[40535]
ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年06月24日 08:50
投稿者:ともりん(ID:WJMwYg)
20世紀を代表するヴァイオリニストであることは、百も承知
二百も合点なのですが、では一体どういったところが素晴らしい
のでしょうか?
永いこと彼の録音を聴いてますが、私にはわからないのです。
オイストラフのスゴサは録音や映像から伝わってきます。
先日『ハイフェッツの真の凄さはヴァイオリニストにしかわからない』
という言葉を見つけました。彼のリサイタルを聴きに行った
ナタン・ミルシテインの言葉です。
長年の疑問が解決した思いでしたが、この言葉の真意を含めて
ご教授お願いします。。。
二百も合点なのですが、では一体どういったところが素晴らしい
のでしょうか?
永いこと彼の録音を聴いてますが、私にはわからないのです。
オイストラフのスゴサは録音や映像から伝わってきます。
先日『ハイフェッツの真の凄さはヴァイオリニストにしかわからない』
という言葉を見つけました。彼のリサイタルを聴きに行った
ナタン・ミルシテインの言葉です。
長年の疑問が解決した思いでしたが、この言葉の真意を含めて
ご教授お願いします。。。
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【ご参考】
[41207]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月20日 21:23
投稿者:catgut(ID:NFB3gAA)
「カザルスとの対話」日本語版から先ほど紹介した該当部分を佐藤良雄訳で引用します。
-----
「カザルスとの対話」コレドール著 佐藤良雄訳 p248
先生は、弓をいつもその長さいっぱいに引くという習慣を排撃なさいましたね?
うむ。私はこのような使用法をしいる学校の慣習と教育に反対した。
私からみると、音楽的観点から良くないばかりでなく、外観上もやぼでみっともない。すでに子供時代に、ヴァイオリニストやセリストたちが、いつも弓を端から端まで使ってひいているのをみて窮屈な感じをうけた。
-----
我々の想像を越えるレベルで、弓を長く使い、圧力をあまり使わない時期が実際にあったということを理解する必要があります。この「習慣」が良かれ悪しかれ20世紀前半の多くの演奏に影響を与えたことは間違いないでしょう。
この原因はなかなか理解しがたく、バロック時代の演奏習慣由来なども考えられますが、個人的にはプレーンガット弦の振動性質とプレーンガットが「削れないようにする」配慮があったのではないかと想像します。精度の低いガット弦は結構安かったのですが、高級品は当時も高く、圧力をかけない配慮があったのではないでしょうか。理由をご存知の方はご教示いただけると幸いです。ちなみにカザルスは本書で真面目に「(ガット)弦が一番よく響くのは、切れるまえなのだ」「私は弦をできる限り長く取り替えないでおく」と述べています。
ちなみにプロが使うヴァイオリン弦に限ると、弦の変遷はおよそ以下のような流れのようです。オイドクサは1922年発売、オリーブは1950年発売ということです。
1920年以前 G(金属巻線ガット)D,A,E プレーンガット
1920年代 G(金属巻線ガット)Dでやや金属巻線ガットが使われ始める。Aはまだプレーンガット、Eはスチールとプレーンガット混在。ただしE線は現在より細め。
1930年代 G(金属巻線ガット)Dでかなり金属巻線ガットが使われる。Aはプレーンガットがまだ主流、金属巻線ガット混在、Eはスチールが多数派になる
1940年代-1950年代 金属巻線ガット・低めの張力のオイドクサ系が使われる
1950年代-1970年頃 金属巻線ガット・高めの張力のオリーブ系が使われる(オイドクサも混在)
1970年代-1980年頃 ナイロン弦が使われ始める。
1980年代-現在 ナイロン弦が一般的になり、張力が強いものが増えてくる。E線も張力の強いものが使われるようになる。
90年ほどでずいぶん変わってしまったものです。
-----
「カザルスとの対話」コレドール著 佐藤良雄訳 p248
先生は、弓をいつもその長さいっぱいに引くという習慣を排撃なさいましたね?
うむ。私はこのような使用法をしいる学校の慣習と教育に反対した。
私からみると、音楽的観点から良くないばかりでなく、外観上もやぼでみっともない。すでに子供時代に、ヴァイオリニストやセリストたちが、いつも弓を端から端まで使ってひいているのをみて窮屈な感じをうけた。
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我々の想像を越えるレベルで、弓を長く使い、圧力をあまり使わない時期が実際にあったということを理解する必要があります。この「習慣」が良かれ悪しかれ20世紀前半の多くの演奏に影響を与えたことは間違いないでしょう。
この原因はなかなか理解しがたく、バロック時代の演奏習慣由来なども考えられますが、個人的にはプレーンガット弦の振動性質とプレーンガットが「削れないようにする」配慮があったのではないかと想像します。精度の低いガット弦は結構安かったのですが、高級品は当時も高く、圧力をかけない配慮があったのではないでしょうか。理由をご存知の方はご教示いただけると幸いです。ちなみにカザルスは本書で真面目に「(ガット)弦が一番よく響くのは、切れるまえなのだ」「私は弦をできる限り長く取り替えないでおく」と述べています。
ちなみにプロが使うヴァイオリン弦に限ると、弦の変遷はおよそ以下のような流れのようです。オイドクサは1922年発売、オリーブは1950年発売ということです。
1920年以前 G(金属巻線ガット)D,A,E プレーンガット
1920年代 G(金属巻線ガット)Dでやや金属巻線ガットが使われ始める。Aはまだプレーンガット、Eはスチールとプレーンガット混在。ただしE線は現在より細め。
1930年代 G(金属巻線ガット)Dでかなり金属巻線ガットが使われる。Aはプレーンガットがまだ主流、金属巻線ガット混在、Eはスチールが多数派になる
1940年代-1950年代 金属巻線ガット・低めの張力のオイドクサ系が使われる
1950年代-1970年頃 金属巻線ガット・高めの張力のオリーブ系が使われる(オイドクサも混在)
1970年代-1980年頃 ナイロン弦が使われ始める。
1980年代-現在 ナイロン弦が一般的になり、張力が強いものが増えてくる。E線も張力の強いものが使われるようになる。
90年ほどでずいぶん変わってしまったものです。
[41208]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月20日 22:09
投稿者:通りすがり(ID:GUZVdBU)
〉(1)に関しては通りすがりさまが孤軍奮闘で懐疑的な主張を展開されていますが、いったい何人の方が支持されるのでしょうか。
ではその根拠をお示しください。
いくつか提示してのですが、全く無視されましたよね。
印象や証言だけでなく
実証が大事だと申し上げているのですが、一向に理解されません。
①弦の音量の違いのデータ
②ホールの大きさ
③楽団の規模
④曲の編成の規模
③のデータが一番取りやすいと思うのですが、なぜお示しにならないのですか?
やはり音量は変わっていないからその証拠がないのですか?
ではその根拠をお示しください。
いくつか提示してのですが、全く無視されましたよね。
印象や証言だけでなく
実証が大事だと申し上げているのですが、一向に理解されません。
①弦の音量の違いのデータ
②ホールの大きさ
③楽団の規模
④曲の編成の規模
③のデータが一番取りやすいと思うのですが、なぜお示しにならないのですか?
やはり音量は変わっていないからその証拠がないのですか?
[41209]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月20日 22:11
投稿者:通りすがり(ID:GUZVdBU)
catgut様
追伸;ホールの大きさについて何のコメントもなしですか。
追伸;ホールの大きさについて何のコメントもなしですか。
[41210]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月20日 22:13
投稿者:カルボナーレ(ID:J0RRIjk)
>カルボナーレさま、
>アウアーの教育メソッドが有名なったのはハイフェッツの成功がきっかけです。このためフレッシュは自ら命名したロシア奏法の代表としてハイフェッツを想定していたと考えられます。
ハイフェッツは1917年に米国に渡って米国在住となりましたので、それは日本でいうところの中学生頃に神童と呼ばれていた頃のハイフェッツということでしょうか?
少なくとも、今映像に残っている、米国で聴衆を熱狂させたハイフェッツが、弓の毛を緩く張って軽く弾く演奏を行っていないことは、素直に、その複数の映像を見て、音を聴くだけで、ヴァイオリンの演奏がわかっている人であれば、100人が100人ともわかるでしょう。
ハイフェッツがヨーロッパから米国に移ってしまったのが1917年。右手の技術の項がおさめられているフレッシュの教本の上巻(1923年完成)にはハイフェッツの名前はまったく見られません。
その後、フレッシュは1924年から米国のカーティス音楽院にも教えに行くようになったこともあり、下巻(1928年)ではハイフェッツが天才として2度ほど登場します。米国でのハイフェッツを演奏&活躍を目の当たりにして、そのすごさを認めるようになったと考えるべきでしょう。
よい機会なので、フレッシュの上巻の”右手”の項目のロシア派、フランコベルギー派の違いを改めて読んでみましたが、ハイフェッツの弾き方はまさにロシア派のお手本と言えますね。
フォルテでは弓を立て、ピアノでは寝かせる。フォルテの跳ばしなどでは、必要に応じて、駒側に弓を倒すなどなど。先に上げた上からの映像を見ると、まさにその通りの演奏となっています。
弓の毛の張りは、フランコベルギー派は基本的に弓を傾けてフォルテを弾くので当然常に強い張りが必要。一方、ロシア派はフォルテを弓を立てて弾くので、不必要な強い張りは逆に演奏を妨げるため、適度に弾力と吸い付きが得られて効率的に圧力をかけやすい最適な張りを選択し、かつ弓の真ん中で跳ばしやフォルテを弾いても弓の毛が棹に接触しない張りの強さは最低限持たせる。
結局、「弓を傾けてフォルテを弾く人は弓の毛を強く張り、弓を立ててフォルテを弾く人はそのように強く張らない。前者に比較すると後者の弓の毛の張りは弱い」というそれだけのことである、と理解しました。
これにより、弓の毛の張り具合と、弦に対する圧力の強い弱いを結びつけるべきではないことがよくわかりました。
さらには、ハイフェッツが弓を立てて圧力をかけて弓先側1/4~1/3のあたりを多用する理由と、自己の音楽的欲求が求める強い圧力がかけにくい弓の中央で弾く事をできるだけ避ける故に生まれた奏法、というものが、わかったような気がします。
私は、幼い頃に習ったフランコベルギー派の奏法から、大人になって自己流でロシア派寄りの弾き方に奏法を改造しましたので、今回改めて研究する機会が持て、なかなか勉強させていただきました。
>アウアーの教育メソッドが有名なったのはハイフェッツの成功がきっかけです。このためフレッシュは自ら命名したロシア奏法の代表としてハイフェッツを想定していたと考えられます。
ハイフェッツは1917年に米国に渡って米国在住となりましたので、それは日本でいうところの中学生頃に神童と呼ばれていた頃のハイフェッツということでしょうか?
少なくとも、今映像に残っている、米国で聴衆を熱狂させたハイフェッツが、弓の毛を緩く張って軽く弾く演奏を行っていないことは、素直に、その複数の映像を見て、音を聴くだけで、ヴァイオリンの演奏がわかっている人であれば、100人が100人ともわかるでしょう。
ハイフェッツがヨーロッパから米国に移ってしまったのが1917年。右手の技術の項がおさめられているフレッシュの教本の上巻(1923年完成)にはハイフェッツの名前はまったく見られません。
その後、フレッシュは1924年から米国のカーティス音楽院にも教えに行くようになったこともあり、下巻(1928年)ではハイフェッツが天才として2度ほど登場します。米国でのハイフェッツを演奏&活躍を目の当たりにして、そのすごさを認めるようになったと考えるべきでしょう。
よい機会なので、フレッシュの上巻の”右手”の項目のロシア派、フランコベルギー派の違いを改めて読んでみましたが、ハイフェッツの弾き方はまさにロシア派のお手本と言えますね。
フォルテでは弓を立て、ピアノでは寝かせる。フォルテの跳ばしなどでは、必要に応じて、駒側に弓を倒すなどなど。先に上げた上からの映像を見ると、まさにその通りの演奏となっています。
弓の毛の張りは、フランコベルギー派は基本的に弓を傾けてフォルテを弾くので当然常に強い張りが必要。一方、ロシア派はフォルテを弓を立てて弾くので、不必要な強い張りは逆に演奏を妨げるため、適度に弾力と吸い付きが得られて効率的に圧力をかけやすい最適な張りを選択し、かつ弓の真ん中で跳ばしやフォルテを弾いても弓の毛が棹に接触しない張りの強さは最低限持たせる。
結局、「弓を傾けてフォルテを弾く人は弓の毛を強く張り、弓を立ててフォルテを弾く人はそのように強く張らない。前者に比較すると後者の弓の毛の張りは弱い」というそれだけのことである、と理解しました。
これにより、弓の毛の張り具合と、弦に対する圧力の強い弱いを結びつけるべきではないことがよくわかりました。
さらには、ハイフェッツが弓を立てて圧力をかけて弓先側1/4~1/3のあたりを多用する理由と、自己の音楽的欲求が求める強い圧力がかけにくい弓の中央で弾く事をできるだけ避ける故に生まれた奏法、というものが、わかったような気がします。
私は、幼い頃に習ったフランコベルギー派の奏法から、大人になって自己流でロシア派寄りの弾き方に奏法を改造しましたので、今回改めて研究する機会が持て、なかなか勉強させていただきました。
[41212]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月20日 22:28
投稿者:新顔の通りすがり(ID:OEiEF5A)
あんまり突込みどころ満載なんで1個ずつ行くとします。
データに基づかない印象をつぶやくのは止めましょう。
----------
ヴァイオリンA線
佐々木朗氏のリポート
張力(kg重)
クロムコア : 6.28
ドミナント(硬弦): 6.16
ダダリオ・ザイエックス: 5.99
オブリガート:5.97
エヴァ・ピラッツィ: 5.87
シノクサ : 5.84
オリーブ 13 1/2 : 5.81
ダダリオ・ヘリコア : 5.73
インフェルド(赤): 5.73
インフェルド(青): 5.64
ドミナント :5.56
ゴールデンスパイラル: 5.54
トニカ ナイロン: 5.51
ラーセン* ナイロン: 5.51
ダダリオ・プロアルテ : 5.42
コレルリ・アリアンス : 5.29
オイドクサ : 5.12
ドミナント(柔弦) : 4.59
バロック用裸ガット(半音低い): 4.20以下
---
裸ガット(バロック用低ピッチ)は別格としても、オイドクサよりドミナント・ヴァイヒが低張力という具合ですから
「年々張力が増している」
とも言い切れません。じっさい私はオリーブからオブリガートに替えても張力の変化はほとんど自覚しません。
だいいち張力は好みや指の力楽器の特性、それに響きとの兼ね合いなど複雑なからみがあるので時代を下るほど強い張力が好まれるようになったとはデータから見て到底断言できません。
上記一覧にはモダンピッチのアンヴァーニッシュガットがありません、どなたか数値をご存知でしたら宜しく。
[41139]
[41139]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月16日 00:23
投稿者:catgut(ID:NFB3gAA)
本書で、ガラミアンはアプルバウムの「弓の圧力で音色を変化させられると思うが」という質問に対して、なぜか「メタリックな音」の作り方ばかり述べています。
あくまで想像に過ぎませんが、アメリカの1960年代はディストーション(メタリックな音の歪み)を利かせたロック音楽が流行し始めた時代です。意外と当時のアメリカの若いクラシック奏者の感性にも影響を与えているのかもしれません。これがある程度当たっているとすると、ローズのような「伝統派」がやや歪みを感じる音色を嫌ったのは理解できるような気がします。
ガラミアンの「著書」(実際は聞き書き)と実際の指導に乖離があるのは、ガラミアンの「著書」の成立時期に関係があると思います。「ヴァイオリン奏法と指導の原理」は1962年に英語版が出版されていますが、本書の「著書によせて」に書かれている通り、本書は早くも1948年から着手されています。
ちなみにガットE線は現在のスチールE線の半分程度の張力しかありません。ハイフェッツがアメリカデビューした頃はまず間違いなくガットE線だったでしょう。金属E線がプロ奏者に普及していったのは1920年頃からなので、20世紀初頭にはヴァイオリンの音量が小さかった根拠の一つになりますね。
通りすがりさま、
(アプルバウム)「ホールが大きいことにも或る程度責任があるのかも知れない。」彼(ローズ)はそれに同意して とありますよ。国家を代表するような限られたホールは昔も大きかったでしょうが、各地のコンサートホールが大きくなった(できた)のは少なくとも日本では戦後ですね。
あくまで想像に過ぎませんが、アメリカの1960年代はディストーション(メタリックな音の歪み)を利かせたロック音楽が流行し始めた時代です。意外と当時のアメリカの若いクラシック奏者の感性にも影響を与えているのかもしれません。これがある程度当たっているとすると、ローズのような「伝統派」がやや歪みを感じる音色を嫌ったのは理解できるような気がします。
ガラミアンの「著書」(実際は聞き書き)と実際の指導に乖離があるのは、ガラミアンの「著書」の成立時期に関係があると思います。「ヴァイオリン奏法と指導の原理」は1962年に英語版が出版されていますが、本書の「著書によせて」に書かれている通り、本書は早くも1948年から着手されています。
ちなみにガットE線は現在のスチールE線の半分程度の張力しかありません。ハイフェッツがアメリカデビューした頃はまず間違いなくガットE線だったでしょう。金属E線がプロ奏者に普及していったのは1920年頃からなので、20世紀初頭にはヴァイオリンの音量が小さかった根拠の一つになりますね。
通りすがりさま、
(アプルバウム)「ホールが大きいことにも或る程度責任があるのかも知れない。」彼(ローズ)はそれに同意して とありますよ。国家を代表するような限られたホールは昔も大きかったでしょうが、各地のコンサートホールが大きくなった(できた)のは少なくとも日本では戦後ですね。
>>>>ガットE線は現在のスチールE線の半分程度の張力しかありません。ハイフェッツがアメリカデビューした頃はまず間違いなくガットE線だったでしょう。金属E線がプロ奏者に普及していったのは1920年頃からなので、20世紀初頭にはヴァイオリンの音量が小さかった根拠の一つになりますね。
----
おなじ佐々木氏張力データ
クロムコア E 7.57
バロック生ガットE(半音低い)6.06以下
6÷7.5としても8割の張力があります。
モダンピッチガットはバロックガットより強いと仮定すると
「モダンピッチの生ガットEの張力が半分」は無根拠です。
定量的な議論で行きたいものです。
[41213]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月21日 00:29
投稿者:匿名希望A(ID:FxaHE4A)
cutgut様
要するに、ハイフェッツの音量は、小さかった。
その原因は、
①ガットを使っていた。
②弓を緩く張っていた。
③ロシア式弓の持ち方をしていた。
と仰りたいのですね。他には原因はないのですね。
要するに、ハイフェッツの音量は、小さかった。
その原因は、
①ガットを使っていた。
②弓を緩く張っていた。
③ロシア式弓の持ち方をしていた。
と仰りたいのですね。他には原因はないのですね。
[41214]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月21日 01:14
投稿者:匿名希望A(ID:FxaHE4A)
弓の毛を、緩くしたり、強くしたりすることで、「音質」は変化します。
が、緩いから音質が良く、強いから悪いとは言えません。
緩すぎると音質は悪くなります。強く張って良い音質をだすことは、可能です。弓の速度に対し、圧力が適切であればよいのです。
が、緩いから音質が良く、強いから悪いとは言えません。
緩すぎると音質は悪くなります。強く張って良い音質をだすことは、可能です。弓の速度に対し、圧力が適切であればよいのです。
[41215]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月21日 09:02
投稿者:catgut(ID:NFB3gAA)
新顔の通りすがりさま、
「楽器の物理学」日本語版 p280に以下の記述があります。
googleの書籍検索で読めます。
-----
弦の張力の公称値は34.8から84.0Nの範囲である。現代のヴァイオリニストは4本すべての弦の張力を同じにするように努めるべきというLeopold
Mozartの忠告に留意していないらしい。D弦だけでも張力の範囲は34.8
から61.7Nにまたがっている一方、E弦はどちらかというと巻き線であろう
となかろうと皆高く(72.3から81.0N)設定されている。
-----
プレーンガット弦使用の時代が、比較的イコールテンションに近い弦の選択をしていたとすれば(当然ゲージで張力は異なる)、半分まではいかないにしてもE線は現在のスチール線よりは低めの張力だったといことになります。
「楽器の物理学」日本語版 p280に以下の記述があります。
googleの書籍検索で読めます。
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弦の張力の公称値は34.8から84.0Nの範囲である。現代のヴァイオリニストは4本すべての弦の張力を同じにするように努めるべきというLeopold
Mozartの忠告に留意していないらしい。D弦だけでも張力の範囲は34.8
から61.7Nにまたがっている一方、E弦はどちらかというと巻き線であろう
となかろうと皆高く(72.3から81.0N)設定されている。
-----
プレーンガット弦使用の時代が、比較的イコールテンションに近い弦の選択をしていたとすれば(当然ゲージで張力は異なる)、半分まではいかないにしてもE線は現在のスチール線よりは低めの張力だったといことになります。
[41216]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月21日 09:44
投稿者:匿名希望A(ID:FxaHE4A)
ハイフェッツだけが、弓を強く張ると、音質が低下するという根拠は、どこにもありません。ハイフェッツでも、音量を確保する手段の1つに、我々と同じように、弓を少しきつく張る手段はとっていた。
現実には、ただそれだけの当たり前のことしかなかった。
現実には、ただそれだけの当たり前のことしかなかった。
[41217]
Re: ハイフェッツって・・・
投稿日時:2009年09月21日 10:18
投稿者:新顔の通りすがり(ID:OEiEF5A)
数値データを示したのに、
>>>>プレーンガット弦使用の時代が、比較的イコールテンションに近い弦の選択をしていたとすれば
『とすれば』と来ましたね。仮説の上でレクチャーしていただきファンタスティックではありますが、私としては{数値的に反論}していただきさえすれば結構なのですよ。
それにしても相変わらずの韜晦振りです(爆笑)…。
>>>>E線は現在のスチール線よりは低めの張力だったといことになります
あたりまえでしょ。誰もそれを否定して掛かっている訳じゃあるまい。
論点をずらさないで下さい。『半分しかない』を公式に撤回していただけるのですね。
/////////
作文指導を差し上げます
「すいません、半分しかない、はキータッチの勢いで打ってしまいました。現在のスチール線より低め、と言いなおします。失礼しました。」
/////////
こういうタッチでいれば、常連諸氏も拍手を下さいましょう。
ま、それはそれとして…
===再掲====
佐々木氏張力データ
クロムコア E 7.57
バロック生ガットE(半音低い)6.06以下
6÷7.5としても8割の張力があります。
======
定量的な議論で行きたいものです。
上記数値から推定するに、
『仮にモダンピッチガットがスチールE線より低張力であったにしても、たぶんスチールの8割5分から9割程度あるのではないか。』
推定ですので、数値的反論に出会えば潔く撤回しますよ。
41139 catgut氏
>>>>20世紀初頭にはヴァイオリンの音量が小さかった根拠
----
根拠は、したがって補強が必要です。
じっさい『半分』だったら確かに相当な説得力だったことでありましょう。
>>>>プレーンガット弦使用の時代が、比較的イコールテンションに近い弦の選択をしていたとすれば
『とすれば』と来ましたね。仮説の上でレクチャーしていただきファンタスティックではありますが、私としては{数値的に反論}していただきさえすれば結構なのですよ。
それにしても相変わらずの韜晦振りです(爆笑)…。
>>>>E線は現在のスチール線よりは低めの張力だったといことになります
あたりまえでしょ。誰もそれを否定して掛かっている訳じゃあるまい。
論点をずらさないで下さい。『半分しかない』を公式に撤回していただけるのですね。
/////////
作文指導を差し上げます
「すいません、半分しかない、はキータッチの勢いで打ってしまいました。現在のスチール線より低め、と言いなおします。失礼しました。」
/////////
こういうタッチでいれば、常連諸氏も拍手を下さいましょう。
ま、それはそれとして…
===再掲====
佐々木氏張力データ
クロムコア E 7.57
バロック生ガットE(半音低い)6.06以下
6÷7.5としても8割の張力があります。
======
定量的な議論で行きたいものです。
上記数値から推定するに、
『仮にモダンピッチガットがスチールE線より低張力であったにしても、たぶんスチールの8割5分から9割程度あるのではないか。』
推定ですので、数値的反論に出会えば潔く撤回しますよ。
41139 catgut氏
>>>>20世紀初頭にはヴァイオリンの音量が小さかった根拠
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根拠は、したがって補強が必要です。
じっさい『半分』だったら確かに相当な説得力だったことでありましょう。
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