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ヴァイオリンの弦長
投稿日時:2011年05月06日 20:55
投稿者:脂壷(ID:FwUDeTY)
ヴァイオリンの弦長は325~330ミリが標準のようですが実際にいろいろなヴァイオリンの弦長を測ってみると結構ばらつきがあります。弦長が324ミリのややこぶりなヴァイオリンを弾いた後に弦長が332ミリの大きめのヴァイオリンを弾くと左手の指の開き加減が違って弾きにくく感じます。ヴァイオリンを2台所有する場合、2台の楽器の弦長に大きな差異があると持ち替えが大変になるので気をつける必要があります。
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そうではあるまい
投稿日時:2011年05月07日 19:32
投稿者:HNはどうしようかな(ID:QghYc3M)
弦の長さは問題ではありません。ほぼ無関係なことを強く実感します。
私はヴィオラとヴァイオリンを持ち替えて弾くことが多いです。ネックの根元までの寸法と、駒までの寸法の比率はヴァイオリンもヴィオラも同じです。2:3です。
これが狂うとまず弾けません。ポジションが取れないからです。
楽器が大きいのに対応して指の間隔を広げることは無意識にできます。
ところが、ポジションが狂うと弾けません。
楽器の肩のところが「開放弦の長6度」であることを体が覚えきっているのでヴァイオリンとヴィオラの持ち替えは瞬時に可能です。
反対に分数ヴァイオリンでも2:3で作られた良心的な楽器なら瞬時に音は取れます。体験済みです。
私はヴィオラとヴァイオリンを持ち替えて弾くことが多いです。ネックの根元までの寸法と、駒までの寸法の比率はヴァイオリンもヴィオラも同じです。2:3です。
これが狂うとまず弾けません。ポジションが取れないからです。
楽器が大きいのに対応して指の間隔を広げることは無意識にできます。
ところが、ポジションが狂うと弾けません。
楽器の肩のところが「開放弦の長6度」であることを体が覚えきっているのでヴァイオリンとヴィオラの持ち替えは瞬時に可能です。
反対に分数ヴァイオリンでも2:3で作られた良心的な楽器なら瞬時に音は取れます。体験済みです。
[43364]
Re: ヴァイオリンの弦長
投稿日時:2011年05月07日 20:37
投稿者:バヨラー(ID:FwUDeTY)
一時期ストラドとガルネリの両方を貸与されていたあるヴァイオリニストが「今使っているストラドとガルネリはボディの長さだけでなく弦の長さも微妙に違うので1つのコンサートの中で2台を弾き分けするのは難しい。」と語っていました。
バイオリンのボディサイズや弦長の違いに対して、弾き手が合わせることは可能ですが、バッハの無伴奏やパガニーニのカプリスのように、音程を微妙に調整しながら弾かなければならない曲となると、やはり普段から弾き慣れているヴァイオリンでないと弾きにくく感じます。
ヴァイオリンとヴィオラの持ち替えについても、技量は同じくらい高い人でも、得意な人と苦手な人が居ます。
バイオリンのボディサイズや弦長の違いに対して、弾き手が合わせることは可能ですが、バッハの無伴奏やパガニーニのカプリスのように、音程を微妙に調整しながら弾かなければならない曲となると、やはり普段から弾き慣れているヴァイオリンでないと弾きにくく感じます。
ヴァイオリンとヴィオラの持ち替えについても、技量は同じくらい高い人でも、得意な人と苦手な人が居ます。
[43366]
Re: ヴァイオリンの弦長
投稿日時:2011年05月07日 22:27
投稿者:QB(ID:OUd4EWM)
現代では余程の理由がない限りdiapason(ストップ長)は195mm、ネック長は130mmで製作されています。
モダン~オールドでも可能なかぎりその数字に持って行っているはずです。
ただしこれらは弦の長さとは完全一致しません。大まかに言うと駒の高さで三角形を作った場合の斜辺が弦の長さだからです。
これにより微妙な差が出てきて演奏上の影響の話になるのですが、、、
それにしても8mmも違うのは、よほどのオールド・モダンでオリジナル状態で弾いてらっしゃるのか、コンテンポラリーだとすると精度の悪い楽器ということになりますね。
モダン~オールドでも可能なかぎりその数字に持って行っているはずです。
ただしこれらは弦の長さとは完全一致しません。大まかに言うと駒の高さで三角形を作った場合の斜辺が弦の長さだからです。
これにより微妙な差が出てきて演奏上の影響の話になるのですが、、、
それにしても8mmも違うのは、よほどのオールド・モダンでオリジナル状態で弾いてらっしゃるのか、コンテンポラリーだとすると精度の悪い楽器ということになりますね。
[43367]
Re: ヴァイオリンの弦長
投稿日時:2011年05月07日 23:40
投稿者:一枚板(ID:FwUDeTY)
>現代では余程の理由がない限りdiapason(ストップ長)は195mm、ネック長は130mmで製作されています。
については百も承知です。
ガルネリ・デル・ジェズの中でも「実弦長」が324ミリ程度のものから330ミリ程度のものまで様々あります。弾き比べるとたかが6ミリの違いが意外と大きな違いに感じられます。
小型のアマティだと実弦長が320ミリに近いものもあり、現代の基準だと7/8サイズと称したくなるようなヴァイオリンもあります。弦長さが短いヴァイオリンは手が小さい人には弾き易くて重宝しますが、そういうヴァイオリンを弾き慣れてしまうと、通常の弦長のヴァイオリンに持ち替えするのは困難になります。
ヴァイオリンを購入するときには、一通り試奏し終わった後、最終的に決断する前に、試奏する中で気に入ったヴァイオリンのdiapason(ストップ長)とネック長と実弦長をチェックした方が良いと思います。
については百も承知です。
ガルネリ・デル・ジェズの中でも「実弦長」が324ミリ程度のものから330ミリ程度のものまで様々あります。弾き比べるとたかが6ミリの違いが意外と大きな違いに感じられます。
小型のアマティだと実弦長が320ミリに近いものもあり、現代の基準だと7/8サイズと称したくなるようなヴァイオリンもあります。弦長さが短いヴァイオリンは手が小さい人には弾き易くて重宝しますが、そういうヴァイオリンを弾き慣れてしまうと、通常の弦長のヴァイオリンに持ち替えするのは困難になります。
ヴァイオリンを購入するときには、一通り試奏し終わった後、最終的に決断する前に、試奏する中で気に入ったヴァイオリンのdiapason(ストップ長)とネック長と実弦長をチェックした方が良いと思います。
[43369]
Re: ヴァイオリンの弦長
投稿日時:2011年05月08日 12:51
投稿者:現在ポッジ使用(ID:QghYc3M)
アマティ、グァルネリ・デル・ジェズを私が購入するときは参考にします。それにしても色々御弾きでいらっしゃいますね。
テストーレについてはどうお考えですか。
テストーレについてはどうお考えですか。
[43370]
Re: ヴァイオリンの弦長
投稿日時:2011年05月08日 13:40
投稿者:カルロ(ID:FwUDeTY)
テストーレ一家の楽器は写真では色々見てますがいまだ実際に触って弾いたことはありません。見た目の芸術性という点では同時代の他の製作者よりも印象が弱いですが音に関しては評価が高いようですので実用性重視で考えるのであれば選択肢になる得る楽器ではないかと思います。
アンサルド・ポッジについてはポッジの中期~後期のオリジナルモデルも魅力的ですが、ポッジの初期の頃のストラディヴァリウスのレプリカは見た目も音もとりわけ魅力的だと思います。ポッジのような素晴らしいモダンヴァイオリンからの買い替えとなると、オールドイタリーのそれなりのクラスの楽器を検討する必要がありますね。
アンサルド・ポッジについてはポッジの中期~後期のオリジナルモデルも魅力的ですが、ポッジの初期の頃のストラディヴァリウスのレプリカは見た目も音もとりわけ魅力的だと思います。ポッジのような素晴らしいモダンヴァイオリンからの買い替えとなると、オールドイタリーのそれなりのクラスの楽器を検討する必要がありますね。
[43371]
Re: ヴァイオリンの弦長
投稿日時:2011年05月08日 14:48
投稿者:肝要(ID:FXgig1A)
1人の方がHNコロコロ変えてんですか?
読みにくいったらありません。
読みにくいったらありません。
[43387]
Re: ヴァイオリンの弦長
投稿日時:2011年05月11日 22:15
投稿者:卯(ID:QghYc3M)
43359,43369は私です。
テストーレの寸法のことをご存知かと思い、「一枚板」氏に質問しました。御礼申し上げるのが筋だが相手がわからぬので遺憾ながら省略します。
では質問を変えて、最近のリペア業者や製作者で寸法にルーズな人って存在するのでしょうか。アマチュア製作者は除外ですよ。ご存知の方いらっしゃいますか。
テストーレの寸法のことをご存知かと思い、「一枚板」氏に質問しました。御礼申し上げるのが筋だが相手がわからぬので遺憾ながら省略します。
では質問を変えて、最近のリペア業者や製作者で寸法にルーズな人って存在するのでしょうか。アマチュア製作者は除外ですよ。ご存知の方いらっしゃいますか。
[43388]
Re: ヴァイオリンの弦長
投稿日時:2011年05月11日 22:51
投稿者:ダメ出し(ID:FwUDeTY)
>最近のリペア業者や製作者で寸法にルーズな人って存在するのでしょうか
ルーズというよりも、そもそも弦長について本当の意味で理解していない職人(及びそういう職人が為した作業結果)を見かけることがあります。
スモールサイズのニコラ・アマティとロングパターンのアントニオ・ストラディヴァリウスでは、そのヴァイオリンが本当に良く鳴る理想的な弦長も違えば、ストップ長も違うのは当然のことです。
しかしながら、ストップ長をどんなヴァイオリンでも画一的に195ミリに設定するというような「無知な(無恥な)職人」がいます。
現代の新作楽器のうち、きちんと製作されたヴァイオリンであれば、あるいはボディー長355ミリの典型的なストラディヴァリウスのコピー楽器であれば、「diapason(ストップ長)は195mm、ネック長は130mm」という原則が通用しますが、オールドイタリーのヴァイオリンに関しては、そういう画一的な当てはめは、かえって音を悪くしてしまいます。
実際に弾いて音を出せば、楽器が鳴りきっているかどうかぐらい簡単にわかることなのですが、音ではなく、枝葉末節な数値(理論)にこだわる無知で無恥な職人がいるのは困ったものです。
ルーズというよりも、そもそも弦長について本当の意味で理解していない職人(及びそういう職人が為した作業結果)を見かけることがあります。
スモールサイズのニコラ・アマティとロングパターンのアントニオ・ストラディヴァリウスでは、そのヴァイオリンが本当に良く鳴る理想的な弦長も違えば、ストップ長も違うのは当然のことです。
しかしながら、ストップ長をどんなヴァイオリンでも画一的に195ミリに設定するというような「無知な(無恥な)職人」がいます。
現代の新作楽器のうち、きちんと製作されたヴァイオリンであれば、あるいはボディー長355ミリの典型的なストラディヴァリウスのコピー楽器であれば、「diapason(ストップ長)は195mm、ネック長は130mm」という原則が通用しますが、オールドイタリーのヴァイオリンに関しては、そういう画一的な当てはめは、かえって音を悪くしてしまいます。
実際に弾いて音を出せば、楽器が鳴りきっているかどうかぐらい簡単にわかることなのですが、音ではなく、枝葉末節な数値(理論)にこだわる無知で無恥な職人がいるのは困ったものです。
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