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幼少期からのおけいこごとの価値 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 22 Comments
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幼少期からのおけいこごとの価値

投稿日時:2007年08月22日 21:01
投稿者:spidlen(ID:JyADN4Q)
先日、テレビをみていたら、フランスのバイオリニストが「部屋に篭って練習していたとき、他のことを犠牲にしてまでやる必要があるのか」というようなことを子供の頃、自問してバイオリンをやめようかと思ったことがある旨発言していました。確かにピアノにしろバイオリンにしろ長時間練習で部屋で篭りっきりになる場合が多く、不健康ですよね。特に地方で周りに人家がないところで悠々自適に練習できるのならまだしも、「隣に聞こえるかな」などと心配しながら練習するのもさらに不健康ですよね。どんな勉強・学習にしろもちろん自分との戦いではありますが、プロのソリストにでもなればその成果は発揮dふぇきるものの、そうでもなければ適当に練習して後は友達と遊ぶなどの方が人格の発達形成にもよいような気もします。
幼少期から学んできた方、いかがでしょうか。自分の人格形成にバイオリンの学習って今役に立っていますか。それとも「後悔しているよ」なんて方いらっしゃいますか。
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Re: 幼少期からのおけいこごとの価値

投稿日時:2007年08月23日 16:22
投稿者:rio(ID:FyZZSJY)
人格形成には関係ないんじゃないですかね。

ただ、親・指導者が、子供に対して、夢を持たせる時期、現実を知らしめる時期、そのタイミングを間違えると、一生忘れない失望感や劣等感を心に刻み込む気がします。

Vnを習っているお子さんで、指導者からその実力を認められていれば、お弟子さんとして、夜中の練習場所ぐらい指導者が提供してくれると思います。

指導者と呼ばれる人の多くが、お弟子さん と 生徒さん はきちんと線を引いて明確に分けているとおもいます。
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Re: 幼少期からのおけいこごとの価値

投稿日時:2007年08月23日 17:38
投稿者:なるなる(ID:EDMBYwI)
>指導者と呼ばれる人の多くが、お弟子さん と 生徒さん はきちんと線を引いて明確に分けているとおもいます。

そういうものなんですか? 弟子と生徒の定義がよくわかりませんが、「お弟子さん」は特別な生徒さんで、扱いも特別ということでしょうか?

私はまた、特別な才能を持ったお子さんは、その子の先生が、「あなたは○○先生についたほうがいいでしょう。」と、高名な先生に紹介してくれ、その高名な先生は、そういう生徒さんばかりを教えるのだとばかり思ってました。 高名な先生がフツーの生徒さんを持ったり、逆に一般的な「町のバイオリン教師」が、すごい生徒をもっていたりするってことですか??

>プロのソリストにでもなればその成果は発揮dふぇきるものの、そうでもなければ適当に練習して後は友達と遊ぶなどの方が人格の発達形成にもよいような気もします。

「オデッセイ」を見たおぼろげな記憶から、確か五嶋龍くんが、補助輪なしで自転車に乗れるようになったのは、小学5年の時だったような・・・?
やはり一流を目指す人はほかのことはどうしても後回しというか、犠牲にしなくてはならないということですね。
何かに非常に秀でていて、その道一筋ですと、人間的なバランスは崩れる気はします。まあそれも個性かもしれませんが。
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Re: 幼少期からのおけいこごとの価値

投稿日時:2007年08月23日 21:58
投稿者:父娘でVn始めました(ID:NIAnl3c)
>人格形成には関係ないんじゃないですかね。ただ、親・指導者が、子供に対して、夢を持たせる時期、現実を知らしめる時期、そのタイミングを間違えると、一生忘れない失望感や劣等感を心に刻み込む気がします。

賛成。賛成。
バイオリンもピアノもやっていない子で人格形成に問題のある家庭は山ほどあります。たとえばこつこつと練習を積み重ねていって困難を克服していく過程を学ぶことは、音楽以外の世界で生きていくためのスキルとしても、非常に約立ちます。たとえば子どもの時から道場に通って剣道一筋で生きてきた子たちの大半は剣道家以外の分野でも貴重な人材として高く評価されるものです。
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説明不足でした 補足します

投稿日時:2007年08月23日 22:24
投稿者:rio(ID:FyZZSJY)
自分の勝手な解釈で書いてしまっているので、解りにくかったと思います失礼しました。


>弟子と生徒の定義がよくわかりませんが

私の頭の中の定義では

お弟子さん:
演奏活動で生計を立てることを目標に、Vnの指導者の下で学んでいる人。
指導者も弟子の将来に対する責任があるので、お弟子さんを取るのに慎重な指導者もいます。
中には、自信がない、あるいは面倒くさいので一切お弟子さんをとらないという先生もおられます。

生徒さん:趣味として、お稽古事としてVnを習っている人。

と区別しています。


これは、私や私の周りの人たちの考えなので、断言はできないと思い、「指導者と呼ばれる人の多くが」と書いたのですが…


>「お弟子さん」は特別な生徒さんで、扱いも特別ということでしょうか?

私のVnの先生、息子のVnの先生、娘のFlの先生、皆さん、お弟子さんは可愛がりますね。お稽古の生徒さんとは、付き合い方も違いますので、特別扱いしているかと訊かれれば、そのとおりだと思います。


>高名な先生
>一般的な「町のバイオリン教師」

どこでそういう線を引くのか判りかねますが、

有名な演奏家が、時間のあるときに、趣味で楽器を楽しむ人を教えているのは良くあることだと思います。

他方で、後進の指導に熱心な先生の中には、とても責任感が強く趣味で楽しむ人を教えるくらいなら、お弟子さんの将来のために、1分でもお弟子さんの指導の時間にあてたいという人もいると思います。

>特別な才能を持ったお子さんは、
>その子の先生が、「あなたは○○先生についたほうがいいでしょう。」と、
>高名な先生に紹介してくれ

指導する自信がなければ、その子の才能の芽を摘まないように
適切な指導者を紹介することは、私は期待しますし、またそうあるべきでしょう。

最終的に、後進の指導に積極的な特定の先生の下が最も環境が良く、そこで研鑽を積むことになるのでしょうね。
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Re: 幼少期からのおけいこごとの価値

投稿日時:2007年08月24日 12:06
投稿者:なるなる(ID:EDMBYwI)
rioさんの丁寧な説明、大変わかりやすかったです。ありがとうございます。
私の知り合いの中で何人か「特別な才能」を持ったお子さんがいて、その子達の先生は別の「高名な」(全国的にも名の知れた演奏家、指導者)に
紹介していました。そのほうが、きっとお子さんのために良いと判断されたのでしょう。

>たとえば子どもの時から道場に通って剣道一筋で生きてきた子たちの大半は剣道家以外の分野でも貴重な人材として高く評価されるものです。

その通りですね。うちにも剣道をやっている娘がおり、かなり厳しい練習をしておりますが、何か一つのことに打ち込むことによって、「忍耐」「根性」
「判断力」など、生きていくために必要な力を養うことができると思います。
ただ、それしかできないほどのめりこむと、他の常識的なことに疎くなることもあります。やはりバランスは必要だと思います。
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Re: 幼少期からのおけいこごとの価値

投稿日時:2007年08月25日 01:34
投稿者:ともりん(ID:IZmZSSE)
幼少期からバイオリンやピアノの稽古をすれば、そうでない人に比べるとクラシック音楽に親しみを持つことのできる可能性が高くなると思います。
これはお金で買えない素晴らしい財産でしょう。
しかし人格形成には全く関係ないでしょう。私を含めPersonalityに問題がありそうな人は周囲に(このサイトにも!)たくさんいらっしゃいます。
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Re: 幼少期からのおけいこごとの価値

投稿日時:2007年08月25日 05:30
投稿者:通りすがりX(ID:lEYDWRA)
人格形成はバイオリンとは別のこと、という話ですが。
「部屋に篭って練習していたとき、他のことを犠牲にしてまでやる必要があるのか」

子供の教育というのは、本来は全人格的な見方から行うべきものなのです。勉強、スポーツ、芸術、生活と分野は別れていますが、それをお互いに関連する一連のカリキュラムとみなすことで教育が成立するものです。人格はそれらの経験をとおして形成される部分があります。人格形成の勉強などというものはありません。
ですから確かにバイオリンを一生懸命やることは悪くはないけれど、ほかの事柄も本人にとってのバランスを考えて良くやることが大切です。
それは、たとえば、栄養と同じです。
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Re: 幼少期からのおけいこごとの価値

投稿日時:2007年08月25日 07:17
投稿者:spidlen(ID:JyADN4Q)
みなさんからいろいろなご意見いただき、ありがとうございました。私自身もバイオリニストの方がそういう発言をされたことは少しショックでしたし、しかしそう自問しながらも立派にプロとなられた姿に敬服しました。プロの方の中でもそういうことを考えつつ大成される方もいるんだなと妙に安心感というか親近感を感じています。「一つのことを極める」には、それに割かれる時間が多ければ多いほど、他とのコミュニケーションの時間がとれなくなり、ひいては人格形成に影響しかねない、つまり「1日何時間練習している」のを褒めるのではなく、どれだけ効率的に練習し、他とのコミュニケーションあるいは他に割くべき時間をより多く確保できるかなんでしょうか。
まさに[34597]
[34597]

Re: 幼少期からのおけいこごとの価値

投稿日時:2007年08月25日 05:30
投稿者:通りすがりX(ID:lEYDWRA)
人格形成はバイオリンとは別のこと、という話ですが。
「部屋に篭って練習していたとき、他のことを犠牲にしてまでやる必要があるのか」

子供の教育というのは、本来は全人格的な見方から行うべきものなのです。勉強、スポーツ、芸術、生活と分野は別れていますが、それをお互いに関連する一連のカリキュラムとみなすことで教育が成立するものです。人格はそれらの経験をとおして形成される部分があります。人格形成の勉強などというものはありません。
ですから確かにバイオリンを一生懸命やることは悪くはないけれど、ほかの事柄も本人にとってのバランスを考えて良くやることが大切です。
それは、たとえば、栄養と同じです。
さんが指摘された「栄養」のバランスですね。
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Re: 幼少期からのおけいこごとの価値

投稿日時:2007年08月25日 09:48
投稿者:匿名希望X(ID:J3WEI3A)
情操教育というのを上手くこなしているご家庭では、幼稚園の年少組くらいからピアノを学び、やがてクラシックバレー、珠算、水泳教室、それに無論進学塾、中学・高校では部活でヴァイオリン、うちいくつかは大学受験で中断するまでは続けています。クラスの合唱指揮や伴奏をして思いで作りをしたり、友達を増やしたりで、一生の心の財産になっていますよ。
スレ主さんのおっしゃった「フランスのヴァイオリニスト」はもしかすると "The Art of Violin" に登場する、イヴリー・ギトリスでしょうか。
だとしたら、
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この子は神童(めったに出ないほどの飛びぬけた才能が誰の目にも明らかな天才的子供)だと周囲が目をつけると、その子の自由意志と関係なく練習漬けの毎日がやってくる
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というニュアンスだったと思います。神童なんてめったにいませんから、該当するお子さんはあまりいないので心配しなくても大丈夫でしょう。
幼少から継続して音楽を学んで成人に至れば、音楽を自然に受け止め、愛好できるようになるので、大概はプラスだと思います。
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