[43238]
最近、いい駒がないと思うのですが
投稿日時:2011年02月11日 11:01
投稿者:くろちゃん(ID:QHWCNwk)
駒を交換して、失敗したと思いました。
どうも、最近、いい駒がないような気がしてならないのです。
1万円くらい出したのですが。
でもやはり、よく乾いたすごい駒ですと、あるお店では6万円くらい取られるというウワサを聞きましたし・・・
ぼくは駒なんてよく分からないのですけど、皆さんはどうでしょうか。駒って、それなりにフンパツしてン万円くらい出さないといけないのでしょうか。ぼくはオーベルトのデラックスですけど、持っている楽器が2本ありまして、2本とも同じ銘柄の駒ですけど、だんだんと駒の性能が落ちてきているような気がしてなりません。
どうも、最近、いい駒がないような気がしてならないのです。
1万円くらい出したのですが。
でもやはり、よく乾いたすごい駒ですと、あるお店では6万円くらい取られるというウワサを聞きましたし・・・
ぼくは駒なんてよく分からないのですけど、皆さんはどうでしょうか。駒って、それなりにフンパツしてン万円くらい出さないといけないのでしょうか。ぼくはオーベルトのデラックスですけど、持っている楽器が2本ありまして、2本とも同じ銘柄の駒ですけど、だんだんと駒の性能が落ちてきているような気がしてなりません。
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[ 9コメント ]
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Re: 最近、いい駒がないと思うのですが
投稿日時:2011年02月11日 12:08
投稿者:pochi(ID:KFYpcJE)
ttp://www.fstrings.com/board/index.asp?id=42731
あい氏に依ると、Milo Stammがよいのだそうです。
素人の私のお薦めは、60~70℃の油で色が付かない程度に揚げる事です。オリーブオイルを使っていますがもっと良い油も有るかも知れませんね。失敗だったのなら、試して下さい。
あい氏に依ると、Milo Stammがよいのだそうです。
素人の私のお薦めは、60~70℃の油で色が付かない程度に揚げる事です。オリーブオイルを使っていますがもっと良い油も有るかも知れませんね。失敗だったのなら、試して下さい。
[43240]
Re: 最近、いい駒がないと思うのですが
投稿日時:2011年02月12日 01:23
投稿者:あい(ID:QEKAYRM)
pochiさんお久しぶりです。^0^
新しい駒は、くっきり・はっきりした音です。私の経験では、だんだんに、
もこもこしてきます。どうしてかは、わかりません。
私の手元には、5年前くらいから、Milo Stammやオーベルトをストック
しています。1枚1枚チェックして、気に入る状態のものが、50枚くらいになっています。私は弾き手なので、ヴァイオリン職人ではありませんが、
職人には負けない情熱です。一流の職人さんからしてみたら、井の中のヴァイオリン弾きだと思われそうですが。。。
駒を作る職人を変えてみるというのが、よいのではないでしょうか。
私ならそうします。経験は少ないけれども、勤勉で情熱的な職人(できれば若い子)が、私は好きです。うふふ。
新しい駒は、くっきり・はっきりした音です。私の経験では、だんだんに、
もこもこしてきます。どうしてかは、わかりません。
私の手元には、5年前くらいから、Milo Stammやオーベルトをストック
しています。1枚1枚チェックして、気に入る状態のものが、50枚くらいになっています。私は弾き手なので、ヴァイオリン職人ではありませんが、
職人には負けない情熱です。一流の職人さんからしてみたら、井の中のヴァイオリン弾きだと思われそうですが。。。
駒を作る職人を変えてみるというのが、よいのではないでしょうか。
私ならそうします。経験は少ないけれども、勤勉で情熱的な職人(できれば若い子)が、私は好きです。うふふ。
[43241]
Re: 最近、いい駒がないと思うのですが
投稿日時:2011年02月15日 01:32
投稿者:あい(ID:QEKAYRM)
追記
駒に対し、弦の高さ(指板から弦までの距離)は問題です。職人は
いろんなことをいいますが、総合的な意思は奏者側だと思います。
この弦(例えばA線)は鳴らないから、すこし高めにしようとか、なりすぎ
の弦は(例えばG線)、低めにして、ふり幅を狭くしようとか。
単に、指板に対する単純な距離を測っても、意味がないと思います。
あい^0^
駒に対し、弦の高さ(指板から弦までの距離)は問題です。職人は
いろんなことをいいますが、総合的な意思は奏者側だと思います。
この弦(例えばA線)は鳴らないから、すこし高めにしようとか、なりすぎ
の弦は(例えばG線)、低めにして、ふり幅を狭くしようとか。
単に、指板に対する単純な距離を測っても、意味がないと思います。
あい^0^
[43247]
Re: 最近、いい駒がないと思うのですが
投稿日時:2011年02月24日 02:17
投稿者:あい(ID:QEKAYRM)
最近の弦は、駒の前に、楽器や弓に対し、ストイックではなくなったと
思います。
それらは、楽器を最大限に鳴らす弦であることは、理解していますが、
本当に鳴っているというか、実に鳴り方が人工的になってきた感じがし
ます。商業的な弦が多くなってきたなぁ~というのが、私の感想です。
さしずめ、2004年のヴィジョン・チタニウムが、ギリギリアウトのような
感じがします。皆様、どうでしょうか。
エヴァが発売されたあたりから、怪しい・・・と思います。
思います。
それらは、楽器を最大限に鳴らす弦であることは、理解していますが、
本当に鳴っているというか、実に鳴り方が人工的になってきた感じがし
ます。商業的な弦が多くなってきたなぁ~というのが、私の感想です。
さしずめ、2004年のヴィジョン・チタニウムが、ギリギリアウトのような
感じがします。皆様、どうでしょうか。
エヴァが発売されたあたりから、怪しい・・・と思います。
[43252]
Re: 最近、いい駒がないと思うのですが
投稿日時:2011年02月28日 01:00
投稿者:あい(ID:QEKAYRM)
追記
なぜ、オリーブがあんなにも弦の太さや巻き線の素材を選べるのか、
最近になりわかりました。実は、ガット弦が良いか、悪いかという議論
はあまり重要ではなく、どのテンションなら良く鳴るか?、弾き易いか?
納得がいくか?という趣旨が大切だと思います。
よく、ドミナントの弦で鳴ればいいみたいな意見を拝見しますが、間違い
だと思います。ドミナントで鳴る楽器が、すべて良い楽器とは限らないと、私は確信しました。特に、400~500万の楽器と4000~5000万円の
楽器について、決定的に違うのは値段だけだと思います。
どんな人間でも、何かしら欠点があるのと同じで、5000万円の楽器にも
必ず欠点があります。しかし、欠点を補おうとする所に、工夫が生まれま
す。先代の偉大な奏者には、現代の奏者とは異なるセンスがあったのか
なぁ・・・と思います。駒もその一部ですね。
逆に、ドミナントが、巻き線の素材や太さを、今まで以上に選べたら良い
のだと思います。オリーブについて、素材や太さの選択は、実態上、ドミナントの選択より4~5倍の効果があると思います。
なぜ、オリーブがあんなにも弦の太さや巻き線の素材を選べるのか、
最近になりわかりました。実は、ガット弦が良いか、悪いかという議論
はあまり重要ではなく、どのテンションなら良く鳴るか?、弾き易いか?
納得がいくか?という趣旨が大切だと思います。
よく、ドミナントの弦で鳴ればいいみたいな意見を拝見しますが、間違い
だと思います。ドミナントで鳴る楽器が、すべて良い楽器とは限らないと、私は確信しました。特に、400~500万の楽器と4000~5000万円の
楽器について、決定的に違うのは値段だけだと思います。
どんな人間でも、何かしら欠点があるのと同じで、5000万円の楽器にも
必ず欠点があります。しかし、欠点を補おうとする所に、工夫が生まれま
す。先代の偉大な奏者には、現代の奏者とは異なるセンスがあったのか
なぁ・・・と思います。駒もその一部ですね。
逆に、ドミナントが、巻き線の素材や太さを、今まで以上に選べたら良い
のだと思います。オリーブについて、素材や太さの選択は、実態上、ドミナントの選択より4~5倍の効果があると思います。
[43254]
Re: 最近、いい駒がないと思うのですが
投稿日時:2011年03月01日 01:30
投稿者:おいどくさ(ID:M4IoYJQ)
最近は、本当に良い駒を見つけるのが難しくなりましたね。
弦に関するあいさんのご意見にも賛同します。シュタルク、ミッテル、ヴァイヒの3種類のテンションで、世の中の様々なタイプのヴァイオリンを最適な状態で鳴るようにするのは無理があります。
その点、オリーヴやオイドクサは、テンションは各弦4~5種類の中から選べますし、低弦に関しては、巻き線の素材や巻き具合も選べますので、その楽器にとってのベストゲージを探しやすいと思います。
オリーヴはとても良いガット弦だと思いますが、オイドクサは、本当に素晴らしい弦だと思います。オイドクサは、現代の大半のナイロン弦よりも明らかにテンションが低いですが、音量の面で不足はありませんし、音質の面では、伸びのある美音が出せるという点で、本当に素晴らしいガット弦だと思います。
E線に関しても、オイドクサのアルミ巻きのE線は、名弦だと思います。オイドクサのA・D・G線と組み合わせてセットで使ったときに素晴らしいのはもちろんですが、ドミナントと組み合わせて張った場合でも、素晴らしく調和します。
テンションの高いE線に対抗するように、テンションの高いG線を張ると、たしかに音量は増しますが、G線の響きは硬くなりがちです。
一方で、最近のテンションの高いE線に比べると、明らかにテンションが低いオイドクサのアルミ巻きのE線を張ると、G線の音に伸びやかさというか響きの余裕が出てくるように思います。
E線単体としての音色の上品さ、音の柔らかさ、音の伸びやかさという面でも、オイドクサのアルミ巻きE線は優れていると思いますが、最低弦であるG線の音量及び音質の向上に資するという面でも、オイドクサのアルミ巻きE線は優れていると思います。
オイドクサのようにテンションが低めの弦は、最近は、あまり見かけませんが、今一度、その素晴らしさが見直されても良いのではないかと思います。
弦に関するあいさんのご意見にも賛同します。シュタルク、ミッテル、ヴァイヒの3種類のテンションで、世の中の様々なタイプのヴァイオリンを最適な状態で鳴るようにするのは無理があります。
その点、オリーヴやオイドクサは、テンションは各弦4~5種類の中から選べますし、低弦に関しては、巻き線の素材や巻き具合も選べますので、その楽器にとってのベストゲージを探しやすいと思います。
オリーヴはとても良いガット弦だと思いますが、オイドクサは、本当に素晴らしい弦だと思います。オイドクサは、現代の大半のナイロン弦よりも明らかにテンションが低いですが、音量の面で不足はありませんし、音質の面では、伸びのある美音が出せるという点で、本当に素晴らしいガット弦だと思います。
E線に関しても、オイドクサのアルミ巻きのE線は、名弦だと思います。オイドクサのA・D・G線と組み合わせてセットで使ったときに素晴らしいのはもちろんですが、ドミナントと組み合わせて張った場合でも、素晴らしく調和します。
テンションの高いE線に対抗するように、テンションの高いG線を張ると、たしかに音量は増しますが、G線の響きは硬くなりがちです。
一方で、最近のテンションの高いE線に比べると、明らかにテンションが低いオイドクサのアルミ巻きのE線を張ると、G線の音に伸びやかさというか響きの余裕が出てくるように思います。
E線単体としての音色の上品さ、音の柔らかさ、音の伸びやかさという面でも、オイドクサのアルミ巻きE線は優れていると思いますが、最低弦であるG線の音量及び音質の向上に資するという面でも、オイドクサのアルミ巻きE線は優れていると思います。
オイドクサのようにテンションが低めの弦は、最近は、あまり見かけませんが、今一度、その素晴らしさが見直されても良いのではないかと思います。
[43255]
Re: 最近、いい駒がないと思うのですが
投稿日時:2011年03月01日 11:58
投稿者:QB(ID:cYBJOIA)
駒のメーカーも日本にまわしてくるのと、ヨーロッパ(と一部アメリカ)の老舗に卸している(一般品ではなく特注もしくは別注)ものとはまったくレベルが違いますね。
こまめにそういうモノを確保しておくしかなさそうです。
こまめにそういうモノを確保しておくしかなさそうです。
[43257]
Re: 最近、いい駒がないと思うのですが
投稿日時:2011年03月03日 00:36
投稿者:おいどくさ(ID:M4IoYJQ)
私のヴァイオリンの駒は、前オーナーを含めかれこれ30年ほど使用してきた駒ですが、歪みも曲がりもへたりも一切ありません。毎年工房でチェックしてもらってますが、全く問題無しと太鼓判を押されています。
弦溝への弦の食い込み具合も40%程度です。ここ数年の推移を見ても、弦が弦溝に食い込んでいく傾向は全く感じられませんので、まだまだ当分の間は、駒を交換する必要は無さそうです。
本当に良い駒というのは、大切に扱えば、このように非常に長持ちするものであり、5年とか10年でダメになるような駒は、良い駒とは言えません。
友人たちのヴァイオリンの駒を触らせてもらったり、駒の角度調整をしてあげたりすることがありますが、最近の駒は、厚みがある割には柔らかくて歪み易かったり、指で触った感触が柔らかくて弦が弦溝に食い込み易かったりと、駒の品質の低下を感じることがあります。なんというか、全体的に締りの無い、ぼやけた感じの駒が多くなってきたように感じます。
そういう強度や密度の不足した柔らかい最近の駒には、やたらとテンションの高い最近のナイロン弦を張るよりも、むしろ、オイドクサのようなテンションが低めの弦を張った方が、弦と駒との相性も良いのではないかと思います。実際、友人の楽器にオイドクサを張ると、ヴァイオリンが伸びやかに鳴ることが多いです。
オイドクサのようなテンションが低めの弦を張ると、演奏者も楽に演奏できますし、ヴァイオリン本体や駒や弓に余計な負担がかからないので良いと思います。
弦溝への弦の食い込み具合も40%程度です。ここ数年の推移を見ても、弦が弦溝に食い込んでいく傾向は全く感じられませんので、まだまだ当分の間は、駒を交換する必要は無さそうです。
本当に良い駒というのは、大切に扱えば、このように非常に長持ちするものであり、5年とか10年でダメになるような駒は、良い駒とは言えません。
友人たちのヴァイオリンの駒を触らせてもらったり、駒の角度調整をしてあげたりすることがありますが、最近の駒は、厚みがある割には柔らかくて歪み易かったり、指で触った感触が柔らかくて弦が弦溝に食い込み易かったりと、駒の品質の低下を感じることがあります。なんというか、全体的に締りの無い、ぼやけた感じの駒が多くなってきたように感じます。
そういう強度や密度の不足した柔らかい最近の駒には、やたらとテンションの高い最近のナイロン弦を張るよりも、むしろ、オイドクサのようなテンションが低めの弦を張った方が、弦と駒との相性も良いのではないかと思います。実際、友人の楽器にオイドクサを張ると、ヴァイオリンが伸びやかに鳴ることが多いです。
オイドクサのようなテンションが低めの弦を張ると、演奏者も楽に演奏できますし、ヴァイオリン本体や駒や弓に余計な負担がかからないので良いと思います。
[43262]
Re: 最近、いい駒がないと思うのですが
投稿日時:2011年03月05日 23:57
投稿者:おいどくさ(ID:M4IoYJQ)
最近、良質な駒を見つけにくいということもさることながら、最近のヴァイオリン弦の中にテンションが高過ぎるものが見受けられることも、良くない傾向だと思います。
テンションの高い弦を、強い弓圧でぶっ擦るように弾けば、弦は駒の弦溝に食い込み易くなるでしょうし、良質でない駒であれば、なおさら、弦溝への弦の食い込みが増長されるでしょう。
また、テンションの高い弦を、強い弓圧でぶっ擦るように弾けば、良質でない駒は曲がったり歪んだりし易くなるでしょう。
オイドクサと同じくらいテンションの低いナイロン弦は現在何種類か存在し、それらのナイロン弦は、それなりに良い音が出せるので十分に実用に耐えるのは事実ですが、音色も音量もオイドクサには遠く及ばない、と思います。表面的に、ローテンションを真似たところで、やはり、芯材がガットかナイロンか、という違いは大きいと思います。
オイドクサのアルミ巻きE線を3ヶ月ぶりに張り替えたのですが、3ヶ月間酷使したにもかかわらず、入念に観察しても、弦の表面に錆や痛みは見当たらず、また、弦溝と弦が接していた部分にも痛みはなく、本当に持ちの良いE線だな~と改めて感心しました。
音が裏返りにくいE線という意味でも、オイドクサのアルミ巻きE線はお薦めです。
テンションの高い弦を、強い弓圧でぶっ擦るように弾けば、弦は駒の弦溝に食い込み易くなるでしょうし、良質でない駒であれば、なおさら、弦溝への弦の食い込みが増長されるでしょう。
また、テンションの高い弦を、強い弓圧でぶっ擦るように弾けば、良質でない駒は曲がったり歪んだりし易くなるでしょう。
オイドクサと同じくらいテンションの低いナイロン弦は現在何種類か存在し、それらのナイロン弦は、それなりに良い音が出せるので十分に実用に耐えるのは事実ですが、音色も音量もオイドクサには遠く及ばない、と思います。表面的に、ローテンションを真似たところで、やはり、芯材がガットかナイロンか、という違いは大きいと思います。
オイドクサのアルミ巻きE線を3ヶ月ぶりに張り替えたのですが、3ヶ月間酷使したにもかかわらず、入念に観察しても、弦の表面に錆や痛みは見当たらず、また、弦溝と弦が接していた部分にも痛みはなく、本当に持ちの良いE線だな~と改めて感心しました。
音が裏返りにくいE線という意味でも、オイドクサのアルミ巻きE線はお薦めです。
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