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現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!
投稿日時:2008年04月24日 19:27
投稿者:ナハナハ(ID:NZcWEiU)
現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!ってことで~。
下記の掲示板を読んだら、巻き線の無い裸のガット弦(プレーンガット弦)を試したくなると思う。そう、その気持ちを大事にして欲しい。ドキドキわくわく、マジで新境地が開けるカモ?!
ttp://coastaltrading.biz/patio/patio.cgi?
最初に小文字のhをつけて検索してみよう。
あと「TORO弦を早く安定させるための秘策」というスレッドも興味深い。オレも試してみたけど、たしかにスゲェ効果ある。5回くらいこすっただけでは効果が出なくて、このスレッドに書いてあるように20回くらい根気良くこすって初めて効果が出るって感じ。時間と根気のある人は30回くらいこするといい。これをやってから弾くとガット弦がスチール弦並みに狂わない弦に変身する。もっと早く知りたかった・・・。
下記の掲示板を読んだら、巻き線の無い裸のガット弦(プレーンガット弦)を試したくなると思う。そう、その気持ちを大事にして欲しい。ドキドキわくわく、マジで新境地が開けるカモ?!
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最初に小文字のhをつけて検索してみよう。
あと「TORO弦を早く安定させるための秘策」というスレッドも興味深い。オレも試してみたけど、たしかにスゲェ効果ある。5回くらいこすっただけでは効果が出なくて、このスレッドに書いてあるように20回くらい根気良くこすって初めて効果が出るって感じ。時間と根気のある人は30回くらいこするといい。これをやってから弾くとガット弦がスチール弦並みに狂わない弦に変身する。もっと早く知りたかった・・・。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!
投稿日時:2008年12月07日 12:43
投稿者:腸弦(ID:FDV5ORk)
TOROのプレーンガット弦(裸のガット弦)をこよなく愛する腸弦です。
ここ1ヶ月ほど各弦楽器店主催の弦楽器展示会に行ってますが、それぞれの楽器にはいろんな種類のナイロン弦やガット弦が張られており、それらを弾き比べて、次のようなことを感じました。
①ワーチャル・ブリリアント、ヴィジョン、エヴァ・ピラッツィといった最新鋭のナイロンでも、手に汗をかいたり、グイグイと強い弓圧をかけて弾くと、意外とピッチが狂う。
②オリーヴやオイドクサといった金属巻き線つきのガット弦は、手に汗をかくと明らかにピッチが狂う。
③音量は、TOROのプレーンガット(太めのゲージ)(100)>ナイロン弦(80~90)>オリーヴ(75~85)>オイドクサ(70~75)、という具合で、金属の巻き線が無いにもかかわらずTOROのプレーンガットは、かなり音が大きい。TORO弦だとヴァイオリン本体の全体が良く振動して共鳴して、深みのある音が出せる。
※( )内の数値は、TOROのプレーンガット弦を100としたときの体感音量
※展示楽器については、数百万円~数千万円のヴァイオリンで、性能的には結構なものです。
④バッハの無伴奏を弾くと良くわかるのですが、和音の響きの「厚み」や「残響感」については、TOROのプレーンガットは特に優れている。このため、構築感や重厚感のある音楽表現ができる。
今や自分にとってはTOROの裸ガット弦が基準になっているので、最新鋭のナイロン弦でも意外と音量的には物足りなく感じますし、オリーヴやオイドクサは、音量の小ささもさることながら、ピッチの不安定さは、今や自分にとっては耐え難いレベルであることを実感しました。かつては、オリーヴの不安定さを我慢して使っていたわけですが、TOROの裸ガット弦(3×V)の優れた安定性に慣れてしまうと、もう元のオリーヴには戻れません。
なお、音質(音色)のことを度外視して、音量だけで勝負すると、自分のヴァイオリン+TOROの裸ガット弦>GBガダニーニ+ナイロン弦>GFプレッセンダ+ナイロン弦(>自分のヴァイオリン+オリーヴ ← かつてオリーヴを張っていたときの音量を思い出して比較)、という結果が出ました。
このように適切なゲージのTORO弦を張ると、音量的にはかなりパワーアップできると思います。音量不足で悩んでいる方には、ぜひ、TOROのピュア(プレーン)・シープガット弦をお試しいただきたいと思います。
ここ1ヶ月ほど各弦楽器店主催の弦楽器展示会に行ってますが、それぞれの楽器にはいろんな種類のナイロン弦やガット弦が張られており、それらを弾き比べて、次のようなことを感じました。
①ワーチャル・ブリリアント、ヴィジョン、エヴァ・ピラッツィといった最新鋭のナイロンでも、手に汗をかいたり、グイグイと強い弓圧をかけて弾くと、意外とピッチが狂う。
②オリーヴやオイドクサといった金属巻き線つきのガット弦は、手に汗をかくと明らかにピッチが狂う。
③音量は、TOROのプレーンガット(太めのゲージ)(100)>ナイロン弦(80~90)>オリーヴ(75~85)>オイドクサ(70~75)、という具合で、金属の巻き線が無いにもかかわらずTOROのプレーンガットは、かなり音が大きい。TORO弦だとヴァイオリン本体の全体が良く振動して共鳴して、深みのある音が出せる。
※( )内の数値は、TOROのプレーンガット弦を100としたときの体感音量
※展示楽器については、数百万円~数千万円のヴァイオリンで、性能的には結構なものです。
④バッハの無伴奏を弾くと良くわかるのですが、和音の響きの「厚み」や「残響感」については、TOROのプレーンガットは特に優れている。このため、構築感や重厚感のある音楽表現ができる。
今や自分にとってはTOROの裸ガット弦が基準になっているので、最新鋭のナイロン弦でも意外と音量的には物足りなく感じますし、オリーヴやオイドクサは、音量の小ささもさることながら、ピッチの不安定さは、今や自分にとっては耐え難いレベルであることを実感しました。かつては、オリーヴの不安定さを我慢して使っていたわけですが、TOROの裸ガット弦(3×V)の優れた安定性に慣れてしまうと、もう元のオリーヴには戻れません。
なお、音質(音色)のことを度外視して、音量だけで勝負すると、自分のヴァイオリン+TOROの裸ガット弦>GBガダニーニ+ナイロン弦>GFプレッセンダ+ナイロン弦(>自分のヴァイオリン+オリーヴ ← かつてオリーヴを張っていたときの音量を思い出して比較)、という結果が出ました。
このように適切なゲージのTORO弦を張ると、音量的にはかなりパワーアップできると思います。音量不足で悩んでいる方には、ぜひ、TOROのピュア(プレーン)・シープガット弦をお試しいただきたいと思います。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!
投稿日時:2008年12月09日 06:03
投稿者:gdgd(ID:V2UmYSA)
TORO社のガット弦興味ありますね。
ヴィオラ用は2種類あるようですがどんな組合せがよいのでしょうか?
ヴィオラ用は2種類あるようですがどんな組合せがよいのでしょうか?
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!
投稿日時:2008年12月29日 16:44
投稿者:腸弦(ID:cSQ0QA)
TORO社のヴェニス・カトリン(ロープ状のガット弦)のD・G線を試してみましたのでレポートしたいと思います
ゲージは、D線が1.22mm、G線が1.84mmで、どちらも銀巻きの無い裸のガット弦で、3回ニスコーティングが施された3×Vです。
通常のハイツイストの裸ガットのD・G線も、ピッチが安定するまでの時間が短くて重宝してますが、ヴェニス・カトリンのD・G線はそれを上回る早さでピッチが安定してくれます。
夜に弦を張替えして、翌日朝にヴァイオリンケースを開けてみると、たいてい、半音~全音ぐらいピッチが下がるのが通例ですが、今回は1/4音~半音ぐらいしかピッチが下がりませんでした。
弦を張っている最中は、ヴェニス・カトリンの方が、ペグを回す(ピッチを上げていく)たびにどんどん伸びていく(ピッチが下がっていく)、という感じで伸びが大きいのですが、このように初期の伸びが大きい分、ピッチが安定するのが早いのだと思います。
オリーヴのような通常のガット弦はもちろんのこと、最近のハイテク・ナイロン弦よりも、TOROのヴェニス・カトリンは早くピッチが安定すると言っても良いのではないかと思います。
弦を張り替えた直後は、弦が伸びてピッチが下がってくるので頻繁に調弦し直します。このとき、駒が指板側におじぎする(傾いてくる)現象が起きますが、ヴェニス・カトリンでは、その現象が非常に小さいです。弦の表面がハイツイストの弦よりも凸凹しているので、駒の溝に弦がひっかかって、駒を指板側におじぎさせてしまうのではないかと懸念してましたが、全く問題ありません。
ヴェニス・カトリンは弦の初期の伸びが大きいものの、その後の弦の伸びが小さいことと、弦の表面の凸凹が非常に滑らかで弦そのものが柔軟なことから、駒を指板側におじぎさせようとする力が小さいのだと思われます。
駒が少しでも指板側におじぎすると、音に悪影響がありますし、駒そのものの曲がりや歪みなどを引き起こすので、ヴェニス・カトリンのこうした特性は高く評価できると思います。
ヴェニス・カトリンは、弦そのものが非常に柔らかいせいか、左手の指で押さえたとき、あるいは、右手で弓圧をかけたとき、弦のテンションが少し低く感じられます。結果的に、左手で弦を押さえるのも右手のボウイングも楽になります。
ハイツイストのD・G線は、ゲージが太くなるにつれて、弦がかなり硬くなってしまう(弦の感触がゴツゴツしてしまう)ため、レスポンスが鈍くなったり、ときおり音が詰まり気味になることがありましたが、ヴェニス・カトリンは太くても非常に柔軟なので、レスポンスが俊敏で、手応えがより自然な感じです。
弦をはじいたとき、あるいは弦を弓で弾いたときの残響(サステイン)は、ヴェニス・カトリンの方が、ハイツイストよりも長いです。D・G線の残響に関しては、
銀巻きの弦(オリーヴやドミナントなど)(残響100)>ヴェニス・カトリン(残響80~90)>ハイツイスト(残響50~60)
という式が成り立つと思います。(数値は、あくまでも私の主観的な実感を数値化したものですので、参考程度にしていただけたらと思います)
これは、弓で3重、4重の和音を弾くとき、あるいは、ピチカートをはじくときは、弦の残響が適度に長い方が弾き易いですし、残響が適度に長いと和音に厚みが出るので、弦そのものの残響は結構大事な要素です。
ヴェニス・カトリンは、オリーヴやドミナントに比べると若干残響が短いですが、むしろ、少し短いことはメリットというか、ヴェニス・カトリンの残響の方が、むしろ、残響が長過ぎなくてちょうど良いと言えるのではないかと思います。
弦そのものの残響が長すぎると、スタカートやスピカートでの音の分離が悪くなりますので、ヴェニス・カトリンの適度な残響は、操作性の点で有利なのではないかと思います。
ヴェニス・カトリンの音色についてですが、良く言われるようなザックリした音という感じは全くなくて、むしろ、ハイツイストの弦にありがちな「甲高さ」を抑制したような、むしろおとなしい感じがします。これは、私が試したのが、3×Vのヴェニス・カトリンであることが影響しているのかも知れません。(他の方は、みな、ナチュラルのヴェニス・カトリンを試されたのではないでしょうか?)
私の場合は、3×Vのヴァーニッシュ加工の影響で、弦の表面がより滑らかに感じられたり、音がマイルドに感じられたりしているのかも知れません。
ヴェニス・カトリンは、音響的に優れているだけでなく、太さのデメリットをとても小さくしてくれるので、D・G線の裸ガット化に興味のある人が、チャレンジし易くなるのではないかと思います。
耐久性については、しばらく弾いてみないとわかりませんが、D・G線に関しては、テニスのガットやヴァイオリンのガット弦でのロープ・コアは耐久性に優れる構造であると言われていますし、ヴェニス・カトリンは弦そのものが非常に柔軟でしなやかであり、弦の特定の箇所に負荷が集中する可能性は低いと思われますので、ハイツイストの弦と同様に長持ちしてくれるのではないかと予想しています。
ゲージは、D線が1.22mm、G線が1.84mmで、どちらも銀巻きの無い裸のガット弦で、3回ニスコーティングが施された3×Vです。
通常のハイツイストの裸ガットのD・G線も、ピッチが安定するまでの時間が短くて重宝してますが、ヴェニス・カトリンのD・G線はそれを上回る早さでピッチが安定してくれます。
夜に弦を張替えして、翌日朝にヴァイオリンケースを開けてみると、たいてい、半音~全音ぐらいピッチが下がるのが通例ですが、今回は1/4音~半音ぐらいしかピッチが下がりませんでした。
弦を張っている最中は、ヴェニス・カトリンの方が、ペグを回す(ピッチを上げていく)たびにどんどん伸びていく(ピッチが下がっていく)、という感じで伸びが大きいのですが、このように初期の伸びが大きい分、ピッチが安定するのが早いのだと思います。
オリーヴのような通常のガット弦はもちろんのこと、最近のハイテク・ナイロン弦よりも、TOROのヴェニス・カトリンは早くピッチが安定すると言っても良いのではないかと思います。
弦を張り替えた直後は、弦が伸びてピッチが下がってくるので頻繁に調弦し直します。このとき、駒が指板側におじぎする(傾いてくる)現象が起きますが、ヴェニス・カトリンでは、その現象が非常に小さいです。弦の表面がハイツイストの弦よりも凸凹しているので、駒の溝に弦がひっかかって、駒を指板側におじぎさせてしまうのではないかと懸念してましたが、全く問題ありません。
ヴェニス・カトリンは弦の初期の伸びが大きいものの、その後の弦の伸びが小さいことと、弦の表面の凸凹が非常に滑らかで弦そのものが柔軟なことから、駒を指板側におじぎさせようとする力が小さいのだと思われます。
駒が少しでも指板側におじぎすると、音に悪影響がありますし、駒そのものの曲がりや歪みなどを引き起こすので、ヴェニス・カトリンのこうした特性は高く評価できると思います。
ヴェニス・カトリンは、弦そのものが非常に柔らかいせいか、左手の指で押さえたとき、あるいは、右手で弓圧をかけたとき、弦のテンションが少し低く感じられます。結果的に、左手で弦を押さえるのも右手のボウイングも楽になります。
ハイツイストのD・G線は、ゲージが太くなるにつれて、弦がかなり硬くなってしまう(弦の感触がゴツゴツしてしまう)ため、レスポンスが鈍くなったり、ときおり音が詰まり気味になることがありましたが、ヴェニス・カトリンは太くても非常に柔軟なので、レスポンスが俊敏で、手応えがより自然な感じです。
弦をはじいたとき、あるいは弦を弓で弾いたときの残響(サステイン)は、ヴェニス・カトリンの方が、ハイツイストよりも長いです。D・G線の残響に関しては、
銀巻きの弦(オリーヴやドミナントなど)(残響100)>ヴェニス・カトリン(残響80~90)>ハイツイスト(残響50~60)
という式が成り立つと思います。(数値は、あくまでも私の主観的な実感を数値化したものですので、参考程度にしていただけたらと思います)
これは、弓で3重、4重の和音を弾くとき、あるいは、ピチカートをはじくときは、弦の残響が適度に長い方が弾き易いですし、残響が適度に長いと和音に厚みが出るので、弦そのものの残響は結構大事な要素です。
ヴェニス・カトリンは、オリーヴやドミナントに比べると若干残響が短いですが、むしろ、少し短いことはメリットというか、ヴェニス・カトリンの残響の方が、むしろ、残響が長過ぎなくてちょうど良いと言えるのではないかと思います。
弦そのものの残響が長すぎると、スタカートやスピカートでの音の分離が悪くなりますので、ヴェニス・カトリンの適度な残響は、操作性の点で有利なのではないかと思います。
ヴェニス・カトリンの音色についてですが、良く言われるようなザックリした音という感じは全くなくて、むしろ、ハイツイストの弦にありがちな「甲高さ」を抑制したような、むしろおとなしい感じがします。これは、私が試したのが、3×Vのヴェニス・カトリンであることが影響しているのかも知れません。(他の方は、みな、ナチュラルのヴェニス・カトリンを試されたのではないでしょうか?)
私の場合は、3×Vのヴァーニッシュ加工の影響で、弦の表面がより滑らかに感じられたり、音がマイルドに感じられたりしているのかも知れません。
ヴェニス・カトリンは、音響的に優れているだけでなく、太さのデメリットをとても小さくしてくれるので、D・G線の裸ガット化に興味のある人が、チャレンジし易くなるのではないかと思います。
耐久性については、しばらく弾いてみないとわかりませんが、D・G線に関しては、テニスのガットやヴァイオリンのガット弦でのロープ・コアは耐久性に優れる構造であると言われていますし、ヴェニス・カトリンは弦そのものが非常に柔軟でしなやかであり、弦の特定の箇所に負荷が集中する可能性は低いと思われますので、ハイツイストの弦と同様に長持ちしてくれるのではないかと予想しています。
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