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ヴェンゲーロフはどうした?
投稿日時:2008年01月27日 13:36
投稿者:ken(ID:Jpd1CGU)
去年の日本公演、中止になりましたねぇ。
ドタキャンでがっがりした一人です。
いったいホントのところどうなんでしょう?
ご存知の方いますか?
ドタキャンでがっがりした一人です。
いったいホントのところどうなんでしょう?
ご存知の方いますか?
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Re: ヴェンゲーロフはどうした?
投稿日時:2008年01月29日 01:59
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
ドタキャンが怪我のせいかどうか疑わしいってことですか?
ん・・・どうなんでしょうね。。
~ひとりごと~
ヴェンゲーロフに限らず、技術と音量だけの演奏はわたしは嫌い。
何も思い出に残らないから。独自の音色を出せる奏者が今後は
評価されると思います。音色に自信のない奏者が多すぎるというか
弦自体がそういう方向にあるしね。化学調味料な弦が多すぎる
のかもしれない。
ん・・・どうなんでしょうね。。
~ひとりごと~
ヴェンゲーロフに限らず、技術と音量だけの演奏はわたしは嫌い。
何も思い出に残らないから。独自の音色を出せる奏者が今後は
評価されると思います。音色に自信のない奏者が多すぎるというか
弦自体がそういう方向にあるしね。化学調味料な弦が多すぎる
のかもしれない。
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Re: ヴェンゲーロフはどうした?
投稿日時:2008年01月29日 08:39
投稿者:ブルーベリー(ID:MlBRJJg)
あいさんのひとりごとを読みましたが、自分も同様の意見です。
音色の違いを音に例えてみたいと思います。
アウアー門下のエルマン、ハイフェッツ、ミルシテイン、の音色の違いを、青、赤、黄、だとすると、現代のブロン門下のレーピン、ヴェンゲーロフ、庄司紗矢香の音色の違いは、緑、深緑、黄緑、といったところでしょう。
要するに、往年の名手・巨匠の音色は、各人、大きく異なっていたのに対して、現代の名手の音色は、たしかに違いはあるものの、その違いは少なくなってきている=個性に乏しい、と言えると思います。
自分はレーピンもヴェンゲーロフも好きですが、ハイフェッツやミルシテインのCDやDVDを聴いたり見たりしただけでも、レーピンやヴェンゲーロフの生演奏を見たり聴いたりした以上の感動が(自分の場合は)得られるので、60年前にタイムスリップして、ハイフェッツやミルシテインの全盛期の生演奏を聴いたら、もっともっと感動するのではないかと思います。レーピンもヴェンゲーロフも、シンセティック弦(広義のナイロン弦)であるエヴァ・ピラッツィを使用していますが、ナイロン弦だと音色の違い、音の個性の違いを、出しにくいのではないかと思います。
オリーヴのような現代的なガット弦だと、もう少し音色の違いがわかり易くなると思いますし、TORO社の裸のガット弦のようなものだと、さらに音色の違いがハッキリすると思います。
現代でも、イリヤ・グリンゴルツや吉田恭子のような若手のソリストが、A線に裸のガット弦を試したりしていますが、今後、音色の個性を際立たせるために、裸のガット弦に回帰する奏者が増えてくるのではないかと予想しています。オーケストラのヴァイオリン奏者よりは、むしろ、ソリストの方が、裸のガット弦に回帰する割合が多くなるだろうと予想しています。
音色の違いを音に例えてみたいと思います。
アウアー門下のエルマン、ハイフェッツ、ミルシテイン、の音色の違いを、青、赤、黄、だとすると、現代のブロン門下のレーピン、ヴェンゲーロフ、庄司紗矢香の音色の違いは、緑、深緑、黄緑、といったところでしょう。
要するに、往年の名手・巨匠の音色は、各人、大きく異なっていたのに対して、現代の名手の音色は、たしかに違いはあるものの、その違いは少なくなってきている=個性に乏しい、と言えると思います。
自分はレーピンもヴェンゲーロフも好きですが、ハイフェッツやミルシテインのCDやDVDを聴いたり見たりしただけでも、レーピンやヴェンゲーロフの生演奏を見たり聴いたりした以上の感動が(自分の場合は)得られるので、60年前にタイムスリップして、ハイフェッツやミルシテインの全盛期の生演奏を聴いたら、もっともっと感動するのではないかと思います。レーピンもヴェンゲーロフも、シンセティック弦(広義のナイロン弦)であるエヴァ・ピラッツィを使用していますが、ナイロン弦だと音色の違い、音の個性の違いを、出しにくいのではないかと思います。
オリーヴのような現代的なガット弦だと、もう少し音色の違いがわかり易くなると思いますし、TORO社の裸のガット弦のようなものだと、さらに音色の違いがハッキリすると思います。
現代でも、イリヤ・グリンゴルツや吉田恭子のような若手のソリストが、A線に裸のガット弦を試したりしていますが、今後、音色の個性を際立たせるために、裸のガット弦に回帰する奏者が増えてくるのではないかと予想しています。オーケストラのヴァイオリン奏者よりは、むしろ、ソリストの方が、裸のガット弦に回帰する割合が多くなるだろうと予想しています。
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Re: ヴェンゲーロフはどうした?
投稿日時:2008年01月29日 09:19
投稿者:ともりん(ID:KEFHc2U)
>独自の音色を出せる奏者・・・
メニューインが最後でした。今後そのような奏者は出ないでしょうね。。。
メニューインが最後でした。今後そのような奏者は出ないでしょうね。。。
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Re: ヴェンゲーロフはどうした?
投稿日時:2008年01月29日 13:42
投稿者:ヴァイオ(ID:NGmHdQA)
アマデウス四重奏団の、ノーバート・ブレイニン氏の音色は、圧倒的な個性を発していると思います。あの余裕ありすぎるヴィブラートは他の誰のものでもありません。
カール・ズスケ氏の音色も澄み切っていてしかも艶に溢れ輝かしく(あくまで音が、他意は…無い)素敵と思います。
ヴェンゲーロフは、あのままの弾き方だときっとどこか故障するのでは(したのかな?)
カール・ズスケ氏の音色も澄み切っていてしかも艶に溢れ輝かしく(あくまで音が、他意は…無い)素敵と思います。
ヴェンゲーロフは、あのままの弾き方だときっとどこか故障するのでは(したのかな?)
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Re: ヴェンゲーロフはどうした?
投稿日時:2008年01月29日 13:46
投稿者:ブルーベリー(ID:MlBRJJg)
去年の公演がキャンセルになった理由については、ヴェンゲーロフが肩を痛めたことが原因だと聞いたことがあります。
たしかにメニューヒンも独自の音色を出せる人でしたね。
ブレイニン氏のCDは、まだ聴いたことが無いので、今、注文しているところです。
パッと聴いて誰だかわかるような音色が出せる人は凄いと思います。ハイフェッツとかフーバーマンとかクライスラーは、そういうヴァイオリニストだと思います。
たしかにメニューヒンも独自の音色を出せる人でしたね。
ブレイニン氏のCDは、まだ聴いたことが無いので、今、注文しているところです。
パッと聴いて誰だかわかるような音色が出せる人は凄いと思います。ハイフェッツとかフーバーマンとかクライスラーは、そういうヴァイオリニストだと思います。
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Re: ヴェンゲーロフはどうした?
投稿日時:2008年01月29日 13:51
投稿者:昭和人間(ID:FUUXInk)
弦が原因というよりも、ウナコルダ奏法が減ったこと、それにつれてポルタメントがあまり使われなくなったこと、合理的なフィンガリングやボウイングが普及したこと(合理的=没個性的とまでは思いませんが、個人差は減ってきます)。いまの奏者は音程はずすことを嫌いますから安全なポジションばっかり使うようになりますよね。
シンセティック弦はピッチが安定しているのでがんがんポルタメントする奏者が出てくれば昔以上に個性的な演奏も可能でしょう。
ちなみにヴェンゲーロフはボウイングがすごく上手で感心しています。でも日本以外の国のコンサートも1月一杯キャンセルなので実際に故障でしょうね。
シンセティック弦はピッチが安定しているのでがんがんポルタメントする奏者が出てくれば昔以上に個性的な演奏も可能でしょう。
ちなみにヴェンゲーロフはボウイングがすごく上手で感心しています。でも日本以外の国のコンサートも1月一杯キャンセルなので実際に故障でしょうね。
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Re: ヴェンゲーロフはどうした?
投稿日時:2008年01月29日 14:03
投稿者:ブルーベリー(ID:MlBRJJg)
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によると、やはり右肩痛とのことです。
によると、やはり右肩痛とのことです。
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Re: ヴェンゲーロフはどうした?
投稿日時:2008年01月29日 17:21
投稿者:jou(ID:MkUWZ4Q)
コンクールが音楽家になる最重要課題になったのが大きな原因にありそうですね。
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Re: ヴェンゲーロフはどうした?
投稿日時:2008年01月29日 22:48
投稿者:K's(ID:ITIVRnY)
私も公演中止でがっかりした聴衆の一人。
11月のリサイタルよりも半年くらい前も公演をキャンセルしていましたが、
公表された理由は右肩痛でした。
弾き方に無理が生じていたのでしょうか。
2003年以降の録音にはデビュー当初から20代に聴かれた輝きがなく、「こなもん?」という感じ。技術は素晴らしいので、ぜひ復活してほしいヴァイオリニストです。
音色の個性が希薄になったのは、合理的な奏法の確立、弦や道具の進歩(肩当て)、情報の氾濫などがあるのではないでしょうか?
特に私は音色と肩当てには深い関係があると見ています。
KUNのようなブリッジタイプの肩当てを使うことで得られる左腕の自由度と楽器の安定感と音量の代わりに、左手親指の機能と左指の深い侵入角が損なわれる気がします。と同時に、弓が弦に接触する感覚もブリッジタイプと座布団タイプとでは異なり、培われる両手の感覚と音色の価値観に差が生じているように思う。
今では多くのソリストがブリッジタイプの肩当てを使っていますが、
大ホールで弾き手が好む音色が流行っている気がします。
弦の選択も安定性、音量に重きが置かれている気がします。
その根底にあるのがコンクールかもしれませんね。
コンクールに勝つための音。
コンクールで勝ったソリストの音。
11月のリサイタルよりも半年くらい前も公演をキャンセルしていましたが、
公表された理由は右肩痛でした。
弾き方に無理が生じていたのでしょうか。
2003年以降の録音にはデビュー当初から20代に聴かれた輝きがなく、「こなもん?」という感じ。技術は素晴らしいので、ぜひ復活してほしいヴァイオリニストです。
音色の個性が希薄になったのは、合理的な奏法の確立、弦や道具の進歩(肩当て)、情報の氾濫などがあるのではないでしょうか?
特に私は音色と肩当てには深い関係があると見ています。
KUNのようなブリッジタイプの肩当てを使うことで得られる左腕の自由度と楽器の安定感と音量の代わりに、左手親指の機能と左指の深い侵入角が損なわれる気がします。と同時に、弓が弦に接触する感覚もブリッジタイプと座布団タイプとでは異なり、培われる両手の感覚と音色の価値観に差が生じているように思う。
今では多くのソリストがブリッジタイプの肩当てを使っていますが、
大ホールで弾き手が好む音色が流行っている気がします。
弦の選択も安定性、音量に重きが置かれている気がします。
その根底にあるのがコンクールかもしれませんね。
コンクールに勝つための音。
コンクールで勝ったソリストの音。
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