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ハイフェッツって・・・ | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 498 Comments
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ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年06月24日 08:50
投稿者:ともりん(ID:WJMwYg)
20世紀を代表するヴァイオリニストであることは、百も承知
二百も合点なのですが、では一体どういったところが素晴らしい
のでしょうか?
永いこと彼の録音を聴いてますが、私にはわからないのです。
オイストラフのスゴサは録音や映像から伝わってきます。

先日『ハイフェッツの真の凄さはヴァイオリニストにしかわからない』
という言葉を見つけました。彼のリサイタルを聴きに行った
ナタン・ミルシテインの言葉です。

長年の疑問が解決した思いでしたが、この言葉の真意を含めて
ご教授お願いします。。。
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【ご参考】
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月17日 10:29
投稿者:新顔の通りすがり(ID:OEiEF5A)
マイケル・ラビン(レビン?)は9歳からアイヴァン・ガラミアンの弟子だという公式バイオグラフィ(EMI社)がありますが。それが間違いだとおっしゃるのでしょうか。レビンのモノラル録音はしたがって、私の理解ではガラミアンの指導の偉大なる成果物でしょう。
ガラミアン以前は父親に師事していたとあります。博識なcatgut氏はさらに詳細な記録をご存知かも知れませんが。
[41154]

Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月17日 11:41
投稿者:新顔の通りすがり(ID:OEiEF5A)
13歳のパールマンはどう聴いても
「上手な子供の演奏」
の水準で、ここで論ずるまでもないでしょう。
ハイフェッツと似ている?(爆笑)…。
車椅子のハンディを乗り越えたのは後年の話でしょうか。偉大な努力を思えば尊敬措く能わざるものです。パールマンはパールマンに生まれたのではなく、パールマンに成ったのですね。改めて確認できました。
情報ありがとうございます。
[41155]

Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月17日 14:09
投稿者:新顔の通りすがり(ID:OEiEF5A)
先ほどWさんについては、自作のソナタの演奏を最初に聴いて「すげー上手」と思ったが木野先生の新録音だと気付きました。
ご本人については、関係者も健在でいらっしゃるのでコメントを控えます。当時の日本の13歳として驚異的に素晴らしいとは考えられます。
[41156]

Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月17日 16:53
投稿者:匿名希望A(ID:FxaHE4A)
①まず、ラビンとパールマンは、ハイフェッツと比べて、弓の持ち方が違います。
ハイフェッツは最もロシア式で、弓と手指の接点は、指の根本の関節に近いように見えます。弓元を弾くときに、リストが曲がり、前腕が高く持ち上がります。このような持ち方をすれば、当然、腕の重さを弓にかけやすくなり、大音量が出しやすくなります。(笑)が、普通の人が、このような持ち方をしたとき、弓圧のコントロールが非常に難しくなり、繊細な音が出せなくなります。にもかかわらず、ハイフェッツは、(小音量かどうか知りませんが?笑)出しています。ロシア式弓の持ち方の欠点を、全く感じさせません。これは、驚異的なテクニックではないでしょうか。今時、このような弓の持ち方を推奨するバイオリン教師はいないでしょう。
ラビンとパールマンはフランス・ベルギー式というんでしょうか。ニュートラルというか中立的というか。どこからどう見てもハイフェッツには似ていません。弓の持ち方が、根本的に違うので、ハイフェッツ物真似説は却下ですね。
 ttp://www.violinwakaru.com/artcl_20/20_00052.htm

技術論はともかく、

②ハイフェッツの物真似を推奨する馬鹿バイオリン教師がどこにいるのでしょう。ガラミアンに師事するくらいのバイオリニストなら、その以前から優秀なバイオリン教師に指示しているでしょう。そんなことをさせるわけありませんよ。

③ ハイフェッツに限らず、物真似バイオリニストなるものを、メジャーであれ、マイナーであれ、私は知りません。そんなもの、成り立たないからです。バイオリニストそれぞれが、唯一無二の自分を信じて研鑽を積まれていると思います。そもそも人生が、物真似なんぞ、そんな貧困な発想で成功するはずはありません。芸能界には、長嶋茂雄のそっくりさん、「プリティー長嶋」、松田聖子のそっくりさん「神田法子」、最近は鳩山由紀夫首相そっくりの鳩山来留夫(くるお)、などおられますが、パッとしませんよねえ。何か空しいですよねえ。物真似って、すごく違和感ありますよね。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月17日 23:04
投稿者:catgut(ID:NFB3gAA)
ドロシー・ディレイは13歳のパールマンがメンデルスゾーンのヴァイオリン・
コンチェルト(ビデオとは別)を聞いた時のことをこう述べています。

未だかつて聴いたことがないようなものすごい速さで、彼はメンデルスゾーンのヴァイオリン・コンチェルトを弾きました。多分さっさと済ませてしまいたかったのでしょう。私は自分の耳が信じられませんでした。
(天才を育てる p284)

パールマンは実質はディレイの弟子で、ガラミアンについてパールマンの妻はこう述べています。

「夫は一生の内で、未だかつてガラミアン先生と親しく会話したことがないと思うわ。彼のキャリアはガラミアン先生とは何の関係もないことなの」
(p300)

ヴァイオリン教育界の大御所であったアウアーもフレッシュもロシア奏法を推奨しており、20世紀の中旬にはロシア奏法を教える教師はたくさんいました。パールマンがイスラエルで8年間師事したのもロシア奏法の教師(Rivka Goldgart)です。彼女の兄弟はアウアーに師事したMischa Weisbordというかなり有名なヴァイオリニストだそうです。

ttp://members.optushome.com.au/peterzhang2/Articles/Tip%20of%20violin%20playing.doc

Perlman said:
“I studied with a woman of Russian background named Rivka Goldgart.
She was my first real teacher…….I studied with Rivka Goldgart for
eight year
[41159]

Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月17日 23:26
投稿者:新顔の通りすがり(ID:OEiEF5A)
よく見つけた、14時間くらいつぶしたでしょ。
しかし、
『パールマンはロシアの背景を持つ教師に習った』
ってのと
『パールマンはハイフェッツに似た音を現に出した』
は全然、全然違うのですよ。
『パールマンにはガラミアンの影響が少ない』
ってのからいきなり、
『だからパールマン≒ハイフェッツ』
てのも大飛躍過ぎてあごがはずれます。
しかし、ほんと情報つぎから次に探しますね。
それ自体は大したものです。面白い情報で感謝します。
興味が湧いてきましたよ。ありがとうございます。

私個人的に『レニングラード正統派』を誇る方に2・3度アドバイス受けましたが、その方のボーイング、ハイフェッツと全然似てません。ベルジアンとは全く違いましたけれど…腕の重みを乗せるって言われました。最初わからなかったんですが、今はなんとなく彼女の言う意味がわかります。ただし私は何派か自分じゃわかりません。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月17日 23:45
投稿者:catgut(ID:NFB3gAA)
「天才を育てる」はこちらの掲示板でも1年くらい前に引用していますよ。
13歳のパールマンの弓圧は明らかに弱く、多くの場合弓の重さくらいしかかけていないですね。

あえてコメントするまでもありませんが、ラビンは最もハイフェッツに近い
テクニックを持っていたという定評があります。渡辺茂夫は「神童」を聞いて
評価すべきでしょう。

ヴィブラートの議論の時も感じましたが、有名なヴァイオリン指導者の説
を鵜呑みにして「古い奏法は間違っている」と思い込む方がいくらかいる
ようです。

すでに紹介したように、フレッシュは現在とは逆で弓圧を使うボーイングはクライスラーのような天才以外は使うなと言っています。以下のようにも言っています。

カール・フレッシュ メモワールより
Before him, we had the apparently unshakeable principle that the
whole bow must be used whenever possible and at all costs
彼(クライスラー)以前には、我々は可能ならいつでも全弓を使わなけれ
ばならないという原則を持っていた。

ハイフェッツのマスタークラスでの口癖は「もっと弓を使いなさい(Use more bow!)」

これらの原則こそが、20世紀前半の奏法や音色に大きく影響していることは言うまでもありません。

そして最近では「速い弓速を使うボーイングはハイフェッツのような天才以外は使うな」と言われているらしいですね。さてどちらが正しいのでしょうか。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月18日 00:09
投稿者:通りすがり(ID:NkZAIkY)
>ヴィブラートの議論の時も感じましたが、有名なヴァイオリン指導者の説
を鵜呑みにして「古い奏法は間違っている」と思い込む方がいくらかいる
ようです。
>一流の演奏者でもあるガラミアンの弟子のJames Buswellやアプルバウムやローズの自らの経験に基づく認識が間違っている可能性があると思われますか?
>しかし面白いですね。
ヴァイオリン指導者が自分の指導の正当性を主張するためか、
カール・フレッシュとガラミアンでは全く反対の説明をしているわけです。
>そして最近では「速い弓速を使うボーイングはハイフェッツのような天才以外は使うな」と言われているらしいですね。さてどちらが正しいのでしょうか。

典型的な現場を知らない人の発想というか机上の空論というか・・・。
もっと有効な検索を期待します。
[41167]

Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月18日 07:38
投稿者:catgut(ID:NFB3gAA)
「携帯プレーヤーで聴くヴァイオリンソロの音量よりホールで聴くヴァイオリンソロの音量のほうが大きい」とか「戦後ホールは大きくなっていないかもしれない」と主張されていた通りすがりさまとは思えない言葉ですね。私は通りすがりさまがコンサートホールでヴァイオリンの実演を聴いたことがあるのか疑問に思いましたが。
[41168]

Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月18日 08:20
投稿者:通りすがり(ID:FINJlSk)
悪態をついている暇があったらきちんと検索しなさいませ。
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