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catgut氏の云うところのヴィブラート学習悲喜劇 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 63 Comments
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catgut氏の云うところのヴィブラート学習悲喜劇

投稿日時:2007年03月25日 18:03
投稿者:pochi(ID:SBdYcmA)
ヱブ頁上フィールドワーク

ガラミアン受け売り諸頁。
ttp://tcslab.csce.kyushu-u.ac.jp/old-users/t_ito/violin/Vntec/tec11.html
ttp://homepage2.nifty.com/m-nyan/music/violin/016.html

オーボエですが上に掛ける事を推奨している人もいます。
ttp://www.josef-oboe.com/japanese/article/r_s_memo.html
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【ご参考】
[33115]

Re: catgut氏の云うところのヴィブラート学習悲喜劇

投稿日時:2007年04月20日 03:26
投稿者:catgut(ID:MXOEJhA)
あいさま、

「ビブラートの指の動かし方に関し、ビブラートの始まりを早くするかビブラートの戻しを早くするかの論点が抜けていると思います。ビブラートの得意な奏者はかける時と、戻すときの速度まで考えています。」

とのことですが「上側に揺らす速度と下側に揺らす速度を変える」という意味でよろしいでしょうか?

もし、下側に揺らす時は早く、上側に揺らす時は遅く揺らすのだとすれば、確かにヴィブラートの音程はヴィブラート幅のおよそ中間の音程よりは高めに聞えることになると思います。ただ「ヴァイオリン奏法と指導の原理」ではそのようなヴィブラート技法については触れられていません。

ちなみに「上側に揺らす速度と下側に揺らす速度を変える」のだとすれば、どのような効果を狙って行うのでしょうか?
[33157]

Re: catgut氏の云うところのヴィブラート学習悲喜劇

投稿日時:2007年04月21日 21:28
投稿者:catgut(ID:MXOEJhA)
あいさま、

ヴァイオリンにおけるヴィブラートの周波数変動と音圧レベル変動について
北垣郁雄(福岡教育大学)昭和58年9月9日

という論文を読んでいたら面白い記述がありました。

----------------
すなわち、周波数変動の傾斜は下降より上昇の方が急であるが、このことは、「ヴィブラートでは上昇中にその力を注入し、一方下降中にはより自然の状態に戻す(つまり、力を抜く)というメカニズムにもとづく」ということを
示しているといえる(尚、筆者の主観であるが、周波数の上昇中の傾斜の強さが、ヴィブラートにおける”音のメリハリ”に影響しているように感ずる)。
---------------

この記述から考えて、著者の北垣氏はヴィブラートを下から上に向けて力を入れると考えており、この場合下から上には上から下より早く動かしたほうが「メリハリ」のある音になると考えているようです。
[33164]

Re: catgut氏の云うところのヴィブラート学習悲喜劇

投稿日時:2007年04月22日 00:58
投稿者:父娘でVn始めました(ID:KTlTkzU)
あい さま、catgut さま
>かける時と、戻すときの速度
アマチュアチェロ弾きさまの分析結果を拝見しておりますて、上りと下りで形が違う風に見える人も多いのかな、とか、漠然と感じておりましたが、やっぱりですか。納得です。

>ヴァイオリンにおけるヴィブラートの周波数変動と音圧レベル変動について 北垣郁雄(福岡教育大学)昭和58年9月9日 という論文を>
catgut さまの博覧強記振りには、頭が下がります。私にはとても真似できません。敬意を表したいと思います。
[33224]

Re: catgut氏の云うところのヴィブラート学習悲喜劇

投稿日時:2007年04月25日 16:12
投稿者:catgut(ID:MXOEJhA)
国内で発売されたヴァイオリン指導書を検索してみると面白いです。
戦前はハイフェッツやエルマンを育てたアウアー系の著書が主流です。

ヴァイオリンの奏法 山田耕作訳 1922年
ヴァイオリン奏法 荒川金之助訳 1922年
私の教へるヴィオリンの奏き方 1923年
音楽の世界は廻る 1925年
ヴァイオリンの名曲とその解釈、演奏法 1927年
ヴアイオリン奏法 阿部謙太郎訳 1939年
以上すべてアウアーの著書の翻訳。

マイア・バング詳解 : ヴアイオリン教則本 1932年
マイアバングヴアイオリン教本 レオポルドアウアー教授の指導理論による 1942年

次にカール・フレッシュが続きます。
ヴァイオリン奏法 カール・フレッシュ 1954年-1955年
国内ではカール・フレッシュの影響を強く受けた鷲見三郎が影響力を持ちます(「新しいバイオリン教本」など)。

そしてガラミアンへと続きます。
ヴァイオリン奏法と指導の原理(日本語版)1965年 イヴァン・ガラミアン

やはり優れた奏者を出したカリスマ的指導者の指導に従っておけば
安全という心理が働くのでしょう。
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