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ヴィエニャフスキーのコンチェルト
投稿日時:2003年04月29日 18:53
投稿者:かのかの(ID:QiYSRYI)
皆さんこんにちは、ご存知の方は教えてください。(知らないのは私だけかもしれませんが・・・)
ヴィエニャフスキのヴァイオリンコンチェルトの1番の第1楽章の一番最後のところで五嶋みどりの録音だと短調で終わっているのに、パールマンの録音だと長調で終わっているような気がします。私の聞き間違いでなければ、どういうことなのか????教えていただけますでしょうか?
ほかの録音は聞いた事がありません。
ヴィエニャフスキのヴァイオリンコンチェルトの1番の第1楽章の一番最後のところで五嶋みどりの録音だと短調で終わっているのに、パールマンの録音だと長調で終わっているような気がします。私の聞き間違いでなければ、どういうことなのか????教えていただけますでしょうか?
ほかの録音は聞いた事がありません。
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[ 6コメント ]
【ご参考】
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Re: ヴィエニャフスキーのコンチェルト
投稿日時:2003年04月30日 19:32
投稿者:對馬佳祐(ID:JlaXUSA)
五嶋みどり盤は、スラットキンとのライブ、パールマン盤は、小沢征爾との録音でしょうか。
同曲の一楽章のパールマンの演奏における最後の四小節ですが、Aの音に#がついているので、長調と思われたかもしれませんが、これは、嬰へ短調のピカルディ終止(短調の最後を明るい和音にする作曲技法)だと思います。こちらが楽譜通りです。そして、五嶋みどり盤では、最後から六小節目からの三小節(付点と十六分音符のアルペジョの小節)がカットされているのではないかと思います。カットした場合、ピカルディ終止は不自然なので、普通の1度の和音で終わらせたのではないかと思います。僕はみどりの演奏は聞いていませんが、マイケル・レビンの演奏では、同じく最後は1度の和音で、その三小節はカットしていました。
以上が僕の考えです。正確なところはよくわかりません。いくらかは参考になったでしょうか。
同曲の一楽章のパールマンの演奏における最後の四小節ですが、Aの音に#がついているので、長調と思われたかもしれませんが、これは、嬰へ短調のピカルディ終止(短調の最後を明るい和音にする作曲技法)だと思います。こちらが楽譜通りです。そして、五嶋みどり盤では、最後から六小節目からの三小節(付点と十六分音符のアルペジョの小節)がカットされているのではないかと思います。カットした場合、ピカルディ終止は不自然なので、普通の1度の和音で終わらせたのではないかと思います。僕はみどりの演奏は聞いていませんが、マイケル・レビンの演奏では、同じく最後は1度の和音で、その三小節はカットしていました。
以上が僕の考えです。正確なところはよくわかりません。いくらかは参考になったでしょうか。
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Re: ヴィエニャフスキーのコンチェルト
投稿日時:2003年05月01日 10:27
投稿者:かのかの(ID:JVZDmYU)
對馬さん、ありがとうございました。そうです、五嶋みどり盤はスラットキンとのライブ、パールマンは小澤征爾との録音です。良くご存知ですねえ・・・自分が質問したにもかかわらずこんな質問に答えてくださる方がいるなんてとってもうれしいです。大変参考になりました・・・と思いますが、聞き比べてみてもカットされているかよくわかりません。ピカルディ終止は理解できましたが、なんでそんなこと(カットして編曲)するんでしょうね。??楽譜どおりなのはパールマンなのですね。パガニーニのコンチェルトの中にもソリストのソロが始まる前のところはカットしてあるCDを聞いた事があるのですが、それとはまた別の意味があるのでしょうか?
そんなに詳しく知りたいわけではないのですが、何か納得行かないのです。
そんなに詳しく知りたいわけではないのですが、何か納得行かないのです。
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Re: ヴィエニャフスキーのコンチェルト
投稿日時:2003年05月01日 16:46
投稿者:對馬佳祐(ID:JlaXUSA)
すみません。下にも書きましたが、カットに関して五嶋みどり盤は聞いていないので自信がありません。
前奏、後奏をカットするのは、やや古い録音や、昔の人の演奏に多いです。時代の流れで、当時はソリストが最も重視され、原典に忠実かどうかが問われなかったのでしょう。最近は前奏、後奏をカットすることは少なくなったと思います。
前奏、後奏をカットするのは、やや古い録音や、昔の人の演奏に多いです。時代の流れで、当時はソリストが最も重視され、原典に忠実かどうかが問われなかったのでしょう。最近は前奏、後奏をカットすることは少なくなったと思います。
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Re: ヴィエニャフスキーのコンチェルト
投稿日時:2003年05月04日 08:36
投稿者:かのかの(ID:JgEYh2Q)
またまた對馬さん、ありがとうございました。楽譜を見るのが一番ですね。
でも、こういう楽譜を買ったところで弾くわけでもないし、スコアの見方もいまいちわかりません。それに、どこから出版している楽譜を見るのがいいのかも分かりません。ヴァイオリンパートだけの楽譜っていうのもあるんですかね??でも、総譜を見なくては全体の流れもわからないですよね。スレッドの話題とはそれますが、そういった楽譜の事教えていただきたいです。
でも、こういう楽譜を買ったところで弾くわけでもないし、スコアの見方もいまいちわかりません。それに、どこから出版している楽譜を見るのがいいのかも分かりません。ヴァイオリンパートだけの楽譜っていうのもあるんですかね??でも、総譜を見なくては全体の流れもわからないですよね。スレッドの話題とはそれますが、そういった楽譜の事教えていただきたいです。
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Re: ヴィエニャフスキーのコンチェルト
投稿日時:2003年05月04日 22:22
投稿者:對馬佳祐(ID:NoRFgTE)
ヴァイオリン協奏曲を勉強するときは、普通はヴァイオリンソロとピアノ用に編曲されたものを使います。主に輸入楽譜で、ヴァイオリンのパート譜がついていて、指使いも校訂されてる場合が多く、便利です。でも、ピアノ伴奏譜だけを見ても原曲がどうなっているのかわかりませんし、研究にも使えますので、僕はスコア(ポケット版)をなるべく用意します。こちらは輸入のものは結構高いので、全音や音友から出版されているものが良いと思います。楽譜にもいろんな種類のものがあり、出版社や校訂者によって、指使いやスラー、奏法などもまちまちです。よって、気に入ったものが手に入らないこともあり、スコアからソロパートを写譜して、自分で指使いをつけることもあります。それも勉強になるのではないでしょうか。時間はかかりますが。僕は中学生なので学校の休み時間にやったりします(笑)。ともかく、全体の流れもよくわかるので、写譜はお勧めします。指使いを付けるのは結構経験をつまないと難しいので、はじめはやっぱり市販のものを参考にします。
長くなってしまいましたが、もし演奏されるなら参考になさってください。
長くなってしまいましたが、もし演奏されるなら参考になさってください。
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Re: ヴィエニャフスキーのコンチェルト
投稿日時:2003年05月09日 20:37
投稿者:かのかの(ID:QGAhExU)
對馬さんって中学生だったのですか???ものの書きかたとか知識とかでは想像もつきませんでした。 ヴィエニャフスキのコンチェルトは私が、娘がいつか弾いてくれたらいいなと思っている曲ですのでいつかスコアを手に入れてじっくり読んでみたいと思います。どうもありがとうございました。
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