[38643]
ヴェニス・カトリン(ロープ編みのガット弦)
投稿日時:2008年11月16日 00:26
投稿者:腸弦(ID:IlkARic)
これまで自分はTOROの通常の裸ガット弦(いわゆるハイツイストのプレーンガット弦)を張ってきましたが、ヴェニスカトリンを試してみようかな~と思っています。
そこで、ヴァイオリン弦でヴェニスカトリンを試された方がいらしたら、情報交換をさせていただけたらと思います。
お使いのゲージやその特徴(メリットやデメリット、通常の裸ガット弦との違い、ピッチの安定性や耐久性など)について書き込みしていただけたらと思います。
そこで、ヴァイオリン弦でヴェニスカトリンを試された方がいらしたら、情報交換をさせていただけたらと思います。
お使いのゲージやその特徴(メリットやデメリット、通常の裸ガット弦との違い、ピッチの安定性や耐久性など)について書き込みしていただけたらと思います。
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[ 9コメント ]
【ご参考】
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Re: ヴェニス・カトリン(ロープ編みのガット弦)
投稿日時:2008年11月16日 23:26
投稿者:父娘Vn(ID:MyJTeVQ)
catline使うならG線なのでしょうね。
ガット弦の種類の表記ですが、NRI社なぞは、plain (low twist)、HT、catlineの三つに区分しますね。ルクスラインなぞという超マニア向けのものもあります。G線にどうでしょう。
gut strings catline
と検索するといろいろ出て来ますよ。英文のものが多いでしょうが。個人で自作される方も多いようです。私個人としてはヴァイオリンではガットを使ったことがないので、この程度の情報でご免ください。
ガット弦の種類の表記ですが、NRI社なぞは、plain (low twist)、HT、catlineの三つに区分しますね。ルクスラインなぞという超マニア向けのものもあります。G線にどうでしょう。
gut strings catline
と検索するといろいろ出て来ますよ。英文のものが多いでしょうが。個人で自作される方も多いようです。私個人としてはヴァイオリンではガットを使ったことがないので、この程度の情報でご免ください。
[38653]
Re: ヴェニス・カトリン(ロープ編みのガット弦)
投稿日時:2008年11月16日 23:38
投稿者:腸弦(ID:IlkARic)
父娘Vn様。お返事ありがとうございます。ヴェニスカトリンは、低~中音域に適した弦のようですが、ヴァイオリンのA・D・G線を用意しているメーカーもあれば、A・D線のみ、とかD・G線のみというメーカーもあるようです。
父娘Vn様がおっしゃられるように、ガット弦関連の情報は、英語のものが圧倒的に多いですが、それらによると、ヴェニスカトリンは音程の安定性や耐久性に優れるとのことなので、試してみる価値はあるのではないかと思っています。
ただ、現代の(A=440~442Hzの)ヴァイオリンに張る場合に、どういうゲージを張ると良いのか見当がつかないので、まずは、いろいろ情報収集しているところです。
父娘Vn様がおっしゃられるように、ガット弦関連の情報は、英語のものが圧倒的に多いですが、それらによると、ヴェニスカトリンは音程の安定性や耐久性に優れるとのことなので、試してみる価値はあるのではないかと思っています。
ただ、現代の(A=440~442Hzの)ヴァイオリンに張る場合に、どういうゲージを張ると良いのか見当がつかないので、まずは、いろいろ情報収集しているところです。
[38654]
Re: ヴェニス・カトリン(ロープ編みのガット弦)
投稿日時:2008年11月17日 06:18
投稿者:父娘Vn(ID:MyJTeVQ)
>見当がつかない
見当をつけるには、普通、計算尺を使う人が多いようです。私は、キルシュナー社のものを使います。ただし、あくまで目安にしかなりませんので、張ってみてどうかは、張ってみた上でないとなんとも言えません。ご参考まで。
見当をつけるには、普通、計算尺を使う人が多いようです。私は、キルシュナー社のものを使います。ただし、あくまで目安にしかなりませんので、張ってみてどうかは、張ってみた上でないとなんとも言えません。ご参考まで。
[38655]
Re: ヴェニス・カトリン(ロープ編みのガット弦)
投稿日時:2008年11月17日 07:54
投稿者:腸弦(ID:IlkARic)
父娘Vn様。お返事ありがとうございます。ヴェニス・カトリンの弦は(張った直後の)伸びが大きいので、ハイツイストのプレーンガット弦と同じテンションを得るには、7%太いゲージを張る必要があると言うメーカー(アクィラ社)もありますが、同じヴェニスカトリンでも弦メーカーによって伸びる度合いが違うと思われますので、やはり、実際のところは張ってみないとなんとも言えないというところがありますね。
[38662]
Re: ヴェニス・カトリン(ロープ編みのガット弦)
投稿日時:2008年11月17日 20:53
投稿者:父娘Vn(ID:MyJTeVQ)
A社は何かというと太いゲージを勧めます。私には理解できません(あくまで、私には、です)。同社のナイルガットという商品は、評判が良いと聞きますが。ガットではなくナイロンのようなものだそうです。新素材?
[38666]
Re: ヴェニス・カトリン(ロープ編みのガット弦)
投稿日時:2008年11月19日 21:41
投稿者:腸弦(ID:IlkARic)
アクィラ社のナイルガットは、ガットを模したナイロン弦で、ヴァイオリンのような弓で弾く擦弦楽器には使えず、ギターのような弾弦楽器用の弦のようです。ナイロンの表面は非常にツルツルしているので、弓で弾くのには適さないということなのでしょう。
ガット弦のゲージに関しては、自分は比較的太めが好きですが、太過ぎると明らかにレスポンスが低下しますし、太過ぎてテンションが強過ぎると明らかに音が詰まります。一方で細過ぎると、音量も小さくて弱く、痩せた音がします。その中間(中庸)を行けばベストバランスが得られますが、その見極めがなかなか難しいです。だいぶベストゲージに近づいてきましたが、まだいろいろなゲージを試してみる必要があると思っています。
自分としては、裸のガット弦(プレーンガット弦)に魅了されたからには、やはり、伝統的なガット弦の1つであるヴェニスカトリン(ヴェニスキャットライン)も試してみる価値が十分にあると思うので、近日中にゲージを確定させて注文してみようと思います。
ガット弦のゲージに関しては、自分は比較的太めが好きですが、太過ぎると明らかにレスポンスが低下しますし、太過ぎてテンションが強過ぎると明らかに音が詰まります。一方で細過ぎると、音量も小さくて弱く、痩せた音がします。その中間(中庸)を行けばベストバランスが得られますが、その見極めがなかなか難しいです。だいぶベストゲージに近づいてきましたが、まだいろいろなゲージを試してみる必要があると思っています。
自分としては、裸のガット弦(プレーンガット弦)に魅了されたからには、やはり、伝統的なガット弦の1つであるヴェニスカトリン(ヴェニスキャットライン)も試してみる価値が十分にあると思うので、近日中にゲージを確定させて注文してみようと思います。
[38669]
Re: ヴェニス・カトリン(ロープ編みのガット弦)
投稿日時:2008年11月20日 12:33
投稿者:多郎(ID:ExBQRQk)
【プレーンガット弦関連情報(ライナー・クスマウル氏へのインタビュー)〕
ttp://bloomingsound.air-nifty.com/ongei/2006/04/003__2a6a.html
この記事の中に下記のような文章があります。
これはハード面の問題ではあるが、筆者自身の経験からすれば、モダン楽器とピュア・ガット弦の相性はどうにも悪く感じられる。モダン楽器にピュア・ガットを張ると、オリジナル楽器にガットを張るよりもはるかに早く切れてしまう気がするのだ。「ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ」の項に登場した、ディミトリー・バディアロフ氏によれば、「モダン楽器の駒は、テンションの高い4本の弦の圧力を均等にするために、左右対称ではない形状になっている。左右が均等なオリジナルの駒とは違って、均等な圧力がかからないから」だと言う。
この問題については、どうクリアしているのか尋ねると、クスマウルさんは「良い弦を使うことです。Damian Dlugolecki(米オレゴン州のメーカー)のピュア・ガットは内径も各種揃っていて、弦の圧力の調整がとてもやりやすい。とくに、このメーカーのroped(編み上げ)の弦は丈夫で、すぐには切れませんよ。あとは、弦の張り替えのさいに、弦と楽器が触れる部分に濃い鉛筆をたんねんに塗ってやること。これで、かなり違ってくるんです」と説明する。
メーカーが違うので同一とは言えませんが、(形状的・構造的には)roped gutは、いわゆるヴェニスカトリンとほぼ同じ弦と言えると思います。クスマウル氏がロープ状のガットを高く評価して実際に演奏会で使っているというのは、興味深いです。
なお、クスマウル氏は、1724年製のストラディヴァリウスを使用しているようです。では。
ttp://bloomingsound.air-nifty.com/ongei/2006/04/003__2a6a.html
この記事の中に下記のような文章があります。
これはハード面の問題ではあるが、筆者自身の経験からすれば、モダン楽器とピュア・ガット弦の相性はどうにも悪く感じられる。モダン楽器にピュア・ガットを張ると、オリジナル楽器にガットを張るよりもはるかに早く切れてしまう気がするのだ。「ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ」の項に登場した、ディミトリー・バディアロフ氏によれば、「モダン楽器の駒は、テンションの高い4本の弦の圧力を均等にするために、左右対称ではない形状になっている。左右が均等なオリジナルの駒とは違って、均等な圧力がかからないから」だと言う。
この問題については、どうクリアしているのか尋ねると、クスマウルさんは「良い弦を使うことです。Damian Dlugolecki(米オレゴン州のメーカー)のピュア・ガットは内径も各種揃っていて、弦の圧力の調整がとてもやりやすい。とくに、このメーカーのroped(編み上げ)の弦は丈夫で、すぐには切れませんよ。あとは、弦の張り替えのさいに、弦と楽器が触れる部分に濃い鉛筆をたんねんに塗ってやること。これで、かなり違ってくるんです」と説明する。
メーカーが違うので同一とは言えませんが、(形状的・構造的には)roped gutは、いわゆるヴェニスカトリンとほぼ同じ弦と言えると思います。クスマウル氏がロープ状のガットを高く評価して実際に演奏会で使っているというのは、興味深いです。
なお、クスマウル氏は、1724年製のストラディヴァリウスを使用しているようです。では。
[38671]
Re: ヴェニス・カトリン(ロープ編みのガット弦)
投稿日時:2008年11月21日 06:39
投稿者:父娘Vn(ID:MyJTeVQ)
溝の仕上げが悪いと切れます。ヤスリで削ってガット用に調整しないとすぐ切れます。質の悪い古い弦はすぐ切れます。初心者の方がよく陥る話です。ご参考まで。
[38672]
Re: ヴェニス・カトリン(ロープ編みのガット弦)
投稿日時:2008年11月21日 08:04
投稿者:腸弦(ID:IlkARic)
多郎様。情報提供ありがとうございます。クスマウル氏がロープガットを使用しているとは知りませんでした。
この1年ほどTOROのハイツイストのプレーンガット弦(A・D・G線)を張ってきましたが、元々溝の調整が上手くなされていることもあって、切れそうになったことすらないです。E線は細いので多湿期に酷使すると切れることもあるようですが、TOROの(金属の巻き線の無い)プレーンガットのA・D・G線は良質でそれなりの太さがあるので、まず切れることはないように思います。
ヴェニスカトリンはその構造上、柔軟性と耐久性に優れるようですので、そういう面でも期待しています。
この1年ほどTOROのハイツイストのプレーンガット弦(A・D・G線)を張ってきましたが、元々溝の調整が上手くなされていることもあって、切れそうになったことすらないです。E線は細いので多湿期に酷使すると切れることもあるようですが、TOROの(金属の巻き線の無い)プレーンガットのA・D・G線は良質でそれなりの太さがあるので、まず切れることはないように思います。
ヴェニスカトリンはその構造上、柔軟性と耐久性に優れるようですので、そういう面でも期待しています。
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