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最終更新:2011年04月18日 23:17
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細い弦、テンションの低い弦の薦め
投稿日時:2011年04月18日 23:17
投稿者:無伴奏大好き(ID:M4IoYJQ)
ヴュータン、ヴィエニャフスキー、エルンスト、イザイの作品には、3重音が頻繁に使われています。
3重音は、3和音を同時に鳴らすことができると、迫力のある分厚い響きを出すことができますが、下2つと上2つというようにズラして(分けて)弾くと、響きが薄くなってしまうだけでなく、メロディーラインやビートが崩れてダサくなります。
テンションが高くて硬い現代のヴァイオリン弦が張られたヴァイオリンで、3重音が連続するパッセージを弾くのは、なかなかしんどいものがありますが、例えば、オイドクサのようなテンションが低くて柔らかい弦を張ると、3重音が楽に弾けます。
また同じオイドクサでも、よりゲージの細い弦を張ると、もっと楽に3重音を連続的に弾くことができます。3本の弦が完全に同時に、かつ、正確な音程で鳴ると、分厚くて豊かな響きが得られ、弾いていてとても気持ちが良いものです。
テンションの低い弦を張ると、音量が小さくなるのではないかと懸念する方がいるかも知れませんが、けしてそんなことはありません。テンションの高い弦と同じ弾き方をしてしまうと、テンションの低い弦では、音が潰れてしまいますので、右手を楽にして、弦にかける重みや圧力を減らします。
そうすると、テンションの低い弦は、テンションの高い弦よりも大きく振幅しますので、結果的に、テンションの高い弦と同じくらい大きな音が出せます。
テンションが高い弦を強い圧力で弾くと大音量が出るもののキンキンした金属的な音(金管楽器的な音)が出る傾向がありますが、テンションが低い弦を楽に弾くと木質感があって伸びのあるヴァイオリンらしい音が出せますので、聴いている人から喜ばれます。
テンションの低い弦から大きな良く響く音を引き出せるようになるには、それなりのコツをつかむ必要がありますが、3重音や4重音を分厚く鳴らす練習をすると、より早くコツをつかむことができます。
たしかに、ピアノは左右の手をフルに使って同時に十数音の和音を弾くことができますが、ピアノの和音は弾いた直後に音が減衰していくので、ピアノの和音は、あまり分厚く響きません。
一方、ヴァイオリンは、弦が4本しかないので、最大4重音までの和音しか出せませんが、テンションの低い弦を張って3本または4本の弦を限りなく同時にうまくかき鳴らすことができれば、オルガンのような厚みのある和音を出すことができます。
テンションの高い現代の多くの市販弦の「あり方」に疑問を感じている方は、思い切って、一度、オイドクサのようなテンションの低い弦、それも、なるべく細いゲージの弦を張ってみることをお薦めします。
3重音は、3和音を同時に鳴らすことができると、迫力のある分厚い響きを出すことができますが、下2つと上2つというようにズラして(分けて)弾くと、響きが薄くなってしまうだけでなく、メロディーラインやビートが崩れてダサくなります。
テンションが高くて硬い現代のヴァイオリン弦が張られたヴァイオリンで、3重音が連続するパッセージを弾くのは、なかなかしんどいものがありますが、例えば、オイドクサのようなテンションが低くて柔らかい弦を張ると、3重音が楽に弾けます。
また同じオイドクサでも、よりゲージの細い弦を張ると、もっと楽に3重音を連続的に弾くことができます。3本の弦が完全に同時に、かつ、正確な音程で鳴ると、分厚くて豊かな響きが得られ、弾いていてとても気持ちが良いものです。
テンションの低い弦を張ると、音量が小さくなるのではないかと懸念する方がいるかも知れませんが、けしてそんなことはありません。テンションの高い弦と同じ弾き方をしてしまうと、テンションの低い弦では、音が潰れてしまいますので、右手を楽にして、弦にかける重みや圧力を減らします。
そうすると、テンションの低い弦は、テンションの高い弦よりも大きく振幅しますので、結果的に、テンションの高い弦と同じくらい大きな音が出せます。
テンションが高い弦を強い圧力で弾くと大音量が出るもののキンキンした金属的な音(金管楽器的な音)が出る傾向がありますが、テンションが低い弦を楽に弾くと木質感があって伸びのあるヴァイオリンらしい音が出せますので、聴いている人から喜ばれます。
テンションの低い弦から大きな良く響く音を引き出せるようになるには、それなりのコツをつかむ必要がありますが、3重音や4重音を分厚く鳴らす練習をすると、より早くコツをつかむことができます。
たしかに、ピアノは左右の手をフルに使って同時に十数音の和音を弾くことができますが、ピアノの和音は弾いた直後に音が減衰していくので、ピアノの和音は、あまり分厚く響きません。
一方、ヴァイオリンは、弦が4本しかないので、最大4重音までの和音しか出せませんが、テンションの低い弦を張って3本または4本の弦を限りなく同時にうまくかき鳴らすことができれば、オルガンのような厚みのある和音を出すことができます。
テンションの高い現代の多くの市販弦の「あり方」に疑問を感じている方は、思い切って、一度、オイドクサのようなテンションの低い弦、それも、なるべく細いゲージの弦を張ってみることをお薦めします。
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