[32906]
新しいピラストロ社の弦
投稿日時:2007年04月12日 02:38
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
HPを見てたら、なんか新しい弦を発見
ttp://www.pirastro.com/homeset.html
ttp://www.pirastro.com/homeset.html
ヴァイオリン掲示板に戻る
15 / 18 ページ [ 174コメント ]
[35014]
Re: 新しいピラストロ社の弦
投稿日時:2007年10月03日 13:31
投稿者:椰子の実(ID:VIQ2ZmA)
JAMESさんへ。弦の寿命はもちろん気になりますが、自分は弦を選ぶときは、音と弾き心地(レスポンス)を最重視しています。音を最重視した結果として、E・A線はスチール弦、D・G線はガット弦(パッシオーネ)という組み合わせにたどり着きました。A線にスチールを使うことにしたのは、音色、音量、弾き心地、ピッチの安定性の面で満足したからで、耐久性を重視した結果ではありません。たしかに、スチールA線の方が、ガット弦のA線よりも長持ちするように思いますが、耐久性が良いという理由でスチール弦を選ぶということは、自分の場合は考えられません。
幸いなことに、スチールA線とガットのD・G線というハイブリットは、弾いている自分だけでなく、聴いている人にも好評です。それで、この組み合わせで行こう、ということになりました。ただ、スチールA線もいろいろありますので、最終的にどれをセレクトするかは検討中です。
あいさんの少し前の書き込みにヤーガーのA線のことが書かれていて、ちょっと気になったので、ヤーガーについて調べてみました。
うちにあるヴァイオリンの名器の写真集を改めて見たところ、ヤーガーのA線のミディアム(標準)やフォルテ(太)を張っている楽器があることに気付きました。ペグ側とテールピース側の糸の色から、ヤーガーのA線かどうかはすぐに見分けられます。また、ナイロン弦やガット弦よりも、ヤーガーのA線は少々細いので、そういう観点でも確認することができます。
写真を見る限りでは、駒への食い込み防止のためのプラスチック製のパイプをつけている場合もあれば、そうでない場合もあります。
また、写真を見る限りでは、A線にアジャスターをつけている楽器はありませんでした。自分も以前ヤーガーのA線を張ったことがありますが、アジャスター無しでも、問題無く調弦できましたので、当然と言えば当然かも知れません。
有名ソリストが実際にコンサートで使用しているストラドやデル・ジェスにヤーガーのA線が張られているのを(写真集で)見て、自分も久々にヤーガーのA線を試してみようかな、と思ったところです。
そこで、いくつかの弦楽器店に電話で問い合わせしたところ、ヤーガーのA線は入荷時期が未定で在庫がありません、とのことでした。ヤーガー社は、いまだに職人さんが手作りで(ハンドメイドで)弦を生産しているらしく、1日に60本程度しか生産してないそうです。
ヤーガーのA線は在庫が無いようですが、E線は在庫があるようなので、とりあえずE線を調達することにしました。
日本国内でさらに探せばヤーガーのA線を在庫しているお店があるかも知れませんが、望み薄のような気がしたので、外国のネット通販店にヤーガーのA線のミディアムとフォルテを注文してみました。外国の通販店にも、在庫有りのところと在庫無しのところがあるので、これはやはりヤーガー社の生産能力が小さいからではないかと思います。
あいさんがおっしゃっているように、ヤーガーとラーセンのスチールA線は、たしかに巻き線は非常に丈夫ですね。
自分の楽器は、上ナットと駒の溝を入念に(丹念に)調整してもらっていることもあって、フレクソコア・パーマネントの巻き線は、ほとんどほつれません。
駒の高さとか上ナットの形状とか溝の滑り具合とか溝の太さ・深さとか、いろいろな要素が影響しますが、幸いなことに、自分の楽器では、A線の巻き線がほつれて困る、というような問題は生じていません。ただ、以前、エヴァ・ピラッツィとオリーヴのA線を張ったときに、上ナットのところで少しだけ巻き線がほつれてきましたが、ドミナント系の弦やスチール弦では、巻き線はまったくほつれませんでした。さすがに3ヶ月以上経過すると、ほつれまではいかなくても、巻き線に若干痛みが生じてきましたが。
今手元に、ラーセンとヤーガー(ミディアム)のスチールA線が1本ずつあるので、久々にテストしてみようと思います。
以前試したときは、オリーヴのD・G線とのハイブリットでしたが、今回はパッシオーネのD・G線とのハイブリットなので、印象が変わるのではないかと思います。
あいさんがラカトシュの演奏を間近で聴かれたとのことで羨ましいな、と思いました。ラカトシュは、ガルネリ・デル・ジェスと新作のヴァイオリンを、演奏するシチュエーションによって使い分けていますね。デル・ジェスを使用したときとそうでないときの音は、CDで聴いてもハッキリと違いがわかります。音量も音質も表現の幅も音色の多彩さも全然違いますね。自分はデル・ジェスを弾いているときのラカトシュの音が好きです。ピラストロ社によると、デル・ジェスにフレクソコア・パーマネントを張っているとのことです。
幸いなことに、スチールA線とガットのD・G線というハイブリットは、弾いている自分だけでなく、聴いている人にも好評です。それで、この組み合わせで行こう、ということになりました。ただ、スチールA線もいろいろありますので、最終的にどれをセレクトするかは検討中です。
あいさんの少し前の書き込みにヤーガーのA線のことが書かれていて、ちょっと気になったので、ヤーガーについて調べてみました。
うちにあるヴァイオリンの名器の写真集を改めて見たところ、ヤーガーのA線のミディアム(標準)やフォルテ(太)を張っている楽器があることに気付きました。ペグ側とテールピース側の糸の色から、ヤーガーのA線かどうかはすぐに見分けられます。また、ナイロン弦やガット弦よりも、ヤーガーのA線は少々細いので、そういう観点でも確認することができます。
写真を見る限りでは、駒への食い込み防止のためのプラスチック製のパイプをつけている場合もあれば、そうでない場合もあります。
また、写真を見る限りでは、A線にアジャスターをつけている楽器はありませんでした。自分も以前ヤーガーのA線を張ったことがありますが、アジャスター無しでも、問題無く調弦できましたので、当然と言えば当然かも知れません。
有名ソリストが実際にコンサートで使用しているストラドやデル・ジェスにヤーガーのA線が張られているのを(写真集で)見て、自分も久々にヤーガーのA線を試してみようかな、と思ったところです。
そこで、いくつかの弦楽器店に電話で問い合わせしたところ、ヤーガーのA線は入荷時期が未定で在庫がありません、とのことでした。ヤーガー社は、いまだに職人さんが手作りで(ハンドメイドで)弦を生産しているらしく、1日に60本程度しか生産してないそうです。
ヤーガーのA線は在庫が無いようですが、E線は在庫があるようなので、とりあえずE線を調達することにしました。
日本国内でさらに探せばヤーガーのA線を在庫しているお店があるかも知れませんが、望み薄のような気がしたので、外国のネット通販店にヤーガーのA線のミディアムとフォルテを注文してみました。外国の通販店にも、在庫有りのところと在庫無しのところがあるので、これはやはりヤーガー社の生産能力が小さいからではないかと思います。
あいさんがおっしゃっているように、ヤーガーとラーセンのスチールA線は、たしかに巻き線は非常に丈夫ですね。
自分の楽器は、上ナットと駒の溝を入念に(丹念に)調整してもらっていることもあって、フレクソコア・パーマネントの巻き線は、ほとんどほつれません。
駒の高さとか上ナットの形状とか溝の滑り具合とか溝の太さ・深さとか、いろいろな要素が影響しますが、幸いなことに、自分の楽器では、A線の巻き線がほつれて困る、というような問題は生じていません。ただ、以前、エヴァ・ピラッツィとオリーヴのA線を張ったときに、上ナットのところで少しだけ巻き線がほつれてきましたが、ドミナント系の弦やスチール弦では、巻き線はまったくほつれませんでした。さすがに3ヶ月以上経過すると、ほつれまではいかなくても、巻き線に若干痛みが生じてきましたが。
今手元に、ラーセンとヤーガー(ミディアム)のスチールA線が1本ずつあるので、久々にテストしてみようと思います。
以前試したときは、オリーヴのD・G線とのハイブリットでしたが、今回はパッシオーネのD・G線とのハイブリットなので、印象が変わるのではないかと思います。
あいさんがラカトシュの演奏を間近で聴かれたとのことで羨ましいな、と思いました。ラカトシュは、ガルネリ・デル・ジェスと新作のヴァイオリンを、演奏するシチュエーションによって使い分けていますね。デル・ジェスを使用したときとそうでないときの音は、CDで聴いてもハッキリと違いがわかります。音量も音質も表現の幅も音色の多彩さも全然違いますね。自分はデル・ジェスを弾いているときのラカトシュの音が好きです。ピラストロ社によると、デル・ジェスにフレクソコア・パーマネントを張っているとのことです。
[35027]
Re: 新しいピラストロ社の弦
投稿日時:2007年10月05日 01:44
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
ヤーガーのミディアムは国内に品薄らしいですね。
わたしもそう聞いています。話は変わり、皆さんの楽器は
顎あてを外した状態で、何グラムありますか?このスレットから
外れた質問ですが、色々と考えると弦の振動の受容体である楽器の
質量と振動の関係性を考えています。ちなみに、わたしの楽器は
399[g]でした。
~ひとりごと~
調整はすべて職人の人に任せますが、自分の楽器の特性を見極めたり
弱点を考えたりは職人さんは教えてくれません。弓の毛の種類や、毛を
厚め・薄めに張るとか指示はできても、自分に何が必要かは誰も教えて
くれません。ですので、どんな弦を張ってもいいなんて思わないし、
職人さんにあらゆるすべてを任せるなんても考えれられません。
明らかにピアノとは違う点ですね。
わたしもそう聞いています。話は変わり、皆さんの楽器は
顎あてを外した状態で、何グラムありますか?このスレットから
外れた質問ですが、色々と考えると弦の振動の受容体である楽器の
質量と振動の関係性を考えています。ちなみに、わたしの楽器は
399[g]でした。
~ひとりごと~
調整はすべて職人の人に任せますが、自分の楽器の特性を見極めたり
弱点を考えたりは職人さんは教えてくれません。弓の毛の種類や、毛を
厚め・薄めに張るとか指示はできても、自分に何が必要かは誰も教えて
くれません。ですので、どんな弦を張ってもいいなんて思わないし、
職人さんにあらゆるすべてを任せるなんても考えれられません。
明らかにピアノとは違う点ですね。
[35029]
Re: 新しいピラストロ社の弦
投稿日時:2007年10月05日 17:55
投稿者:椰子の実(ID:MYGJBpQ)
あいさんへ。
ヤーガーのE線、A線についてですが、方々を探して国内のお店で在庫を持っているところが見つかったので、ミディアムとフォルテが入手できる予定です。
それが到着するまでの間、まずはラーセンのスチールA線(ミディアム)を試してみました。テンションはクレクソコア・パーマネントよりも強めで、指で押さえた感触も、弓の毛を乗せたときの感触も、少しだけ硬めです。音量は大きくて、真っ直ぐなストレートな音が出ます。レスポンスに関しては、フレクソコア・パーマネントの方がラーセンよりも俊敏だと思います。
ラーセンを張って2~3日ほど経過すると、少し落ち着いた音になりました。スチール弦の割には、少しだけ伸びがあるような感じがします。
自分は、弦を選ぶときは、レスポンスを重視するので、ラーセンのスチールA線は自分には合わないと思いました。
巻き線は、ラーセンの方がフレクソコア・パーマネントよりも少し丈夫そうな感じがします。フレクソコア・パーマネントの方が、巻き線がより繊細な感じがしますが、自分の場合は、フレクソコア・パーマネントのA線に関しては、幸いなことに長期間使用しても巻き線がほつれたり痛んだりするトラブルは全く発生していないので、これに関しては問題ありません。
そんなわけで、ガット弦と組み合わせるスチールA線としては、自分にとっては、フレクソコア・パーマネント>ラーセン、という評価となっています。
ヤーガーが届いたら、ミディアムとフォルテをそれぞれ試してみようと思います。
ちなみに、あいさんは、ヤーガーのE線を使用されたことはありますか?自分は一度も使ったことがないのですが、ヤーガーのA線にヤーガーのE線を組み合わせてみるのも面白いと思い、注文してみました。
あと、あいさんのひとりごとの「自分に何が必要かは誰も教えてくれません。ですので、どんな弦を張ってもいいなんて思わないし、職人さんにあらゆるすべてを任せるなんても考えれられません。」というご意見には、自分も大賛成です。自分に何が必要か、は自分自身にしかわからないと思います。例えば、スチールA線が合うかどうか、は自分自身で実際に試してみないとわかりません。職人さんの意見は、もちろん尊重しますが、鵜呑みにするわけには行きませんね。
ヤーガーのE線、A線についてですが、方々を探して国内のお店で在庫を持っているところが見つかったので、ミディアムとフォルテが入手できる予定です。
それが到着するまでの間、まずはラーセンのスチールA線(ミディアム)を試してみました。テンションはクレクソコア・パーマネントよりも強めで、指で押さえた感触も、弓の毛を乗せたときの感触も、少しだけ硬めです。音量は大きくて、真っ直ぐなストレートな音が出ます。レスポンスに関しては、フレクソコア・パーマネントの方がラーセンよりも俊敏だと思います。
ラーセンを張って2~3日ほど経過すると、少し落ち着いた音になりました。スチール弦の割には、少しだけ伸びがあるような感じがします。
自分は、弦を選ぶときは、レスポンスを重視するので、ラーセンのスチールA線は自分には合わないと思いました。
巻き線は、ラーセンの方がフレクソコア・パーマネントよりも少し丈夫そうな感じがします。フレクソコア・パーマネントの方が、巻き線がより繊細な感じがしますが、自分の場合は、フレクソコア・パーマネントのA線に関しては、幸いなことに長期間使用しても巻き線がほつれたり痛んだりするトラブルは全く発生していないので、これに関しては問題ありません。
そんなわけで、ガット弦と組み合わせるスチールA線としては、自分にとっては、フレクソコア・パーマネント>ラーセン、という評価となっています。
ヤーガーが届いたら、ミディアムとフォルテをそれぞれ試してみようと思います。
ちなみに、あいさんは、ヤーガーのE線を使用されたことはありますか?自分は一度も使ったことがないのですが、ヤーガーのA線にヤーガーのE線を組み合わせてみるのも面白いと思い、注文してみました。
あと、あいさんのひとりごとの「自分に何が必要かは誰も教えてくれません。ですので、どんな弦を張ってもいいなんて思わないし、職人さんにあらゆるすべてを任せるなんても考えれられません。」というご意見には、自分も大賛成です。自分に何が必要か、は自分自身にしかわからないと思います。例えば、スチールA線が合うかどうか、は自分自身で実際に試してみないとわかりません。職人さんの意見は、もちろん尊重しますが、鵜呑みにするわけには行きませんね。
[35037]
Re: 新しいピラストロ社の弦
投稿日時:2007年10月08日 02:09
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
ヤーガーのE線のミディアムは、わたしの楽器だと少し響きが抑えられて
いる感じがしました。太さは通常の0.26~0.265あたりの太さだと思いま
す。E線が底から鳴るような楽器に向いている印象です。一言で言うと
大人しいかもしれません。意外と張力があるのかしら。。一度ヤーガーの
Dolceも試したいです。
またまたスレットの題目から外れますが、E線は素材の種類でかなり
響きが違いますね。スチール系は被覆しているコーティングの差はある
ものの、よくあるスタンダードな響きです。一番好きなのは、ウェスト
ミンスターの0.26ですが、ゴールドブラカットと錆びる期間がいい勝負。
クロム系だと、スペシャルプログラムのミディアムがよく響く。意外と
クロムコアのE線もいける。錆びにくい。金鍍金だと、やはりオリーブで
すが、最近高すぎますね・・・
さらに、アジャスターの差もありますね。ウイットナーとゲッツの差は
発音の差です。ウイットナーの方が、なぜかはっきり、しっかり鳴る音
ですが、少々音痩せする感じがします。ゲッツの方はE線を美しく鳴らす
ような感じですね。音の重量感があるのはゲッツだと思います。
~ひとりごと~
摩擦というか、弓の毛が弦をしっかりキャッチする松脂ってどんなもの
あるのでしょうか。現在ギヨームを使っていますが、少々さらさら気味で
もう少し粘りっこい松脂を探しています。ちなみに、今まで使ったことのある
松脂はギヨームとBernardelとリベンツェラーです。
いる感じがしました。太さは通常の0.26~0.265あたりの太さだと思いま
す。E線が底から鳴るような楽器に向いている印象です。一言で言うと
大人しいかもしれません。意外と張力があるのかしら。。一度ヤーガーの
Dolceも試したいです。
またまたスレットの題目から外れますが、E線は素材の種類でかなり
響きが違いますね。スチール系は被覆しているコーティングの差はある
ものの、よくあるスタンダードな響きです。一番好きなのは、ウェスト
ミンスターの0.26ですが、ゴールドブラカットと錆びる期間がいい勝負。
クロム系だと、スペシャルプログラムのミディアムがよく響く。意外と
クロムコアのE線もいける。錆びにくい。金鍍金だと、やはりオリーブで
すが、最近高すぎますね・・・
さらに、アジャスターの差もありますね。ウイットナーとゲッツの差は
発音の差です。ウイットナーの方が、なぜかはっきり、しっかり鳴る音
ですが、少々音痩せする感じがします。ゲッツの方はE線を美しく鳴らす
ような感じですね。音の重量感があるのはゲッツだと思います。
~ひとりごと~
摩擦というか、弓の毛が弦をしっかりキャッチする松脂ってどんなもの
あるのでしょうか。現在ギヨームを使っていますが、少々さらさら気味で
もう少し粘りっこい松脂を探しています。ちなみに、今まで使ったことのある
松脂はギヨームとBernardelとリベンツェラーです。
[35038]
Re: 新しいピラストロ社の弦
投稿日時:2007年10月08日 07:57
投稿者:吐かせ(ID:MjZwIJk)
店頭からヤーガーのA(E)線が消えはじめた時期とあいさんがこの掲示板でこの弦を推奨(?)した時期とほとんど重なり合っていませんか?今年の前半くらいまでは「ヤーガー品切れにつき・・・・・」のお知らせは何処のバイオリン弦通販業者のホームぺージにも掲載されていないと思います。この掲示板(どなたか以前書かれていましたが)を多くの人が見ていることとあいさんの影響力の大きさの成せる技だと再認識しました。 初心者でへたくそなレイトですが、次回からは私だけに教えてネ。あいさん。無理か。
[35051]
Re: 新しいピラストロ社の弦
投稿日時:2007年10月09日 10:57
投稿者:ヒロ(ID:IyI4g2g)
>あい様
ラーセンの松脂はビリビリとひっかかってくれます。
楽器の鳴りが明らかに違います。
少し音色が濁るので、2週間に一度くらいひと塗りします。
普段はギョームです。
楽器の鳴りがおとなしくなったらラーセンを少しだけ塗ってます。
ひっかかりとべったりした吸い付きを求めるなら、そんな弓を求めるのが最善だと思ってます。
今年触った弓でウーシャのひん曲がった弓がそんな感じでした。
松やになしでも引っ掛かりひっかかりが感じられ、べったりと吸い付き、響きがでました。
こんな弓ならさらさら松やにのベルナルデルで十分だなぁと思ったものです。
へたった弓を使う自信がないのと、価格が相当だったので、見送りました。
しかしながらあの感触は忘れられませんね。
私は松やにのブレンドで弓のものたりないところをおぎなっております。
ラーセンの松脂はビリビリとひっかかってくれます。
楽器の鳴りが明らかに違います。
少し音色が濁るので、2週間に一度くらいひと塗りします。
普段はギョームです。
楽器の鳴りがおとなしくなったらラーセンを少しだけ塗ってます。
ひっかかりとべったりした吸い付きを求めるなら、そんな弓を求めるのが最善だと思ってます。
今年触った弓でウーシャのひん曲がった弓がそんな感じでした。
松やになしでも引っ掛かりひっかかりが感じられ、べったりと吸い付き、響きがでました。
こんな弓ならさらさら松やにのベルナルデルで十分だなぁと思ったものです。
へたった弓を使う自信がないのと、価格が相当だったので、見送りました。
しかしながらあの感触は忘れられませんね。
私は松やにのブレンドで弓のものたりないところをおぎなっております。
[35057]
Re: 新しいピラストロ社の弦
投稿日時:2007年10月09日 22:19
投稿者:椰子の実(ID:EBlmc3g)
あいさんへ。
ヤーガーのミディアムのE線とA線を入手したので、試してみました。
ヤーガーのA線(ミディアム)はだいぶ前に1回試したことがあって、良い印象があったのですが、今回改めて試してみて、その良さを実感しました。
A線そのものの音(A線だけを単音で弾いたときの音)は、特別に良いというわけではなく、スチール弦にしてはやや大人しいかな、という感じなのですが、パッシオーネのD線と(2重音で)ハモらせたとき、パッシオーネのA線以上に良く調和する(馴染む)ので、とても気に入りました。しっとりとした柔らかい音色なので、ガット弦と良く合うのだと思います。また、ヤーガーのA線の巻き線がとてもなめらかで、指当たりがソフトな感じがします。
ヤーガーのE線(ミディアム)は今回初めて試しましたが、クロームスチールの単線ということで、ダイレクトな弾き応え・レスポンスが得られるので、弾き易くて良いです。こちらもA線と同様、大人しめの音ですが、パワーは十分だと思います。A線との調和も良いですし、パッシオーネのD・G線とのバランスも良いと思います。スチールの単線(プレーン・スチール)に近い自然な弾き心地で、音が非常に裏返りにくい(ひっくり返りにくい)点も気に入りました。
パッシオーネのD・G線と組み合わせるE・A線としては、今のところ自分の中では、ヤーガーE・A線(ミディアム)>パッシーネE線(ミディアム)+フレクソコア・パーマネントA線>パッシーネE線(ミディアム)+ラーセンA線(ミディアム)、というランキングです。
ヤーガーのE・A線は、イヤミが無いというか変なクセが無くて素朴でナチュラルなところが良いと思います。
あいさんのコメントによると、クロムコアのE線も意外と良いとのことなので、買って試してみようと思います。クロムコアは安価なスチール弦というイメージしかなかったのですが、クロムコアのE線は、ユーロ高の影響などもあって、今や定価が840円もするのですね。(ヤーガーのE線と同じ値段です)あと、今回クロムコアのことを調べてみて、ゲージが選択できない(ミディアムしかない)ということを、初めて知りました。E線は3種類のゲージから選べるものが多いので、ちょっと意外でした。
ヤーガーのミディアムのE線とA線を入手したので、試してみました。
ヤーガーのA線(ミディアム)はだいぶ前に1回試したことがあって、良い印象があったのですが、今回改めて試してみて、その良さを実感しました。
A線そのものの音(A線だけを単音で弾いたときの音)は、特別に良いというわけではなく、スチール弦にしてはやや大人しいかな、という感じなのですが、パッシオーネのD線と(2重音で)ハモらせたとき、パッシオーネのA線以上に良く調和する(馴染む)ので、とても気に入りました。しっとりとした柔らかい音色なので、ガット弦と良く合うのだと思います。また、ヤーガーのA線の巻き線がとてもなめらかで、指当たりがソフトな感じがします。
ヤーガーのE線(ミディアム)は今回初めて試しましたが、クロームスチールの単線ということで、ダイレクトな弾き応え・レスポンスが得られるので、弾き易くて良いです。こちらもA線と同様、大人しめの音ですが、パワーは十分だと思います。A線との調和も良いですし、パッシオーネのD・G線とのバランスも良いと思います。スチールの単線(プレーン・スチール)に近い自然な弾き心地で、音が非常に裏返りにくい(ひっくり返りにくい)点も気に入りました。
パッシオーネのD・G線と組み合わせるE・A線としては、今のところ自分の中では、ヤーガーE・A線(ミディアム)>パッシーネE線(ミディアム)+フレクソコア・パーマネントA線>パッシーネE線(ミディアム)+ラーセンA線(ミディアム)、というランキングです。
ヤーガーのE・A線は、イヤミが無いというか変なクセが無くて素朴でナチュラルなところが良いと思います。
あいさんのコメントによると、クロムコアのE線も意外と良いとのことなので、買って試してみようと思います。クロムコアは安価なスチール弦というイメージしかなかったのですが、クロムコアのE線は、ユーロ高の影響などもあって、今や定価が840円もするのですね。(ヤーガーのE線と同じ値段です)あと、今回クロムコアのことを調べてみて、ゲージが選択できない(ミディアムしかない)ということを、初めて知りました。E線は3種類のゲージから選べるものが多いので、ちょっと意外でした。
[35060]
Re: 新しいピラストロ社の弦
投稿日時:2007年10月10日 02:37
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
吐かせ さん
きっと(?)、そんなはずはないと思います。ヤーガーの弦は良い弦の
一つなので、試してみる価値はあると思いますが、もう少し安定供給
して欲しいなぁ・・・って感じます。
ヒロ さん
ラーセンの松脂は気になってました。早速、お店に注文しました。
あと、ミランやオリーブも試してみます。一つ一つ試さないといけない
ことを知りつつ、松脂はてきと~でした。もう少し、太目の弓毛を張って
みるのも検討中です。ありがとうございます~ +^v^+
椰子の実 さん
ピラストロ社の弦は、やや高いです。わたしは高く感じます。
ヤーガーは、巻き線の”ほつれ”も少ないし、寿命も長めなので、好きな
弦です。しかし、他の弦のバランスを考える点で、ミディアムが少々弱い
かなぁ~って思うこともあります。フォルテを張ると、かなり鳴りますが、
詰まりやすいので、テールピースの位置を短めに取るのですが、他の
弦のバランスを考えると、多次元の方程式を解く感覚に似ています。
一流の奏者の楽器は、調整が万全であるか、かなりいい加減かの
どちらかで、特にA線にスチールを張っている奏者の多くは前者で、かなりの
熟考と調整をしています。しかし、その秘儀は企業秘密なのが現状ですね。サラサーテ誌あたりが、細かな調整とか弦のチョイスとか、一流奏者
にインタビューしてみると良いと思いますが、恐らく使っている弦とか
松脂とか、そのあたりで止まるはずです。弾くのもプロフェッショナルだが、
楽器の特徴を捉え、楽器のみならず自分にもフィットする調整やチョイスを
出来てこそプロフェッショナルな奏者だと思います。プロの演奏で調整の
行き届いていない楽器は、音を聴けばわかります。無理やり鳴らしているのが音でばれます。さらに、最近のエヴァを張る奏者の音はわかります。芯深くに感情の無い音ですね。クリアーといえば良い表現で、弦の特徴
でしょうか。それと、遠くで聞くと、どの弦を張っても同じという意見を聞き
ますが、わたしには弦の違いを明らかに感じます。
ゲージまでは当てられませんが、おおよそわかります。(利き酒みたい^0^)
きっと(?)、そんなはずはないと思います。ヤーガーの弦は良い弦の
一つなので、試してみる価値はあると思いますが、もう少し安定供給
して欲しいなぁ・・・って感じます。
ヒロ さん
ラーセンの松脂は気になってました。早速、お店に注文しました。
あと、ミランやオリーブも試してみます。一つ一つ試さないといけない
ことを知りつつ、松脂はてきと~でした。もう少し、太目の弓毛を張って
みるのも検討中です。ありがとうございます~ +^v^+
椰子の実 さん
ピラストロ社の弦は、やや高いです。わたしは高く感じます。
ヤーガーは、巻き線の”ほつれ”も少ないし、寿命も長めなので、好きな
弦です。しかし、他の弦のバランスを考える点で、ミディアムが少々弱い
かなぁ~って思うこともあります。フォルテを張ると、かなり鳴りますが、
詰まりやすいので、テールピースの位置を短めに取るのですが、他の
弦のバランスを考えると、多次元の方程式を解く感覚に似ています。
一流の奏者の楽器は、調整が万全であるか、かなりいい加減かの
どちらかで、特にA線にスチールを張っている奏者の多くは前者で、かなりの
熟考と調整をしています。しかし、その秘儀は企業秘密なのが現状ですね。サラサーテ誌あたりが、細かな調整とか弦のチョイスとか、一流奏者
にインタビューしてみると良いと思いますが、恐らく使っている弦とか
松脂とか、そのあたりで止まるはずです。弾くのもプロフェッショナルだが、
楽器の特徴を捉え、楽器のみならず自分にもフィットする調整やチョイスを
出来てこそプロフェッショナルな奏者だと思います。プロの演奏で調整の
行き届いていない楽器は、音を聴けばわかります。無理やり鳴らしているのが音でばれます。さらに、最近のエヴァを張る奏者の音はわかります。芯深くに感情の無い音ですね。クリアーといえば良い表現で、弦の特徴
でしょうか。それと、遠くで聞くと、どの弦を張っても同じという意見を聞き
ますが、わたしには弦の違いを明らかに感じます。
ゲージまでは当てられませんが、おおよそわかります。(利き酒みたい^0^)
[35061]
Re: 新しいピラストロ社の弦
投稿日時:2007年10月10日 02:46
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
補足
弾き始める際、聞こえるか聞こえないかの微小な時間にノイズを聞き取る
と、弦の特徴がわかります。ナイロン弦なんて、どの弦も異なるので、
わかりやすいと思いますが、ロングトーンではわかりません。ただ、ノイズ
というのは、悪くとるといくらでも悪く言えますが、わたしは演奏上必要な
要素だと思います。全くノイズのない音なんて考えられないし、ノイズが
あるから音楽で感動するのだと思います。
弾き始める際、聞こえるか聞こえないかの微小な時間にノイズを聞き取る
と、弦の特徴がわかります。ナイロン弦なんて、どの弦も異なるので、
わかりやすいと思いますが、ロングトーンではわかりません。ただ、ノイズ
というのは、悪くとるといくらでも悪く言えますが、わたしは演奏上必要な
要素だと思います。全くノイズのない音なんて考えられないし、ノイズが
あるから音楽で感動するのだと思います。
[35066]
Re: 新しいピラストロ社の弦
投稿日時:2007年10月10日 17:28
投稿者:椰子の実(ID:YIVFQVA)
入念に調整された楽器かどうかは、上ナット、駒、糸巻きのコンディション(状態)を見ると良くわかりますね。自分の楽器は、最もスタンダードな弦の組み合わせと言われるゴールドブラカットE線(0.27)+ドミナントA・D・G線を張った状態で、上駒、駒、魂柱を入念に調整してもらいました。その後、弦の種類をいろいろと替えてきましたが、最初にきちんと調整しておいたので、どんな弦を張っても音のバランスは良好ですし、調弦も思い通りにピタリと決まります。
スチールA線を張るときに、A線にアジャスターをつける人がいますが、自分の場合、どんなスチールA線を張っても、調弦がスムースに微調整できるので、A線にアジャスターをつける必要性は全く感じられません。
調弦のし易さ(スムースさ)は、上ナットや駒の溝の状態(滑り具合)や糸巻きの調子などが大きく影響するので、そこを入念に調整してもらって、自分自身でも弦を張り替えるときにミゾに柔らかい鉛筆(5~6B)を塗ったりするなど適切に維持管理することが大事ですね。糸巻きに関しては、動きが硬いときはペグにコンポジションを塗ったり、動きが緩いときは糸巻きについているコンポジションを拭き取ったりと、自分自身で微調整することで、自分自身にとってより使い易い状態にカスタマイズされていきます。
自分は普段はA=440Hzで練習することが多いですが、時々、A=442HzとかA=443Hzで演奏することがあります。そういうときでも、上ナット、駒、糸巻きのコンディションが良いとストレス無くピッチを変更できますし、スムースに素早く調弦できます。あと、E線のアジャスターの動きがスムースかどうかも調弦に影響するので、普段からの適切な維持管理が大事ですね。
そんなこともあって、自分の楽器では、スチールA線に替えてから、とても良い結果が得られています。最終的にどのスチールA線になるか、まだいろいろテスト中ですが、妥協せずにじっくりと選定しようと思っています。
あいさんの一言のおかげで、ヤーガーのA線を改めて見直すことができました。どうもありがとうございます。
スチールA線を張るときに、A線にアジャスターをつける人がいますが、自分の場合、どんなスチールA線を張っても、調弦がスムースに微調整できるので、A線にアジャスターをつける必要性は全く感じられません。
調弦のし易さ(スムースさ)は、上ナットや駒の溝の状態(滑り具合)や糸巻きの調子などが大きく影響するので、そこを入念に調整してもらって、自分自身でも弦を張り替えるときにミゾに柔らかい鉛筆(5~6B)を塗ったりするなど適切に維持管理することが大事ですね。糸巻きに関しては、動きが硬いときはペグにコンポジションを塗ったり、動きが緩いときは糸巻きについているコンポジションを拭き取ったりと、自分自身で微調整することで、自分自身にとってより使い易い状態にカスタマイズされていきます。
自分は普段はA=440Hzで練習することが多いですが、時々、A=442HzとかA=443Hzで演奏することがあります。そういうときでも、上ナット、駒、糸巻きのコンディションが良いとストレス無くピッチを変更できますし、スムースに素早く調弦できます。あと、E線のアジャスターの動きがスムースかどうかも調弦に影響するので、普段からの適切な維持管理が大事ですね。
そんなこともあって、自分の楽器では、スチールA線に替えてから、とても良い結果が得られています。最終的にどのスチールA線になるか、まだいろいろテスト中ですが、妥協せずにじっくりと選定しようと思っています。
あいさんの一言のおかげで、ヤーガーのA線を改めて見直すことができました。どうもありがとうございます。
ヴァイオリン掲示板に戻る
15 / 18 ページ [ 174コメント ]