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現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)! | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 42 Comments
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現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年04月24日 19:27
投稿者:ナハナハ(ID:NZcWEiU)
現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!ってことで~。
下記の掲示板を読んだら、巻き線の無い裸のガット弦(プレーンガット弦)を試したくなると思う。そう、その気持ちを大事にして欲しい。ドキドキわくわく、マジで新境地が開けるカモ?!
ttp://coastaltrading.biz/patio/patio.cgi?
最初に小文字のhをつけて検索してみよう。

あと「TORO弦を早く安定させるための秘策」というスレッドも興味深い。オレも試してみたけど、たしかにスゲェ効果ある。5回くらいこすっただけでは効果が出なくて、このスレッドに書いてあるように20回くらい根気良くこすって初めて効果が出るって感じ。時間と根気のある人は30回くらいこするといい。これをやってから弾くとガット弦がスチール弦並みに狂わない弦に変身する。もっと早く知りたかった・・・。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年04月28日 21:41
投稿者:弦太郎(ID:IBCGGYI)
裸ガットではないけどガット弦(オリーブ)を使っているので裸ガットに興味があります。
今オリーブを20往復こすってみたら、E線以外は少し音程が下がりました。1ヶ月前に張り替えたオリーブなんですけどね。練習の前にこすって弦のたるみを取ってから調弦するというのは、いいアイデアだと思いました。20往復こすってから練習すると、練習中の調弦の回数が激減しますね。有益な書き込みありがとうございました。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年05月29日 23:18
投稿者:アム(ID:KZKAIRI)
ロックミュージシャンのような熱い演奏を持ち味とする吉田直矢君には、ぜひTOROの最高級シープガット弦の【3×ヴァーニッシュ】を試して欲しいな。汗だくになって弾く彼の激しいプレイだと普通のガット弦は耐えられないかも知れないけど、TOROの3×Vなら余裕で持ちこたえてくれると思う。
彼がTORO弦を使えば、もっとヴィルトゥオジティ(名技性:高度な演奏技術)を発揮できるんじゃないかなぁ。汗かきの彼には、驚異的な耐水性を誇る【3×ヴァーニッシュ】をお薦めしたい。がんばれ直矢君!応援してるヨー!
吉田直矢君の公式HP
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/~opuscafe/
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年06月28日 14:51
投稿者:JAMES(ID:IRUYRlU)

私は、裸ガット試したことがありませんが、機会があれば試したいと思っておりました。 

TORO社の裸ガットは 
1 張力はナイロン弦(ドミナント)くらべてどれくらい差がありますでしょうか? 

2 普通のテンションで弾いてみて(442)響きはどうでしょうか? 

お試しになられた方参考まで教えていただければ助かります。 
 
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年06月28日 17:11
投稿者:腸弦(ID:IBCGGYI)
JAMESさんへ。
TORO社の裸ガットは 
1 張力はナイロン弦(ドミナント)くらべてどれくらい差がありますでしょうか? 
【回答】TOROの裸ガット弦(A線・D線)は、太いゲージがドミナント(ミッテル)よりもテンションが高く、細いゲージはドミナント(ミッテル)よりもテンションが低いです。TORO弦の標準的なゲージのものは、ドミナントよりも若干テンションが低いように思いますので、私は、6段階のテンションがあるとした場合(3を標準とすると)4の太さのものを愛用しています。これだと、ちょうどドミナントと同じくらいのテンションになります。

2 普通のテンションで弾いてみて(442)響きはどうでしょうか?
【回答】A=440~443Hzの現代の標準ピッチで使用したときの音についてですが、全く問題ありません。というか、TOROの裸のガット弦は、バロックヴァイオリン用(古楽用)というよりも、むしろ、現代の普通のヴァイオリン用なのではないかと思うくらい自然な響きです。
スコルダトゥーラで半音あるいは全音ピッチを上げて弾いても、全く問題ありません。ドミナントで同じことをするのは(弦が切れそうだし、楽器に負荷がかかり過ぎそうで)ちょっと怖いです。

ついでに、TOROのシープガット弦の音量についてお知らせしますが、その楽器に良く合う適切なゲージを選択すれば、ドミナントと同様の音量が出せます。
TORO弦はドミナントよりもダイナミックレンジが広いので、ドミナントよりも幅の広い表現が可能です。音の(良さの)寿命という点では、ドミナントの3~5倍の耐久性があります。ドミナントを1ヶ月で交換している人でも、TORO弦なら3~5ヶ月持つということです。
TORO弦はゲージの種類がカタログに載っているだけでも4~5種類ありますし、特注でカタログに載ってないものも作ってもらえますので、自分にとってベストなゲージの組み合わせを追究することができます。
まず最初はカタログに載っているゲージから始めて、各弦のバランスを微調整する段階になったら、0.01㎜刻みでゲージの太さを選択できますので、自分の楽器と自分の弾き方にピッタリ合うゲージをさらに追究されると良いでしょう。
細い、普通、太いの3種類しかない大手弦メーカーの弦よりも、ゲージ選択の幅がずっと広いTORO弦なら、自分に合う(最適な)1本を見つけることができると思いますので、ぜひお試し下さい。
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TORO シープガット 試してみました

投稿日時:2008年07月19日 15:08
投稿者:JAMES(ID:ISdYdxI)
弦の太さはMidiumで 1バーニッシュを試してみて2週間ほど経ちます。

個人的な感想ですが、結論から言うと私には合いませんでした。

楽器にも問題があるのかもしれませんが、シープガットを張ったときにガサガサした音が出ます。
もしかしたら裸ガットの弾き方なんていうものがあるのかもしれませんね。

レスポンスは現代弦に比べると良い印象は受けなかったし、フラジオレット、ハーモニクスのポイントも抑えやすいと思っていましたが、ナイロン弦などと比べても利点は感じられませんでした。 

金属を巻きつけたナイロン弦や、ガット弦、新素材の弦を使っている方などは弦を押さえるときに指がすべる感じがするので最初ギャップを感じるのではないかと思います。 
 
良いと思った点は、思ったよりも早く音が安定しました。2日ほどでした。

ガット弦のE線は独特です。試してみるならば下三本はガットにして、Eだけは金属弦でも良いかと思っています。

価格もそれほど高くありませんでしたし(4本で7000円程度)
興味のある方は一度試して見ても良いかもしれません。



 
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裸ガット(プレーンガット)に関するQ&A

投稿日時:2008年07月19日 17:41
投稿者:ガッツ(ID:IBCGGYI)
 まだ、金属の巻き線の無い裸ガット(プレーンガット)を張ったことの無い方、これから裸ガットを張ってみようかと思っている方に、私が試行錯誤しながら得たデータを基に、裸のガット弦に関する情報を提供します。参考にしていただけると幸いです。

Q1 金属の巻き線が無い裸ガット弦(プレーンガット弦)はバロックヴァイオリン(古楽器)専用ですか?
 いいえ、裸ガット弦(プレーンガット弦)は、バロックヴァイオリン(古楽器)専用ではありません。現代の標準ピッチ(A=440~443Hz)の現代の(モダンの)ヴァイオリンに張っても、全く問題ありません。

Q2 初めて裸のガット弦を試す場合、どのゲージ(太さ)から試すと良いでしょうか?
 初めて裸のガット弦を試す場合は、標準的なゲージ(ミディアムゲージ)から試すのが良いと思います。A=440~443Hzの現代のヴァイオリンにTORO社の裸のガット弦を張る場合は、次のような組み合わせから始めると良いと思います。
E線:お好みのスチールE線
A線:0.78~0.80㎜の裸ガット弦
D線:1.06~1.08㎜の裸ガット弦
G線:0.78~0.80㎜の銀巻きG線
 上記の組み合わせだと、現代の最も標準的な弦であるドミナントと似たようなテンションバランスが得られますので、違和感は少ないと思います。どんな弦でも初めて張ったときは、多少違和感があるものですが、TORO弦は大変優れた弦ですので、1週間もすれば裸ガット弦に慣れて、裸ガット弦のファンになるでしょう。

Q3 裸のガットの強度や耐久性は?
 「切れる・切れない」という意味での物理的な強度や耐久性については、現代の標準的なナイロン弦(例えばドミナントなど)と同様で、実用上十分な強度と耐久性があります。
 金属の巻き線が無いので、初めてみる方にとっては弱そうに見えるかも知れませんが、適切なゲージ(太さ)を選択すれば、ナイロン弦以上の耐久性があります。
 裸ガット弦の表面にヴァーニッシュ(ニス)を塗った弦を、ヴァーニッシュ弦と呼んでますが、ヴァーニッシュの回数が多い方が耐久性が優れています。TORO弦の場合は、ヴァーニッシュの回数は1~3回のものが選べます。ちなみに、こちらの掲示板を運営されているコースタルトレーティングさんでは、日本での標準仕様はヴァーニッシュ1回(1×V)となっています。
 ヴァーニッシュでガット繊維の表面をコーティングすることで、ガット繊維のホツレを防ぐとともに、手の汗や湿気によってガット繊維が侵されることを防止します。
 1×Vのものでも実用上十分な耐久性が得られますが、手に汗をかき易い人や高温多湿の時期は、3×Vを選択すると良いと思います。

Q4 ヴァーニッシュ処理のメリットとデメリットは?
【メリット】
 ヴァーニッシュ(ニス)でガット繊維の表面をコーティングすることで、ガット繊維のホツレや傷みを防ぐとともに、手の汗や湿気によってガット繊維が侵されることを防止します。これによって、耐久性が向上するとともに、耐水性も向上します。ヴァーニッシュ処理によって、汗や湿気によるピッチの変化が少なくなるため、調弦が狂いにくくなります。ヴァーニッシュの回数が多い方が、耐久性・耐水性が優れています。
 ヴァーニッシュ処理を行うと、ガット弦の表面がツルツルとしますが、それによって、弦が通る溝と弦との摩擦が減って、弦の滑りが良くなります。これにより、素早くスムースに調弦できるほか、何度も調弦を繰り返しているうちに駒が徐々に指板側におじぎしてくる現象を防止するといった効果があります。また、左手の指の滑りも良くなるため、ポジションチェンジ(シフティング)がやり易くなります。
【デメリット】
 ヴァーニッシュのコーティングがツルツルしているため、弓の毛のひっかかりが若干弱くなります。ただし、これは、ひっかかりの良い松脂を塗ったり、松脂を塗る量を調整したり、弦にかける圧力を調整したりすることで解消するので、それほどデメリットは感じられません。

Q5 ガット弦は、弦を張り替えた後ピッチが安定するまでに時間がかかるというイメージがありますが、裸のガット弦はどうですか?
 オリーヴやオイドクサといった金属の巻き線のあるガット弦と比べると、裸のガット弦は、弦を張り替えた後ピッチが安定するまでの時間は、明らかに短いです。3回ヴァーニッシュをかけた3×Vの場合は、ドミナントなどのナイロン弦よりも早くピッチが安定します。
 裸のガット弦は、弦を張り替えた直後から1日経過するまでは、ナイロン弦に比べると「伸び」が多いですが、2日経過するとだいぶピッチが安定してきて、3日経過すると本番で使えるレベルまで安定します。安定します。

Q6 裸ガット弦と組み合わせるのに適したスチールE線は?
 裸ガット弦は、響きのストライクゾーンが広い「寛容な弦」なので、よほど特殊なE線でない限り、どんなスチールE線とも合うと思いますが、私自身が実際に30種類ほど試した中で、特に合うと思うものを列挙したいと思います。
・ヤーガー(ミディアム):クロームスチールの単線で錆びにくく耐久性に優れています。張りがやや強めでストレートな力強い音が出ますが、優しく弾くと、甘くて柔らかい音も出せます。音に変な色がついていない感じなので、TOROの裸ガット弦との相性も良いと思います。裏返り現象が起きる確率は低めですが、全くゼロというわけではありません。
・ピラストロ №1(ナンバー1):スチールの芯線に極細のクロームスチールを巻いた弦ですが、見た目は、クロームスチールの単線に見えます。クロームスチール巻きということで、錆びにくく耐久性は優れているとのこと(某弦楽器専門店談)です。
ヤーガー(ミディアム)よりも少し細くて、非常にしなやかです。テンションはヤーガー(ミディアム)よりも少し弱いですが、必要十分な音量が出ます。普通に弾く分には、ヤーガー(ミディアム)よりも音量的にはおとなしいですが、必要に応じていつでも威力のあるシャープな音(鋭い音)が出せます。音に変な色がついていない感じなので、TOROの裸ガット弦との相性も良いと思います。特に調弦時のA線とE線の5度の調和の具合は、とても良いと思います。(これは、裸ガット弦と組み合わせてスチールE線を張る場合に、結構重要なポイントだと思います)
まだ、張ってからそれほど日数が経過していませんが、裏返り現象が起きる確率は極めて低いと思います。私の場合は、今のところ、一度も裏返り現象が起きていません。裏返り易いパターンをいろいろテストしてみましたが、どんなに音を裏返そうと思っても裏返らない、という感じで驚かされます。音量、音色、弾き易さ(扱い易さ)、耐久性などバランスの取れた優れたE線だと思います。ただ、定価が1本1,600円と高いのがネックですが、耐久性が優れていることを考慮すると、コストパフォーマンスは良いと言えるでしょう。

Q7 裸のガット弦の音色や音量の特徴は?
【音量】
 楽器に合う適切なゲージを選択すれば、裸のガット弦は、ナイロン弦と同じかそれ以上の大音量が得られます。裸のガット弦は、ゲージ(太さ)の種類がナイロン弦よりもずっと豊富で、ゲージの刻みが細かいため、自分の楽器にピッタリのゲージを追求することができます。TORO弦の場合は、0.01㎜刻みで作ってもらうことが可能ですし、細いゲージから太いゲージまで選択の幅が広いため、通常市販されているガット弦やナイロン弦以上に、適正なバランスを追求できますので、ナイロン弦を上回る音量を得ることも可能です。
 また、裸のガット弦は、小さい音と大きい音の落差、いわゆるダイナミックレンジは非常に幅広いので、メリハリの効いたダイナミックな音楽表現が可能です。
【音色】
 ヴァーニッシュ処理の回数によって微妙に音色が違いますが、基本的には、裸のガット弦は、カラッとした明るい音がすると思います。素朴な乾いた音色だと感じる人もいるかも知れません。
 ただ、弦への圧力のかけ方や弓を動かすスピード(ボウスピード)を変化させることによって、音色を大きく変えることができます。音色の多彩さという点では、通常のガット弦やナイロン弦よりも、はるかに多彩だと思います。

Q8 裸のガット弦の弾き心地やレスポンスは?
 金属の巻き線が無いため、裸のガット弦の「指当たり(感触)」は柔らかく感じられます。裸のガット弦は、通常のガット弦やナイロン弦よりも一回りか二回り太いため、慣れるまでは多少違和感があるかも知れませんが、慣れると、指当たりが柔らかいので、弦を押さえ易く感じると思います。
 ヴァーニッシュの回数にもよりますが、基本的には、裸のガット弦のレスポンスは俊敏で、ボウイングの変化に忠実に応えてくれます。
 ヴァーニッシュの回数が多いと、弦の表面がツルツルしているため、弓を速く動かしたときに毛が弦を捉え損なって滑るように感じることがありますが、これは、ひっかかりの良い松脂を塗ったり、松脂を塗る量を調整したり、弦にかける圧力を調整したりすることで解消するので、問題ありません。

Q9 裸のガット弦のピッチを少しでも早く安定させたり、ピッチの安定性を高めたりするのに、何か良い方法はないですか?
 弦を張り替えた直後から3日経過後ぐらいまでの間に、上ナット(上駒)から駒の間の弦を指で押しながら(弦に圧力をかけながら)10往復ほど擦る(こする)→調弦し直す→10往復擦る、という作業を何回か繰り返すと、弦の伸びが早く収まって、より早くピッチが安定します。私は、この作業を「弦のストレッチ」と呼んでいます。
 弦を張り替えてから3日経過した後以降も、時々、上記のような弦のストレッチをやってやると、調弦が狂いにくくなります。
 TOROの3×Vの裸ガット弦に対して、弦のストレッチをやってやると、ナイロン弦と同じかそれ以上に調弦が狂いにくくなります。
本番が近いときなどは、弦のストレッチを頻繁にやりながら、大きい音で強いヴィブラートをかけながら弾き込んでやることで、弦を張り替えてから1日で本番で安心して使えるレベルまで調弦を安定させることも可能です。
 十分に弾きこんだ弦であっても、演奏会本番の直前には、今一度、弦のストレッチをやってから調弦すると、調弦が狂いにくくなり演奏そのものに集中できるのでお薦めです。

Q10 裸のガット弦はクラシック以外のジャンル、例えば、ジャズ、アイリッシュ、ポップス、タンゴなどのジャンルの演奏にも適していますか?
 Q5の回答内容と重複するところがありますが、裸のガット弦は、音色や表現の幅が広く、ダイナミックレンジも広いので、あらゆるジャンルの音楽に対応できます。ピアノやギターなど伴奏してくれる楽器との相性(調和)も良いので、アンサンブルにも適しています。
 裸のガット弦は響きが非常に豊かで、響きの調和が素晴らしいので、無伴奏曲にも適しています。そういう意味で、裸のガット弦は、非常にオールラウンドな弦だと言えると思います。

Q11 裸ガット弦に関して意外なメリット(効用)があれば教えて下さい。
 裸ガット弦には、金属の巻き線が無いので、黒檀でできている指板が削れにくい(磨り減りにくい、凸凹になりにくい)→指板が長持ちする、というメリットがあります。裸ガットの表面は、ヴァーニッシュ(ニス)でコーティングされている場合でも、アルミや銀など金属の巻き線よりは明らかに柔らかいので、削れにくいのは当然です。
 また、上記の理由により、裸ガット弦は、駒の溝を傷めにくい→駒が長持ちする、というメリットもあります。
その他には、音色が素朴で耳に優しいので、長時間練習しても耳が疲れにくいというメリットもあります。また、裸ガット弦は、演奏表現の可能性が拡がるので、練習が楽しくなりますので、自然と練習時間が長くなるという効用もあります。
あと、裸ガットのヴァーニッシュ弦の表面はツルツルしているので(特に3×V)、駒の角度の微調整がやり易いというメリットもあります。金属の巻き線のある弦だと、巻き線が緩んだりほとれたりして溝に食い込んでしまい、駒の角度の調整がやりにくくなってしまうことがありますが、裸ガットのヴァーニッシュ弦の場合は、そのようなことがないので、いつでも理想的な角度に駒の角度を「微」調整できます。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年07月19日 20:30
投稿者:通りすがり(ID:FINJlSk)
TOROのE線を是非お試しあれ。
スチールE線にはもう戻れません。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年07月19日 21:07
投稿者:ガッツ(ID:IBCGGYI)
Q12 裸のガット弦に合う松脂は?
 裸のガット弦だからと言って、特別な松脂は入りません。今まで使っていた松脂でOKです。
 ヴァーニッシュ処理の施された弦は、表面がツルツルしているので、サラサラ系の松脂よりは、「シットリ系」の引っ掛かりの良い松脂の方が合うと思います。
 3回ニスをかけられた3×Vを愛用している私は、メロスロージンの「ダーク」を愛用しています。メロスロージンの「ダーク」は粉の飛び散りが少なくて、引っ掛かりが非常に良いのに音が詰まったり濁ったりしないので、とても良い松脂だと思います。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年07月20日 13:35
投稿者:ユキ(ID:E3g4KDE)
以前に話題になったときにしばらくの間、使ってました。Midiumの1バーニッシュから初めて、徐々に太くしていきました。

【良いと感じたところ】
弦を張ってからピッチが安定するまでの時間がとても早くて驚きました。

独特な音色。
人によって好き嫌いが別れやすいと思いますが、カラリとした硬質な音です。

弦の表面がガサガサしてきますが、意外に切れない。

【悪いと感じたところ】

4つの弦のバランスがなかなか取れない。
最初はGからEまですべて裸のガット弦をはりました。DとAはまぁまぁなのですけど、GとEはパワー不足でした。太さも変えたのですけど、満足のいくレベルにはならなかったです。かといって、Gをオリーブやナイロン弦に変えると、4つの弦を全体で見たときの音色が落ち着かないです。

弦の反応(レスポンス)は、あまり良くない。
裸ガットは、ナイロン弦よりも弦のひっかけを意識して丁寧に弾く必要があると思います。テンポの速い曲の場合はナイロン弦のほうが弾きやすいです。

切れないけど、使っているうちに5度が合わなくなってくる。
別スレにあったように、ヤスリで磨く等のメンテナンスが必要なようです。


今はナイロン弦に戻しました。
裸ガットの良いところと悪いところを感じるにつれ、比較的な意味でナイロン弦やオリーブの良さも改めて感じます。

セットで買ってもそれほど高くはないので、手軽に試せたのは良かったです。
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