[40535]
ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年06月24日 08:50
投稿者:ともりん(ID:WJMwYg)
20世紀を代表するヴァイオリニストであることは、百も承知
二百も合点なのですが、では一体どういったところが素晴らしい
のでしょうか?
永いこと彼の録音を聴いてますが、私にはわからないのです。
オイストラフのスゴサは録音や映像から伝わってきます。
先日『ハイフェッツの真の凄さはヴァイオリニストにしかわからない』
という言葉を見つけました。彼のリサイタルを聴きに行った
ナタン・ミルシテインの言葉です。
長年の疑問が解決した思いでしたが、この言葉の真意を含めて
ご教授お願いします。。。
二百も合点なのですが、では一体どういったところが素晴らしい
のでしょうか?
永いこと彼の録音を聴いてますが、私にはわからないのです。
オイストラフのスゴサは録音や映像から伝わってきます。
先日『ハイフェッツの真の凄さはヴァイオリニストにしかわからない』
という言葉を見つけました。彼のリサイタルを聴きに行った
ナタン・ミルシテインの言葉です。
長年の疑問が解決した思いでしたが、この言葉の真意を含めて
ご教授お願いします。。。
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【ご参考】
[40976]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月05日 01:04
投稿者:pochi(ID:M1NykSA)
ハイフェッツは最晩年に至近距離で弾いて貰ったので音量は解りません。悪い言い方をすればヨレヨレでしたが楽器は鳴っていたと思います。
ヴェンゲーロフはチャイコフスキーで共演しましたが確かに音色に味の無い感じで若いなと思いました。しかしその後の独演会では音色にも色気が有り、将来を約束された天才だと思いました。音量は格別大きいと思いました。
ヴェンゲーロフはチャイコフスキーで共演しましたが確かに音色に味の無い感じで若いなと思いました。しかしその後の独演会では音色にも色気が有り、将来を約束された天才だと思いました。音量は格別大きいと思いました。
[40977]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月05日 01:16
投稿者:pochi(ID:EVB3aUk)
バイオリンという楽器は音色で他人の真似をするのが難しい楽器だと思います。姿勢やボーイングの格好だけなら簡単ですね。ハイフェッツっぽく弾くのは特に難しいですよ。実際にコピーを試みた人なら誰でも知っていると思っていました。
[40978]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月05日 08:55
投稿者:catgut(ID:NZAVFFQ)
あいさま、pochiさま、コメントありがとうございます。
私もレーピンに関してあいさまと同様に感じたことがあります。私は必ずしも悪いと思わないのですが、レーピンはヴィブラートでかなり楽器を揺らしますね。
感覚というものは実に相対的なものだと思います。私の経験でも、2,3週
間ほど小さな離島に滞在し、その後都会に戻ったところ、ただの都会の夜景がやけに眩しくて困りました。また、アメリカにしばらく滞在して日本に帰ってくると、日本の家や町並みがオモチャのように小さく感じます。
日本ではほんの50年ちょっと前まではテレビもなく、自家用車を持つ人もほとんどおらず、電車で通勤する人も人口からすればかなり少なく、都会の一部や一部の工場以外では生活の中で大きな音を聞いていた人は少なかったと思います。欧米でも事情はそれほど変わらず、だからこそ教会のオルガンは圧倒的に聞こえたことでしょう。
ハイフェッツの全盛期と、現在では、我々の音量に関する感覚はかなり変わってしまっているのだと思います。遠くからかすかに聞こえる音楽でも大きな感動を得られるということ、難聴を恐れて大音量で耳栓をして弾くといったことは何かおかしいということを私は感じます。
私もレーピンに関してあいさまと同様に感じたことがあります。私は必ずしも悪いと思わないのですが、レーピンはヴィブラートでかなり楽器を揺らしますね。
感覚というものは実に相対的なものだと思います。私の経験でも、2,3週
間ほど小さな離島に滞在し、その後都会に戻ったところ、ただの都会の夜景がやけに眩しくて困りました。また、アメリカにしばらく滞在して日本に帰ってくると、日本の家や町並みがオモチャのように小さく感じます。
日本ではほんの50年ちょっと前まではテレビもなく、自家用車を持つ人もほとんどおらず、電車で通勤する人も人口からすればかなり少なく、都会の一部や一部の工場以外では生活の中で大きな音を聞いていた人は少なかったと思います。欧米でも事情はそれほど変わらず、だからこそ教会のオルガンは圧倒的に聞こえたことでしょう。
ハイフェッツの全盛期と、現在では、我々の音量に関する感覚はかなり変わってしまっているのだと思います。遠くからかすかに聞こえる音楽でも大きな感動を得られるということ、難聴を恐れて大音量で耳栓をして弾くといったことは何かおかしいということを私は感じます。
[40980]
話が浮遊していますね
投稿日時:2009年09月05日 10:24
投稿者:[40908]古い録音の収集家(ID:OEiEF5A)
>>>>ハイフェッツの全盛期と、現在では、我々の音量に関する感覚はかなり変わってしまっているのだと
---
ハイフェッツの全盛時代は、全部のヴァイオリニストが今よりも音量が無かった、という主張ですね。話が絶え間なくシフトして行くので訳がわかりません。
『ハイフェッツが同時代の他の奏者より音量が無い』という直前までの主張とは全然別な、新たな仮説を提出、と解釈します。
ところで、プレーンガットのことを話題にされましたが、私の最初の恩師は戦前の教育ですが、プレーンガットを使うのがあたりまえだったそうです。私が習うころにはオイドクサかオリーブに変えていらっしゃいましたが。ハイフェッツよりはよほど年下の方ですよ。
---
ハイフェッツの全盛時代は、全部のヴァイオリニストが今よりも音量が無かった、という主張ですね。話が絶え間なくシフトして行くので訳がわかりません。
『ハイフェッツが同時代の他の奏者より音量が無い』という直前までの主張とは全然別な、新たな仮説を提出、と解釈します。
ところで、プレーンガットのことを話題にされましたが、私の最初の恩師は戦前の教育ですが、プレーンガットを使うのがあたりまえだったそうです。私が習うころにはオイドクサかオリーブに変えていらっしゃいましたが。ハイフェッツよりはよほど年下の方ですよ。
[40981]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月05日 14:43
投稿者:反応したくないのですが(ID:NkZAIkY)
関西人としては突っ込まずにはおられません(笑)。
よほど耳栓(の話題)が気に入ったのでしょう。
話題をそっちに振るための苦肉の策(?)でしょう。
触らぬ方が身のため(皆のため)でしょう。
よほど耳栓(の話題)が気に入ったのでしょう。
話題をそっちに振るための苦肉の策(?)でしょう。
触らぬ方が身のため(皆のため)でしょう。
[40984]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月05日 18:08
投稿者:catgut(ID:NZAVFFQ)
弦の変遷だけを考えても、1920年代のソリストより、現在のソリストのほうが平均的に音量があると考えてよいでしょう。
カール・フレッシュの記述などを参考にすると、プロが使う弦は以下のような変遷だそうです。
・1920年代以前
G線が金属巻ガット、D,A,Eがプレーンガット
・1920年-30年
G線が金属巻ガット、Eのスチール線がかなり使われるようになる。
D線金属巻ガットが使われ始める。Aはプレーンガット
・1930年代以降
G,D,Aが金属巻線ガット、Eがスチール線が多くなる。
・1970年代以降
ナイロン弦が使われ始める。Eはほぼ完全にスチール線。しかも戦前のスチール線より太くなっていく。
戦後も「時代遅れ」のプレーンガットを、ハイフェッツやミルシテインが使い続けたのは奏法に関係があるのではないかと思ったわけです。
カール・フレッシュの記述などを参考にすると、プロが使う弦は以下のような変遷だそうです。
・1920年代以前
G線が金属巻ガット、D,A,Eがプレーンガット
・1920年-30年
G線が金属巻ガット、Eのスチール線がかなり使われるようになる。
D線金属巻ガットが使われ始める。Aはプレーンガット
・1930年代以降
G,D,Aが金属巻線ガット、Eがスチール線が多くなる。
・1970年代以降
ナイロン弦が使われ始める。Eはほぼ完全にスチール線。しかも戦前のスチール線より太くなっていく。
戦後も「時代遅れ」のプレーンガットを、ハイフェッツやミルシテインが使い続けたのは奏法に関係があるのではないかと思ったわけです。
[40987]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月05日 21:29
投稿者:通りすがり(ID:NkZAIkY)
>戦後も「時代遅れ」のプレーンガットを、ハイフェッツやミルシテインが使い続けたのは奏法に関係があるのではないかと
単なる好みとか慣れとか、流行りすたれの類かもしれませんよね。
いずれにせよ「想像」の域を出ません。
単なる好みとか慣れとか、流行りすたれの類かもしれませんよね。
いずれにせよ「想像」の域を出ません。
[40997]
投稿内容の訂正
投稿日時:2009年09月07日 09:14
投稿者:匿名希望A(ID:FxaHE4A)
投稿内容に、事実誤認がありましたので、訂正させて頂きます。
ミルシュタインは、80歳前後で、アバド・ウィーンフィルとメンコンを録音したと、投稿しましたが、これは、正しくは、68歳(1972年)です。お詫び申し上げます。
ミルシュタインは、ハイフェッツより、4歳年下でした。
ミルシュタインは、80歳前後で、アバド・ウィーンフィルとメンコンを録音したと、投稿しましたが、これは、正しくは、68歳(1972年)です。お詫び申し上げます。
ミルシュタインは、ハイフェッツより、4歳年下でした。
[41005]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月07日 21:56
投稿者:catgut(ID:NZAVFFQ)
CD「神童」に収録された渡辺茂夫の「ツィゴイネルワイゼン」とハイフェッツの「ツィゴイネルワイゼン」を比較してみましたが、奏法が良く似ていますね。渡辺茂夫の奏法はアウアー系と聞いていましたが、再認識しました。
ハイフェッツが渡辺茂夫の演奏を聞いて高く評価したのは当然ですね。
ガラミアンがあれほど完成度の高い渡辺茂夫のボーイングを変えようとしたのは音量に満足できなかったという面もあるのかもしれません。
ハイフェッツが渡辺茂夫の演奏を聞いて高く評価したのは当然ですね。
ガラミアンがあれほど完成度の高い渡辺茂夫のボーイングを変えようとしたのは音量に満足できなかったという面もあるのかもしれません。
[41023]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月08日 22:13
投稿者:カルボナーレ(ID:IUZHZpE)
catgutさんは、基本的には”独り言”を書き込んでいるのです。ある意味ブログと同じような使い方をしていると思った方がよいでしょう。
その中で、面白い!なるほど!と思う情報は、読み手として取り込めばよいのです。いろいろな情報を探してくるところはすごいなあと思います。またそのような情報が新たに出てきそうだと思ったら、掘り出すために、適切な質問を投げればよいのです。
また、素直に「知りませんでした。」や「間違っていました。ごめんなさい。」と言えないご性格のようですので、問いかけに対し答えられない=”知りませんでした。考えていませんでした。わかりません。間違っていました。”のいずれかであると受けとめるべきだと個人的には思っています。
読み手として見ていて自分の琴線に触れて無視できないような暴走状態がある時に、突っ込みを入れてみるのも、どんな反応をするのか含めてある意味楽しみですので、おおらかに見守り、時々茶々を入れてみてはいかがでしょうか。
その中で、面白い!なるほど!と思う情報は、読み手として取り込めばよいのです。いろいろな情報を探してくるところはすごいなあと思います。またそのような情報が新たに出てきそうだと思ったら、掘り出すために、適切な質問を投げればよいのです。
また、素直に「知りませんでした。」や「間違っていました。ごめんなさい。」と言えないご性格のようですので、問いかけに対し答えられない=”知りませんでした。考えていませんでした。わかりません。間違っていました。”のいずれかであると受けとめるべきだと個人的には思っています。
読み手として見ていて自分の琴線に触れて無視できないような暴走状態がある時に、突っ込みを入れてみるのも、どんな反応をするのか含めてある意味楽しみですので、おおらかに見守り、時々茶々を入れてみてはいかがでしょうか。
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