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バッハ無伴奏ソナタ1番Adagio
投稿日時:2010年02月27日 22:50
投稿者:南社(ID:KGQ2lSM)
はずかしながら、大人の生徒さんから指摘されて気付いたんだけど、
バッハ無伴奏ソナタ1番Adagioの最後の音は全音符なんですね。
でも私が聴いているCDやレコードは全部2分音符+フェルマー他の長さで、全音符の長さで弾いている演奏は聞いたことが無い。
もしやと思ってガラミアン版のファクシミリを見ても全音符に間違い無い。
しかしネットでMIDIを検索してソースを見るとなんとこれは2分音符。
みなさんはどう弾いている?
最後の音が2分音符になっている楽譜ってある?
または、全音符で弾いている演奏ってあるの?
あったら是非教えてください。
バッハ無伴奏ソナタ1番Adagioの最後の音は全音符なんですね。
でも私が聴いているCDやレコードは全部2分音符+フェルマー他の長さで、全音符の長さで弾いている演奏は聞いたことが無い。
もしやと思ってガラミアン版のファクシミリを見ても全音符に間違い無い。
しかしネットでMIDIを検索してソースを見るとなんとこれは2分音符。
みなさんはどう弾いている?
最後の音が2分音符になっている楽譜ってある?
または、全音符で弾いている演奏ってあるの?
あったら是非教えてください。
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【ご参考】
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Re: バッハ無伴奏ソナタ1番Adagio
投稿日時:2010年04月19日 22:28
投稿者:catgut(ID:JHEglpY)
オーレ・ブルの伝記には以下のように書いてありますな。これが信じられないなら19世紀以前の歴史はほとんど信じられないでしょう。
Ole Bull: Norway's romantic musician and cosmopolitan patriot
著者: Einar Ingvald Haugen,Camilla Cai
Univ of Wisconsin Press, 1993
p229
Since Bull did not play the four-part texture as broken chords (i.e, one note after the other), of necessity he could have accomplished this brilliant technical feat of four simultaneous pitches only by pressing
down on his flat bridge
ブルは彼の平らな駒で四つの音程を同時に弾く輝かしい妙技を持っていたので、四重音を分散和音で演奏しませんでした。
Ole Bull: Norway's romantic musician and cosmopolitan patriot
著者: Einar Ingvald Haugen,Camilla Cai
Univ of Wisconsin Press, 1993
p229
Since Bull did not play the four-part texture as broken chords (i.e, one note after the other), of necessity he could have accomplished this brilliant technical feat of four simultaneous pitches only by pressing
down on his flat bridge
ブルは彼の平らな駒で四つの音程を同時に弾く輝かしい妙技を持っていたので、四重音を分散和音で演奏しませんでした。
[42704]
Re: バッハ無伴奏ソナタ1番Adagio
投稿日時:2010年04月19日 22:54
投稿者:うーん(ID:JBFVl0Q)
>平らな駒で
何弾いても4重和音じゃん
何弾いても4重和音じゃん
[42706]
Re: バッハ無伴奏ソナタ1番Adagio
投稿日時:2010年04月19日 23:00
投稿者:うーん(ID:JBFVl0Q)
もとい
D線またはA線だけを弾く、ってこと以外はできるのか。
D線またはA線だけを弾く、ってこと以外はできるのか。
[42707]
Re: バッハ無伴奏ソナタ1番Adagio
投稿日時:2010年04月20日 00:01
投稿者:catgut(ID:JHEglpY)
前にもコメントしていますが、実際にオーレ・ブルの演奏を聞いたシュポアは、ブルはA,Dの単音は低いポジションしか弾かなかったと書いています。A,Dで高いポジションを押さえるとA,Dが沈み込んで単音では弾けなくなるためです。
[42708]
Re: バッハ無伴奏ソナタ1番Adagio
投稿日時:2010年04月20日 08:16
投稿者:結局・・・・(ID:FINJlSk)
>オーレ・ブルの伝記には以下のように書いてありますな。これが信じられないなら19世紀以前の歴史はほとんど信じられないでしょう。
>A,Dで高いポジションを押さえるとA,Dが沈み込んで単音では弾けなくなるためです。
・・・・・・・・・議論がめちゃくちゃですな。
やはり妄想ってことでOK?
>A,Dで高いポジションを押さえるとA,Dが沈み込んで単音では弾けなくなるためです。
・・・・・・・・・議論がめちゃくちゃですな。
やはり妄想ってことでOK?
[42709]
Re: バッハ無伴奏ソナタ1番Adagio
投稿日時:2010年04月20日 23:07
投稿者:catgut(ID:JHEglpY)
結局・・・・ さま、
オーレ・ブル自身やオーレ・ブルの伝記の著者がなぜ四弦を同時に弾けるという「妄想」を持つに至ったか、それが妄想であるというなら教えて欲しいですね。
現在でも二弦や三弦を同時に弾くのは普通に行われることなのですから、四弦を弾くことが技術的に可能な場合に四弦を同時に弾くのは自然なことでしょう。
まずは、ゲーラーの「湾曲弓による無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」(BMG)がどのようなものか聞いて見るとよいでしょう。好みに差はあっても極めて真っ当な演奏です。
オーレ・ブル自身やオーレ・ブルの伝記の著者がなぜ四弦を同時に弾けるという「妄想」を持つに至ったか、それが妄想であるというなら教えて欲しいですね。
現在でも二弦や三弦を同時に弾くのは普通に行われることなのですから、四弦を弾くことが技術的に可能な場合に四弦を同時に弾くのは自然なことでしょう。
まずは、ゲーラーの「湾曲弓による無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」(BMG)がどのようなものか聞いて見るとよいでしょう。好みに差はあっても極めて真っ当な演奏です。
[42710]
Re: バッハ無伴奏ソナタ1番Adagio
投稿日時:2010年04月20日 23:42
投稿者:catgut(ID:JHEglpY)
ご存知の通り、跳弓は19世紀まではほとんど使用されなかったということです。順反りの毛の張力の弱いバロック弓で、カーブの緩いバロックヴァイオリンの駒では、単音での跳弓は技術的に困難です。隣の弦に触れてしまいます。その分重音は弾きやすかったと思われます。
現在の常識的なセッティングでは弦の張力が強くなり、連続的ヴィブラートの使用や圧力をかけて強音を出す奏法のために駒のカーブもきつくなり、とても同時四重音は弾けませんが、昔からそうだったわけではありません。
現在の常識的なセッティングでは弦の張力が強くなり、連続的ヴィブラートの使用や圧力をかけて強音を出す奏法のために駒のカーブもきつくなり、とても同時四重音は弾けませんが、昔からそうだったわけではありません。
[42712]
Re: バッハ無伴奏ソナタ1番Adagio
投稿日時:2010年04月21日 01:50
投稿者:うーん(ID:JBFVl0Q)
>オーレ・ブル本人が同時に四重音を弾いたと言ってるのですから、信じておきましょう。
ビブラートでは権威を疑っていたヒトが言ってもねぇ。
なんで今回は実証もないのに疑わないんですか。
ビブラートでは権威を疑っていたヒトが言ってもねぇ。
なんで今回は実証もないのに疑わないんですか。
[42714]
Re: バッハ無伴奏ソナタ1番Adagio
投稿日時:2010年04月21日 07:37
投稿者:catgut(ID:JHEglpY)
「ヴィブラートを下にかける」と主張したのはほとんどガラミアンとその門下だけで、現在でも使われている「新しいバイオリンの教科書」でさえも上下にかけると書いてありますからね。ブルの同時四重音演奏を否定するような話は聞いたことがありません。ブルの平坦な駒の楽器の写真もあります。
ttp://www.ballade.no/nmi.nsf/pic/Ole-Bull-portrettfoto-web/$file/Ole-Bull-portrettfoto-web.jpg
オーレ・ブルの演奏は20世紀の中頃までは実演を見た人が生きていたはずです。シュヴァイツァーが5歳の時にブルは亡くなっているので実演は聞いていないでしょうが、シュヴァイツァーの著書でもブルの重音について詳しく書いています。
ブルがモダン楽器でさえ同時四重音を弾けたのは以下によります。
・平坦に近い駒
・緩い張力の弦
・特注の長い弓
・精緻を極めた技術
ttp://www.ballade.no/nmi.nsf/pic/Ole-Bull-portrettfoto-web/$file/Ole-Bull-portrettfoto-web.jpg
オーレ・ブルの演奏は20世紀の中頃までは実演を見た人が生きていたはずです。シュヴァイツァーが5歳の時にブルは亡くなっているので実演は聞いていないでしょうが、シュヴァイツァーの著書でもブルの重音について詳しく書いています。
ブルがモダン楽器でさえ同時四重音を弾けたのは以下によります。
・平坦に近い駒
・緩い張力の弦
・特注の長い弓
・精緻を極めた技術
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Re: バッハ無伴奏ソナタ1番Adagio
投稿日時:2010年04月21日 17:42
投稿者:Xin(ID:EZKRRpQ)
○4重音は演奏可能か
現代風の弓でも
駒を円弧から直線状態に近づければ可能です
R400mm前後のクラッシクギター、アコースティックギターで6重和音が鳴ります。
直線の5弦バンジョウでも5重和音が鳴ります。
ヴァイオリンの通常駒(R39~R40mm)では4重和音は無理でした
ヴァイオリンの駒のR106mmを作ってみましたが、3重和音は楽ですが
4重和音は∑形の普通の弓ではむづかしいです。
R106mmの駒で、A、D線を押さえても駒の近くならば押弦しても弦高はさほど下がらないので単音も演奏可能です
R106mm駒をつけて円弧弓で弓の張力を下げればかなりの線までいけそうです。
○4重和音は簡単ですが、4重和音を演奏することよりも、そのセッティングで単音をひくことの方がむづかしいでしょう。
駒のRを最適化して、左手のあまった指でミュートする、無音弦を押さえて下げる、弓の張力を変えるなどのテクニックが必用かもしれません
○分散和音ではいけないのか、
私は個人的には同時発音の方がいいと思っています、初めて聞いたときはすごい違和感をかんじました。
ピアノ演奏の動画がありましたが、分散和音で演奏しています、この問題は各人の好みでしょう。
○チェロではこのような
ttp://www.youtube.com/watch?v=04SNbvSDv4g
動画がありますが、ヴァイオリンではやる人はいないのでしょうか。
現代風の弓でも
駒を円弧から直線状態に近づければ可能です
R400mm前後のクラッシクギター、アコースティックギターで6重和音が鳴ります。
直線の5弦バンジョウでも5重和音が鳴ります。
ヴァイオリンの通常駒(R39~R40mm)では4重和音は無理でした
ヴァイオリンの駒のR106mmを作ってみましたが、3重和音は楽ですが
4重和音は∑形の普通の弓ではむづかしいです。
R106mmの駒で、A、D線を押さえても駒の近くならば押弦しても弦高はさほど下がらないので単音も演奏可能です
R106mm駒をつけて円弧弓で弓の張力を下げればかなりの線までいけそうです。
○4重和音は簡単ですが、4重和音を演奏することよりも、そのセッティングで単音をひくことの方がむづかしいでしょう。
駒のRを最適化して、左手のあまった指でミュートする、無音弦を押さえて下げる、弓の張力を変えるなどのテクニックが必用かもしれません
○分散和音ではいけないのか、
私は個人的には同時発音の方がいいと思っています、初めて聞いたときはすごい違和感をかんじました。
ピアノ演奏の動画がありましたが、分散和音で演奏しています、この問題は各人の好みでしょう。
○チェロではこのような
ttp://www.youtube.com/watch?v=04SNbvSDv4g
動画がありますが、ヴァイオリンではやる人はいないのでしょうか。
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