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ヴァイオリン弦メーカーへの相談
投稿日時：2011年05月15日 02:36
投稿者：ネギトロ(ID：FwUDeTY)
海外のヴァイオリン弦メーカーに次のような相談をしてみました。
「私はヴァイオリンにガット弦を張っています。日本の夏は高温多湿ですが、私はガット弦の音が好きなので、１年中、ガット弦を張っています。
東南アジアには日本よりも、もっと高温多湿な地域があります。また、高温多湿な地域で演奏する際は、高温多湿ゆえに手により多くの汗をかきます。
そういう非常に高温多湿な地域での演奏にも余裕をもって対応できる、チューニングが狂いにくいガット弦があれば非常に助かるので、防湿・防水（耐湿・耐水）性能をより一層高めたチューニングの狂いにくいガット弦を作っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか？」
ダメもとで相談してみたのですが、あるヴァイオリン弦メーカーから前向きな回答をいただくことができました。
「耐水性・耐湿性を高めたために、音や弾き心地などの面で何らかのデメリットが生じる可能性があるが、それでも良ければ、作ってみるよ。お客さんの、こういう弦が欲しい、という希望に応えるためにチャレンジするのは、やりがいがある。お客さんにとっての喜びは、我々にとっても喜びである。まずは１セット作ってみるので、試してみて欲しい。後日感想を送って欲しい。」とのこと。
どんな弦が届くのか楽しみです。これからの梅雨の時期を楽々と乗り切れる弦であることを祈ってます。
「私はヴァイオリンにガット弦を張っています。日本の夏は高温多湿ですが、私はガット弦の音が好きなので、１年中、ガット弦を張っています。
東南アジアには日本よりも、もっと高温多湿な地域があります。また、高温多湿な地域で演奏する際は、高温多湿ゆえに手により多くの汗をかきます。
そういう非常に高温多湿な地域での演奏にも余裕をもって対応できる、チューニングが狂いにくいガット弦があれば非常に助かるので、防湿・防水（耐湿・耐水）性能をより一層高めたチューニングの狂いにくいガット弦を作っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか？」
ダメもとで相談してみたのですが、あるヴァイオリン弦メーカーから前向きな回答をいただくことができました。
「耐水性・耐湿性を高めたために、音や弾き心地などの面で何らかのデメリットが生じる可能性があるが、それでも良ければ、作ってみるよ。お客さんの、こういう弦が欲しい、という希望に応えるためにチャレンジするのは、やりがいがある。お客さんにとっての喜びは、我々にとっても喜びである。まずは１セット作ってみるので、試してみて欲しい。後日感想を送って欲しい。」とのこと。
どんな弦が届くのか楽しみです。これからの梅雨の時期を楽々と乗り切れる弦であることを祈ってます。
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【ご参考】
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Re: ヴァイオリン弦メーカーへの相談
投稿日時：2011年07月06日 22:33
投稿者：カーネル・サンダース(ID：GTVVVWU)
ネギトロ様
レポート、ありがとうございます。
耐水性３倍でもデメリットを感じないというのはスゴイですね。
デメリットの感じ方や、ピッチの安定度の満足度は人それぞれ
だと思いますので、私としては、３倍も５倍も両方発売して
いただいて、こちらが選べるのが理想ですよね。５倍のレポート
もお待ちしております。
レポート、ありがとうございます。
耐水性３倍でもデメリットを感じないというのはスゴイですね。
デメリットの感じ方や、ピッチの安定度の満足度は人それぞれ
だと思いますので、私としては、３倍も５倍も両方発売して
いただいて、こちらが選べるのが理想ですよね。５倍のレポート
もお待ちしております。
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Re: ヴァイオリン弦メーカーへの相談
投稿日時：2011年07月07日 12:05
投稿者：Pajeot(ID：F1ATV2A)
その弦製作者さんはラーソンさんでしょうか？でしたら私もごひいきさせてもらってますよ。なかなか面白い人だと思います。
では、、、
では、、、
[43556]
Re: ヴァイオリン弦メーカーへの相談
投稿日時：2011年07月12日 00:10
投稿者：ネギトロ(ID：FwUDeTY)
Pajeot様。パジョーの弓をお持ちだとしたら羨ましい限りです。私は今は欧州の北の方にあるガット弦メーカーに相談・依頼中です。
日本の夏の気候は、気温が３０度を超えて湿度が７０％を超える高温多湿な気候なのだということを理解してもらうのに苦労しましたが、ようやく理解してくれた様子です。
エアコンがある部屋でもエアコンが古かったりして効きが悪い場合、まるで雨の降る日に野外コンサート（演奏する場所だけは雨よけのテントあり）で演奏するかのような熱く湿ったコンディションの中で演奏しなければならないことが日本ではよくある、というような説明をしたら、ようやく納得してくれました。
耐水性を５倍に高めた弦を、高温多湿な夏の間にいろんな場所で弾いて試したいと思っています。
日本の夏の気候は、気温が３０度を超えて湿度が７０％を超える高温多湿な気候なのだということを理解してもらうのに苦労しましたが、ようやく理解してくれた様子です。
エアコンがある部屋でもエアコンが古かったりして効きが悪い場合、まるで雨の降る日に野外コンサート（演奏する場所だけは雨よけのテントあり）で演奏するかのような熱く湿ったコンディションの中で演奏しなければならないことが日本ではよくある、というような説明をしたら、ようやく納得してくれました。
耐水性を５倍に高めた弦を、高温多湿な夏の間にいろんな場所で弾いて試したいと思っています。
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Re: ヴァイオリン弦メーカーへの相談
投稿日時：2011年07月14日 23:07
投稿者：ネギトロ(ID：FwUDeTY)
前回、欧州の北の方にあるガット弦メーカーと書きましたが、国名を明かしますと、ドイツです。ドイツというと最大手のＰ社を思い浮かべる方がいらっしゃるかと思いますが、Ｐ社ではありません。
私はドイツ語はできないので、英語でメールをやり取りしてますが、英語でも通じるので助かります。お互いに英語はネイティヴではないので、平易な英語でやり取りしています。最近はユーロ安になってきて安く買えるので助かってます。
私はドイツ語はできないので、英語でメールをやり取りしてますが、英語でも通じるので助かります。お互いに英語はネイティヴではないので、平易な英語でやり取りしています。最近はユーロ安になってきて安く買えるので助かってます。
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Re: ヴァイオリン弦メーカーへの相談
投稿日時：2011年07月15日 05:31
投稿者：Pajeot(ID：OWWTISA)
ではキルシュナーさんですかね。彼はすばらしい弦を作る職人さんです。ガット弦のロールスロイスですね。彼の弦はたくさん持っていますよ。気分によって変えています。
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Re: ヴァイオリン弦メーカーへの相談
投稿日時：2011年07月15日 21:54
投稿者：ネギトロ(ID：FwUDeTY)
Pajeot様。
＞ガット弦のロールスロイス
たしかに素晴らしく上質なガット弦だと思います。弦表面の滑らかさは、まるでロールスロイスのボディのようです。
ガット弦は、耐水性さえ大幅に向上させてやれば、ナイロン弦と同じかそれ以上に、湿度や温度の変化に強い弦になり得ると思います。
熱帯雨林気候の地域でも安心して使えるようなガット弦が出来上がればいいなと思っています。
＞ガット弦のロールスロイス
たしかに素晴らしく上質なガット弦だと思います。弦表面の滑らかさは、まるでロールスロイスのボディのようです。
ガット弦は、耐水性さえ大幅に向上させてやれば、ナイロン弦と同じかそれ以上に、湿度や温度の変化に強い弦になり得ると思います。
熱帯雨林気候の地域でも安心して使えるようなガット弦が出来上がればいいなと思っています。
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Re: ヴァイオリン弦メーカーへの相談
投稿日時：2011年08月01日 00:42
投稿者：ネギトロ(ID：FwUDeTY)
耐水性を約５倍に高めたガット弦が届いたので張ってみました。相変わらず、とても蒸し暑い日が続いてますので、耐水性を試すには絶好の時期です。
耐水性を約５倍に高めたガット弦は、さすがにナイロン弦を越えるとまでは言いませんが、ナイロン弦と同等の安定性があると言えます。
なお、私が弾く限りでは、耐水性を約５倍に高めたガット弦は、ナイロン弦よりもピッチの安定性が高いように感じますが、これは、弦の耐水性だけでなく、弦のテンションの違いやボウイング（弦にかける重み）の違いなども影響しているのではないかと思います。
ここまでピッチの安定性が高まってくれると、梅雨でも真夏でも安心してガット弦を張ることができます。きっと真冬の乾燥時期も安心して乗り切ることができるでしょう。
弓で弾いたときの音量は、耐水性を高めたガット弦も耐水性が通常のガット弦もあまり変わりませんが、ピチカートの音量に関しては、耐水性を高めたガット弦の方が音量が大きいです。耐水性を高めたことによって、ピチカートの音量が大きくなるとは予想してなかったので驚きましたが、メリットなので嬉しい結果です。
今は円高ユーロ安のお陰でガット弦が安く買えるので、耐水性を約５倍高めたガット弦を買い増ししようと思ってます。
耐水性を約５倍に高めたガット弦は、さすがにナイロン弦を越えるとまでは言いませんが、ナイロン弦と同等の安定性があると言えます。
なお、私が弾く限りでは、耐水性を約５倍に高めたガット弦は、ナイロン弦よりもピッチの安定性が高いように感じますが、これは、弦の耐水性だけでなく、弦のテンションの違いやボウイング（弦にかける重み）の違いなども影響しているのではないかと思います。
ここまでピッチの安定性が高まってくれると、梅雨でも真夏でも安心してガット弦を張ることができます。きっと真冬の乾燥時期も安心して乗り切ることができるでしょう。
弓で弾いたときの音量は、耐水性を高めたガット弦も耐水性が通常のガット弦もあまり変わりませんが、ピチカートの音量に関しては、耐水性を高めたガット弦の方が音量が大きいです。耐水性を高めたことによって、ピチカートの音量が大きくなるとは予想してなかったので驚きましたが、メリットなので嬉しい結果です。
今は円高ユーロ安のお陰でガット弦が安く買えるので、耐水性を約５倍高めたガット弦を買い増ししようと思ってます。
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