」を基本としているのも事実です。

「下に向けてかける」ことに拘らず、個々人の特性や状況によって「上にかける」「下にかける」は適切に使い分けて頂きたいというのが私の考えです。
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