[40535]
ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年06月24日 08:50
投稿者:ともりん(ID:WJMwYg)
20世紀を代表するヴァイオリニストであることは、百も承知
二百も合点なのですが、では一体どういったところが素晴らしい
のでしょうか?
永いこと彼の録音を聴いてますが、私にはわからないのです。
オイストラフのスゴサは録音や映像から伝わってきます。
先日『ハイフェッツの真の凄さはヴァイオリニストにしかわからない』
という言葉を見つけました。彼のリサイタルを聴きに行った
ナタン・ミルシテインの言葉です。
長年の疑問が解決した思いでしたが、この言葉の真意を含めて
ご教授お願いします。。。
二百も合点なのですが、では一体どういったところが素晴らしい
のでしょうか?
永いこと彼の録音を聴いてますが、私にはわからないのです。
オイストラフのスゴサは録音や映像から伝わってきます。
先日『ハイフェッツの真の凄さはヴァイオリニストにしかわからない』
という言葉を見つけました。彼のリサイタルを聴きに行った
ナタン・ミルシテインの言葉です。
長年の疑問が解決した思いでしたが、この言葉の真意を含めて
ご教授お願いします。。。
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【ご参考】
[40554]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年06月25日 12:06
投稿者:真夏の月(ID:IWI2EUI)
ハイフェッツの演奏って、まるでテニスのラリーでも楽しんでいるかのような不思議な感覚におそわれることがあります。彼のバッハの無伴奏はあまり好きではないですね。でも彼のヴェニアフスキは好きです。
[40565]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年07月05日 18:12
投稿者:文京最低と思ってる人(ID:NYNXOSA)
>20世紀を代表するヴァイオリニスト
もはや醒めたfstringsで書くのも何ですが
グリュミオー、シェリング、スターン、ミルステイン、そして表題の演奏家ね。
オイストラフは旧ロシア政府によって持ち上げられた人(いい演奏もある)。
F.クライスラーが表題の演奏家の実演を見て膝を叩いて嫉妬した話は有名。
下りのポルタメント批判をしたカール・フレッシュにも論の背後に嫉妬の感が伺える。
10代の頃のふわっとした発音、そして後期の発音、全く別人のようです。
1902年にヴィルナに生まれてから忙しく無慈悲に移り変わって行く世相を
反映したかのように音色も冴えた狼のようなイメージになった。
駒寄りにし過ぎと思う運弓、独特のビブラート、下りのポルタメント、
それも個性だと思うし演奏は良くも悪くも彼の生きた時代を映した鏡の1つに感じる。
もはや醒めたfstringsで書くのも何ですが
グリュミオー、シェリング、スターン、ミルステイン、そして表題の演奏家ね。
オイストラフは旧ロシア政府によって持ち上げられた人(いい演奏もある)。
F.クライスラーが表題の演奏家の実演を見て膝を叩いて嫉妬した話は有名。
下りのポルタメント批判をしたカール・フレッシュにも論の背後に嫉妬の感が伺える。
10代の頃のふわっとした発音、そして後期の発音、全く別人のようです。
1902年にヴィルナに生まれてから忙しく無慈悲に移り変わって行く世相を
反映したかのように音色も冴えた狼のようなイメージになった。
駒寄りにし過ぎと思う運弓、独特のビブラート、下りのポルタメント、
それも個性だと思うし演奏は良くも悪くも彼の生きた時代を映した鏡の1つに感じる。
[40598]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年07月24日 19:32
投稿者:もう最低って言われてる人(ID:MEhYlHI)
>1902年にヴィルナに生まれ
1901年の2月1日だったと?
他の部分は大体同意ね。
もう20日近くもこういう情報を誰も直さないんだね。
最近はファンがいないのかfstringsがもう駄目なのか?
1901年の2月1日だったと?
他の部分は大体同意ね。
もう20日近くもこういう情報を誰も直さないんだね。
最近はファンがいないのかfstringsがもう駄目なのか?
[40652]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年08月11日 13:29
投稿者:匿名希望A(ID:FxaHE4A)
ハイフェッツの演奏は、孤高の存在であり、誰にも真似できません。高度なテクニックの絶妙なバランスの上に、あの個性・品格が成り立っています。標準的レベルでバイオリンを勤しんでいる人は、絶対に参考にするべきではない演奏だと思います。聞いて、「こ・これは凄い!」でとどめておくべきでしょう。
アマチュアが、安易にハイフェッツの部分的な物真似でもしようものなら、実に下品で悲惨な演奏になってしまいます。前述にもある下降ポルメタントを、素人が安直に真似でもしようものなら、即座にフォームはガタガタ、音楽はバラバラになります。
コンピュータのように正確無比な総合的なテクニックがあるからこそ、あのスピーディーな演奏が可能なので、一般の人がテンポだけ真似しても、ナンセンスで終わってしまうでしょう。
逆に、標準的レベルの人が参考にするべきは、シェリング・グリュミオー・オイストラフだと思います。
アマチュアが、安易にハイフェッツの部分的な物真似でもしようものなら、実に下品で悲惨な演奏になってしまいます。前述にもある下降ポルメタントを、素人が安直に真似でもしようものなら、即座にフォームはガタガタ、音楽はバラバラになります。
コンピュータのように正確無比な総合的なテクニックがあるからこそ、あのスピーディーな演奏が可能なので、一般の人がテンポだけ真似しても、ナンセンスで終わってしまうでしょう。
逆に、標準的レベルの人が参考にするべきは、シェリング・グリュミオー・オイストラフだと思います。
[40680]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年08月18日 20:12
投稿者:catgut(ID:OHEndAI)
こちらの145以降に面白い話が出ています。
ハイフェッツは現実にはかなり録音を編集時に修正していたそうです。
ttp://jfk.2ch.net/test/read.cgi/classical/1242235695/
・無伴奏でヴァイオリンには出せないG開放弦より低いFを録音している
・ラストのライブでも事後に録音を修正して発売している
など。
ハイフェッツは現実にはかなり録音を編集時に修正していたそうです。
ttp://jfk.2ch.net/test/read.cgi/classical/1242235695/
・無伴奏でヴァイオリンには出せないG開放弦より低いFを録音している
・ラストのライブでも事後に録音を修正して発売している
など。
[40681]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年08月19日 14:21
投稿者:通りすがり(ID:aWMngIA)
ラストのライブ?
ライブとは書いてありますが
ラストのライブとは読めませんでした。
ということは
catgutさんって…
ライブとは書いてありますが
ラストのライブとは読めませんでした。
ということは
catgutさんって…
[40682]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年08月19日 14:59
投稿者:匿名希望A(ID:FxaHE4A)
ハイフェッツは60歳の時、自宅で転倒し、腰を強打しました。それ以来、ライブ演奏はピタリと止めたそうです。(ハイフェッツ大全集より)実際、1960年以降のライブ音源は見かけません。
おそらく、万発万中の比類無きテクニックに何らかの支障を生じたと予想します。怪我って怖いですね。当時の録音技術の進歩もあるでしょうが、1960年以降のスタジオ録音には修正が多くなっているかもしれません。やむを得ないでしょう。
ハイフェッツ本人が発売を許可していなかった1960年以前のライブ演奏のCDが、近年多数発売されました。私も、入手出来るものを聴いてみたのですが、音楽ディレクターは勿論一定ではありません。指揮者やオケも、ライブの会場も様々です。が、コンチェルトにしてもショーピースにしても、ライブで起こりうるような「ブレ」は全くありません。スタジオレコーディングの演奏そのままです。むしろ、スタジオ録音に、会場の雑音や、拍手を付け加えてライブ録音を偽造したかのような錯覚を起こすくらいです。凄まじい集中力があったからこそ、なせる技なのでしょう。
ハイフェッツ個人に録音・マイクのこだわりはあったかもしれません。通常のソリストに比べて、随分残響の少ないデッドな音場で録音されているように聞こえます。残響を排して、直接音を録って勝負したかったのではないでしょうか。あくまでも推測ですが、ハイフェッツはバイオリンの直接音を録るのに適したマイクを好んで使っていたのではないでしょうか。
音量のこともいろいろ言われています。が、ハイフェッツが音量を出したかったけれど出せなかったプレーヤー、音量不足で悩んでいたプレーヤーのように語られている前出スレには相当疑問があります。そんじょそこらの人と同じ次元で語られては、ハイフェッツは迷惑千万でしょう。あの世であきれているかもしれません。世界的ソリストです。自分が必要と判断した音量を自由自在に出していたと考えるのが普通でしょう。「音量が小さかったから、マイクを出来るだけ近づけていた。」???私の娘に試してみようかな。
おそらく、万発万中の比類無きテクニックに何らかの支障を生じたと予想します。怪我って怖いですね。当時の録音技術の進歩もあるでしょうが、1960年以降のスタジオ録音には修正が多くなっているかもしれません。やむを得ないでしょう。
ハイフェッツ本人が発売を許可していなかった1960年以前のライブ演奏のCDが、近年多数発売されました。私も、入手出来るものを聴いてみたのですが、音楽ディレクターは勿論一定ではありません。指揮者やオケも、ライブの会場も様々です。が、コンチェルトにしてもショーピースにしても、ライブで起こりうるような「ブレ」は全くありません。スタジオレコーディングの演奏そのままです。むしろ、スタジオ録音に、会場の雑音や、拍手を付け加えてライブ録音を偽造したかのような錯覚を起こすくらいです。凄まじい集中力があったからこそ、なせる技なのでしょう。
ハイフェッツ個人に録音・マイクのこだわりはあったかもしれません。通常のソリストに比べて、随分残響の少ないデッドな音場で録音されているように聞こえます。残響を排して、直接音を録って勝負したかったのではないでしょうか。あくまでも推測ですが、ハイフェッツはバイオリンの直接音を録るのに適したマイクを好んで使っていたのではないでしょうか。
音量のこともいろいろ言われています。が、ハイフェッツが音量を出したかったけれど出せなかったプレーヤー、音量不足で悩んでいたプレーヤーのように語られている前出スレには相当疑問があります。そんじょそこらの人と同じ次元で語られては、ハイフェッツは迷惑千万でしょう。あの世であきれているかもしれません。世界的ソリストです。自分が必要と判断した音量を自由自在に出していたと考えるのが普通でしょう。「音量が小さかったから、マイクを出来るだけ近づけていた。」???私の娘に試してみようかな。
[40683]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年08月19日 19:38
投稿者:catgut(ID:g5eUcFA)
通りすがりさま、1972年のリサイタルがハイフェッツ最後の一般公演です。
通常ラストリサイタルとかラストコンサートと呼んでいます。
もちろん、むこうにも書いていますよ。
ttp://www.violinist.com/discussion/response.cfm?ID=12367
An interesting fact I learned is that, although the recording of this
1972 recital is by and large "live", Heifetz did re-record some spots
after the concert, for splicing into the finished recording.
ハイフェッツは大変優れたヴァイオリニストですが、当然完全無欠で
はなく、また音量も大きくはなかったことは多くの実演を聞いた人が
証言している通りでしょう。
通常ラストリサイタルとかラストコンサートと呼んでいます。
もちろん、むこうにも書いていますよ。
ttp://www.violinist.com/discussion/response.cfm?ID=12367
An interesting fact I learned is that, although the recording of this
1972 recital is by and large "live", Heifetz did re-record some spots
after the concert, for splicing into the finished recording.
ハイフェッツは大変優れたヴァイオリニストですが、当然完全無欠で
はなく、また音量も大きくはなかったことは多くの実演を聞いた人が
証言している通りでしょう。
[40684]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年08月19日 22:56
投稿者:通りすがり(ID:QIYZhSE)
catgut様
ラストリサイタルに関する私の書き込みは
理解の浅い、非常に誤った記述でありました。
お詫び申し上げるとともに
改めてご教示いただけましたことに感謝いたします。
ありがとうございます。
ラストリサイタルに関する私の書き込みは
理解の浅い、非常に誤った記述でありました。
お詫び申し上げるとともに
改めてご教示いただけましたことに感謝いたします。
ありがとうございます。
[40685]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年08月19日 23:17
投稿者:catgut(ID:GXcmgpY)
私はハイフェッツは素晴らしいヴァイオリニストだと思いますが、ひとつ気になっていたのはハイフェッツをいささか神格化する傾向があることです。
ハイフェッツにも音量がそれほどないという(おそらくハイフェッツの奏法とトレードオフの)特徴があり、ミスも皆無というわけではなく(一般論として録音の編集は1940年代から良く行われているそうです)ライブ録音とされていてもそのまま鵜呑みにはできないということは知っておいたほうが良いと思います。
ちなみにハイフェッツだけでなく、LP(CD)や放送で使う「ライブ音源」でも、編集で修正されることは珍しくないそうです。
ハイフェッツにも音量がそれほどないという(おそらくハイフェッツの奏法とトレードオフの)特徴があり、ミスも皆無というわけではなく(一般論として録音の編集は1940年代から良く行われているそうです)ライブ録音とされていてもそのまま鵜呑みにはできないということは知っておいたほうが良いと思います。
ちなみにハイフェッツだけでなく、LP(CD)や放送で使う「ライブ音源」でも、編集で修正されることは珍しくないそうです。
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